担当教員
長岡 英
授業の目標
到達目標1 クラシック音楽の中心的レパートリーとも言える、
ベートーヴェンとロマン派の代表的な作品を追い ながら、西洋音楽史の基礎的な知識を習得する。
到達目標2 習得した知識により、自分が聴いたり演奏したりす る作品の背景や意味、作曲家の意図を理解し、ヨー ロッパの社会や歴史の流れの中で捉えることがで きるようにする。
到達目標3 自分の専攻楽器以外も含めたさまざまな音楽につ いて学び、音楽的視野を広げ、各自の演奏に反映さ せる。
自学自習の指示
・講義で部分的に学習した曲を、図書資料などを使って積極的に 聴いたり見たりして、全体像を把握すること。
・講義ノートを作成するときは、板書を書き写すだけではなく必 要に応じてメモを取ること。
・積極的に演奏会に出かけ、多様な音楽に触れること。
評価方法
評価にあたっては到達目標に基づき、前期試験と学年末試験(約 80%)とレポートや小テストの成績(約 20%)に授業態度なども 加味して、総合的に評価する。
教科書
片 桐 功 他『 は じ め て の 音 楽 史、 増 補 改 訂 版 』( 音 楽 之 友 社、
2009)。
必要に応じてプリントを配布する。
参考文献等
長岡英『オケ奏者なら知っておきたいクラシックの常識』(アル テス・パブリッシング、2014)他、必要に応じて適宜紹介する。
授業内容
〔前期〕
1 ベートーヴェンの生涯と作品1、前期 2 ベートーヴェンの生涯と作品2、中期前半 3 ベートーヴェンの生涯と作品3、中期後半 4 ベートーヴェンの生涯と作品4、後期 5 シューベルト 1、歌曲
6 シューベルト 2、交響曲 7 ロマン派のオペラ1、ロッシーニ 8 ロマン派のオペラ2、ヴェーバー 9 ベルリオーズの標題音楽
10 メンデルスゾーンの演奏会用序曲と交響曲 11 シューマンの性格的小品と連作歌曲 12 シューマンの交響曲、リストの交響詩 13 ショパンとリストのピアノ曲
14 前期試験、ロマン派のオペラ3、ヴァーグナーの生涯
〔後期〕
1 前期試験評、ロマン派のオペラ4、ヴァーグナーのオペラ 2 ロマン派のオペラ5、ヴァーグナーの楽劇
3 ブラームスの生涯と作品 4 ブルックナーの生涯と作品
5 19 世紀フランスの音楽、サン = サーンス、フランク 6 ロマン派のオペラ6、ドニゼッティ、ベッリーニ 7 ロマン派のオペラ7、ヴェルディ
8 ロマン派のオペラ8、ヴェリズモ・オペラ 9 国民楽派の音楽1、スメタナ
10 国民楽派の音楽2、ロシア 5 人組 11 国民楽派の音楽 3、ドヴォルジャーク 12 チャイコフスキーの生涯と作品 13 世紀末の音楽1、マーラーの歌曲と交響曲 14 世紀末の音楽2、R. シュトラウスの交響詩とオペラ 15 まとめ
151
6 音楽学科目
16-7- 米田 かおり .indd 修正日 2017 / 03 / 22
西洋音楽史Ⅱ
開講年次 組 時限数 単位数 キャンパス
2年次 D 1 時限/週 4 単位/年 江古田
担当教員
米田 かおり
授業の目標
18 世紀末から 19 世紀末にかけてのヨーロッパの音楽の流れを 概観する。今日の私たちのレパートリーの中心であるこの時代の音 楽作品が、それ以前とは大きく異なる政治、経済、社会事情のなかで、
いかにして生まれ育まれたかを、学問的なアプローチ(作品カタロ グやニューグローヴ音楽事典等を利用)を通して理解する。そして 出来るだけ新しい研究成果を踏まえて音楽史を考察することで、今 後の音楽学研究の礎を作ることを目標とする。
自学自習の指示
授業内の限られた時間では曲の一部しか聴くことができないの で、図書館の視聴覚教材などを積極的に利用して全曲通して鑑賞す ること。毎回授業で扱う内容についての書き込み式プリント、楽譜、
作品表などの資料を配布するので、それを用いて予習復習を必ず行 うこと。また書籍や事典などを利用して理解を深めると同時に、で きるだけコンサートやオペラに出向いて音楽体験を増やすことが 望ましい。
評価方法
定期試験(70%)、レポート(夏期および冬期 : 20%)、授業内 に提示する小課題(10%)を総合的に勘案して成績評価をする。
教科書
教科書は指定しない。授業ごとにプリントを配布する。
参考文献等
グラウト / パリスカ著『新西洋音楽史』全 3 巻(音楽之友社)、
M. カッロッツォ、C. チマガッリ『西洋音楽の歴史』全 3 巻(シー ライト・パブリッシング)、高橋浩子等編『西洋音楽の歴史』(東京 書籍、1996)、『作曲家 人と作品シリーズ』『大作曲家シリーズ』(い ずれも音楽之友社)他、適宜紹介する。
授業内容
〔前期〕
1 古典派復習―ベートーヴェンは古典派の音楽家か?
