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1.  開設準備・移行支援業務 

(1)  基本的考え方 

1)  再開発における位置付け 

本業務は、統括マネジメント業務の一環として実施することを求めるものであるが、本件が 継続的なBPRと「居ながら改修」を伴う複雑な施設整備を含むものであることから、特に個 別業務として要求水準を示す。

再開発にあたり、病院では各部門の機能や運営の再編を行い、質の向上・業務の効率化等を 図る計画としている。また、病院運営に広く事業者を参画させることにより、医療資源の更な る活用につながるBPRの提案・企画を期待している。

さらに、再開発では、病院を稼動させながらの新棟建設及び既存棟改修となることから、医 療安全の確保及び療養環境の質の維持を図り、診療制限等による経営的影響を最小化すること が重要である。特に新棟を円滑に開設させ、安全で合理的な既存棟移行に伴う移転業務を推進 する。また、移転コストの低減を目的として、より効率的な移行計画とする方策を検討する。

2)  業務概要  ア  業務設計支援 

再開発で機能・運営の改善を図るにあたり、プロセスの見直し・フローチャート化・マニュ アル化・リハーサルを行うこと等をここでは、「業務設計」という。

病院の各診療部門の業務設計については、原則事業範囲外とし、病院が主体的に実施する。

ただし、病院と事業者が同一エリアで協働する業務など、業務間のインターフェイスが生じる 業務については、事業者の積極的な企画・助言・支援を求める。

イ  開設準備・移行支援  (ア)  移行計画実施支援 

病院経営支援業務やその他関連業務と連携し、新棟建設及び既存棟改修が診療に与える影 響を最少化するための移行計画について事業者の企画・助言・支援を求める。

また、移行実施計画の策定に際して必要な調査やスケジュール調整、リハーサル等につい ては、病院と事業者が一体となって実施することで、可能な限り業務間の隙間を未然に防止 する。

(イ)  物品等の移転業務 

物品等の移転・患者の搬送等の移転業務については、事業者が調達するものを除き、病院 が自ら別途、引越業者を選定するものとする。ただし、移転計画の立案及び引越業者選定支 援は事業範囲とする。

