2.5 オンライン オンライン オンライン オンライン REDO ログ、アーカイブ ログ、アーカイブ ログ、アーカイブ ログ、アーカイブ REDO ログおよびスタン ログおよびスタン ログおよびスタン ログおよびスタン バイ バイ
3.2.5 スタンバイ・データベースをサポートする環境の設定 スタンバイ・データベースをサポートする環境の設定 スタンバイ・データベースをサポートする環境の設定 スタンバイ・データベースをサポートする環境の設定
次の手順を実行して、Windowsベース・サービスの作成、パスワード・ファイルの作成、
Oracle Net環境の設定およびSPFILEの作成を行います。
手順手順
手順手順 1 Windowsベース・サービスを作成するベース・サービスを作成するベース・サービスを作成するベース・サービスを作成する
スタンバイ・システムがWindowsベース・システムで実行されている場合は、ORADIMユー ティリティを使用してWindowsサービスとパスワード・ファイルを作成します。次に例を示 します。
WINNT> oradim -NEW -SID boston -INTPWD password -STARTMODE manual
ORADIMユーティリティの使用方法の詳細は、『Oracle Databaseプラットフォーム・ガイド』
を参照してください。
手順 手順 手順
手順 2 パスワード・ファイルを作成するパスワード・ファイルを作成するパスワード・ファイルを作成するパスワード・ファイルを作成する
Windows以外のプラットフォーム上では、パスワード・ファイルを作成して、SYSユーザーの
パスワードを、プライマリ・データベースのSYSユーザーが使用するのと同じパスワードに設 定します。Data Guard構成内のすべてのデータベースで、SYSユーザーのパスワードは、
REDOデータを正常に転送するために同じにする必要があります。『Oracle Database管理者ガ イド』を参照してください。
手順 手順 手順
手順 3 プライマリ・データベースとスタンバイ・データベースに対するリスナーを構成するプライマリ・データベースとスタンバイ・データベースに対するリスナーを構成するプライマリ・データベースとスタンバイ・データベースに対するリスナーを構成するプライマリ・データベースとスタンバイ・データベースに対するリスナーを構成する プライマリ・サイトとスタンバイ・サイトの両方で、Oracle Net Managerを使用して、各デー タベースに対するリスナーを構成します。
リスナーを再起動して新しい定義を読み込むには、プライマリ・システムとスタンバイ・シス テムの両方で次のLSNRCTLユーティリティ・コマンドを入力します。
% lsnrctl stop
% lsnrctl start
『Oracle Database Net Services管理者ガイド』を参照してください。
注意 注意 注意
注意: 変更の必要性がある他のパラメータについては、初期化パラメー タ・ファイルを調べてください。たとえば、ダンプ出力先パラメータ
(BACKGROUND_DUMP_DEST、CORE_DUMP_DEST、USER_DUMP_DEST)の 変更が必要な場合があります。これは、スタンバイ・データベースのディ レクトリ位置がプライマリ・データベースで指定したディレクトリ位置と 異なる場合に必要です。さらに、スタンバイ・システムにまだ存在してい ないディレクトリがある場合は、そのディレクトリを作成する必要があり ます。
フィジカル・スタンバイ・データベースの作成手順
手順手順
手順手順 4 Oracle Netサービス名を作成するサービス名を作成するサービス名を作成するサービス名を作成する
プライマリ・システムとスタンバイ・システムの両方で、Oracle Net Managerを使用して、プ ライマリ・データベースとスタンバイ・データベースのネットワーク・サービス名を作成しま す。ネットワーク・サービス名はREDO転送サービスで使用されます。
Oracle Netネット・サービス名は、プライマリ・データベースとスタンバイ・データベースに
対するリスナーの構成時に指定したものと同じプロトコル、ホスト・アドレス、ポートおよび サービスを使用する接続記述子に解析される必要があります。この接続記述子は、専用サー バーが使用されるように指定する必要もあります。
『Oracle Database Net Services管理者ガイド』および『Oracle Database管理者ガイド』を参照
してください。
手順 手順 手順
手順 5 スタンバイ・データベース用のサーバー・パラメータ・ファイルを作成するスタンバイ・データベース用のサーバー・パラメータ・ファイルを作成するスタンバイ・データベース用のサーバー・パラメータ・ファイルを作成するスタンバイ・データベース用のサーバー・パラメータ・ファイルを作成する
フィジカル・スタンバイ・データベースからロジカル・スタンバイ・データベースに即時に推 移する場合は(第4章「ロジカル・スタンバイ・データベースの作成」を参照)、この手順をス キップして3.2.6項の指示に進みます。
アイドル状態のスタンバイ・データベースで、SQLのCREATE文を使用して、3-9ページの手 順2で編集したテキストの初期化パラメータ・ファイルから、スタンバイ・データベース用の サーバー・パラメータ・ファイルを作成します。次に例を示します。
SQL> CREATE SPFILE FROM PFILE='initboston.ora';
3.2.6 フィジカル・スタンバイ・データベースの起動 フィジカル・スタンバイ・データベースの起動 フィジカル・スタンバイ・データベースの起動 フィジカル・スタンバイ・データベースの起動
フィジカル・スタンバイ・データベースおよびREDO Applyを起動するには、次の手順を実行 します。
手順 手順 手順