2 ベートーヴェンの生涯と音楽(1)初期 3 ベートーヴェンの生涯と音楽(2)中期 4 ベートーヴェンの生涯と音楽(3)後期(i)
5 ベートーヴェンの生涯と音楽(4)後期(ii)
6 シューベルトの生涯と音楽(1)歌曲 7 シューベルトの生涯と音楽(2)器楽曲
8 ロマン主義の時代と音楽―楽譜出版、公開演奏会、家庭音楽 9 ロマン派の音楽(1)メンデルスゾーン―ロマン派におけるバッハ受容 10 ロマン派の音楽(2)シューマン―ジャーナリズム、室内楽 11 ロマン派の音楽(3)ショパン―サロン文化とピアノ 12 ロマン派の音楽(4)リスト―ヴィルトゥオーソの時代 13 ロマン派の音楽(5)リスト―標題音楽、交響詩 14 ロマン派の音楽(6)ブラームスとブルックナー
〔後期〕
1 19 世紀イタリアのオペラ(1)ロッシーニ、ドニゼッティ、ベッリーニ 2 19 世紀イタリアのオペラ(2)ヴェルディ
3 19 世紀フランスのオペラ―グランド ・ オペラ 4 19 世紀ドイツのオペラ(1)ヴェーバー、マルシュナー 5 19 世紀ドイツのオペラ(2)ヴァーグナー
6 国民楽派(1)ロシア―グリンカ、五人組 7 国民楽派(2)ロシア―チャイコフスキー 8 国民楽派(3)東欧の音楽、北欧の音楽
9 19 世紀後半から 19 世紀末のフランス音楽(1)器楽曲 10 19 世紀後半から 19 世紀末のフランス音楽(2)声楽曲 11 グスタフ ・ マーラーとその作品(1)歌曲
12 グスタフ ・ マーラーとその作品(2)交響曲 13 リヒャルト ・ シュトラウスとその作品(1)管弦楽作品 14 リヒャルト ・ シュトラウスとその作品(2)歌曲、オペラ 15 後期ロマン派まとめ
西洋音楽史Ⅲ
開講年次 組 時限数 単位数 キャンパス
3年次 A 1 時限/週 4 単位/年 江古田
担当教員
野原 泰子
授業の目標
ドビュッシー以降、20 世紀の音楽史の流れを把握し、各時期の 主要な潮流や音楽様式、代表的な音楽作品について理解すること を目標とする。授業では 20 世紀初頭(1918 年頃まで)、両大戦 間(1918 年〜 1945 年)、第二次世界大戦後(1945 年以降)と いう大きな区分のなかで、各時期に生み出された様々な音楽につい て、関連する芸術潮流や社会的背景にも触れながら学んでゆく。
自学自習の指示
予習: 20 世紀の音楽に積極的に触れること。興味や疑問を抱い た事柄(作曲家や用語など)について、音楽事典などで自 ら調べる習慣を身に着けることが望ましい。
復習: 授業で配布するプリントを見直し、要点を理解して覚える こと。授業で取り上げた楽曲は、オーディオ室などを利用 して各自で視聴すること。
評価方法
前期と後期の最後に実施する筆記試験で評価する。
教科書
教科書は使用せず、毎回プリントを配布する。
参考文献等
グ ラ ウ ト / パ リ ス カ 著『 新 西 洋 音 楽 』 下 巻( 音 楽 之 友 社、
2001)、カッロッツォ/チマガッリ『西洋音楽の歴史』第 3 巻(シー ライト パブリッシング、2011)。各回の配布プリントで関連する 文献を紹介する。
授業内容
〔前期〕
1 20 世紀初頭①ドビュッシー 2 20 世紀初頭②スクリャービン 3 20 世紀初頭③ストラヴィンスキー 4 20 世紀初頭④新ウィーン楽派 5 20 世紀初頭⑤サティ 6 20 世紀初頭⑥ラヴェル
7 両大戦間①新古典主義 1(ストラヴィンスキー)
8 両大戦間②新古典主義 2(フランス六人組)
9 両大戦間③ジャズとの出会い