(2)  要求水準  1)  前提条件 

2)  遵守事項 

「統括マネジメント業務」と同様

3)  サービスレベル  ア  病院機能の維持 

a  移行による診療への影響が最小限となる計画とすること。 

(a)  経営支援業務と連携し、移行費用とのバランスを考慮しながら、病院が策定する診 療制限計画について助言すること。 

(b)  診療業務への影響を考慮した移行計画とすること。 

(c)  施設整備業務と連携し、診療や運営支援業務に係る必要な準備行為が滞りなく実施 できるようにスケジュール調整を行うこと。 

(d)  新棟開院及び移行時の診療開始予定日に遅滞が生じないようにすること。 

b  運用リハーサル、病院職員への説明会等は、病院職員の各職種や配置部門を考慮し、可 能な限り繁忙期・繁忙時間帯を避けること。 

c  新棟開設時及び移行後の病棟稼動日に、必要な診療機能が円滑に開始できる状態にする こと。 

(a)  医療機器、備品、診療材料等の必要物品が、使用可能な状態で配置されていること。 

(b)  各業務が円滑に開始できるよう、十分な教育・トレーニング等を行うこと。 

d  新棟開設直後、移行時の病棟稼動直後の診療現場の混乱を最小限に抑えること。 

(a)  移行実施計画、移行実施マニュアルは、予め想定されるトラブル等への対応を反映 したものとすること。 

(b)  適切な時期に、新棟開院時に開始する他の運営支援業務の従事者を参画させ、病院、

その他関係者と実務レベルにおける連携・調整を十分に行うこと。 

(c)  隙間業務が生じないよう、リハーサル等の準備行為を通じて、病院と事業者間及び 業務間の業務分担を入念に確認すること。 

(d)  新棟開院後及び移行後も、適切な期間、人員を配置し、病院と事業者間及び業務間 の細かな業務調整を行うこと。 

イ  協働体制の構築 

a  関係者が十分に準備できる環境を提供すること。 

(a)  関連業務や関連部門と連携し、全ての物品や医療機器は、リハーサルやトレーニン グ時に通常通り使用可能であること。 

(b)  リハーサルやトレーニングは、病院職員及び事業者の必要な関係者が全て参加でき る計画とすること。 

(c)  全ての関係者に対し、移行計画やマニュアルなどの周知徹底と確認・調整を確実に 行うこと。 

b  業務設計にあたっては、病院全体の業務の最適化を図ること。 

(a)  病院及び事業者が同一領域で行う業務について、安全性、質、効率性を確保した業 務設計を積極的に行うこと。 

(b)  施設整備業務、調達業務などと連携し、移転・移設費用が適正となるよう計画する こと。 

ウ  患者満足度の確保 

a  患者や来院者の快適性への影響を最小限にすること。 

(3)  業務区分表 

当該業務に係る業務・作業について、以下のとおり病院と事業者とで区分するものとする。 

開設準備・移行支援業務

業務主体  業務区分  業務内容 

病院  事業者

移行に関する準備組織の立ち上げ ◎ ○  移行関連組織の立ち上げ 

移行に関する準備組織の事務局業務 ◎ ◎  必要資料の準備・提供、連

絡・調整、書類作成、提出   ◎  届出等手続き 

(病院名で実施するもの)

承認 ◎  

計画起案、資料作成、 

連絡・調整、取りまとめ等   ◎ 

計画の確認 ◎  

運用オリエンテーションの 実施 

オリエンテーション参加 ◎ ◎  計画起案、資料作成、 

連絡・調整、取りまとめ等   ◎ 

計画の確認 ◎  

運用リハーサルの実施 

リハーサル参加 ◎ ◎  病院側業務 ◎ ○  病院側業務と事業範囲との

インターフェイス部分   ◎  運用マニュアルの作成 

事業範囲の業務  ◎  業務設計支援 

運用マニュアルの職員への周知徹底  ◎  起案、資料作成、 

連絡・調整、取り まとめ等 

 ◎  基本スケジュール

の策定 

承認 ◎  

移設対象品の抽出   ◎  廃棄対象品の抽出   ◎  医療機器・什器備

品の調査 

調達業務との整合

性確認   ◎  起案、検討資料作

成   ◎ 

診療制限計画の策 定 

検討、承認 ◎   開設・移行計画実施 開設・移行基本計

画の策定 

移設・移送費用の調査  ◎ 

業務主体  業務区分  業務内容 

病院  事業者 起案、資料作成、 

連絡・調整、取り まとめ等 

 ◎  詳細スケジュール

の策定 

承認 ◎  

起案、検討資料作

成   ◎ 

患者移送計画の作 成 

検討、承認 ◎   移設・廃棄対象品

の確定  ◎   移設・廃棄計画の

起案、スケジュー ル調整 

 ◎  医療機器・什器備

品の移設・廃棄計 画の策定 

院内説明会開催   ◎  起案、検討資料作

成   ◎ 

診療制限詳細計画 の策定 

検討、承認 ◎  

移行費用の概算算出  ◎  起案、作成  ◎ 

移行実施マニュア

ル  承認 ◎  

トレーニング計画の策定  ◎  メーカー等との連絡・調整  ◎  操作等トレーニン

グ 

操作マニュアルの作成  ◎  接遇トレーニング トレーニング計画の策定・準備  ◎ 

移行計画の院内周知徹底及び確認・調

整   ◎ 

診療制限の実施 ◎ ○ 

患者移送 ◎  

移設物品の移送 ◎  

開設時・改修時の 移行・移送 

監督官公庁への提出書類作成、保管   ◎ 

広報計画の作成  ◎ 

広報活動費用の算出  ◎ 

病院紹介パンフレット、ビデオ、ホームページ等の作成   ◎  広報活動 

広報活動の実施  ◎ 

凡例 ◎:当該業務の主担当  ○:従担当・協力

(4)  費用負担区分表 

当該業務にかかる費用区分は、共通費用負担区分にて示す項目のほか、下記のとおりとする。

下記以外のものは別途協議のうえ決定するものとする。 

開設準備・移行支援業務

費用項目  大学  事業者 各業務で使用する備品費 準備本部に設置する備品  ○    各業務で使用する消耗品費 移設・移送に係る消耗品(梱包材・養生資材等)  ○   

移送費 ○  

各業務の諸経費 

広報物の作成費用  ○ 

凡例 ○:負担者(事業者負担の場合、入札価格に含める費用)