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電子チケット・電子クーポン

ドキュメント内 Public Key Infrastruc (ページ 55-58)

3.6 その他

3.6.2 電子チケット・電子クーポン

3.6.2.1 博報堂・オムロン「携帯電話連動電子チケット・クーポン」

博報堂とオムロンは携帯電話に電子チケットやクーポン券を直接発行する事業の展開を 2001年秋から共同で開始した。利用企業は自社のウェブサイトなどで、期限が過ぎると自 動的に消えたり、利用回数を限定したチケットなどを消費者向けに発行できる。チケット 自体にプログラムを組み込んで送信するオムロンの技術を採用する。

博報堂及び携帯電話を使ったマーケティング子会社のケイタイ・ゲットが営業を担当、

オムロンが電子チケットなどを発行するサーバを運用・管理する。企業はオムロンのソフ トを使って自社サイトからチケットを発行するか、オムロンが開設するチケット発行サイ ト「JMART(仮称)」にリンクを張り、発券代行を依頼する。

同サービスを使うと、決めた期日に自動消滅するコンサートチケットや座席指定券、決 められた利用回数内で回数が増えるごとに割引率が増すクーポンなどを携帯向けに発行で きる。商品サンプルがもらえるチケットを発行し、人数限定で配ることも可能である。利 用者はボタンを押して必要な画面を呼び出すだけで、入場できる。代金決済にはネット専 用銀行を使う方針という。

携帯電話を使い電子チケットなどを配布する試みはあるが、POSシステムなどと組み 合わせるなど、複雑な仕組みが必要となる。利用者がデータを消去しなくてはならないう え、データが端末に残ると不正使用の恐れがあるなどの課題がある。

オムロンが開発した携帯電話とサーバの間の通信手順を簡素化するソフト「Jumon」

を使う。Javaで記述したチケットを単なるデータではなくプログラムした小型ソフト として送信する。

従来、チケットの情報を書き換えるには何度もサーバに接続する必要があった。Jav a対応の携帯電話端末を各社が商品化し始めたため、同サービスを始める。「Jumon」

はKDDIの携帯電話に標準搭載済みである。

新サービスを使うと、チケットから利用情報などをサーバに送ることで、単なるチケッ トだけでなく、ユーザ動向の収集・解析などにも利用できる。

 

3.6.2.2 KDDI「2次元バーコード電子チケット」

KDDI・auは2次元バーコードを使って携帯電話機をチケット代わりにするサービ スを始めた。コンサートの来場希望者を対象に携帯ネットサービス「EZweb」でチケット 抽選予約を行い、入場時には携帯のバーコード画像で認証を行う。

チケット販売は、まず当選者に電子メールで通知、EZweb のサイトでクレジット決済、

その後、2次元バーコードを携帯電話にダウンロードし、液晶表示部に表示したバーコード 画像を認証して入場する。

実証実験は、2001年2月に始まった若者向けライブイベント「クラブ・ライブ・リコメ ンド」(渋谷公会堂)で実施した。チケット発行数は 280 枚で、KDDIの携帯電話利用 者から募集した。クレジットカードによる支払い決済を組み合せた有料チケットの実験を 行い、コピーしにくい複雑な形状をした 2 次元バーコードを使うことによって違法コピー や認証などの安全性の問題にも考慮したシステムになっている。

3.6.2.3 サイバード・ぴあ「携帯電話チケット」

サイバードが開発した、携帯電話で番号を入力することで希望するインターネットの画 面にアクセスできるシステム「すぐメル」のシステムと、ぴあが発行する雑誌を連動させ る。利用者は雑誌に記載された番号を打ち込んでその場でコンサートなどのチケットの購 入や飲食店の情報を入手できるようになる。提携の第一弾として、ぴあの「Weekly  ぴあ」でアミューズメント施設などを対象に情報提供を行っている。

3.6.2.4 日本エンタープライズ「モクー」

携帯電話向けサイト開発の日本エンタープライズは、セキュリティ機能を強化した携帯 電話用クーポン券を配信する。配信するクーポン券に固有の番号を割り振り、不正利用が できないようにする。高額クーポン券も配信でき、キャンペーン向けシステムなどとして 売り込む。

