• 検索結果がありません。

フラッシュ・リカバリ領域の設定 フラッシュ・リカバリ領域の設定 フラッシュ・リカバリ領域の設定 フラッシュ・リカバリ領域の設定

5.2 REDO データの送信先 データの送信先 データの送信先 データの送信先

5.2.3 フラッシュ・リカバリ領域の設定 フラッシュ・リカバリ領域の設定 フラッシュ・リカバリ領域の設定 フラッシュ・リカバリ領域の設定

Oracleデータベースでは、フラッシュ・リカバリ領域と呼ばれるディスク領域を構成できます。

これは、ディレクトリまたはOracle Storage Managerディスク・グループで、リカバリに関連 のあるファイルのデフォルトの格納場所として機能します。

フラッシュ・リカバリ領域を構成するには、DB_RECOVERY_FILE_DEST初期化パラメータを 使用します。リカバリ領域を作成し、他のローカルのアーカイブ先を設定しない場合、LOG_

ARCHIVE_DEST_10は暗黙的にUSE_DB_RECOVERY_FILE_DESTに設定されます(アーカイ ブREDOログ・ファイルがフラッシュ・リカバリ領域に送信されることを意味します)。(フ ラッシュ・リカバリ領域の構成方法は『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ基礎』

を、Oracle Storage ManagerとOracle Managed Filesの詳細は『Oracle Database管理者ガイ

ド』を参照してください)。

この項は、次の項目で構成されています。

LOG_ARCHIVE_DEST_10の宛先の使用

他のLOG_ARCHIVE_DEST_nの宛先の使用

STANDBY_ARCHIVE_DESTの宛先の使用

プライマリ・データベースとスタンバイ・データベースでフラッシュ・リカバリ領域を共 有する

フラッシュ・リカバリ領域の構成方法については『Oracle Databaseバックアップおよびリカバ リ基礎』を、フラッシュ・リカバリ領域内のアーカイブREDOログ・ファイルに対する削除ポ リシーの設定方法については10.3.4項を参照してください。

注意 注意 注意

注意: フラッシュ・リカバリ領域に格納されたアーカイブREDOログ・

ファイルのファイル名は、Oracle Managed Files(OMF)によって自動的 に生成されます。LOG_ARCHIVE_FORMAT初期化パラメータによって指定 された形式には基づいていません。

注意 注意 注意

注意: プライマリ・データベースからロジカル・スタンバイ・データ ベースのフラッシュ・リカバリ領域には、REDOデータを書き込めませ ん。

REDOデータの送信先

REDO転送サービス 5-7

5.2.3.1 LOG_ARCHIVE_DEST_10 の宛先の使用 の宛先の使用 の宛先の使用 の宛先の使用

フラッシュ・リカバリ領域が構成されていて、ローカルの宛先が定義されていない場合、Data

Guardにより暗黙的に、LOG_ARCHIVE_DEST_10の宛先がフラッシュ・リカバリ領域として

使用されます。

LOG_ARCHIVE_DEST_10の宛先が使用される場合、Data Guardは、自動的にすべてのLOG_

ARCHIVE_DEST_10パラメータ属性のデフォルト値を使用します。デフォルトを無視するには、

LOG_ARCHIVE_DEST_10パラメータを明示的に指定し、ほとんどの属性の値を動的に設定しま す。たとえば、次のALTER SYSTEM SET文により、LOG_ARCHIVE_DEST_10初期化パラメー タのいくつかの属性が指定されます。

SQL> ALTER SYSTEM SET LOG_ARCHIVE_DEST_10='LOCATION=USE_DB_RECOVERY_FILE_DEST LGWR MANDATORY REOPEN=5 VALID_FOR=(ONLINE_LOGFILES,PRIMARY_ROLE)'

LOG_ARCHIVE_DEST_nの属性を設定すると、LOG_ARCHIVE_DEST_nパラメータの

TEMPLATE属性は、フラッシュ・リカバリ領域のその他すべての指定に優先されます。リモー トの宛先についてTEMPLATE属性が指定され、その宛先ではREDOデータがフラッシュ・リカ バリ領域にアーカイブされる場合、アーカイブREDOログ・ファイルには、TEMPLATE属性で 指定されたディレクトリおよびファイル名が使用されます。

5.2.3.2 他の 他の 他の 他の LOG_ARCHIVE_DEST_n の宛先の使用 の宛先の使用 の宛先の使用 の宛先の使用

他の1つ以上のLOG_ARCHIVE_DEST_nの宛先を、フラッシュ・リカバリ領域を指すように明 示的に設定できます。たとえば、オプションで次のように構成できます。

LOG_ARCHIVE_DEST_10以外の宛先を構成します。

たとえば、既存のData Guard構成では、すでにLOG_ARCHIVE_DEST_10の宛先が他の目 的に使用されていたり、LOG_ARCHIVE_DEST_10の宛先を他の用途のために解放すること が必要になる場合があります。

