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アーカイバ・プロセス( アーカイバ・プロセス( アーカイバ・プロセス( アーカイバ・プロセス( ARCn )を使用した )を使用した )を使用した )を使用した REDO データのアーカイブ データのアーカイブ データのアーカイブ データのアーカイブ

5.3 REDO データの送信方法 データの送信方法 データの送信方法 データの送信方法

5.3.1 アーカイバ・プロセス( アーカイバ・プロセス( アーカイバ・プロセス( アーカイバ・プロセス( ARCn )を使用した )を使用した )を使用した )を使用した REDO データのアーカイブ データのアーカイブ データのアーカイブ データのアーカイブ

REDOデータの送信方法

REDO転送サービス 5-9

REDOデータの送信方法

5.3.1.2 ARCn のアーカイブ処理 のアーカイブ処理 のアーカイブ処理 のアーカイブ処理

図5-3は、プライマリ・データベースがシカゴにあり、1つのフィジカル・スタンバイ・データ ベースがボストンにある場合の、Data Guard構成におけるアーカイブ処理の例を示しています

(これは、第3章で作成した構成です)。

プライマリ・データベースでログ・スイッチが発生すると、アーカイブが実行されます。

プライマリ・データベースでは、ARC0プロセスが正常にローカル・オンラインREDOログ をローカルの宛先(LOG_ARCHIVE_DEST_1)にアーカイブした後、ARC1プロセスがロー カル・アーカイブREDOログ・ファイル(オンラインREDOログ・ファイルではありま せん)からリモート・スタンバイ宛先(LOG_ARCHIVE_DEST_2)にREDOを転送します。

リモートの宛先では、リモート・ファイル・サーバー・プロセス(RFS)がREDOデータ をスタンバイREDOログ・ファイルからアーカイブREDOログ・ファイルに書き込みま す。ログ適用サービスは、REDO Apply(MRPプロセス1)またはSQL Apply(LSPプロ セス2)を使用して、REDOをスタンバイ・データベースに適用します。

オンラインREDOログ・ファイルはまずローカルにアーカイブされるため、ローカルの宛先と 同時にARCnプロセスをスタンバイ・データベースにアーカイブする場合に比べ、LGWRプロ セスによるオンラインREDOログ・ファイルの再利用が非常に早くなります。

図5-3に示すように、ローカル・アーカイブをリモート・アーカイブから分離するには、2つ以 上のARCnプロセスが必要です。このように分離するには、LOG_ARCHIVE_MAX_PROCESSES 初期化パラメータを設定します(デフォルト設定は4ですが、最大値は30です)。

図図

図図 5-3 リモートの宛先にアーカイブする前にローカルの宛先にアーカイブするリモートの宛先にアーカイブする前にローカルの宛先にアーカイブするリモートの宛先にアーカイブする前にローカルの宛先にアーカイブするリモートの宛先にアーカイブする前にローカルの宛先にアーカイブする

1 管理リカバリ・プロセス(MRP)では、アーカイブREDOログ・ファイルがフィジカル・スタン バイ・データベースに適用され、開始時に最適なパラレル・リカバリ・プロセス数が自動的に判別 されます。起動されるパラレル・リカバリ・スレーブの数は、スタンバイ・サーバー上で使用可能 なCPUの数に基づきます。

2 ロジカル・スタンバイ・プロセス(LSP)は、パラレル実行(Pnnn)プロセスとSQLインタ フェースを使用して、アーカイブREDOログ・ファイルをロジカル・スタンバイ・データベース に適用します。

REDOデータの送信方法

REDO転送サービス 5-11 デフォルトのARCnアーカイブ・プロセスでは、ローカルのアーカイブとリモートのアーカイ ブの関連付けが解除されるため、バックアップ直後にプライマリ・データベース上のアーカイ ブREDOログ・ファイルを削除するためのポリシーを持つサイトでは、プライマリ・データ ベースのアーカイブREDOログ・ファイルを削除する前に、スタンバイの宛先が対応する REDOデータを受信することを確認する必要があります。V$ARCHIVED_LOGビューを問い合せ ると、スタンバイの宛先でREDOデータが受信されたことを確認できます。

5.3.2 ログ・ライター・プロセス( ログ・ライター・プロセス( ログ・ライター・プロセス( ログ・ライター・プロセス( LGWR )を使用した )を使用した )を使用した )を使用した REDO データの データの データの データの アーカイブ

アーカイブ アーカイブ アーカイブ

オプションでREDO転送サービスを使用可能にし、LGWRプロセスを使用して、REDOデー タをリモートの宛先に転送できます。

LGWRプロセスの使用方法は、ARCnプロセス(5.3.1項を参照)とは異なります。これは、

LGWRプロセスでは、プライマリ・データベースでオンラインREDOログが切り替わるまで待 機してからリモートの宛先でアーカイブREDOログ全体を一度に書き込むかわりに、プライマ リ・データベースのカレント・オンラインREDOログ・ファイルのログ順序番号(およびサイ ズ)を反映するスタンバイREDOログ・ファイルをスタンバイ・サイトで選択するためです。

その後、プライマリ・データベースでREDOが生成されると、それがリモートの宛先にも転送 されます。リモートの宛先への転送は、LOG_ARCHIVE_DEST_nパラメータに設定されている 属性(SYNCまたはASYNC)に基づいて同期または非同期で実行されます。Data Guard構成で は、データ保護の最大保護および最大可用性モードには、同期LGWR処理が必須です。(Data

