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行政評価について

ドキュメント内 結果の内容(ファイル名:016.pdf サイズ:3.55MB) (ページ 107-130)

中小企業経営安定化支援事業における次の関連指標について、事業の有効性の評価 方法や評価指標が適切であるかについて検証した。

(出典)(様式2) 実行計画管理シート 147_H30 実行計画管理【中小企業経営安定化支援事業】

(1)実行計画管理シートの関連指標の目標値設定について(事業の有効性について の指摘)

中小企業経営安定化支援事業は、市内中小企業の経営安定化を図るため、地域活 性化支援センターにおける事業者及び創業者向けのセミナー開催、事業者支援を目 的としたホームページの管理運営、経営・創業等の相談事業等を実施する委託事業 と、小規模事業者を対象とした「枚方市小企業事業資金融資制度」利用者への信用 保証料補給事業からなる。当該事業について、重要業績評価指標である地域活性化 支援センターホームページ等のアクセス数の平成 31 年度の目標値が 465,400 件で あるにもかかわらず、平成 27 年時点で実績件数が 542,561 件であり、既に目標値 を大幅に超過している。目標値を、現状をふまえた数値に修正すべきである(意見 番号 19)。

また、指標として設定されている地域活性化支援センターホームページ等のアク セス数は、目標値についての担当課の認識のとおり、中小企業に有用な情報を届け ることで効果が見えるということで有用である。しかしながら、この指標だけでは 実際にセミナー参加や経営相談につながっているかの捕捉が難しいことから、寝屋 川市や東大阪市で成果指標として用いられている経営相談件数等も補助的な指標 として用いれば、より有用である(意見番号 20)。

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また、地域活性化支援センターホームページ等のアクセス数は、地域活性化支援 センターで行われている事業に関しては関連性があるが、市の直営事業である信用 保証料補給に関していえば事業の成果とは直接的な関連性は希薄であるため、当事 業についても有効な関連指標の設定が必要である(意見番号 21)。具体的には、東 大阪市で利用されている制度利用者の満足度や、奈良市で利用されている制度利用 件数が関連指標として考えられる。

この点に関する担当課の見解は、枚方市小企業事業資金融資利用者への信用保証 料の補給件数は、景気動向により、件数が変動するため関連指標としてなじまない ものと考えているという主張であった。

しかしながら他の事業で設定されている関連指標についても通常なんらかのか たちで景気動向の影響を受けるものはあり、確かに景気に左右される面はあるとは いえ、枚方市小企業事業資金融資利用者への信用保証料の補給件数やそれに準ずる 数値を関連指標として設定することが必要であると考える。

(5)創業支援事業

① 事業の概要

事業名 創業支援事業

担当部・課 産業文化部 商工振興課 事業形式 委託・補助金

事業概要 市内で創業しやすい環境の充実を図り、地域活性化支援センター において、創業に関するセミナーや創業相談、インキュベートルー ム32の貸出し、創業後の事務所などの賃貸料の助成等まで一貫した 創業支援を実施する。

平成 29 年度の取り 組み

①「ひらかたビジネスカフェ」の開催 9回

②「創業実践塾」の開講 修了者7人

③インキュベートルームの貸し出し 12 室中5室貸出(平成 30 年 3月 31 日時点)

④テイクオフ補助金 5件交付 平成 29 年度事業費 2,239 千円

創業支援事業の中に含まれる事業は、大別して2つであり、以下のとおりである。

ア 委託事業…団体Xによる枚方市立地域活性化支援センターの運営委託(以下、

「③ 委託事業について」参照)

イ 補助事業…テイクオフ補助金(以下、「④ 補助金の執行について」参照)

32 インキュベートルームとは、枚方市HPによると、創業希望者や新規事業分野に挑戦す る事業者を対象に、事務所として貸し出す部屋をいう。

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② 枚方市産業振興基本条例との関係について

創業支援事業の事業概要は、市内で創業しやすい環境の充実を図り、地域活性化支 援センターにおいて、創業に関するセミナーや創業相談、インキュベートルームの貸 出し、創業後の事務所等の賃貸料の助成等まで一貫した創業支援を実施することであ り、枚方市産業振興基本条例第3条第2項(2)に「経営革新、技術革新等を通じて、

新たな事業の創出及び事業の高度化を推進する。」こととして示されており、条例に 基づく事業であると言える。

第3条 産業の振興は、事業者自らの創意工夫及び自助努力を基に、市、事業者、経済 団体、教育機関、研究機関及び市民が連携協力して推進するものとする。

2 前項に規定するもののほか、産業の振興は、次に掲げる方針に基づき推進するもの とする。

(中略)

⑵工業については、事業者とくに中小企業者の持続的発展を基に、企業団地等良好な操 業環境の整備及び保全に努め、企業の立地及び設備投資を促すとともに、経営革新、技 術革新等を通じて、新たな事業の創出及び事業の高度化を推進するものとする。

