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第6章  施設維持管理業務

3. 警備業務

(1)  基本的考え方 

 1)  再開発における位置付け 

現在の警備業務は単年度契約における業務発注であることから、その他業務との連携によ る効率的な業務実施など、事業全体の最適化がなされていなかった。今後は、単なる警備業 務から長期包括的に業務を実施することにより、病院の変化に対応した業務改善や学習効果 が期待でき、事業全体の最適化によるサービスの向上を目指す。 

 

 2)  業務概要 

病院の建物及び構内における防災、防犯及び非常事態発生時における応急措置等の警備等 業務を行う。 

  (2)  要求水準 

 1)  前提条件  ア  業務範囲 

警備の業務範囲は、以下の施設及び参考資料に示す病院敷地を対象とする。 

なお、E棟は、改修期間中に病院施設から教育研究施設に転用するため、病院施設から除 外されるまでは清掃業務の範囲とする。病院施設から教育研究施設に転用される時期は、平 成 24 年4月の新棟の開院から既存棟の改修が終了する平成 27 年 3 月までの間を予定してい る。 

施設区分  施設名称・病床数  階  (地上−地下)

延面積*1 

(㎡) 

既存棟  改修面積*3 

(㎡) 

A棟(外来診療棟) 4−1 10,565*3 

新A棟(外来診療棟) 4−0 3,233  B棟(病棟:一般・精神 189 床) 12−1  29,977*3 

C棟(中央診療棟) 5−1 13,763  約 25,000

D棟(特殊診療棟) 2 1,321 0 E棟(教育研究施設) 6−1 5,661 0 F棟(資料保管棟) 1 809 0 既存棟 

渡り廊下 2 346 0

新B棟(一般 611 床)  12−1  約 40,000  −  病院 

施設 

新棟  ホール・渡り廊下 9−1 約 3,000 − 

*1 延面積は財産管理上の面積

*2 改修面積は用途変更にかかる部分の面積で他に設備配管等の更新に伴う改修がある 

*3 新棟との接続部の増設による面積増は含まず 

イ  業務日及び業務時間 

a  業務日及び業務時間は 365 日 24 時間稼動する病院の機能を勘案。 

ウ  実施体制 

a  業務を実施する企業は、以下の要件を満たすこと。 

(a)  200 床以上の病床数を有する総合病院の警備業務を複数年継続して行った実績 があること。 

(b)  国際標準化機構が制定した品質保証システム規格ISOに基づく第三者認証登 録を受けていること。 

b  従事者は、以下の要件を満たすこと。 

(a)  警備業法に基づく警備員とし、消防法施行規則第3条第1項第7号に掲げる事項 のうち防火センター要員の講習を受講修了している者であること。 

 2)  遵守事項  ア  安全性の確保 

a  医療事故やシステム障害時の事故発生時、又は事故に準ずる事態に適切な対応を取るこ と。 

b  施設・設備等に障害が発生した場合は、現場確認や初期対応を行うなど、適切な対応を 行うこと。 

c  病院敷地内において患者や病院職員が危険な状況にある場合には、適切な対応を行うこ と。 

d  屋上へリポートにおけるヘリの離発着の際の準備、出入り口の管理・誘導などを的確か つ迅速に行うこと。 

イ  報告及び届出 

a  業務計画書で定める作業について、実施日時、作業内容、作業手順、作業範囲及び検査 方法等を記載した作業計画書を記載したものを業務開始前までに作成すること。 

なお、診療・療養や周辺環境に影響を与える恐れのある作業は、事前に病院と協議する とともに、実施中は実施状況について、連絡・報告を行うこと。 

b  責任者は、日々の作業終了後、作業報告書を作成するものとする。 

