第4章 施設整備業務
6. 洗濯(リネン管理)業務
業務日及び業務時間は特に指定しない。
(b) ベッドメーキング業務
午前[ ]時[ ]分から午後[ ]時[ ]分までを基準とする。
b クリーニング受付窓口業務
休業日を除く日の午前[ ]時[ ]分から午後[ ]時[ ]分までを基準とする。休業日が3日 以上の連休日については、連続休業は原則として2日以内とする。
c 洗濯業務
業務日及び業務時間は特に指定しない。
イ 管理対象品目
a 寝具類等の詳細内訳及び使用場所は、別紙「リース対象品目[後日提示予定]」を参照す ること。
b 寝具類等以外(リース対象品以外)の詳細内訳は、別紙「洗濯対象品目[後日提示予定]」
を参照すること。
ウ 実施体制
a 業務を実施する企業は、以下の要件を満たすこと。
(a) クリーニング業法に定められた必要な届出、検査・確認等の手続きを行っているこ と。
(b) 院外洗濯施設は、医療法施行規則第9条の 14 に定められた事項のほか、同規則別 添の「病院寝具類の受託洗濯施設に関する衛生基準」を満たすものであること。
(c) 院外洗濯施設は、財団法人医療関連サービス振興会が認定する寝具類洗濯業務の
「医療関連サービスマーク」を取得した洗濯施設であること。
b 従事者は、以下の要件を満たすこと。
(a) 責任者は、寝具交換を含む病院内でのリネン管理業務にて実務経験を有しているこ と。
2) 遵守事項 ア 院内感染防止
a 衛生管理を徹底すること。
(a) 使用済みリネンの回収・処理にあたっては、清汚混濁を発生させないこと。特に感 染性リネンは、その他の使用済みリネンとは厳重に区別すること。
(b) 感染性リネンは、汚染状況及び材質などを考慮し、適切な消毒方法により処理する こと。
(c) ベッド・マットレスは、定期的に清拭・消毒されるよう、計画的に実施すること。
イ 安全性の確保
a 医療安全の確保に万全を尽くすこと。
(a) 寝具交換の対象ベッドについては、診療上又は感染管理上の必要性により、業務よ り除外指定又は看護部の立会いを要するベッドがあるため、日々の業務開始前に必 ず看護師長の確認を得ること。
3) サービスレベル ア 病院機能の維持
a 各部署において、必要時に必要リネン等が使用可能な状態を常に保つこと。
(a) 各部署のリネン庫に必要十分なリネンが確保されており、また汚物庫に適度な収容 力が保たれていること。
(b) 退院・転棟時の寝具交換は速やかに行い、次の患者入院時までタイムロスなく行う こと。
(c) ベッド・マットレス等は適切な貸出(アリバイ)管理を行うこと。
(d) 季節的な流行疾患や夜間休日・大型連休・年末年始等の患者数の変動に対応できる よう、計画的に運用すること。
イ 患者満足の確保
a ベッドメーキング業務の実施にあたっては、患者や来院者の満足を確保すること。
(a) 患者のプライバシーに配慮し、業務を遂行すること。
(b) 誠意ある態度、明るく親切な言葉づかいをし、病院職員や病院ボランティアなどと の協働により、患者との良質なコミュニケーションの確保に努めること。
(c) 患者や来院者から聞いた意見や苦情は、病院に速やかに報告し、患者の満足度向上 に寄与すること。
b 快適な療養環境を提供すること。
(a) 機能・快適さを重視し、治療・療養に適した寝具を選択すること。
(b) 寝具類の交換にあたっては患者に不都合・不快感を与えないよう注意すること。
(3) 業務区分表
当該業務にかかる業務・作業について、以下のとおり病院と事業者とで区分するものとする。
洗濯(リネン管理)業務
業務主体 業務区分 業務内容
病院 事業者 購入品目・見積リストの作成 ○ ◎
購入品目の選定 ◎
調達 ◎
納入品の検査 ◎
寝具類・患者病衣
納入品の検査結果の確認 ◎ 購買管理 調達
その他リネン 購入品目・見積リストの作成 ○ ◎
業務主体 業務区分 業務内容
病院 事業者
購入品目の選定 ◎
調達 ◎ ○
納入品の検査 ◎
納入品の検査結果の確認 ◎ 搬送 回収・供給 ◎
定数管理 ◎
在庫管理
リ ネ ン 庫 等 の 管 理
整理整頓・清潔維持等
◎
退院・転棟後のベッド ◎ 離床可能 ◎ 定期交換
離 床 不 可 能 ほ か 診療上・感染管理 上 の 必 要 が あ る もの
◎ ベ ッ ド メ ー キ ン
グ
外来診療用ベッド ◎ 搬送 回収・供給 ◎
定数管理 ◎
寝具類等管理
リ ネ ン 庫 等 の 管 理
整理整頓・清潔維持等
◎ アリバイ管理 貸出・交換・返却受付 ◎ ベッド清拭等 ◎
搬送 ◎
定期交換
清拭・消毒等 ◎ ベッド・マット
レス管理
マットレス交換
臨時交換 ◎
定期交換 ◎
交換・洗濯
臨時交換 ◎
予備カーテン管理 ◎
リネン管理業務
カーテン管理
更新 ◎
クリーニング受付窓口業務 白衣等の洗濯依頼受付・洗濯後の引渡し ◎
感染性リネン ◎
一次消毒
放射性同位元素汚染リネン ◎
その他洗濯対象リネン ◎
マットレス洗浄、消毒、乾燥 ◎ 洗濯業務 院内洗濯
ボタン付け、ほつれ直し等の簡易修繕 ◎
院内洗濯施設・設備 ◎
院内関連施設・
設備・機器の管 理
保守管理・清潔
維持 清潔物格納設備 ◎ 凡例 ◎:当該業務の主担当 ○:従担当・協力
(4) 費用負担区分表
当該業務にかかる費用区分は、共通費用負担区分にて示す項目のほか、下記のとおりとし、
下記以外のものは別途協議のうえ決定するものとする。なお、大学に「○」となっている項目 のうち一部については、調達業務の調達対象品目に含まれる場合がある。
洗濯(リネン管理)業務
費用項目 大学 事業者 リネン庫内の什器・備品 ○
搬送用備品 ○
購入費 ○
更新費 ○
保守費 ○
ベッド・マット レス
修繕費 ○
リース対象品目 ○
リネン類
その他 ○
備品費
カーテン ○
洗浄剤、糊 ○
消耗品費
ボタン・糸等、簡易修繕に要する材料 ○ 凡例 ○:負担者(事業者負担の場合、入札価格に含める費用)