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⑵ 検

ドキュメント内 優越的地位の濫用︵二︶ (ページ 120-133)

討 本審 決で は、 前記 第一

、第 二の 行為 を不 利益 提供

、第 三の 行為 を経 営干 渉と 認定 して いる

。 第一 の行 為に つき

、賃 貸の 保証 金を 納付 して いる にも かか わら ず、 正当 な理 由も なく 一か 月分 の賃 貸料 を受 領 し、 その 利息 を返 還し ない のは 利益 提供 の強 要に 該当 する とみ られ る。 また

、そ の契 約が 三年 から 一〇 年と いう 長 い期 間で ある こと から

、そ の利 子は 相当 な額 にの ぼる ので あり

、利 子を 支給 しな かっ たこ とが 利益 提供 の強 要に 当 たる こと は明 らか であ る。 第二 の行 為に つき

、所 属の 社員 四名 の給 与を 四一 社の 施設 賃借 人に 負担 させ るこ とも

、自 分が 払う 給料 を他 の事 業者 に強 要し てい るの で利 益提 供の 強要 に当 たる と考 えら れる

。 地方

公社 江南 病院

( )

事件

3

110

事件 の概 要 大規 模医 療機 関で ある 江南 病院 は、 医薬 品卸 売業 者で ある S、 G、 W社 と医 薬品 供給 契約 を締 結す る際 に、 発注 量の 一定 比率

︵一 五~ 二〇

%︶ によ り、 医薬 品を 無償 で提 供す るよ うに させ

、一 九九 八年 四月 一日 から 一九 九九 年 三月 三一 日ま で、 九九 三四 万二

〇〇

〇ウ ォン 相当 の医 薬品 を無 償で 取得 して いた

。 また

、江 南病 院は

、K 社と 病院 駐車 場の 賃貸 契約 を締 結し たが

、遺 体安 置所 の拡 張工 事の ため

、工 事資 材の 置場 とし て一 九九 七年 一一 月二 八日 から 二〇

〇〇 年七 月三 一日 まで 駐車 場を 使っ たに もか かわ らず

、そ の使 用料 を払 わ なか った

韓国 公取 委は

、こ れら の行 為を

、優 越的 地位 の濫 用行 為で ある とし

、九 三〇

〇万 ウォ ンの 課徴 金を 課し た。

検 討 この 事件 では

、医 薬品 を無 償で 提供 させ て取 得し た行 為に つい ては

、利 益提 供の 強要 規定 を適 用し てい るが

、駐 車場 の無 償利 用に つい ては 不利 益提 供の 規定 を適 用し てい る。 医薬 品を 無償 で提 供さ せる 行為 は利 益提 供の 強要 規 定の 適用 が妥 当で ある と考 える が、 駐車 場の 無償 利用 につ いて 不利 益提 供を 適用 した こと は疑 問で ある

。 駐車 場利 用に つい ては 既に 江南 病院 がK 社と 賃貸 借契 約を 締結 し、 賃貸 料を 契約 に従 って 支払 って いる

。ま た、 契約 書に は駐 車場 の利 用面 積ま で記 入さ れて いて

、江 南病 院が 資材 置場 とし て使 って いる 駐車 場も K社 が賃 貸し た 面積 に含 まれ てい る。 そし て、 江南 病院 が駐 車場 を無 償で 使用 する こと に正 当な 理由 がな いの で、 江南 病院 はK 社 に自 分が 使用 して いる 駐車 場の 分だ け使 用料 を払 うべ きで ある

。そ れを 支払 って いな いの は利 益提 供の 強要 と認 定 する べき であ ると 考え る。 ただ し、 この 事案 は契 約の 問題 とし て民 事的 救済 もで きる 事案 であ ろう

。し かし

、実 際K 社は

、民 事的 救済 を求 めら れる 立場 では ない ので

、韓 国公 取委 が乗 り出 した と思 われ る。 ティ

ブロ ード GS D放 送

( )