新サービス「モクー」(仮称)では、インターネットで配信したクーポン券を携帯電話 の画面に表示する。利用者は日本エンターが配信したアドレスをクリックし、メールでク ーポン券を受け取る。配信するアドレスは 1 度しか利用できず、同じ利用者が複数回クー ポン券を受信するなどの不正利用を防ぐ。

画面にクーポン券を表示する際、同時に番号を配信する。店舗は電話で日本エンターの サーバに接続して13ケタの番号を入力する。サーバは番号でクーポン券の有効期限や回数 を確認し店舗に伝える。

どの問題があった。バーコードシステムも店舗が専用読み取り機を導入する必要がある。

新システムの利用料は月5万〜10万円程度で、専用のバーコード読み取り機を導入する場 合の約10分の1のコストで済む。大手百貨店が1日から新サービスをキャンペーンに活用 し、月間約50のキャンペーンへの採用を見込んだ。

3.6.2.5 全日空、ネットクーポンを携帯電話に配信

全日本空輸が空港売店の割引券を携帯電話に配信するサービスを始めた。全日空、エア ーニッポン、エアー北海道の国内線利用客が対象となる。

ネットクーポンには、「いちおしクーポン」と「まる(5)とクーポン」の 2 種類があ り、NTTドコモの「iモード」などで受信できる。利用するには、搭乗券の提示が必要 になる。「いちおしクーポン」は羽田や千歳など七空港の売店で有効で、22商品が10%引 きとなる。一方、「まる(5)とクーポン」は34空港で合計1,000円以上の買い物を条件 に、ほとんどの商品が5%引きになる(たばこや書籍、お酒などは除く)。

ネットクーポンは、レンタルビデオ店「TSUTAYA」を展開するカルチュア・コン ビニエンス・クラブや、自動車用品専門店のオートバックスセブンなども導入している。

画面に「ネットクーポン」の画像を呼び出して、全日空商事の売店の店員に見せれば、5〜

10%引きで買い物ができる。航空会社では初の試みで月間3万人の利用を見込んでいる。

3.6.2.6 東芝とアランが新会社、携帯に割引券

東芝はベンチャー企業のアラン(東京・港区)と共同で、携帯電話の利用者を対象にし たマーケティング会社を設立した。特定の消費者の携帯電話に電子割引券などを配信、顧 客企業の販促を支援する。開発した販促システムは、電子割引券を顧客企業の会員が保有 しているネット接続携帯電話に配信する。会員は携帯電話を店舗に持参、画面に割引券を 表示すれば優待サービスが受けられる。割引券にはバーコードが付いており、店舗側はバ ーコードを読み取るだけで、どの会員がどの割引券を使ったか記録できる。システムの提 供価格は年500万円とされている。

3.6.2.7 海外開発センター、携帯電話向けの配信情報、加盟店自由に更新

外食店向けのクーポンサービスを企画・提供する海外開発センターは2001年11月から、

提供する情報の内容を加盟店が自由に更新できる携帯電話向けの情報配信サービスを始め た。加盟店はその日の状況に応じて、割引サービスなどの最新情報を常に提供できる。情 報の鮮度を高めて利便性を向上、加盟店や会員の新規獲得につなげる。

新サービス「あったあった」は、同名のサイト(http://www.atta2.com)に接続した会 員に、地域やジャンルで分けられた加盟店の一覧から店のサービス情報を提供する。加盟 店は割り振られたアドレスにメールを送れば、提供する情報を1日に最大51回まで更新で きる。

会員にはサイトで選んだ店のサービス情報とともに、会員証の代わりに属性情報を記し たバーコードを配信する。サービスを利用するときは携帯電話の画面にバーコードを表示 して加盟店のリーダで読み取り認証する。当面はNTTドコモのインターネット接続サー ビス「iモード」でのみ利用が可能で、月に100円の会費が必要となっている。

加盟店は一律の割引サービスだけでなく、食材の入荷状況などから特徴のあるサービス に日ごとに提供できる。バーコードには利用者の属性情報も含まれているため、加盟店の 顧客データの蓄積にも役立つ。

バーコードリーダは同社が加盟店にレンタルする。レンタル料を含んだ契約料は1店あ

たり 6,000 円/月となっている。同社は携帯電話にバーコードのサービス情報を配信する

システムをほかの会員制サービスを提供する企業にも外販する。

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