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ドキュメント内 優越的地位の濫用︵二︶ (ページ 104-108)

七七 年か らは

、企 業数 や従 業員 数に おい て、 中小 企業 の比 重が 増加 趨勢 へと 反転 した

。一 九七 六年 から 一九 九三 年の 中小 企業 の比 重は

、就 業者 数で 見れ ば四 四% から 六九

%に 増加 した

。こ のよ うに 一九 七〇 年代 後半 以 降、 中小 企業 の比 重の 上昇 を生 んだ 要因 は次 のよ うな もの とみ られ る。 第一 に、 中小 企業 支援 策が 積極 化さ れた こと が挙 げら れる

。政 府は

、一 九七 五年 に中 小企 業系 列化 促進 法を 制定 し、 重化 学工 業に おい て大 企業 と中 小企 業の 補完 関係 を拡 大し よう とし

、一 九七 六年 に中 小企 業へ の貸 出比 率を 指 導事 項か ら義 務事 項へ と変 更し たほ か、 一九 七八 年に は中 小企 業の 固有 業種 を指 定す る制 度を 実施 し、 同年 に総 合 的対 策を 盛り 込ん だ中 小企 業振 興法 を制 定し た。 政府 は一 九八 二年 に中 小企 業振 興一

〇か 年計 画を 打ち 立て

、有 望 な中 小企 業の 発掘

・支 援な どを 通し て競 争力 の基 盤を 強化 しよ うと し、 大企 業と の系 列化 を強 力に 促進 した

。 第二 に、 重化 学工 業化 が進 展し てい くに つれ

、大 企業 と中 小企 業間 の補 完関 係が 拡大 した こと であ る。 初期 段階 の重 化学 工業 は部 品と 素材 を輸 入し て組 み立 てた ため に、 部品 工業 の発 展を それ ほど 刺激 しな かっ た。 しか しな が ら、 組立 加工 型の 巨大 重化 学工 業の 成長 は、 部品 需要 をし だい に拡 大し

、そ の上

、政 府が 一九 七〇 年代 末の 経済 危 機に 対す る反 省と して 一九 八〇 年代 に部 品産 業化 を推 進す るに とも ない

、一 九七

〇年 代後 半か ら中 小の 部品 工業 が 成長 し、 輸出 加工 の大 企業 とそ の部 品を 供給 する 中小 企業 間の 下部

・系 列関 係が 拡大 した

。中 小の 下部 業者 の比 重 は一 九七 五年 の一 七% から 一九 八〇 年の 三〇

%へ と急 憎し た。 中小 企業 の重 化学 工業 化は 一九 八〇 年代 以降 着実 に進 展し た。 組立

・金 属の 中小 企業 が急 速に 成長 して

、一 九八

〇年 代前 半に は生 産額 にお いて

、繊 維・ 皮革 業を 凌駕 した

。先 端産 業分 野で も半 導体 など は大 企業 が担 当し たが

、 工場 機械

・産 業用 ロボ ット など は中 小企 業が 担当 した

。よ って

、一 九九 五年 には

、先 端産 業企 業数 のう ち中 小業 者 の比 重は 九七

・四

%に 達し た。

中小 企業 支援 策は 多様 にな った が、 それ が効 果的 にな され たと 見る のは 難し いと され る。 中小 企業 は直 接金 融と 海外 金融 を通 した 資金 調達 が難 しく

、銀 行貸 出に 対す る依 存度 が高 い。 中小 企業 の相 対的 遅れ は、 今日 にお いて も 韓国 経済 の弱 点の うち の一 つと して 残っ てい る。 その ため

、組 立加 工生 産を 脱皮 でき ず、 巨大 な対 日貿 易赤 字に 悩 まさ れて いる

﹁独 占規 制及 び公 正取 引に 関す る法 律﹂ の誕 生の 背景

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一九 七〇 年代 後半 に入 ると 政府 主導 の開 発戦 略、 つま り規 制中 心的 な経 済運 営方 式は