事件

4

111

事件 の概 要 ティ ブロ ード GS D放 送株 式会 社︵ 以下

﹁テ ィブ ロー ドG SD 放送

﹂と いう

。︶ は、 ソウ ル江 西区 を放 送地 域と する 総合 有線 放送 事業 者で ある

。ソ ウル 江西 区地 域の 有料 放送 事業 者は

、テ ィブ ロー ドG SD 放送 以外 に株 式会 社韓 国 デジ タル 衛星 放送 があ り、 その 市場 占有 率は

、テ ィブ ロー ドG SD 放送 が八 四・ 七%

、株 式会 社韓 国デ ジタ ル衛 星 放送 が一 五・ 三% であ る。

ティ ブロ ード GS D放 送は

、取 引の 相手 方で ある 放送 チャ ンネ ル使 用事 業者 に対 し、 二〇

〇四 年株 式会 社C Nエ ンタ テイ ンメ ント 等一 四の 放送 チャ ンネ ル使 用事 業者 と番 組供 給契 約を 締結 する 際に

、チ ャン ネル 編成 対価 等名 目 の如 何を 問わ ず金 銭を 負担 させ た。 また

、二

〇〇 四年 株式 会社 ムビ ンネ ット など 一〇 の放 送チ ャン ネル 使用 事業 者と 番組 供給 契約 を締 結し

、こ れを 履行 する 過程 で次 のよ うな 行為 を行 った

。す なわ ち、 前記 一〇 の放 送チ ャン ネル 使用 事業 者が 提供 する 番組 に対 し て、 自社 が支 給す る番 組使 用料 が他 の総 合有 線放 送事 業者 が支 給す る番 組使 用料 より 高い とい う理 由で

、既 に支 払 済み の番 組使 用料 の一 部を 返還 させ た。 韓国 公取 委は

、テ ィブ ロー ドG SD 放送 が行 った 前記 のよ うな 行為 は取 引上 の地 位濫 用に 当た ると し、 一億 五三

〇〇 万ウ ォン を課 した

検 討 この 事件 では

、チ ャン ネル 編成 対価 等名 目の 如何 を問 わず 金銭 を負 担さ せた こと

、既 に支 払済 みの 番組 使用 料の 一部 を返 還さ せた こと が、 不利 益提 供と され てい る。 しか し、 ティ ブロ ード GS D放 送が 実際 に放 送チ ャン ネル 使 用事 業者 に対 して 契約 の根 拠も なく

、正 当な 理由 もな い金 銭の 提供 を要 求し てい るの で不 利益 提供 より 利益 提供 の 強要 を適 用し た方 が妥 当で ある と考 える

。 しか し、 審決 では

、金 銭を 負担 させ た行 為に つい て﹁ 取引 相手 方の 自由 意思 を拘 束し

、経 済的 損害 を与 える 行為 であ る点 から 取引 相手 方に 不利 益を 与え る行 為と 認定 され る﹂ とし てい る。 西海

放送

( )

事件

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112

事件 の概 要

株式 会社 ティ ブロ ード 西海 放送

︵以 下﹁ 西海 放送

﹂と いう

。︶ は、 仁川 中区

・東 区・ 熊津 郡・ 江華 郡地 域を 放送 圏 とす る総 合有 線放 送事 業者 であ る。 有料 放送 市場 にお いて

、放 送チ ャン ネル 使用 事業 者︵

P r o g r a m P r o v i d e r

︶ は、 二〇

〇一 年の 放送 チャ ンネ ル使 用事 業者 の登 録制 が施 行さ れて 以後

、急 増し てい ると ころ であ る。 西海 放送 は、 約 七〇 チャ ンネ ルを 運営 して いる が、 取引 相手 であ る放 送チ ャン ネル 使用 事業 者は 二〇

〇五 年一

〇月 の時 点で 一八 七 社で あっ たた め、 需要 と供 給の 均衡 がと れず

、チ ャン ネル の編 成が され ない 放送 チャ ンネ ル使 用事 業者 が多 数存 在 する 状況 であ る。 した がっ て、 西海 放送 は放 送チ ャン ネル 使用 事業 者と の番 組供 給契 約の 締結 にお いて 主導 権を 握 って いる

。 また

、西 海放 送は

、放 送許 可区 域内 にお いて 加入 者基 準の マー ケッ トシ ェア が八 四・ 七% に達 して いる ため

、広 告の 売上 収益 がほ とん どで ある 放送 チャ ンネ ル使 用事 業者 は、 衛星 放送 より 西海 放送 との 契約 締結 を強 く望 んで い る。 衛星 放送 は、 契約 者数 がま だ少 なく

