枚方市駅周辺賑わい創出事業では、市民団体による市駅周辺のにぎわいの創出を目 的とした音楽ライブや模擬店の出店など岡東中央公園における各種イベントを支援 している。具体的には、にぎわい空間創出事業市民イベント支援基準に基づき、市民 から申請のあった事業の確認と審査を行い、基準を満たす事業については、広報支援、
物品支援、会場支援を行うものである。以下が、にぎわい空間創出事業市民イベント 支援基準に掲載されている支援の内容である。
「にぎわい空間創出事業」として認定されたイベントについては、次の支援を行うこと ができる。なお、各支援に関しては、無料で行うものとする。
(1)広報支援(広報ひらかた・枚方市ホームページへの掲載、ポスター・ちらしの庁内 等への掲載依頼)広報ひらかた掲載希望の場合は、掲載希望月の2月前の 20 日ま でににぎわい交流課へ原稿を提出すること。なお、広報支援は、年2回までに限る。
(2)物品支援(下記の範囲内で使用することができる。)
①大テント(2間×3間) 3張(天幕・横幕・重りを含む)
②小テント(1.5 間×2間) 4張(天幕・横幕・重りを含む)
③机(1,800mm×450mm) 20 脚 ④いす 100 脚
(3)会場支援(公園・電気使用申請手続き。但し、警察・保健所等への申請は申請者自 身で行うこと。)
(抜粋)にぎわい空間創出事業市民イベント支援基準
140
枚方市駅周辺賑わい創出事業について、主に、経済性・効率性・有効性・公益性・
準拠性・透明性の観点からヒアリング及び資料閲覧により検証した。
(問題点等)
(1)審査基準の確認資料について(事業の準拠性についての指摘)
にぎわい空間創出事業は、市民が開催する各種イベント等が効果的に実施される ように、会場の確保や備品の貸し出し、広報等の支援を行うものである。にぎわい 空間創出事業市民イベント支援基準では、にぎわい空間創出事業の支援団体の支援 の要件として、対象者を、市内を拠点に一定の活動実績がある3名以上の団体で、
半数以上が枚方市内に在住・在学・在職であることが規定されている。にぎわい空 間創出事業の実施に関する決裁を確認したところ、一部に当該要件の充足を確認す るための資料が提出されていない決裁があった(結果番号 12)。
たとえ毎年度行われているイベントであっても、実行委員会のメンバーが変わっ ている可能性があるため、申請の都度確認が必要である。また、口頭で確認してい る場合も、文書に確認した旨を残しておかなければならない(意見番号 37)。
④ 行政評価について
枚方市駅周辺賑わい創出事業においても、関連指標は以下のとおり設定されている。
これらの関連指標について、事業の有効性の評価方法や評価指標が適切であるかにつ いて検証した。
(出典)(様式2) 実行計画管理シート 137_H30 実行計画管理【枚方市駅周辺賑わい創出事業】
141
【平成 29 年度にぎわい事業一覧】 会場:岡東中央公園
事業名 実施日 来場者数
(人) 補足 2017 枚方市緑化フェス
ティバル
平成 29 年4月 15 日(土)~
4月 17 日(月) 5,700
Milky Way Live 平成 29 年4月 30 日(日) 1,000 にぎわい空間創出事業
【雨天で中止】第 17 回枚方・百済フェス ティバル
平成 29 年5月 13 日(土) 0 枚方フェスティバ ル協議会事業 ひらかたママ SMILE
フェスタ~Feel NY~ 平成 29 年5月 15 日(月) 2,000 にぎわい空間創出事業 第3回とっておきの音
楽祭 in ひらかた 平成 29 年5月 21 日(日) 1,000 にぎわい空間創出事業 第 38 回ふれあいフェ
スティバル 平成 29 年6月4日(日) 3,500 枚方フェスティバ ル協議会事業
枚方まつり 2017 平成 29 年8月 26 日(土)、
27 日(日) 99,000
枚方フェスティバ ル協議会事業 26 日(土)51,000 人 27 日(日)48,000 人
「枚方市駅前大収穫 祭」開催支援事業
(枚方オクトーバー フェスト等)
平成 29 年9月 15 日(金)~
24 日(日) 21,000 ひらかたNPOフェス
タ 2017 平成 29 年 10 月1日(日) 3,300 枚方フェスティバ ル協議会事業
【雨天で中止】第 18 回ひらかた多文化フェ スティバル
平成 29 年 10 月 21 日(土) 0
ふとん太鼓巡行 平成 29 年 10 月8日(日) 未計測 枚方フェスティバ ル協議会事業 大阪メチャハピー祭 in 枚方 平成 29 年 10 月9日(月・祝) 3,000
ひらビー三周年感謝祭 平成 29 年 10 月 10 日(土) 200 枚方フェスティバ ル協議会事業 ひらかた菊花展・市民
菊人形展
平成 29 年 10 月 26 日(木)
~11 月 13 日(月) 26,000 ひらかた菊フェス ティバル
ひらかた菊フェスティ
バルにぎわいイベント 平成 29 年 10 月 28 日(土)
ひらかた菊フェス ティバル(20)
※ひらかた菊花 展・市民菊人形展 に含む
142 ひらかた菊フェスティ
