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ロールの推移後のフラッシュバック・データベースの使用 ロールの推移後のフラッシュバック・データベースの使用 ロールの推移後のフラッシュバック・データベースの使用 ロールの推移後のフラッシュバック・データベースの使用

ロールの推移後に、必要に応じてFLASHBACK DATABASEコマンドを使用して、データベース をロールの推移が発生する前の時点またはシステム変更番号(SCN)まで戻すことができます。

フィジカル・スタンバイ・データベース環境では、Data Guard構成を維持するためにプライマ リ・データベースとすべてのスタンバイ・データベースのフラッシュバックが必要になる場合 があります。プライマリ・データベースを特定のSCNまたは時点までフラッシュバックする場 合は、すべてのスタンバイ・データベースを同じ(またはそれ以前の)SCNまたは時点までフ ラッシュバックする必要があります。これにより、REDO Applyの開始後に、フィジカル・ス タンバイ・データベースではプライマリ・データベースから受信したREDOデータの適用が自 動的に開始されます。

この方法でプライマリ・データベースまたはスタンバイ・データベースをフラッシュバックす ると、過去のスイッチオーバーを認識する必要がありません。 Oracleでは、SCNまたは時点が 過去のスイッチオーバーより前であれば、過去のスイッチオーバーにまたがって自動的にフ ラッシュバックできます。

7.4.1 スイッチオーバー後のフラッシュバック・データベースの使用 スイッチオーバー後のフラッシュバック・データベースの使用 スイッチオーバー後のフラッシュバック・データベースの使用 スイッチオーバー後のフラッシュバック・データベースの使用

スイッチオーバー後にFLASHBACK DATABASEコマンドを使用して、データベースをスイッチ オーバー発生前の時点またはシステム変更番号(SCN)に戻すことができます。

スイッチオーバーにフィジカル・スタンバイ・データベースが関与していた場合、フラッシュ バック操作中はプライマリおよびスタンバイ・データベース・ロールが保持されます。つまり、

データベースが実行中のロールは、フラッシュバックした時点またはターゲットSCNまでデー タベースがフラッシュバックされても変化しません。スイッチオーバー後からフラッシュバッ クの前までフィジカル・スタンバイ・ロールで実行されていたデータベースは、フラッシュ バック・データベース操作後もフィジカル・スタンバイ・データベースで実行されます。

スイッチオーバーにロジカル・スタンバイ・データベースが関与していた場合、フラッシュ バックするとスタンバイ・データベースのロールはフラッシュバックした時点またはターゲッ トSCNでのロールに変更されます。

7.4.2 フェイルオーバー後のフラッシュバック・データベースの使用 フェイルオーバー後のフラッシュバック・データベースの使用 フェイルオーバー後のフラッシュバック・データベースの使用 フェイルオーバー後のフラッシュバック・データベースの使用

フラッシュバック・データベースを使用して、障害の発生したプライマリ・データベースを フェイルオーバー発生前の時点に変換してから、スタンバイ・データベースに変換できます。

手順の詳細は、12.4項「フェイルオーバー後のフラッシュバック・データベースの使用」を参 照してください。

注意 注意 注意

注意: ロールの推移が発生する前に、データベースでフラッシュバック・

データベースを有効化しておく必要があります。詳細は、『Oracle

Databaseバックアップおよびリカバリ基礎』を参照してください。

ロールの推移後のフラッシュバック・データベースの使用

フィジカル・スタンバイ・データベースの管理 8-1

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フィジカル・スタンバイ・データベースの管理 フィジカル・スタンバイ・データベースの管理 フィジカル・スタンバイ・データベースの管理 フィジカル・スタンバイ・データベースの管理

この章では、フィジカル・スタンバイ・データベースの管理方法について説明します。この章 は、次の項目で構成されています。

フィジカル・スタンバイ・データベースの起動と停止

スタンバイ・データベースを読取り専用または読取り/書込みアクセス用にオープンする 方法

スタンバイ・データベースに影響を与えるプライマリ・データベース・イベントの管理

OPEN RESETLOGS文を使用したリカバリ

プライマリおよびスタンバイ・データベースの監視

フィジカル・スタンバイ・データベースに関するログ適用レートのチューニング

この章の各項では、フィジカル・スタンバイ・データベースを管理するためのSQL文、初期化 パラメータおよびビューの使用方法について、それぞれ説明します。

この章で説明する管理タスクを自動化するためにData Guard Brokerを使用する場合は、

『Oracle Data Guard Broker』を参照してください。

フィジカル・スタンバイ・データベースの起動と停止

8.1 フィジカル・スタンバイ・データベースの起動と停止 フィジカル・スタンバイ・データベースの起動と停止 フィジカル・スタンバイ・データベースの起動と停止 フィジカル・スタンバイ・データベースの起動と停止