c  作業予定の変更(使用器材等の変更も含む。)、クレーム等の問題が生じた場合は、速や かに病院に報告するものとする。また、当日の作業報告書にも記載すること。 

d  防火センター要員の講習を受講修了した者については、遅滞なくその修了証書の写しを 提出すること。 

 3)  サービスレベル  ア  病院機能の維持 

a  病院の医療機能を踏まえた適切な警備体制を確保すること。 

(a)  犯罪やトラブルを未然に防止するよう努めること。 

(b)  患者や家族、来院者の安全確保に万全を期すこと。 

(c)  暴力行為や不審者に対する対応等、患者及び病院職員の安全確保に万全を期すこ と。 

(d)  患者の無断離院等に備え、警察や消防機関と連携体制を整えておくこと。 

(e)  施設内で事件・事故が発生した場合、現場に急行するとともに、被害が拡大しな いよう、的確に行動すること。 

(f)  連絡体制の確保・充実に努めること。 

b  病院の医療機能を踏まえて業務を遂行すること。 

(a)  365 日 24 時間稼動する病院機能を踏まえ、適切な警備体制を確保すること。 

(b)  正面玄関や救急車進入路などに駐停車している車両について、通行の妨げとなら ないよう適切に整理誘導を行うこと。 

イ  協働体制の構築 

a  病院職員等と意思疎通を図り、連携して業務を遂行すること。 

(a)  建築物・建築設備の異常を発見した場合、施設等管理業務と連携・協力して適切 な処置を行い、被害の発生・拡大を防止すること。 

ウ  患者満足度の確保 

a  業務にあたり、患者の療養や診療業務、看護業務などの妨げとならないよう実施するこ と。 

b  病院職員の一員として患者などに接すること。 

(a)  服装・態度・言葉遣いを適切に行うこと。 

(b)  院内において患者、家族などと接する機会には、病院の一員として十分な接遇や 言葉遣いに留意し、患者などの満足を確保すること。 

(c)  来訪者への対応は、親切丁寧に行うこと。 

(3)  業務区分表 

当該業務にかかる業務・作業について、以下のとおり病院と事業者とで区分するものとする。

警備業務

業務主体  業務区分  業務内容 

病院  事業者

防災センターにおける監視(防災設備等を含む)  ◎ 

監視  問題発生時の対応  ◎ 

警備 定位置警備   ◎ 

業務主体  業務区分  業務内容 

病院  事業者 巡回警備(院内における職員、患者、外来者警備)(屋内、病

院敷地内)   ◎ 

暴力・迷惑行為対策(職員や患者・家族等への暴力や迷惑行為

に対する一次対応)   ◎ 

機械警備  ◎ 

金庫の防犯ベル取扱い  ◎ 

警護 看護師の夜間交代時における警護   ◎ 

患者面会者の出入管理  ◎ 

その他来院者の出入管理  ◎ 

出入管理 

搬入業者等の対応  ◎ 

窓口業務  郵便物、小荷物、新聞の受領、連絡及び配布、拾得物・遺失物

の受付   ◎ 

鍵管理  ◎ 

施錠管理  ◎ 

鍵管理 

霊安室の施錠及び開錠(霊安室から連絡があった場合に対応)   ◎ 

門管理 門の開門、閉門、解鍵、施錠   ◎ 

玄関前、緊急車両停車場の整理・誘導  ◎  構内整理 

駐車場以外に停車している車両の案内・整理  ◎  緊急車両の誘導 救急車等の緊急車両の誘導   ◎ 

緊急事態発生時の初期対応、関係先への通報  ◎ 

不審者や不退去者の発見と対応  ◎ 

関係先への通報  ◎ 

緊急時の対応 

病院職員への安全教育の実施、病院が行う防災訓練への参加等 ◎  ○ 

臨時宿直室管理  ◎ 

その他  火気使用場所の点検、窓やシャッター等の開閉、消灯確認、空

調機等稼動確認等   ◎ 

凡例 ◎:当該業務の主担当  ○:従担当・協力 

(4)  費用負担区分表 

当該業務にかかる費用区分は、共通費用負担区分表にて示す項目のとおりとする。