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第4章  施設整備業務

3. 診療材料類管理業務

b  情報管理業務(SPDシステムに含まれる管理対象システム) 

(a)  診療材料管理システム  (b)  薬品管理システム  (c)  放射線材料管理システム  (d)  再生滅菌材料管理システム  (e)  機能検査薬品在庫管理システム 

ウ  実施体制 

a  業務を実施する企業は、以下の要件を満たすこと。 

(a)  200 床以上の病床数を有する総合病院の物品管理にかかる業務を複数年継続して 行った実績があること。 

b  従事者は、以下の要件を満たすこと。 

(a)  責任者は、200 床以上の病床数を有する総合病院における物品管理業務にて業務統 括の経験を有していること。 

 2)  遵守事項  ア  安全性の確保 

a  医療安全の確保に万全を尽くすこと。 

(a)  物品の取違えや供給ミスなどの医療過誤の防止策を講じ、徹底すること。 

 3)  サービスレベル  ア  病院機能の維持 

a  各部署において、必要時に必要材料等が使用可能な状態を常に保つこと。 

(a)  常備品目、各部署の定数配置品について、欠品を発生させないこと。 

(b)  緊急の購入依頼に迅速に対応すること。 

(c)  診療材料類の品質を常に確保すること。特に期限切れを発生させないこと。 

(d)  診療材料類の期限切れを発生させないこと。 

(e)  病院情報システムとの連携が可能であり、利便性・実用性の高いSPDシステムを 構築し、迅速かつ確実に状況を把握できるデータ管理を行うこと。 

(f)  季節的な流行疾患や夜間休日・大型連休・年末年始等の患者数の変動に対応できる よう、計画的に運用すること。休日後も、円滑な業務開始を可能とすること。 

イ  協働体制の構築 

a  診療材料類に関連した情報を収集し、院内周知に努めること。 

(a)  医療安全情報や同種同効品の比較情報、新製品にかかる情報などを収集・提供し、

院内周知に努めること。 

(b)  収集情報について、病院職員と定期的に報告・意見交換の場を持つこと。 

ウ  環境変化への対応 

a  医療ニーズの変化等に伴うマスター更新を確実に行うこと。 

(a)  診療報酬改定に対応すること。 

(b)  新規採用、品目見直し等に伴う更新を迅速かつ確実に行うこと。 

 

エ  健全経営への貢献 

a  経営支援業務と連携し、材料費の適正化に貢献すること。 

(a)  適正在庫数の実現により在庫費用の適正化を図ること。 

(b)  常備品目、各部署の定数配置品について、デッドストックを発生させないこと。 

(c)  使用量の適正化に努めること。 

(d)  採用物品について同種同効品の標準化、新規採用物品の適正化に努めること。 

(e)  経営支援業務と連携し、病院の収益計画に応じた費用計画の立案支援を行うこと。 

(f)  経営管理に有効な消費管理及び統計管理を行うこと。 

b  診療材料類に関する診療報酬請求漏れを防止すること。 

(a)  請求漏れの起こりにくい管理体制を構築すること。 

(b)  使用実績と診療報酬請求データなどとの突合・照会を行うこと。 

 

(3)  業務区分表 

当該業務にかかる業務・作業について、以下のとおり病院と事業者とで区分するものとする。

診療材料類管理業務

業務主体  業務区分  業務内容 

病院  事業者 購入品目・見積リストの作成  ○ ◎ 

購入品目の選定 ◎  

購買管理 調達 

調達  ◎ 

検収代行   ◎ 

検収 

確認・承認  ◎  

返品   ◎ 

納品検収業務 

確認・承認   ◎ 

事務   ◎ 

出納管理 

確認・承認  ◎  

定数管理対象物品  ◎  入庫保管管理業

務  定数外対象物品  ◎ 

臨時請求  ◎ 

請求受付 

時間内・時間外対応  ◎ 

病棟部門  ◎ 

外来部門  ◎ 

医療技術部門  ◎ 

払出供給業務 

出納・使用入力  ◎ 

返却処理  ◎ 

在庫管理 

SPD倉庫管理 

業務主体  業務区分  業務内容 

病院  事業者 適正在庫数管理  ○ ◎  定数管理対象 

残数確認、供給・補充   ◎ 

請求  ◎  

定数外対象物品

供給   ◎ 

返却品回収   ◎ 

棚卸業務   ◎ 

部署別管理 

品質管理・環境整備   ◎ 

構築・調達   ◎ 

運用管理   ◎ 

作成・新規登録・削除   ◎  SPDシステム管理 

(診療材料、薬品、放射線材料、滅 菌材料、機能検査薬品) 

マスタ管理 

承認  ◎  

使用量報告   ◎ 

経営指標統計作成  ◎ 

分析・報告  ◎ 

統計分析 

改善案  ◎ 

情報管理 

医事請求漏れ調査・照会  ◎ 

購入 ◎  

災害時用備蓄品の管理 

保管管理  ◎ 

中央倉庫・部署別在庫棚等の管理 整理整頓・清潔保持等  ◎  凡例 ◎:当該業務の主担当  ○:従担当・協力 

(4)  費用負担区分表 

当該業務にかかる費用区分は、共通費用負担区分にて示す項目のほか、下記のとおりとし、

下記以外のものは別途協議のうえ決定するものとする。なお、大学に「○」となっている項目 のうち一部については、調達業務の調達対象品目に含まれる場合がある。

診療材料類管理業務

費用項目  大学  事業者

水道光熱費 SPD倉庫

情報システム SPDシステムにかかる費用一切 SPD倉庫内に設置する机、作業台、保管棚等 配置先に設置する保管棚

備品費

在庫管理に要する情報端末類(配置先の使用分含む)

診療材料

事務用品

一般消耗品

在庫管理に要する消耗品類(配置先の使用分含む) 衛生管理に要するマスク、帽子、手袋、消毒液等 消耗品費

専ら事業者で 使用する消耗

その他

凡例 ○:負担者(事業者負担の場合、入札価格に含める費用)