、代 替取 引先 とし ての 役割 を果 たし てい ない 状況 であ る。 そこ で、 第一 に、 西海 放送 は取 引の 相手 方で ある 放送 チャ ンネ ル使 用事 業者 に対 し優 越的 地位 にあ るこ とを 利用 して

、二

〇〇 四年 株式 会社 メデ ィア マッ クス 等一 六の 放送 チャ ンネ ル使 用事 業者 と番 組供 給契 約を 締結 する 際に

、 チャ ンネ ル編 成対 価の 名目 で金 銭を 負担 させ た。 第二 に、 当初 は一 日二 四時 間番 組を 送り 出す とい う内 容で 放送 チャ ンネ ル使 用事 業者 と契 約を 締結 し、 最初 は契 約内 容ど おり 番組 を送 り出 して いた が、 株式 会社 シネ マテ レビ 等四 つの 放送 チャ ンネ ル使 用事 業者 に対 して 契約 期 間中 に一 日一 二時 間の みを 送り 出す デュ アル 編成 に変 更し て運 営し た。 審決 にお いて

、﹁ 被審 人︵ 西海 放送

︶は

、放 送チ ャン ネル 使用 事業 者と 番組 供給 契約 を締 結す る際 に、 取引 上の 地位 を利 用し てチ ャン ネル 編成 対価 等の 名目 で金 銭を 受領 する 行為 を再 びし ては なら ない

﹂、

﹁契 約期 間中 に合 理的 な理 由な しに

、全 日編 成チ ャン ネル を一 日一 二時 間の み送 り出 すデ ュア ル編 成に 変更 する 行為 を再 びし ては なら な

い﹂ とい う是 正命 令、 およ び、 五八

〇〇 万ウ ォン の課 徴金 が課 され た。

検 討 この 事件 は、 前記 のテ ィブ ロー ドG SD 放送 事件 と同 様に チャ ンネ ル編 成対 価等 名目 の如 何を 問わ ず金 銭を 負担 させ たこ とが

、不 利益 提供 とさ れた が、 利益 提供 の強 要の 規定 を適 用し た方 がよ り妥 当で ある と考 える

。 また

、第 二の 行為 は契 約違 反と して 民事 救済 によ る解 決も 可能 であ る事 案と 考え られ る。 しか し、 実際 はそ のよ うな 救済 は求 めら れな いか ら韓 国公 取委 が規 制し たも のと 考え られ る。 三星

TE SK O

( )

事件

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113

事件 の概 要 三星 TE SK O

H o m e

( )

P l u s

︵以 下﹁

H o m e P l u s

﹂と いう

。︶ は、 全国 に五 二店 舗を 持つ 大規 模小 売店 業を 営む 事業

114

者で ある

H o m e P l u s

の よう な大 規模 小売 店は

、小 売市 場に おい て三 九・ 二% の市 場シ ェア を占 めて いる

︵二

〇〇 六年 末︶

H o m e P l u s

に納 入し てい る納 入業 者は

、大 規模 小売 店の 国内 市場 にお ける 同社 の市 場占 有率

︵二

〇〇 六年 末で 前 記小 売市 場の うち の大 規模 小売 店市 場に おい て一 五・ 一%

、二 位︶

、店 舗数

︵二

〇〇 六年 末で 五二 店︶ 等に 照ら して

、同 社と 継続 的取 引契 約を 結び

、こ れを 維持 する こと を強 く望 んで いる

。ま た、

H o m e P l u s

のよ うな 大規 模小 売店 に 対す る納 入業 者間 の競 争が 激し いた め、

H o m e P l u s

との 取引 を拒 絶し て他 の大 規模 小売 店と 新た な取 引を 開始 す るこ とは 極め て困 難で ある

H o m e P l u s

は、 二〇

〇四 年三 月四 日か ら二

〇〇 五年 一二 月一 日の 間、 納入 業者 四〇 社と

﹁直 買入 商品

( )

取引 基本

115

契約

﹂を 結び

、取 引を して いた

。こ の契 約で は、 納入 業者 から 購入 する 商品 の販 売促 進お よび 販売 活性 化等 の名 目

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