三世代家族・定住促進事業では、三世代家族・定住促進補助金として、市外に居住 する子世帯と市内に居住する親世帯が同居若しくは近居をするために取得した市内 の住宅の取得費又は同居をするために行った市内の住宅のリフォーム工事に係る経 費の一部を補助(上限 30 万円)することにより、若年世代の転入及び定住並びに三 世代家族の形成及び増加を促進させ、高齢者及びその家族が安心して暮らせる環境を つくり、もって地域社会の活性化に資することを目的として補助金を交付するもので ある。
事業の流れは次のとおりである。補助金の交付を希望する者から事前協議書及び各 種要件に該当するかを判断するために必要な各種書類を受領し、補助金の交付を希望 する者と枚方市で事前に協議を行った上で、交付申請書及び必要書類を受領する。こ れらの内容を検討し補助金の交付が決定された場合には交付決定及び額の確定通知 書により通知するとともに、交付対象者から交付請求書を受領することにより、補助 金の交付が行われる。
そこで、以下の三世代家族・定住促進補助金について、主に、経済性・効率性・有 効性・公益性・準拠性・透明性の観点から三世代家族・定住促進事業補助に関わる一 連の流れをヒアリング及び資料閲覧により検証した。
184 所管 都市整備部 景観住宅整備課 補助金の名称 枚方市三世代家族・定住促進補助金
根拠法令・要綱等 枚方市三世代家族・定住促進補助金交付要綱
予算費目 款:07 土木費 項:04 都市計画費 目:01 都市計画総務費 分類 補助の性質 事業費補助 ・ 制度的補助 ・ その他
補助割合 市の単費
補助率・補助額 (住宅取得)補助率:‐、補助額:上限 30 万円 (住宅リフォーム)補助率:1/2、補助額:上限 30 万 円
事業年度 始期:平成 28 年度、終期:平成 31 年度 補助金の推移
(金額単位:千円)
年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 予算額 - - - 5,400 18,300 決算額 - - - 2,340 18,241 平成 30 年度予算 16,800 千円
交付先 個人
交付の目的 市外に居住する子世帯及び市内に居住する親世帯が同居若しくは近居 をするための住宅の取得等に係る経費の一部を補助することにより、若 年世代の転入及び定住並びに三世代家族の形成及び増加を促進させ、高 齢者及びその家族が安心して暮らせる環境をつくり、もって地域社会の 活性化に資することとする。
補 助 対 象 事 業 等の概要
①住宅取得補助金
親世帯が1年以上継続して市内に居住しており、子世帯が継続して1 年以上市外に居住した後に、市内に取得した住宅に転入した等の要件を 満たす場合に補助金を交付する。
②リフォーム補助金
親世帯が1年以上継続して市内に居住しており、子世帯が継続して1 年以上市外に居住した後に、親世帯が居住する住宅をリフォームし同居 している等の要件を満たす場合に補助金を交付する。
補助対象経費 ①住宅取得補助金
住宅の取得に係る売買契約の額又は住宅の新築に係る建築工事の請 負契約の額等(上限 30 万円)
②リフォーム補助金
住宅のリフォーム工事に要した経費のうち、増築、改築等の建築工事、
外装工事、内装工事、建具工事、設備工事、給排水工事等に係る経費の 合計額(上限 30 万円)
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(問題点等)
(1) 枚方市三世代家族・定住促進補助金交付申請書における日付の訂正について
(事業の準拠性に関する指摘)
枚方市三世代家族・定住促進事業において、平成 30 年2月6日に収受された「枚 方市三世代家族・定住促進補助金交付申請書」(収受印第 583 号)について、日付 の部分が訂正されている痕跡があった(結果番号 18)。
文書の訂正の方法として一部の手続の場合を除き法定されているものはないが、
一般的に認められているものとしては、訂正する箇所に二重線をひくとともに、そ の上部に正しい文字を記載した上で、訂正した箇所に訂正印を押印する方法がある。
この点について、当該申請書においては、日付の訂正が行われていることは認め られるものの、その方法は用紙を削り取ることで訂正前の文字を消去し、その上に 正しい日付を記載するというものであり訂正方法に問題がある。
「枚方市情報公開条例」によれば、実施機関の職員が職務上作成し、又は取得し た文書、図画又は電磁的記録であって、当該実施機関の職員が組織的に用いるもの として、当該実施機関が保有しているもの(官報等を除く)を公文書として規定し ている(第2条第2項)ことから、「枚方市三世代家族・定住促進補助金交付申請 書」は公文書に該当する。
当該申請書について、上記のような訂正が市で行われた事実はないとのことであ るが、その申請を市が受領したことは事実であるため、公文書として取り扱われる 文書の受領の際には、記載上の不備がないかの確認を徹底すべきである。
(4)空き家・空き地対策推進事業
① 事業の概要
事業名 空き家・空き地対策推進事業
担当部・課 環境部 環境保全課、都市整備部 景観住宅整備課及び建築安全 課
事業形式 直営・委託
事業概要 人口減少に伴い今後増加することが見込まれる管理不良な空き 家・空き地の発生抑制を図るため、空き家・空き地の適正管理及び 活用を促進する。
平成 29 年度の取り 組み
保安上危険となるおそれのある空家等への条例に基づく緊急安全 措置の実施、総合的な相談窓口の設置、枚方市空家等実態調査結果 及び枚方市空家等対策協議会への諮問を踏まえて枚方市空家等対 策計画を策定するとともに、枚方市空き家所有者意向調査を実施 し、空家等に対する啓蒙や有効活用に向けた取り組みを推進した。
平成 29 年度事業費 12,914 千円
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当該空き家・空き地対策推進事業は、3課で役割分担しており、苦情や相談対応は 環境部環境保全課、空家等の利活用は都市整備部景観住宅整備課、危険な空家等の対 策は都市整備部建築安全課が担っている。
当該事業の詳細及び課題については環境部 167 頁(2)空き家・空き地対策推進事 業を参照されたい。
(5)土地区画整理事業支援事業
① 事業の概要
事業名 土地区画整理事業支援事業 担当部・課 都市整備部 景観住宅整備課
事業形式 直営
事業概要 土地区画整理事業に関する専門的・技術的な事項に関する助言・指 導を行い、事業の認可及び認可のための調査、事業工程等に関する 協議・調整を実施する。
平成 29 年度の取り 組み
楠葉中之芝地区、茄子作南地区及び星田北地区それぞれの土地区 画整理事業の進捗状況に応じた事業支援を行った。
平成 29 年度事業費 23 千円