バルにぎわいイベント 平成 29 年 11 月 11 日(土)
ひらかた菊フェス ティバル(7,500)
※ひらかた菊花 展・市民菊人形展 に含む
ひらかた産業にぎわい フェスタ
(マルシェ・物流展・
農業まつり)
平成 29 年 11 月 17 日
(金)、18 日(土) 11,400
Milky Way Live 平成 29 年 11 月 26 日(日) 1,000 にぎわい空間創出事業 平和の燈火 平成 30 年3月 10 日(土) 2,700
交野ヶ原フェスタ3・
2・1~春爛漫!夢を 叶えよう!~
平成 30 年3月 21 日(水) 4,500 にぎわい空間創出事業
合計 185,300
(資料)産業文化部より入手した資料に基づき作成。
(問題点等)
(1)関連指標について(事業の有効性についての指摘)
枚方市駅周辺賑わい創出事業は、枚方市駅周辺のにぎわい創出を目的として、岡 東中央公園(にぎわい広場)で開催される各種イベント等を支援する事業であり、
枚方市駅周辺の広場におけるイベント参加者数を事業の効果を計る重要業績評価 指標としている。
平成 29 年度の実行計画管理シートにおいては、平成 31 年度の目標値を 145,000 人としているのに対して、平成 27 年度時点で既に 167,620 人となっており、上方 修正した目標値の設定が必要である(意見番号 38)。
また、指標としては、担当課としても新規団体の取り入れが課題であると認識し ていることから、新規に参加した団体数も関連指標として適切であると考える(意 見番号 39)。
143
(11)観光資源発信事業
① 事業の概要
事業名 観光資源発信事業
担当部・課 産業文化部 産業文化政策課、ひらかた賑わい課 事業形式 委託・補助金
事業概要 市が有する観光資源を効果的に発信し、地域内外の交流を促進す るため、菊花展・市民菊人形展等の「菊フェスティバル」の実施の ほか、枚方まつりなどのイベントを開催している「枚方フェスティ バル協議会」への支援、ひらかた観光ステーションなどを拠点とし た市内の観光・物産・イベント等の案内を行う。
平成 29 年度の取り 組み
ひらかた菊花展、市民菊人形展、枚方宿街道菊花祭等を含めた「ひ らかた菊フェスティバル」、「枚方まつり」をはじめとする枚方フェ スティバル協議会の各事業の支援、枚方・交野両市で取り組んだ
「枚方・交野天の川ツーリズム」を通じ、市の観光資源を市内外に 発信し、交流促進に取り組んだ。また、ひらかた観光ステーション を中心として、市内の観光・物産・イベント等の情報発信を行っ た。さらに、本年度は市制施行 70 周年記念事業として、「ひらか た菊フェスティバル」開催期間中に市立枚方宿鍵屋資料館にて「ひ らかた大菊人形パネル展」を開催し、ひらかた大菊人形の歴史を記 載した年表や当時の写真を展示した。
平成 29 年度事業費 14,884 千円
観光資源発信事業に含まれる事業は、大別して2つであり、以下のとおりであ る。
ア 委託事業…K1団体に委託している枚方市駅観光拠点事業(以下、「③ 委 託事業について」参照)
イ 補助事業…以下の表のとおりである(表に記載の金額は平成 29 年度実 績)。
番号 補助金名 交付団体 補助金額
1 文化観光協会活動補助金 K1団体 13,152 千円 2 枚方フェスティバル協議会事業補助金 K2団体 5,500 千円 3 ひらかた市民菊人形の会運営補助金 K3団体 2,407 千円
4 街道菊花祭補助金 K4団体 350 千円
5 まちづくり協議会補助金 K4団体 163 千円
(以下、個々の内容については「④補助金の執行について」参照)
144
② 枚方市産業振興基本条例との関係について
観光資源発信事業の事業概要は、市が有する観光資源を効果的に発信し、地域内外 の交流を促進するため、菊花展・市民菊人形展等の「菊フェスティバル」の実施のほ か、枚方まつり等のイベントを開催している「枚方フェスティバル協議会」への支援、
ひらかた観光ステーション等を拠点とした市内の観光・物産・イベント等の案内を行 うことであり、条例第3条第2項(4)に「観光については、観光資源の創出に努め るとともに、観光資源に関する魅力ある情報を市の内外に広く発信する等、観光事業 を促進し、にぎわいを創出することにより、地域経済の活性化を推進する。」ことと 示されており、条例に基づく事業といえる。
第3条 産業の振興は、事業者自らの創意工夫及び自助努力を基に、市、事業者、経済 団体、教育 機関、研究機関及び市民が連携協力して推進するものとする。
2 前項に規定するもののほか、産業の振興は、次に掲げる方針に基づき推進するもの とする。
(中略)
⑷ 観光については、観光資源の創出に努めるとともに、観光資源に関する魅力ある情 報を市の内外に広く発信する等、観光事業を促進し、にぎわいを創出することにより、
地域経済の活性化を推進する。
(抜粋)条例第3条
③ 委託事業について
観光資源発信事業では、K1団体に委託している。
「ひらかた観光ステーション」(枚方市駅市民サービスセンター内)(枚方市HPより)
委託の内容については、以下のとおりである。