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⑴ 基 本

ドキュメント内 優越的地位の濫用︵二︶ (ページ 82-85)

的観 点

M

前記 の判 例に おけ る紛 争の 類型 は、 既に 本節 一で まと めら れて いる

。そ こで 論点 にな って いる のは

、仕 入先 の強 制、 契約 の中 途解 除に 伴う 高額 の違 約金

、二 四時 間営 業、 ロイ ヤル ティ の算 定方 法、 見切 り販 売の 禁止 等で あ る。 以下 では

、こ れら の論 点に つい て、 優越 的地 位の 濫用 の観 点か ら検 討す る。 ただ し、 この よう に個 別の 論点 ごと に検 討す る際

、注 意す べき こと とし て、 具体 的な 紛争 にお いて は、 複数 の論 点が 重な ると か、 その 他の 契約 上の 諸事 情も 影響 する など

、当 該取 引全 体と して 優越 的地 位の 濫用 に当 たる とい う 場合 もあ るこ とで ある

。 この こと は、 フラ ンチ ャイ ズ・ ガイ ドラ イン にお いて も、

﹁個 別の 契約 条項 や本 部の 行為 が独 占禁 止法 第二 条第 九項 第五 号︵ 優越 的地 位の 濫用

︶に 該当 する 場合 があ るほ か、 フラ ンチ ャイ ズ契 約全 体と して みて 本部 の取 引方 法 が同 項に 該当 する と認 めら れる 場合 があ る﹂ とし

、そ の際 に考 慮す べき 事項 を列 挙し てい る︵ フラ ンチ ャイ ズ・ ガ

イド ライ ン三

︵一

︶参 照︶

N

ある 行為 が濫 用に 当た るか 否か を考 える 場合 に、 以下 のよ うな 基本 的観 点か ら検 討す るべ きで ある と考 えら れる 第 。 一に

、フ ラン チャ イズ 契約 に基 づく

、ジ ーに 対す る各 種の 制限 は、 当該 フラ ンチ ャイ ズ・ シス テム 全体 の利 益 を守 るた めに 必要 不可 欠で あれ ば、 不当 とは いえ ない

。 この 点に つき

、フ ラン チャ イズ

・ガ イド ライ ン︵ 三の 冒頭

︶は

、以 下の よう に述 べる

﹁フ ラン チャ イズ 契約 にお ける これ らの 条項 は、 本部 が加 盟者 に対 して 供与

︵開 示︶ した 営業 の秘 密を 守り

、ま た、 第三 者に 対す る統 一し たイ メー ジを 確保 する こと 等を 目的 とす るも のと 考え られ

、こ のよ うな フラ ンチ ャイ ズ・ シス テム によ る営 業を 的確 に実 施す る限 度に とど まる もの であ れば

、直 ちに 独占 禁止 法上 問題 とな るも ので は ない

。し かし なが ら、 フラ ンチ ャイ ズ契 約又 は本 部の 行為 が、 フラ ンチ ャイ ズ・ シス テム によ る営 業を 的確 に実 施 する 限度 を超 え、 加盟 者に 対し て正 常な 商慣 習に 照ら して 不当 に不 利益 を与 える 場合 には

、独 占禁 止法 第二 条第 九 項第 五号

︵優 越的 地位 の濫 用︶ に、 また

、加 盟者 を不 当に 拘束 する もの であ る場 合に は、 一般 指定 の第 一〇 項︵ 抱き 合わ せ販 売等

︶又 は第 一二 項︵ 拘束 条件 付取 引︶ 等に 該当 する こと があ る﹂

。 先の 引用 の中 で、 フラ ンチ ャイ ズ・ シス テム の﹁ 営業 を的 確に 実施 する 限度 にと どま るも の﹂ か否 かを 考慮 すべ きで ある

、と いう 箇所 は、 古く から 事業 者側 から の、 フラ ンチ ャイ ズの 特殊 性を 考慮 して 欲し い、 とし て主 張し て きた もの を取 り入 れた もの であ る。

O

しか し、 この 観点 をそ のま ま単 純に 受け 取る とす れば

、ほ とん どの 制限 が違 法と はな らな いお それ があ るこ とに 注意 する 必要 があ る。 例え ば、 ピザ 宅配 フラ ンチ ャイ ズに 関し

、以 下の よう に説 くも のが ある

﹁取 扱品 目に 係る 義務 につ いて は、 フラ ンチ ャイ ズシ ステ ムの 統一 的イ メー ジを 確保 する 目的 を達 成す る方 法と して の相 当性 が認 めら れる

﹂ b

﹁販 売価 格の 拘束 は、 統一 的イ メー ジを 確保 する 目的 を達 成す る方 法と して の相 当性 を逸 脱す る﹂ c

﹁原 材料 の購 入先 の指 定も

、指 定先 から も同 一の 原材 料を 購入 でき ると いう ので あり

、統 一的 イメ ージ を確 保す る目 的を 達成 する 方法 とし ても

、食 品の 安全 性の 確保 やス ケー ル・ メリ ット の実 現と いう それ 自体 合理 的な 目 的を 達成 する 方法 とし ても

、そ の相 当性 を逸 脱し て

( )

いる

70

a、 b、 cで 述べ られ てい るこ とは

、間 違い とは 言え ない であ ろう が、 それ ぞれ その 理由 を明 確に しな いと

、相 当性 の有 無を 判断 でき ない

。例 えば

、a 取扱 品目 に係 る制 限に つい ては

、ザ ーの 制限 がそ のま ま相 当性 をも つと い うの では なく

、﹁ 統一 的イ メー ジを 確保 する 目的 を達 成す る方 法﹂ か否 かを 見る 必要 があ る。 例え ば、 ある ジー の 店舗 の所 在す る地 域で は、 韓国 人が 多数 住ん でお り、 彼ら が特 に辛 いピ ザを 好ん でい る場 合、 ジー が制 限を 超え て 辛い ピザ を販 売す るこ とは

、﹁ 統一 的イ メー ジ﹂ を侵 害す るこ とに なら ない とい うこ とも あり 得よ う。 これ は特 に、 コン ビニ のよ うに 取扱 品目 が膨 大な 数に のぼ り、 地域 によ って

、顧 客の ニー ズが 異な る場 合、 ジー の独 自の 商品 調査 に基 づく

、当 該ザ ーの 取扱 品目 以外 の商 品の 販売 提案 が妥 当性 を持 つこ とは 十分 考え られ

、こ の 種の 紛争 もあ ると きく

。 この よう な場 合、 ジー がザ ーと 十分 協議 し、 自己 の独 自の 販売 につ き納 得の いく 説明 をし たに もか かわ らず

、そ れを 拒否 する こと は、 統一 的イ メー ジの 確保 を不 当に 広く 解し たも のと して

、違 法と 判断 され るこ とが あり 得る と 思わ れる

。こ れは

、不 公正 な取 引方 法の 中の 拘束 条件 付取 引と して も、 優越 的地 位の 濫用 とし ても 同じ こと にな る。

以上 につ いて は、 上記 のb

、c にお いて

、﹁ 相当 性を 逸脱 する

﹂と され てい るこ とと あわ せ考 える と、 より 明確 にな るが

、こ こで は割 愛す る。 ただ し、 上記 のc につ いて は、 後述

ドキュメント内 優越的地位の濫用︵二︶ (ページ 82-85)