、市 場機 能を 歪曲 し、 大規 模企 業集 団へ の経 済力 集中

、市 場に おけ る寡 占化 の進 展、 イン フレ の昂 進、 重工 業部 門企 業の 財務 構造 の不 健全 化 等の 問題 を深 刻化 させ

、経 済的 非効 率も 表面 化し た。 もは や、 一九 七〇 年代 末の 韓国 の経 済状 況は

、こ れま での 成 長戦 略を とり 続け るこ とを 許さ なか った ので ある

。そ うし たな かで

、経 済政 策を 転換 して

、イ ンフ レを 抑制 する た めの 緊縮 的な 財政

・金 融政 策を とる とと もに

、統 制を 緩和 し、 市場 機能 を尊 重す る経 済運 営方 式に 政策 の基 調を 転 換す る必 要が ある とい う認 識が 広が った

。 この ため

、一 九八

〇年 代に 入る と、 政府 は、 改革 のた めの 各種 の施 策を 実施 する こと にな り、 競争 原理 を基 本と し、 市場 機能 を円 滑に 機能 させ る市 場経 済を 発展 させ るた めに 一九 八〇 年に は﹁ 独占 規制 及び 公正 取引 に関 する 法 律﹂

︵以 下﹁ 公正 取

( )

引法

﹂と いう

。︶ を制 定し た。 そし て、 翌年 の四 月一 日か ら施 行す るよ うに なっ た。 これ と同 じく

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して

、国 内産 業の 競争 条件 を整 える ため

、輸 入自 由化 と関 税引 下げ も着 手さ れる こと にな

( )

った

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大規 模企 業集 団に 対す る規 制

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一九 八〇 年代 に入 り、 前記 の政 府施 策が 行わ れる 中で

、政 府は イン フレ を抑 える のに 成功 し、 家計 への 所得 配分

の悪 化傾 向も 反転 する よう にな る。 しか し、 財閥 につ いて は、 公正 取引 法が 制定 され たと はい え、 同法 に財 閥に 直 接焦 点を 当て た規 制が なく

、対 応に 不十 分な 面が あっ た。 財閥 は、 多く の産 業部 門に おい て独 占的

・寡 占的 地位 を 享受 して おり

、経 済的 に非 効率 の根 源と なっ てい るば かり でな く、 資金 調達 力が 貧弱 な中 小企 業に とっ ては

、財 閥 企業 が存 在す る部 門で 苦戦 を強 いら れた

。こ のよ うな 状況 から

、財 閥へ の経 済力 集中 を抑 制す るた め、 一九 八六 年 一二 月に 公正 取引 法が 改正 され

、持 株会 社の 禁止

、相 互出 資の 禁止

、出 資総 額の 制限 等を 内容 とす る企 業集 団規 制 が導 入さ れた

。 一九 九二 年に は系 列会 社の 相互 債務 保証 を制 限す る制 度を 導入 し、 一九 九六 年に はこ のよ うな 制度 をよ り強 化す る方 向へ と改 正が 行わ れた

。と ころ が、 一九 九七 年の 末、 国が 外貨 不足 とい う状 況下 でI MF から 救済 金融 を受 け るよ うに なり

、そ の条 件と して

、大 規模 企業 集団 に対 する 構造 調整 が課 され た。 この 構造 調整 を行 うた めの 法的 措 置と して

、出 資総 額制 限制 度が 廃止 され た。 また

、一 九九 九年 二月 には 企業 の構 造調 整を 早く 終え るた めに 持株 会 社の 設立 を制 限的 に許 容し た。 同年 一二 月に は大 規模 企業 集団 内の 系列 会社 間の 循環 出資 を抑 制す るた めに 出資 総額 制限 制度 を再 び導 入

( )

した

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この 規制 は、 財閥 に直 接焦 点を 当て た規 制で あり

