6.2 ログ適用サービスの構成オプション ログ適用サービスの構成オプション ログ適用サービスの構成オプション ログ適用サービスの構成オプション
6.4.2 リアルタイム適用の開始 リアルタイム適用の開始 リアルタイム適用の開始 リアルタイム適用の開始
ロジカル・スタンバイ・データベースでリアルタイム適用を開始して、ロジカル・スタンバ イ・データベースのスタンバイREDOログ・ファイルからREDOデータを即時にリカバリす るには、次の文に示すように、IMMEDIATEキーワードを含めます。
SQL> ALTER DATABASE START LOGICAL STANDBY APPLY IMMEDIATE;
6.4.3 ロジカル・スタンバイ・データベースでのログ適用サービスの停止 ロジカル・スタンバイ・データベースでのログ適用サービスの停止 ロジカル・スタンバイ・データベースでのログ適用サービスの停止 ロジカル・スタンバイ・データベースでのログ適用サービスの停止
SQL Applyを停止するには、ロジカル・スタンバイ・データベースで次の文を発行します。
SQL> ALTER DATABASE STOP LOGICAL STANDBY APPLY;
この文を発行すると、SQL Applyは適用対象プロセス内の完了トランザクションがすべてコ ミットされるまで待機します。つまり、このコマンドを実行しても、SQL Applyプロセスが即 時に停止しない場合があります。
SQL Applyを即時に停止する場合は、次の文を発行します。
SQL> ALTER DATABASE ABORT LOGICAL STANDBY APPLY;
REDOデータのロジカル・スタンバイ・データベースへの適用
ログ適用サービス 6-7
6.4.4 ロジカル・スタンバイ・データベースでのログ適用サービスの監視 ロジカル・スタンバイ・データベースでのログ適用サービスの監視 ロジカル・スタンバイ・データベースでのログ適用サービスの監視 ロジカル・スタンバイ・データベースでのログ適用サービスの監視
SQL Applyを監視するには、9.2項を参照してください。スタンバイ・データベースは、Oracle
Enterprise Managerを使用して監視することもできます。付録A「Data Guardのトラブル
シューティング」および『Oracle Data Guard Broker』を参照してください。
また、ビューの詳細は、8.5.4.3項のV$ARCHIVE_DEST_STATUS固定ビューの説明、および
『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。
REDOデータのロジカル・スタンバイ・データベースへの適用
ロールの推移 7-1
7
ロールの推移 ロールの推移 ロールの推移 ロールの推移
Data Guard構成は、プライマリ・ロールで機能する1つのデータベース、およびスタンバイ・
ロールで機能する1つ以上のデータベースで構成されています。通常、各データベースのロー ルは変更されません。ただし、プライマリ・データベースが停止したときにData Guardを使用 してサービスを維持する場合は、構成内の現行のプライマリ・データベースと1つのスタンバ イ・データベース間でロールの推移を開始する必要があります。データベースの現行のロール を表示するには、V$DATABASEビューのDATABASE_ROLE列を問い合せます。
Data Guard構成内のスタンバイ・データベースの数、位置、タイプ(フィジカルまたはロジカ
ル)、およびプライマリ・データベースからのREDOデータを各スタンバイ・データベースに 伝播する方法に応じて、プライマリ・データベースの停止に対して設定できるロール管理オプ ションが決定します。
この章では、Data Guard構成でロールの水位を管理する方法について説明します。この章は、
次の項目で構成されています。
■ ロールの推移の概要
■ フィジカル・スタンバイ・データベースが関与するロールの推移
■ ロジカル・スタンバイ・データベースが関与するロールの推移
■ ロールの推移後のフラッシュバック・データベースの使用
この章で説明するロールの推移は、SQL文を使用して手動で起動します。 Oracle Data Guard
Brokerを使用し、ロールの推移を単純化してフェイルオーバーを自動化することもできます。
関連項目 関連項目 関連項目
関連項目: Oracle Data Guard Brokerを次の目的で使用する方法について
は、『Oracle Data Guard Broker』を参照してください。
■ Oracle Enterprise Managerで単一キー・クリックを使用するか
DGMGRLコマンドライン・インタフェースで単一コマンドを使用して
起動できるように、スイッチオーバーとフェイルオーバーを単純化しま す。
■ プライマリ・データベースが使用不可能になった場合に、ファスト・スファスト・スファスト・スファスト・ス タート・フェイルオーバー
タート・フェイルオーバー タート・フェイルオーバー
タート・フェイルオーバーによる自動的なフェイルオーバーを可能にし ます。ファスト・スタート・フェイルオーバーが有効化されている場合、
Data Guard Brokerはフェイルオーバーが必要かどうかを判断し、指定さ
れたターゲット・スタンバイ・データベースへのフェイルオーバーを自 動的に開始します。データベース管理者が介入する必要はなく、データ が消失することはありません。
ロールの推移の概要