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スイッチオーバー、フェイルオーバーおよび制御ファイル スイッチオーバー、フェイルオーバーおよび制御ファイル スイッチオーバー、フェイルオーバーおよび制御ファイル スイッチオーバー、フェイルオーバーおよび制御ファイル 作成がバックアップに与える影響

作成がバックアップに与える影響 作成がバックアップに与える影響 作成がバックアップに与える影響

次のいずれかのイベントが発生した場合は、Recovery ManagerのCATALOG ARCHIVELOG

'archivelog_name_complete_path'コマンドを使用して、バックアップが実行されたシステム上で

最後のバックアップ以後に生成されたアーカイブREDOログ・ファイルをすべて手動でカタロ グ化する必要があります。

プライマリまたはスタンバイ制御ファイルが再作成された場合。

プライマリ・データベース・ロールが、スイッチオーバー後にスタンバイに変更された場 合。

スタンバイ・データベース・ロールが、スイッチオーバーまたはフェイルオーバー後にプ ライマリに変更された場合。

新規アーカイブREDOログ・ファイルがカタログ化されていない場合、Recovery Managerで はバックアップを作成できません。

次の各項の例では、バックアップを作成したのと同じシステムにテープからファイルをリスト アすると仮定しています。ファイルを異なるシステムにリストアする場合は、メディア構成を 変更するか、リストア中にRecovery Managerチャネルで異なるパラメータを指定するか、あ るいはその両方の操作が必要になることがあります。異なるシステムからRecovery Manager バックアップにアクセスする方法の詳細は、メディア管理のドキュメントを参照してください。

スイッチオーバー、フェイルオーバーおよび制御ファイル作成がバックアップに与える影響

10.2.1 プライマリ・データベースのデータファイル消失からのリカバリ プライマリ・データベースのデータファイル消失からのリカバリ プライマリ・データベースのデータファイル消失からのリカバリ プライマリ・データベースのデータファイル消失からのリカバリ

次のRecovery Managerコマンドを発行し、データファイルをリストアおよびリカバリします。

プライマリ・データベースとリカバリ・カタログ・データベースの両方に接続する必要があり ます。

RESTORE DATAFILE n,m...;

RECOVER DATAFILE n,m...;

次のRecovery Managerコマンドを発行して、表領域をリストアおよびリカバリします。プラ

イマリ・データベースとリカバリ・カタログ・データベースの両方に接続する必要があります。

RESTORE TABLESPACE tbs_name1, tbs_name2, ...

RECOVER TABLESPACE tbs_name1, tbs_name2, ...

10.2.2 スタンバイ・データベースのデータファイル消失からのリカバリ スタンバイ・データベースのデータファイル消失からのリカバリ スタンバイ・データベースのデータファイル消失からのリカバリ スタンバイ・データベースのデータファイル消失からのリカバリ

1つ以上のデータファイルが消失した後にスタンバイ・データベースをリカバリするには、

Recovery ManagerのRESTORE DATAFILEコマンドを使用して、消失したファイルをバック

アップからスタンバイ・データベースにリストアする必要があります。破損ファイルのリカバ リに必要なアーカイブREDOログ・ファイルすべてにスタンバイ・データベースがディスク上 でアクセス可能な場合は、REDO Applyを再開します。

リカバリに必要なアーカイブREDOログ・ファイルにディスク上でアクセスできない場合は、

次の手順に従ってRecovery Managerを使用し、リストアしたデータファイルをスタンバイ・

データベースに最後に適用されたログよりも大きいSCN/ログ順序番号までリカバリし、

REDO Applyを再開してREDOデータの適用を続行します。

1. REDO Applyを停止します。

2. 次の問合せを発行してUNTIL_SCN列の値を判別します。

SQL> SELECT MAX(NEXT_CHANGE#)+1 UNTIL_SCN FROM V$LOG_HISTORY LH, V$DATABASE DB WHERE LH.RESETLOGS_CHANGE#=DB.RESETLOGS_CHANGE# AND LH.RESETLOGS_TIME = DB.RESETLOGS_TIME;

UNTIL_SCN

--- ---967786

3. 次のRecovery Managerコマンドを発行して、スタンバイ・データベースでデータファイ

ルをリストアおよびリカバリします。スタンバイ・データベースとリカバリ・カタログ・

データベースの両方に接続する必要があります。(スタンバイ・インスタンスへの接続には TARGETキーワードを使用します)。

RESTORE DATAFILE <n,m,...>;