フラッシュ・リカバリ領域を指すように他のアーカイブ先を構成するには、

LOCATION=USE_DB_RECOVERY_FILE_DEST属性を指定して新規のアーカイブ先を定義す る必要があります。次に例を示します。

SQL> ALTER SYSTEM SET LOG_ARCHIVE_DEST_1='LOCATION=USE_DB_RECOVERY_FILE_DEST ARCH MANDATORY REOPEN=5 VALID_FOR=(ONLINE_LOGFILES,PRIMARY_ROLE)'

暗黙的な(フラッシュ・リカバリ領域を使用するためのLOG_ARCHIVE_DEST_10の)設 定は消去されます。

ロールの推移後に使用するためにLOG_ARCHIVE_DEST_10の宛先に加えて宛先を構成しま す。

たとえば、データベースがスタンバイ・ロールで動作するときのスタンバイREDOログに 有効なアーカイブ先と、データベースがプライマリ・ロールで動作するときのオンライン REDOログに有効なアーカイブ先を構成できます。

LOG_ARCHIVE_DEST_10に加えてLOG_ARCHIVE_DEST_nの宛先を構成するには、両方 の宛先を明示的に指定する必要があります。

LOG_ARCHIVE_DEST_9='LOCATION=USE_DB_RECOVERY_FILE_DEST ARCH MANDATORY REOPEN=5 VALID_FOR=(STANDBY_LOGFILES,STANDBY_ROLE)'

LOG_ARCHIVE_DEST_10='LOCATION=USE_DB_RECOVERY_FILE_DEST ARCH MANDATORY REOPEN=5 VALID_FOR=(ONLINE_LOGFILES,PRIMARY_ROLE)'

REDOデータの送信先

5.2.3.3 STANDBY_ARCHIVE_DEST の宛先の使用 の宛先の使用 の宛先の使用 の宛先の使用

フィジカル・スタンバイ・データベースの場合は、フラッシュ・リカバリ領域を指すように STANDBY_ARCHIVE_DESTパラメータを定義できます。次に例を示します。

STANDBY_ARCHIVE_DEST='LOCATION=USE_DB_RECOVERY_FILE_DEST'

5.2.3.4 プライマリ・データベースとスタンバイ・データベースで プライマリ・データベースとスタンバイ・データベースで プライマリ・データベースとスタンバイ・データベースで プライマリ・データベースとスタンバイ・データベースで フラッシュ・リカバリ領域を共有する

フラッシュ・リカバリ領域を共有する フラッシュ・リカバリ領域を共有する フラッシュ・リカバリ領域を共有する

フラッシュ・リカバリ領域を共有する各データベースに、DB_UNIQUE_NAME初期化パラメータ で一意のデータベース名が指定されている場合は、データベース間でフラッシュ・リカバリ領 域を共有できます。

次の例に、/arch/oradataディレクトリにあるフラッシュ・リカバリ領域を共有するプライ マリおよびスタンバイ・データベースで、初期化パラメータを指定する方法を示します。例5-3 ではDB_UNIQUE_NAMEパラメータが指定されていませんが、デフォルトでDB_NAME初期化パ ラメータに指定されている名前PAYROLLに設定されます。

例例

例例 5-3 共有リカバリ領域に関するプライマリ・データベースの初期化パラメータ共有リカバリ領域に関するプライマリ・データベースの初期化パラメータ共有リカバリ領域に関するプライマリ・データベースの初期化パラメータ共有リカバリ領域に関するプライマリ・データベースの初期化パラメータ DB_NAME=PAYROLL

LOG_ARCHIVE_DEST_1='LOCATION=USE_DB_RECOVERY_FILE_DEST' DB_RECOVERY_FILE_DEST='/arch/oradata'

DB_RECOVERY_FILE_DEST_SIZE=20G 例

例 例

例 5-4 共有リカバリ領域に関するスタンバイ・データベースの初期化パラメータ共有リカバリ領域に関するスタンバイ・データベースの初期化パラメータ共有リカバリ領域に関するスタンバイ・データベースの初期化パラメータ共有リカバリ領域に関するスタンバイ・データベースの初期化パラメータ DB_NAME=PAYROLL

DB_UNIQUE_NAME=boston

LOG_ARCHIVE_DEST_1='LOCATION=USE_DB_RECOVERY_FILE_DEST' STANDBY_ARCHIVE_DEST='LOCATION=USE_DB_RECOVERY_FILE_DEST' DB_RECOVERY_FILE_DEST='/arch/oradata'

DB_RECOVERY_FILE_DEST_SIZE=5G

複数のデータベース間でフラッシュ・リカバリ領域を共有する方法の詳細は、『Oracle

Databaseバックアップおよびリカバリ・アドバンスト・ユーザーズ・ガイド』を参照してくだ

さい。

注意 注意 注意

注意: ロジカル・スタンバイ・データベース(SQL Apply)で

STANDBY_ARCHIVE_DESTパラメータを使用して指定したフラッシュ・リ カバリ領域の宛先は無視されます。

REDOデータの送信方法

REDO転送サービス 5-9

Outline

関連したドキュメント