この項では、フィジカル・スタンバイ・データベースの起動および停止に使用するSQL*Plus 文について説明します。

8.1.1 フィジカル・スタンバイ・データベースの起動 フィジカル・スタンバイ・データベースの起動 フィジカル・スタンバイ・データベースの起動 フィジカル・スタンバイ・データベースの起動

フィジカル・スタンバイ・データベースを起動するには、管理者権限でSQL*Plusを使用して データベースに接続し、SQL*Plus STARTUPまたはSTARTUPMOUNT文を使用します。これら をフィジカル・スタンバイ・データベースで使用すると、次のことが実行されます。

STARTUP文は、データベースを起動し、フィジカル・スタンバイ・データベースとしてマ ウントして、読取り専用アクセス用にデータベースをオープンします。

STARTUP MOUNT文は、データベースを起動し、フィジカル・スタンバイ・データベース としてマウントしますが、データベースをオープンしません。

マウントされたデータベースは、プライマリ・データベースからアーカイブREDOデータを受 信できます。次に、REDO Applyまたはリアルタイム適用を開始するか、あるいはデータベー スを読取り専用アクセス用にオープンします。

次に例を示します。

1. フィジカル・スタンバイ・データベースを起動し、マウントします。

SQL> STARTUP MOUNT;

2. REDO Applyまたはリアルタイム適用を開始します。

REDO Applyを開始するには、次の文を発行します。

SQL> ALTER DATABASE RECOVER MANAGED STANDBY DATABASE 2> DISCONNECT FROM SESSION;

リアルタイム適用を開始するには、次の文を発行します。

SQL> ALTER DATABASE RECOVER MANAGED STANDBY DATABASE 2> USING CURRENT LOGFILE;

プライマリ・データベースで、V$ARCHIVE_DEST_STATUSビューのRECOVERY_MODE列を問 い合せ、スタンバイ・データベースの操作をREDO Applyの場合はMANAGED_RECOVERY、リ アルタイム適用の場合はMANAGED REAL TIME APPLYとして表示します。

REDO Applyについては6.3項、リアルタイム適用については6.2.1項、フィジカル・スタンバ

イ・データベースを読取り専用または読取り/書込みアクセス用にオープンする方法について は8.2項を参照してください。

注意 注意 注意

注意: 新しく作成した、プライマリ・データベースからのREDOデータ をまだ受信していないフィジカル・スタンバイ・データベース上では、初

めてREDO Applyを開始するとORA-01112メッセージが戻されることが

あります。このメッセージは、REDO Applyがメディア・リカバリ用の開 始順序番号を判別できないことを示します。このエラーが発生した場合は、

スタンバイ・データベースでアーカイブREDOログ・ファイルを手動で 検索して登録するか、または自動アーカイブが発生するまで待機したあ

と、REDO Applyを再開する必要があります。

スタンバイ・データベースを読取り専用または読取り/書込みアクセス用にオープンする方法

フィジカル・スタンバイ・データベースの管理 8-3

8.1.2 フィジカル・スタンバイ・データベースの停止 フィジカル・スタンバイ・データベースの停止 フィジカル・スタンバイ・データベースの停止 フィジカル・スタンバイ・データベースの停止

フィジカル・スタンバイ・データベースを停止し、REDO Applyを停止するには、SQL*Plusの SHUTDOWN文を使用します。停止処理が完了するまで、データベース停止を開始したセッショ ンに制御が戻されません。

プライマリ・データベースが起動して実行中の場合は、スタンバイ・データベースを停止する 前に、プライマリ・データベースで宛先を遅延し、ログ・スイッチ操作を実行します。

REDO Applyを停止してからデータベースを停止する手順は、次のとおりです。

1. 次の問合せを発行し、スタンバイ・データベースがREDO Applyまたはリアルタイム適用 を実行しているかどうかを識別します。MRP0またはMRPプロセスが存在する場合は、

スタンバイ・データベースがREDO Applyを実行しています。

SQL> SELECT PROCESS, STATUS FROM V$MANAGED_STANDBY;

2. REDO Applyが実行中の場合は、次の例に示すように取り消します。

SQL> ALTER DATABASE RECOVER MANAGED STANDBY DATABASE CANCEL;

3. スタンバイ・データベースを停止します。

SQL> SHUTDOWN IMMEDIATE;

8.2 スタンバイ・データベースを読取り専用または読取り スタンバイ・データベースを読取り専用または読取り スタンバイ・データベースを読取り専用または読取り スタンバイ・データベースを読取り専用または読取り / 書込み 書込み 書込み 書込み

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