(抜粋)枚方市産業振興基本条例第3条

③ 委託事業について

(4)中小企業経営安定化支援事業③委託事業において記載している団体Xによる 枚方市立地域活性化支援センターの運営委託に含まれているため、97 頁を参照され たい。

(問題点等)

(1)滞納されているインキュベートルーム利用料について(事業の効率性について の指摘)

枚方市は、創業希望者や新規事業分野に挑戦する事業者を対象に、地域活性化支 援センターのインキュベートルームを事務所として貸し出している。平成 20 年に 利用されていたインキュベートルーム9号について、利用料 166,700 円が滞納の状 況にあり、平成 28 年 12 月 21 日を最後に支払われていない。担当課職員が定期的 に滞納者と連絡をとり、分納を促し一部は回収できているが、166,700 円が平成 29 年7月 31 日時点で未回収の状態である。加えて、平成 29 年7月までの担当課で作 成されている滞納整理記録しか残っておらず、債権の回収・督促に関する事務が適 切に行われていることが確認できなかった。担当課職員の説明によれば、平成 29 年7月以降も定期的に接触を試みているが、平成 29 年 12 月以降郵便・電話とも不 通の状況であり接触が困難な状況であるということである。滞納整理記録にこれら

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の状況を記録すべきである(結果番号4)。回収が困難であるのであれば徴収不能 の処理を検討する必要がある(意見番号 22)。

また、当該事案について、債権について滞納の状況に至った原因を分析し、今後 の債権の調定・回収等の事務に教訓として活かす必要がある(意見番号 23)。

(参考)インキュベートルーム利用料

施設名 金額(月額)

インキュベートルーム 1 31,600 円

インキュベートルーム 2 28,100 円

インキュベートルーム 3 28,100 円

インキュベートルーム 4 28,100 円

インキュベートルーム 5 28,100 円

インキュベートルーム 6 33,400 円

インキュベートルーム 7 28,100 円

インキュベートルーム 8 25,500 円

インキュベートルーム 9 28,100 円

インキュベートルーム 10 28,100 円

インキュベートルーム 11 28,100 円

インキュベートルーム 12 33,400 円

(抜粋)枚方市立地域活性化支援センター条例(平成 16 年枚方市条例第2号)第8条別表その2

④ 補助金の執行について

創業支援事業では、創業初期の中小企業を支援することで、枚方市の経済の活性化 に資することを目的として、枚方市立地域活性化支援センター内のインキュベート ルームを1年以上使用した後に、市内で創業する事業者に対し、賃借する事務所・店 舗・研究所・工場等の用に供する建物のうち、1の建物の賃借料を補助するテイクオ フ補助金事業を行っている。平成 29 年度においては、交付件数が9件で、2,239 千円 を交付した。

そこで、以下のテイクオフ補助金について、主に、経済性・効率性・有効性・公益 性・準拠性・透明性の観点からヒアリング及び資料閲覧により検証した。

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(問題点等)

(1)請求期日を過ぎた請求書の受理について(事業の準拠性についての指摘)

テイクオフ補助金は、枚方市地域活性化センターのインキュベートルームを利用 した事業者が後に市内で創業する際に、事務所(店舗、研究所、工場等も含む)の 用に供する建物の賃借料を補助するものである。テイクオフ補助金については、「枚 方市テイクオフ補助金交付要綱」及び「枚方市テイクオフ補助金のご案内」に基づ き補助を行っている。

「枚方市テイクオフ補助金のご案内」により、事業者から枚方市に対する補助金 請求時期について確認したところ、一部に平成 29 年度7~9月分賃借料の事業者 から枚方市に対する補助金請求書の提出期日が守られていない請求書があった(結 果番号5)。

所管 産業文化部 商工振興課 補助金の名称 テイクオフ補助金

根拠法令・要綱等 枚方市テイクオフ補助金交付要綱

予算費目 款:商工費 項:商工費 目:商工業振興費 分類 補助の性質 事業費補助 ・ 制度的補助 ・ その他

補助割合 国: 0%、府: 0%、市: 100%

補助率・補助額 定率補助

事業年度 始期:平成 20 年度、終期:平成 31 年度 補助金の推移

(金額単位:千円)

年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成 29 年度 予算額 2,500 2,226 2,140 3,996 4,289 決算額 1,887 1,597 1,683 2,031 2,239 平成 30 年度予算 3,438 千円

交付先 事業者

交付の目的 創業初期の中小企業を支援することで、枚方市の経済の活性化に資する ことを目的とする。

補 助 対 象 事 業 等の概要

市内で創業しやすい環境の充実を図り、地域活性化支援センターにおい て、創業に関するセミナーや創業相談、インキュベートルームの貸出し、

創業後の事務所などの賃貸料の助成等まで一貫した創業支援を実施す る。

補助対象経費 枚方市立地域活性化支援センター内のインキュベートルームを1年以 上使用した後に、市内で創業する事業者に対し、賃借する事務所・店舗・

研究所・工場等の用に供する建物のうち、1の建物の賃借料

ドキュメント内 結果の内容(ファイル名:016.pdf サイズ:3.55MB) (ページ 107-130)