10 両大戦間④十二音技法 1(シェーンベルク)
11 両大戦間⑤十二音技法 2(ベルク、ウェーベルン)
12 両大戦間⑥バルトーク 13 両大戦間⑦南米・スペイン 14 前期のまとめ
〔後期〕
1 両大戦間⑧メシアン
2 両大戦間⑨ヴァイマール共和国の音楽界 3 両大戦間⑩ナチスドイツの音楽界 4 両大戦間⑪ロシア・アヴァンギャルド 5 両大戦間⑫ショスタコーヴィチ 6 両大戦間⑬プロコフィエフ
7 両大戦間⑭アメリカ実験音楽の先駆者たち 8 戦後①偶然性の音楽
9 戦後②トータル・セリエリズム 10 戦後③電子音楽
11 戦後④ 60 年代前衛の諸相(偶然性とクラスター)
12 戦後⑤ミニマル・ミュージック 13 戦後⑥ポストモダン 14 戦後⑦アジアの台頭 15 後期のまとめ
152
6 音楽学科目
16-9- 楢崎 洋子 .indd 修正日 2017 / 03 / 22
西洋音楽史Ⅲ
開講年次 組 時限数 単位数 キャンパス
3年次 B 1 時限/週 4 単位/年 江古田
担当教員
楢崎 洋子
授業の目標
19 世紀末から 20 世紀末までの音楽を対象に、その間音楽様式 がいかに変遷してきたかを把握し、説明できるようになることを目 標とする。戦争体験が音楽様式の変遷の主要な要因となっているこ とから、対象年代を 20 世紀初頭(1918 年頃まで)、両大戦間(1918 年〜 1945 年)、第二次世界大戦後(1945 年以後)に3区分し、
各年代における諸潮流は、その前の年代からどのような影響を受 け、その後の年代にどのような影響を及ぼしたか、また、非西洋の 作曲家が台頭することによって音楽様式がいかに変遷してきたか 等について考察する。
自学自習の指示
授業で取り上げた諸イズム、作品について、参考文献等の項で 挙げた文献ではどう説明されているか、複数の資料を調べて理解を 確かなものにすること。授業では視聴できなかった作品を図書館の オーディオ・ルームを利用するなどして視聴すること。
評価方法
前期と後期の各期末に課す試験の成績および出席状況と授業 への参加態度を総合して評価する。
教科書
教科書は使用せず、プリントを配布する。
参考文献等
たとえば次の著書のうちどれかを所持することが望ましい:グラ ウト/パリスカ著『西洋音楽史』下巻(音楽之友社 2001)、グリフィ ス『現代音楽小史――ドビュッシーからブーレーズまで』(音楽之 友社 1984)、グリフィス『現代音楽――1945 年以後の前衛』(音 楽之友社 1987)。ほか、適宜指示する。
授業内容
〔前期〕
1 授業の展望
2 20 世紀初頭①後期ロマン主義の残像 3 20 世紀初頭②エキゾティシズム 4 20 世紀初頭③印象主義 5 20 世紀初頭④表現主義
6 〜 7 20 世紀初頭⑤新しさとしての民族主義 8 20 世紀初頭⑥ロシア・バレエ団と管弦楽曲 9 両大戦間① 12 音技法
10 〜 11 両大戦間②新古典主義の諸相 12 両大戦間③アメリカニズム 13 両大戦間④打楽器音楽 14 両大戦間⑤社会主義リアリズム
〔後期〕
1 両大戦間⑥イギリスと南米の台頭 2 両大戦間⑦ 12 音技法の伝播 3 戦後①具体音楽と電子音楽
4 戦後② 12 音技法からトータル・セリーへ 5 戦後③不確定性の音楽
6 戦後④管理された偶然性 7 戦後⑤音響的作曲 8 戦後⑥アジアの台頭 9 戦後⑦現代邦楽
10 戦後⑧ミニマル・ミュージック 11 戦後⑨ポストモダンと多様式主義
12 戦後⑩ポストモダンにおけるモダニズムの変容 13 戦後後⑪グローバリゼーション
14 戦後⑫グローバリゼーション 15 総括
