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⑵ 韓 国

ドキュメント内 優越的地位の濫用︵二︶ (ページ 108-111)

公正 取引 法違 反の もう 一つ の制 裁と して

、刑 事罰 があ る︵ 同法 六六 条な いし 六八 条︶

。刑 事罰 は、

また

、大 企業 集団 の問 題は

、中 小企 業の 問題 でも ある

。既 に言 及し たよ うに 韓国 の経 済発 展の なか で中 小企 業 は、 大企 業と 比べ て大 きな 発展 を成 し遂 げる こと がで きな かっ た。 また

、中 小企 業の 取引 形態 の多 くは 下請 取引 で ある ため

、下 請取 引の 規制 は中 小企 業の 重要 な課 題で もあ る。 下請 取引 につ いて は、 当初 公正 取引 法の 不公 正取 引行 為の 一類 型で ある 優越 的地 位の 濫用 行為 とし て規 制し てい た。 しか し、 それ が効 率的 でな かっ たた め、 一九 八四 年一 二月 三一 日に 日本 の下 請法 に該 当す る﹁ 下請 取引 公正 化 に関 する 法律

﹂が 制定 され た。

これ まで 韓国 の経 済発 展過 程と その なか で生 まれ た公 正取 引法 につ いて 簡単 に見 てき たが

、韓 国の 大企 業集 団中 心の 経済 発展 は、 外形 的に は非 常に 成功 した とい える

。し かし

、内 部的 には 大き な問 題を 内包 して いる もの で ある

。す なわ ち、 韓国 にお いて 経済 の持 続的 な発 展は

、市 場秩 序に ゆだ ねる こと によ って もた らさ れた が、 そこ に おけ る市 場秩 序は 極め て未 熟な 側面 があ る。 国家 主導 によ る経 済は

、取 引主 体の 自主 的な 判断 によ る自 由な 取引 を 妨げ ると いう 性格 があ るか らで ある

。 また

、韓 国は 徴兵 制が あり

、ほ とん どの 男性 は軍 隊経 験を もっ てい る。 軍隊 とい うの は、

﹁上 意下 達﹂ とい う命 令体 系で あり

、そ の軍 隊文 化は 軍事 政府 によ り社 会で も通 用す るよ うに なっ た。 それ に加 え、 伝統 的な 儒教 文化 を 背景 に、 小学 校か ら﹁ 忠﹂

・﹁ 孝﹂ とい う教 育が 行わ れ、 互い の交 流よ り、 上下 関係 を重 視す る傾 向も 根強 く残 って いる こ 。 れは 取引 慣行 にも 影響 を与 え、 優越 した 地位 にあ る事 業者 が劣 等な 地位 にあ る事 業者 に対 して 不当 な取 引を 行 って も当 然の よう に受 け止 めら れた

。こ のよ うな 取引 慣行 は、 今ま で続 いて いる と考 える

。ま た、 韓国 公取 委の 優 越的 地位 の濫 用規 制が 非常 に多 いこ とも それ を裏 付け る一 つの 証で ある と考 える

。 この よう な韓 国の 経済 状況 と取 引慣 行を 踏ま えて

、以 下で は、 公正 取引 法上 の優 越的 地位 の濫 用規 制が どの よう

に定 めら れ運 用さ れて いる かを より 詳細 に考 察す る。 第二 節 取引 上地 位濫 用規 制の 概要 一

行 為 類 型 日本 と同 様な 形で 優越 的地 位の 濫用 規制 がお かれ る国 は、 諸外 国の 中で 韓国 のみ であ ろう

。こ こで 韓国 にお け

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る優 越的 地位 の濫 用規 制を 検討 する 理由 は、 数多 くの 適用 事例 があ り、 審決 の行 為類 型に おい ても 日本 では みら れな いも のが ある から であ る。 また

、韓 国で は、 既に 優越 的地 位の 濫用 規制 にお いて も課 徴金 が課 され てい る。 韓国 では

、日 本の 不公 正な 取引 方法 に倣 って

、公 正取 引法 にお いて

、﹁ 不公 正取 引行 為﹂ の類 型を 定め て

(

2

)

いる

。 以 87

下で は、 韓国 にお ける 不公 正取 引行 為、 特に その 中で も優 越的 地位 濫用 行為 に対 して 課徴 金が 課さ れた 事例 を 取り 上げ

、そ の行 為類 型、 運用 状況 など を見 るこ とに する

。 公正 取引 法二 三条 一項 は、

﹁事 業者 は、 次の 各号 の一 に該 当す る行 為で あっ て、 公正 な取 引を 阻害 する おそ れが ある 行為

︵以 下﹁ 不公 正取 引行 為﹂ とい う。 を︶ し、 また は系 列会 社若 しく は他 の事 業者 をし て、 これ を行 わせ ては なら ない

﹂と し、 一号 から 八号 にか けて 違反 類型 を定 めて いる

。ま た、 同法 施行 令三 六条 一項 に別 表一 を設 け、 そ の詳 細な 行為 類型 を定 めて いる

。 上記 の違 反類 型の 中で

、取 引上 地位 の濫 用規 制に つい ては

、公 正取 引法 二三 条一 項四 号に

﹁自 己の 取引 上の 地位 を不 当に 利用 して 相手 方と 取引 する 行為

﹂と 規定 され てお り、 施行 令三 六条 一項 の別 表一 では

、次 のよ うに 定め ら れて いる

ドキュメント内 優越的地位の濫用︵二︶ (ページ 108-111)