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Data Guard サービス サービス サービス サービス

次の各項では、Data GuardによるREDOデータの転送、REDOデータの適用およびデータ ベース・ロールの変更の管理方法について説明します。

REDO転送サービス

本番データベースから1つ以上のアーカイブ先に対するREDOデータの自動転送を制御し ます。

ログ適用サービス

REDOデータをスタンバイ・データベースに適用し、プライマリ・データベースとのトラ ンザクションの同期を維持します。REDOデータは、アーカイブREDOログ・ファイルか ら適用できます。また、リアルタイム適用が可能な場合は、スタンバイ・データベースで 最初にREDOデータをアーカイブしなくても、いっぱいになったときにスタンバイREDO ログ・ファイルから直接適用することもできます。

ロールの推移

データベースのロールを、スイッチオーバー操作またはフェイルオーバー操作を使用して、

スタンバイ・データベースからプライマリ・データベースに、またはプライマリ・データ ベースからスタンバイ・データベースに変更します。

Data Guardサービス

1.2.1 REDO 転送サービス 転送サービス 転送サービス 転送サービス

REDO転送サービス転送サービス転送サービス転送サービスは、本番データベースから1つ以上のアーカイブ先に対するREDOデータ の自動転送を制御します。

REDO転送サービスでは、次のタスクを実行します。

REDOデータを構成内のプライマリ・システムからスタンバイ・システムに転送します。

ネットワーク障害により発生したアーカイブREDOログ・ファイル内のギャップを解決す るプロセスを管理します。

データベース保護モード(1.4項を参照)を施行します。

スタンバイ・システム上の欠落または破損しているアーカイブREDOログ・ファイルを自 動的に検出し、プライマリ・データベースまたは別のスタンバイ・データベースからかわ りのアーカイブREDOログ・ファイルを自動的に取得します。

1.2.2 ログ適用サービス ログ適用サービス ログ適用サービス ログ適用サービス

プライマリ・データベースから転送されたREDOデータは、スタンバイ・システム上でスタン バイREDOログ・ファイルに書き込まれ(そのように構成されている場合)、アーカイブ REDOログ・ファイルにアーカイブされます。ログ適用サービスログ適用サービスは、ログ適用サービスログ適用サービス REDOデータをスタンバ イ・データベースに自動的に適用し、プライマリ・データベースとの一貫性を維持します。

データを読取り専用にすることも可能です。

フィジカル・スタンバイ・データベースとロジカル・スタンバイ・データベースの主な相違点 は、ログ適用サービスによるアーカイブREDOデータの適用方法にあります。

フィジカル・スタンバイ・データベースの場合、Data GuardではREDO Applyテクノロ ジを使用します。このテクノロジでは、図1-2に示すように、Oracleデータベースの標準 リカバリ技法を使用してREDOデータがスタンバイ・データベースに適用されます。

図 図 図

図 1-2 フィジカル・スタンバイ・データベースの自動更新フィジカル・スタンバイ・データベースの自動更新フィジカル・スタンバイ・データベースの自動更新フィジカル・スタンバイ・データベースの自動更新

Data Guardサービス

Oracle Data Guardの概要 1-5

ロジカル・スタンバイ・データベースの場合、Data GuardではSQL Applyテクノロジを 使用します。このテクノロジでは、図1-3に示すように、まず、受信したREDOデータが SQL文に変換されてから、生成されたSQL文がロジカル・スタンバイ・データベース上で 実行されます。

図図

図図 1-3 ロジカル・スタンバイ・データベースの自動更新ロジカル・スタンバイ・データベースの自動更新ロジカル・スタンバイ・データベースの自動更新ロジカル・スタンバイ・データベースの自動更新

1.2.3 ロールの推移 ロールの推移 ロールの推移 ロールの推移

Oracleデータベースは、プライマリ・ロールまたはスタンバイ・ロールのいずれかで実行され

ます。Data Guardでは、スイッチオーバー操作またはフェイルオーバー操作のいずれかを使用

してデータベースのロールを変更できます。

スイッチオーバー スイッチオーバー スイッチオーバー

スイッチオーバーとは、プライマリ・データベースとそのスタンバイ・データベースの1つと の間でロールを可逆的に推移させる操作です。スイッチオーバーにより、データ消失のない状 態が保証されます。この操作は通常、プライマリ・システムの計画的なメンテナンスに対して 実行します。スイッチオーバー時には、プライマリ・データベースがスタンバイ・ロールに、

あるいはスタンバイ・データベースがプライマリ・ロールに推移します。推移は、いずれの データベースも再作成せずに実行されます。

フェイルオーバー フェイルオーバー フェイルオーバー

フェイルオーバーは、プライマリ・データベースが使用不可能な場合に発生します。フェイル オーバーは、プライマリ・データベースで災害などの障害が起きたときのみに実行され、スタ ンバイ・データベースをプライマリ・ロールに推移させます。データベース管理者は、データ が消失しないように、Data Guardを構成できます。

このマニュアルで説明しているロールの推移は、SQL文を使用して手動で行います。また、1.3 項で説明しているように、Oracle Data Guard Brokerを使用してロールの推移を単純化させ、

Oracle Enterprise ManagerまたはDGMGRLコマンドライン・インタフェースを使用してフェ

イルオーバーを自動化することもできます。

Data Guard Broker

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