Guardのデータ保護モードの詳細は、5.6項を参照してください。)

この項は、次の項目で構成されています。

LGWRアーカイブ・プロセスに関するLOG_ARCHIVE_DEST_n属性

LGWR SYNCアーカイブ・プロセス

LGWR ASYNCアーカイブ・プロセス

5.3.2.1 LGWR アーカイブ・プロセスに関する アーカイブ・プロセスに関する アーカイブ・プロセスに関する アーカイブ・プロセスに関する LOG_ARCHIVE_DEST_n 属性 属性 属性 属性

次の各項では、LGWR、SYNCおよびASYNC属性について説明します。

REDO転送サービスでの転送サービスでの転送サービスでの転送サービスでのLGWRプロセスの使用可能化プロセスの使用可能化プロセスの使用可能化プロセスの使用可能化

REDO転送サービスでLGWRプロセスを使用してREDOデータをリモートのアーカイブ先に 転送できるようにするには、LOG_ARCHIVE_DEST_nパラメータのLGWRおよびSERVICE属性 を指定する必要があります。

同期または非同期ネットワーク転送の指定 同期または非同期ネットワーク転送の指定 同期または非同期ネットワーク転送の指定 同期または非同期ネットワーク転送の指定

LGWRプロセスはリモートの宛先にREDOデータを転送すると同時に、同期させてローカルの オンラインREDOログ・ファイルに書き込みます。

SYNC属性を指定すると、すべてのネットワークI/OがオンラインREDOログ・ファイルへ の各書込み操作と同期して実行され、ネットワークI/Oの完了を待機します。Data Guard 構成における同期的なネットワーク転送の例については、5.3.2.2項を参照してください。

これは、デフォルトのネットワーク転送設定です。

ASYNC属性を指定すると、すべてのネットワークI/Oは非同期的に実行され、ネットワー クI/Oの完了を待たずに、実行中のアプリケーションまたはユーザーへ制御が即時に戻さ

れます。Data Guard構成における非同期ネットワーク転送の例については、5.3.2.3項を参

照してください。

注意 注意 注意

注意: LGWRプロセスを使用するように宛先を構成しても、なんらかの 原因でLGWRプロセスが宛先にアーカイブできなくなると、REDO転送 はARCnプロセスの使用に戻ってアーカイブ操作を完了します。

REDOデータの送信方法

5.3.2.2 LGWR SYNC アーカイブ・プロセス アーカイブ・プロセス アーカイブ・プロセス アーカイブ・プロセス

例5-5に、同期ネットワーク転送用にLGWRプロセスを構成するプライマリ・ロールの LOG_ARCHIVE_DEST_nパラメータを示します。

例 例 例

例 5-5 LGWR同期アーカイブのための初期化パラメータ同期アーカイブのための初期化パラメータ同期アーカイブのための初期化パラメータ同期アーカイブのための初期化パラメータ LOG_ARCHIVE_DEST_1='LOCATION=/arch1/chicago'

LOG_ARCHIVE_DEST_2='SERVICE=boston LGWR SYNC NET_TIMEOUT=30' LOG_ARCHIVE_DEST_STATE_1=ENABLE

LOG_ARCHIVE_DEST_STATE_2=ENABLE

これはLGWRアーカイブ・プロセスのデフォルトであるため、LOG_ARCHIVE_DEST_nパラ メータのSYNC属性の指定はオプションです。NET_TIMEOUT属性は、LGWRプロセスがネッ トワーク接続を終了する前にネットワーク・サーバー・プロセスからのステータスを待機する 時間を制御するため、この属性を指定することをお薦めします。 NET_TIMEOUTに指定した秒 数以内にリプライがないと、LGWRプロセスはエラー・メッセージを戻します。

図5-4に、LGWRプロセスを使用して、REDOデータをプライマリ・データベースのオンライ ンREDOログ・ファイルに書き込むと同時に同期させてスタンバイ・システムに転送する

Data Guard構成を示します。

プライマリ・データベースでは、LGWRプロセスがREDOデータを1つ以上のネットワー ク・サーバー(LNSn)プロセスに発行し、そこで複数のリモート宛先に対するネットワー クI/Oがパラレルに開始されます。トランザクションのリカバリに必要なREDOデータが すべてのLGWR SYNC宛先で受信されるまで、プライマリ・データベースではトランザク ションがコミットされません。

スタンバイ・システムでは、リモート・ファイル・サーバー(RFS)がネットワークを介 してLGWRプロセスからREDOデータを受信し、スタンバイREDOログ・ファイルに書 き込みます。

プライマリ・データベースのログ・スイッチによって、スタンバイ・データベースのログ・ス イッチがトリガーされると、スタンバイ・データベースのARCnプロセスは、スタンバイ REDOログ・ファイルをスタンバイ・データベースのアーカイブREDOログ・ファイルにアー カイブします。 REDO Apply(MRPプロセス)またはSQL Apply(LSPプロセス)は、REDO データをスタンバイ・データベースに適用します。リアルタイム適用が使用可能な場合、Data

Guardでは、現行のスタンバイREDOログ・ファイルがRFSプロセスによっていっぱいに

なったときに、そのファイルからREDOデータを直接リカバリします。

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