、財 閥に 属す る企 業の 株式 所有 を規 制す るこ とに より 財閥 への 経 済力 の集 中を 抑制 しよ うと いう もの であ る。 しか し、 出資 総額 制限 制度 は、 二〇

〇九 年企 業に 対す る規 制緩 和を 理 由に また 廃止 され た。 二 公正 取引 法の 概要 と運 用 公正 取引 法の

( )

概要

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韓国 にお いて 独占 禁止 法と 類似 する 法律 は、 公正 取引 法で あり

、そ の実 体規 制は

、大 きく 市場 支配 的地 位の

濫用

、企 業結 合の 制限

、経 済力 集中 の抑 制、 不当 な共 同行 為、 不公 正取 引行 為で ある

。優 越的 地位 の濫 用は

、﹁ 取 引上 地位 濫用

公正 取引 法で はこ の文 言が 用い られ てい るが

、本 稿で は、 日本 と同 じ﹁ 優越 的地 位の 濫用 規制

﹂と いう 用 語も 共に 用い る。

︶と いう 名称 で不 公正 取引 行為 の一 類型 とし て定 めら れて いる

。 同法 の執 行に つい ては

、独 立行 政委 員会 であ る﹁ 公正 去来 委員 会﹂ 日本 の公 取委 に該 当す る。 以下

﹁韓 国公 取委

﹂ とい う。 が︶ 行っ てお り、 その 職権 行使 の独 立性 につ いて は、 公正 取引 法三 五条 一項 にお いて 定め られ てい る。 また

、公 正取 引法 違反 に対 して は、 韓国 公取 委に より 是正 措置 が命 じら れ︵ 同法 五条

、一 六条

、二 一条

、二 四条

、 二七 条、 三一 条、 三四 条︶

、違 反行 為の 内容 およ び程 度な どに よっ ては 課徴 金が 課さ れる

︵同 法六 条、 一七 条、 二二 条、 二四 条の 二、 二八 条、 三一 条の 二、 三四 条の 二、 第二 節三

( )

参照

︶。 是正 措置 は、 審決 を経 て違 反行 為者 に一 定の 作

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為ま たは 不作 為を 命ず るこ とで ある

。通 常当 該行 為の 中止

、契 約条 項の 削除

、法 違反 事実 の公 表、 その 他是 正に 必 要な 措置 など があ る。 是正 措置 以外 に、 是正 勧告 とい う制 度が ある

。是 正勧 告は

、韓 国公 取委 が正 式な 審議 を経 て違 反行 為を 是正 する 時間 的余 裕が ない 場合 に、 当該 事業 者ま たは 事業 者団 体に 対し て是 正方 法を 定め て、 これ に従 うよ うに 勧告 をす る こと であ る︵ 同法 五一 条お よび 同法 事件 手続 規則 五一 条︶

。是 正勧 告を 受け たも のが 当該 勧告 に応 じた 場合 は、 是正 措 置が 命じ られ たと みな され る︵ 同条 三項

。︶ また

、行 政指 導の 一種 であ る警 告と いう 措置 も多 くと られ てい る。 警告 は、 違反 の程 度が 低い 場合

、ま たは

、違 反行 為を した 事業 者ま たは 事業 者団 体が 事件 の審 査あ るい は審 議過 程に おい て当 該違 反行 為を 自ら 是正 した ため

、 是正 措置 の実 益が ない 場合 にな され るも ので ある

︵同 法事 件手 続規 則五

〇条

︶。 警告 の件 数は

、韓 国公 取委 の統 計資 料に 必ず 記載 され る。 上記 の是 正勧 告と 警告 は、 審決 手続 を必 ず経 ねば なら ない もの では ない 点で 是正 措置 と区 別さ れる

公正 取引 法違 反の もう 一つ の制 裁と して

、刑 事罰 があ る︵ 同法 六六 条な いし 六八 条︶

。刑 事罰 は、

ドキュメント内 優越的地位の濫用︵二︶ (ページ 104-108)