手順 1 フィジカル・スタンバイ・データベースを起動するフィジカル・スタンバイ・データベースを起動するフィジカル・スタンバイ・データベースを起動するフィジカル・スタンバイ・データベースを起動する
スタンバイ・データベースで、次のSQL文を発行してデータベースを起動およびマウントしま す。
SQL> STARTUP MOUNT;
手順 手順 手順
手順 2 REDO Applyを開始するを開始するを開始するを開始する
スタンバイ・データベースで、次のコマンドを発行してREDO Applyを開始します。
SQL> ALTER DATABASE RECOVER MANAGED STANDBY DATABASE DISCONNECT FROM SESSION;
この文にはDISCONNECT FROM SESSIONオプションが指定されているため、REDO Applyは バックグラウンド・セッションで実行されます。詳細は、6.3項「REDOデータのフィジカル・
スタンバイ・データベースへの適用」を参照してください。
手順 手順 手順
手順 3 フィジカル・スタンバイ・データベースへのアーカイブ操作をテストするフィジカル・スタンバイ・データベースへのアーカイブ操作をテストするフィジカル・スタンバイ・データベースへのアーカイブ操作をテストするフィジカル・スタンバイ・データベースへのアーカイブ操作をテストする
この例では、リモート・スタンバイ・ロケーションへのREDOデータの転送は、ログ・スイッ チ後まで行われません。デフォルトでは、ログ・スイッチはオンラインREDOログ・ファイル がいっぱいになったときに発生します。REDOデータを即時に転送するためにログ・スイッチ を強制実行するには、プライマリ・データベースで次のALTER SYSTEM文を使用します。次 に例を示します。
SQL> ALTER SYSTEM SWITCH LOGFILE;
フィジカル・スタンバイ・データベースの作成手順
フィジカル・スタンバイ・データベースの作成 3-13
3.2.7 フィジカル・スタンバイ・データベースが正しく実行されているか フィジカル・スタンバイ・データベースが正しく実行されているか フィジカル・スタンバイ・データベースが正しく実行されているか フィジカル・スタンバイ・データベースが正しく実行されているか どうかの確認
どうかの確認 どうかの確認 どうかの確認
フィジカル・スタンバイ・データベースを作成してREDO転送サービスを設定した後、データ ベースの変更がプライマリ・データベースからスタンバイ・データベースに正常に転送されて いるかどうかの確認が必要な場合があります。
スタンバイ・データベースでREDOデータが受信されていることを確認するには、最初に、ス タンバイ・データベースの既存のアーカイブREDOログ・ファイルを識別し、ログ・スイッチ を強制実行して、プライマリ・データベースのオンラインREDOログ・ファイルをいくつか アーカイブし、スタンバイ・データベースを再度チェックする必要があります。このタスクの 実行手順を次に示します。
手順手順
手順手順 1 既存のアーカイブ既存のアーカイブ既存のアーカイブ既存のアーカイブREDOログ・ファイルを識別するログ・ファイルを識別するログ・ファイルを識別するログ・ファイルを識別する
スタンバイ・データベースで、V$ARCHIVED_LOGビューを問い合せて、アーカイブREDOロ グの既存のファイルを識別します。次に例を示します。
SQL> SELECT SEQUENCE#, FIRST_TIME, NEXT_TIME 2 FROM V$ARCHIVED_LOG ORDER BY SEQUENCE#;
SEQUENCE# FIRST_TIME NEXT_TIME
--- 8 11-JUL-02 17:50:45 11-JUL-02 17:50:53 9 11-JUL-02 17:50:53 11-JUL-02 17:50:58 10 11-JUL-02 17:50:58 11-JUL-02 17:51:03 3 rows selected.
手順 手順 手順
手順 2 ログ・スイッチを強制実行してカレント・オンラインログ・スイッチを強制実行してカレント・オンラインログ・スイッチを強制実行してカレント・オンラインログ・スイッチを強制実行してカレント・オンラインREDOログ・ファイルをログ・ファイルをログ・ファイルをログ・ファイルを アーカイブする
アーカイブする アーカイブする アーカイブする
プライマリ・データベースで、ALTER SYSTEM SWITCH LOGFILE文を発行して、ログ・ス イッチを強制実行し、カレント・オンラインREDOログ・ファイル・グループをアーカイブし ます。
SQL> ALTER SYSTEM SWITCH LOGFILE;
手順手順
手順手順 3 新しい新しい新しい新しいREDOデータがスタンバイ・データベースでアーカイブされたことを確認するデータがスタンバイ・データベースでアーカイブされたことを確認するデータがスタンバイ・データベースでアーカイブされたことを確認するデータがスタンバイ・データベースでアーカイブされたことを確認する スタンバイ・データベースで、V$ARCHIVED_LOGビューを問い合せて、スタンバイ・データ ベースでREDOデータが受信およびアーカイブされたことを確認します。
SQL> SELECT SEQUENCE#, FIRST_TIME, NEXT_TIME 2> FROM V$ARCHIVED_LOG ORDER BY SEQUENCE#;
SEQUENCE# FIRST_TIME NEXT_TIME
--- 8 11-JUL-02 17:50:45 11-JUL-02 17:50:53 9 11-JUL-02 17:50:53 11-JUL-02 17:50:58 10 11-JUL-02 17:50:58 11-JUL-02 17:51:03 11 11-JUL-02 17:51:03 11-JUL-02 18:34:11 4 rows selected.
アーカイブREDOログ・ファイルは、フィジカル・スタンバイ・データベースに適用できま す。