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高可用性構成の概要 高可用性構成の概要 高可用性構成の概要 高可用性構成の概要

トールトール

7.1 高可用性構成の概要 高可用性構成の概要 高可用性構成の概要 高可用性構成の概要

高可用性構成の概要

高可用性構成の概要

高可用性環境へのインストール: 概要 7-3

Oracle Application Server中間層のインストール中に仮想ホスト名を指定することはでき

ませんが、Cold Failover Cluster中間層のインストール後の構成手順に従うと、ハード ウェア・クラスタまたはロード・バランサを経由して、仮想ホスト名を引き続き使用でき ます。

フェイルオーバー手順

アクティブ-パッシブ構成には、アクティブなインスタンスの障害を検出し、パッシブな インスタンスにフェイルオーバーしてダウンタイムを最小にする、一連のスクリプトと手 順も含まれています。

OracleAS Cold Failover Cluster構成の利点は次のとおりです。

可用性の強化

アクティブなインスタンスになんらかの理由で障害が発生するか、オフラインにしなけれ ばならない場合、同一の構成を持つパッシブのインスタンスがアクティブなインスタンス を引き継ぐために常に待機しています。

運営コストの削減

アクティブ-パッシブ構成では、1つのセットのプロセスのみが稼働してリクエストを処理 します。通常、1つのアクティブなインスタンスの管理の方が、多くのアクティブなイン スタンスの管理より低コストです。

アプリケーションの独立性

アプリケーションによっては、アクティブ-アクティブ構成が適切でないものもあります。

このようなアプリケーションには、アプリケーションの状態やローカルに保存されている 情報に大きく依存するものがあります。アクティブ-パッシブ構成では、常に1つのイン スタンスのみがリクエストを処理します。

通常、OracleAS Cold Failover Clusterという用語は、Oracle Application Serverインスタンス・

レベルでのクラスタリングを表します。ただし、クラスタ化されている特定のタイプのインス タンスをコールアウトする必要がある場合、このマニュアルではOracleAS Cold Failover

Cluster(タイプ)という表記で、クラスタ・ソリューションを表します。たとえば、次のよう

になります。

OracleAS Cold Failover Cluster(Identity Management)

OracleAS Cold Failover Cluster(Infrastructure)

Oracle Application Serverシステム(コンテンツ・キャッシュ)のエントリ・ポイントから

バックエンド・レイヤー(データソース)まで、クライアント・リクエストが通過するすべて

の層は、OracleAS Clusterを使用したアクティブ-アクティブ構成またはOracleAS Cold

Failover Clusterを使用したアクティブ-パッシブ構成のいずれかで、冗長に構成できます。

インストールの詳細は、第8章「高可用性環境へのインストール: OracleAS Cold Failover

Cluster」を参照してください。

7.1.2 OracleAS Cluster

Oracle Application Serverは、OracleAS Clusterを使用したそのすべてのコンポーネントに対し

てアクティブ-アクティブなモデルを用意しています。OracleAS Clusterでは、2つ以上の

Oracle Application Serverインスタンスが同じアプリケーションのワークロードを処理するよ

うに構成されます。通常、これらのインスタンスは異なるノードで実行されます。

ノードの前面には、外部のロード・バランサが必要です。クライアントは、ロード・バランサ を介してこれらのノードにリクエストを送信します。その後、ロード・バランサは、いずれか のノードにそのリクエストを送信して処理します。ロード・バランサは、独自のアルゴリズム を使用して、リクエストを送信するノードを決定します。

関連項目 関連項目 関連項目

関連項目: 『Oracle Application Server高可用性ガイド』

高可用性構成の概要

OracleAS Cluster構成の最も一般的なプロパティは次のとおりです。

同じインスタンス構成

インスタンスは、同じワークロードまたはアプリケーションを処理することを目的として います。これらの同じ構成により、同じリクエストには同じのレスポンスが配信されるこ とが保証されます。ローカル・ホスト名情報など、一部の構成プロパティではインスタン ス固有の値を使用できることに注意してください。

単一の仮想インスタンスとしての管理

通常、アクティブ-アクティブ・トポロジでは、1つのインスタンスで行われる構成の変更 は、他のインスタンスに伝播される必要があります。

独立したオペレーション

アクティブ-アクティブ・トポロジでは、1つのOracle Application Serverインスタンスで 障害が発生しても、その他のインスタンスの機能に影響を与えることはなく、リクエスト の処理を続行できます。

OracleAS Cluster構成の利点は次のとおりです。

可用性の強化

アクティブ-アクティブ・トポロジには、冗長性(複数のOracle Application Serverイン スタンスが同じコンポーネントを実行する)が組み込まれています。1つのインスタンス を失っても、他のインスタンスが同じリクエストを継続して処理できます。

スケーラビリティとパフォーマンスの強化

同じ構成を持つ複数のインスタンスは、異なるマシンおよびプロセス間で共有される分散 ワークロードを備えています。また、アプリケーションの増加に応じて新しいインスタン スを追加できます。

通常、OracleAS Clusterという用語は、Oracle Application Serverインスタンス・レベルでのク

ラスタリングを表します。ただし、クラスタ化されている特定のタイプのインスタンスをコー ルアウトする必要がある場合、このマニュアルではOracleAS Cluster(タイプ)という表記で、

クラスタ・ソリューションを表します。たとえば、次のようになります。

2つ以上のOracle Identity ManagementのインスタンスはOracleAS Cluster(Identity Management)

OracleAS Cluster(Identity Management)の詳細は、第9章「高可用性環境へのインストール

: OracleAS Cluster(Identity Management)」を参照してください。

7.1.3 OracleAS Disaster Recovery

OracleAS Disaster Recovery構成には、次の特性があります。

本番サイトとその本番サイトをミラーリングするスタンバイ・サイト。通常、これらのサ イトは、洪水、火災、地震などのサイト障害に備えて、互いに離れた場所に設置されます。

正常動作時には、本番サイトがすべてのリクエストを処理します。本番サイトが停止する と、スタンバイ・サイトが引き継ぎ、すべてのリクエストを処理します。

各サイトには、ハードウェアおよび実行するソフトウェアがすべて備わっています。また、

OracleAS Infrastructureおよび中間層の実行に使用するノード、ロード・バランサおよび

DNSサーバーも含まれています。

OracleAS Disaster Recoveryには、OracleAS Infrastructureおよび中間層が含まれます。詳細 は、第10章「高可用性環境へのインストール: OracleAS Disaster Recovery」を参照してくだ さい。

高可用性構成の要件

高可用性環境へのインストール: 概要 7-5

7.1.4 相違の概要 相違の概要 相違の概要 相違の概要

表7-1に、高可用性構成間の相違の概要を示します。

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