西洋音楽史Ⅲ
開講年次 組 時限数 単位数 キャンパス
3年次 C 1 時限/週 4 単位/年 江古田
担当教員
小倉 多美子
授業の目標
ドビュッシー以降、20 世紀に現れた新たな音楽様式ついて学びま す。戦争を節目として、20 世紀初頭(1918 年頃まで)、両大戦間
(1918 年〜 1945 年)、第二次世界大戦後(1945 年以後)の3つ の年代に区分し、通史的に概観するとともに、各年代における主要 な潮流については、背景となる社会や他の芸術ジャンルの動向を含 めて考察し、各作品の理解を深めるために実際に作品を分析します。
これらの考察や分析を通して、音楽史の流れ、および主要作品の様 式的特徴を各自で説明できるようになることを目標とします。
自学自習の指示
・コンサート体験の勧め:学生料金でコンサート体験できるうち に、数多く足を運んでください。音楽業界にはさまざまな職種 があります。その体験は、演奏家になろうとする方にとってだ けではなく、どのような職業についた場合にも、貴重な財産・
武器になりますから。
・予復習について:20 世紀以降の作品がコンサートにプログラ ミングされるのが一般化してきた現在です。興味を抱いた作品
(将来演奏してみたい、など)やその技法の特徴などについては、
講義ノートおよび以下に挙げた参考文献、『ニューグローヴ世 界音楽大事典』を活用してまとめておくこと。試験に際しても 役立ちます。
評価方法
授業時に演習課題として出した作品分析、またはミニ・レポート、
試験、授業への参加態度を、総合的に評価する。
使用教材
教科書は使用せず、授業時に必要なプリントを配布
参考文献等
M. カッロツォ、C. チマガッリ 川西麻理訳『西洋音楽の歴史』
(シーライト パブリッシング 2011)、ポール・グリフィス 石 田一志訳『現代音楽小史〜ドビュッシーからブーレーズまで』(音 楽之友社 1984)、D.J. グラウト/ C.V. パリスカ 戸口幸策・
津上英輔・寺西基之共訳『新 西洋音楽史(下)』(音楽之友社 2001)
その他、適宜授業内に紹介します。
授業内容
〔前期〕
1 20 世紀初頭①印象主義・象徴主義Ⅰ 2 20 世紀初頭②印象主義・象徴主義Ⅱ
3 20 世紀初頭③ストラヴィンスキーⅠ 原始主義とバレエ・リュス 4 20 世紀初頭④ストラヴィンスキーⅡ ジャズ、新古典主義 5 20 世紀初頭⑤サティ
6 20 世紀初頭〜両大戦間①表現主義と新ウィーン楽派Ⅰシェーンベルク 7 20 世紀初頭〜両大戦間②表現主義と新ウィーン楽派Ⅱベルク 8 20 世紀初頭〜両大戦間③表現主義と新ウィーン楽派Ⅲウェーベルン 9 20 世紀初頭〜両大戦間④未来派
10 両大戦間①新古典主義
11 両大戦間②ヴァイマール時代の作曲家①ヒンデミット 12 両大戦間③ヴァイマール時代の作曲家②ヴァイル 13 両大戦間④バルトークⅠ
14 前期のまとめ
〔後期〕
1 両大戦間⑤バルトークⅡ
2 両大戦間⑥ロシア・アヴァンギャルド〜ソヴィエトの作曲家たち 3 両大戦間⑦プロコフィエフ、ショスタコーヴィチ
4 両大戦間⑧音素材の拡張〜具体音楽と電子音楽 5 両大戦間⑨アメリカン・クラシックの系譜 6 戦後①アメリカ実験音楽の系譜 7 戦後②ケージとフルクサス 8 戦後③トータル・セリエリスム 9 戦後④ 60 年代の前衛音楽① 10 戦後⑤ 60 年代の前衛音楽② 11 1980 年代以降:ポストモダンの諸相 12 1990 年代以降の諸相
13 中国、アジアの現代の音楽 14 日本の現代の音楽 15 後期のまとめ