RECOVER DATABASE UNTIL SCN 967786;

表領域をリストアするには、Recovery Managerの'RESTORE TABLESPACEtbs_name1, tbs_name2, ...'コマンドを使用します。

4. REDO Applyを再開します。

スイッチオーバー、フェイルオーバーおよび制御ファイル作成がバックアップに与える影響

Recovery Managerを使用したファイルのバックアップおよびリストア 10-5

10.2.3 スタンバイ制御ファイルの消失からのリカバリ スタンバイ制御ファイルの消失からのリカバリ スタンバイ制御ファイルの消失からのリカバリ スタンバイ制御ファイルの消失からのリカバリ

Oracleソフトウェアでは、スタンバイ制御ファイルを多重化できます。スタンバイ制御ファイ

ルが多重化されているかどうかを確認するには、次のようにCONTROL_FILES初期化パラメー タを調べます。

SQL> SHOW PARAMETER CONTROL_FILES

NAME TYPE VALUE

--- --- ---control_files string <cfilepath1>,<cfilepath2>

多重スタンバイ制御ファイルの1つが消失しているかアクセスできないと、Oracleソフトウェ アはインスタンスを停止し、アラート・ログに次のメッセージを書き込みます。

ORA-00210: 指定された制御ファイルをオープンできません。

ORA-00202: 制御ファイル: '/ade/banand_hosted6/oracle/dbs/scf3_2.f' ORA-27041: ファイルをオープンできません。

制御ファイルの元のコピーを消失したコピーに上書きコピーし、次のSQL文を使用してスタン バイ・インスタンスを再起動できます。

SQL> STARTUP MOUNT;

SQL> ALTER DATABASE RECOVER MANAGED STANDBY DATABASE DISCONNECT FROM SESSION;

スタンバイ制御ファイルがすべて消失した場合は、プライマリ・データベースから新規制御 ファイルを作成し、それをスタンバイ・データベースのすべての多重化位置にコピーして、ス タンバイ・インスタンスを再起動し、REDO Applyを再開する必要があります。作成された制 御ファイルからは、作成前に生成されていたアーカイブREDOログ・ファイルに関する情報が すべて失われています。 Recovery Managerはバックアップ対象となるアーカイブREDOログ・

ファイルのリストを制御ファイル内で検索するため、前回のバックアップ以後に生成された アーカイブREDOログ・ファイルをすべて手動でカタログ化する必要があります。

10.2.4 プライマリ制御ファイルの消失からのリカバリ プライマリ制御ファイルの消失からのリカバリ プライマリ制御ファイルの消失からのリカバリ プライマリ制御ファイルの消失からのリカバリ

Oracleソフトウェアでは、プライマリ・データベースの制御ファイルを多重化できます。プラ

イマリ・データベースで制御ファイルの1つを更新できない場合は、プライマリ・データベー ス・インスタンスが自動的に停止します。10.2.3項で説明したように、リストアまたはリカバ リ操作を実行しなくても、制御ファイルの元のコピーをコピーしてインスタンスを再起動でき ます。

制御ファイルがすべて消失した場合は、許容できるダウンタイムに応じて次の手順から選択で きます。

新規制御ファイルの作成 新規制御ファイルの作成 新規制御ファイルの作成

新規制御ファイルの作成 制御ファイルのコピーがすべて消失した場合は、メディア・リカバ リの実行後にNORESETLOGSオプションを使用して新規制御ファイルを作成し、データベース をオープンできます。既存のスタンバイ・データベース・インスタンスでは、次の文を使用し て新規制御ファイルを作成するためのスクリプトを生成できます。

SQL> ALTER DATABASE BACKUP CONTROLFILE TO TRACE NORESETLOGS;

プライマリ・データベースとスタンバイ・データベースでデータベース・ファイル名が異なる 場合は、生成されたスクリプトを編集してファイル名を訂正する必要があります。

この文を定期的に使用して制御ファイル作成スクリプトを生成できます。リカバリ計画の一部 として制御ファイル作成スクリプトを使用する場合は、データファイル、表領域またはREDO ログ・メンバーの追加や削除など、物理構造の変更後にこの文を使用する必要があります。

作成された制御ファイルからは、作成前に生成されていたアーカイブREDOログ・ファイルに 関する情報がすべて失われています。プライマリ・データベースでアーカイブREDOログ・

ファイルのバックアップを実行する場合は、前回のバックアップ以後に生成されたアーカイブ REDOログ・ファイルをすべて手動でカタログ化しておく必要があります。

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