事業名 ふるさと寄附金推進事業
担当部・課 財務部税務室 税制課、総合政策部 ひらかた魅力推進課、産業文 化部 商工振興課
事業形式 委託
事業概要 枚方市への寄附額を増やすために、ふるさと寄附金が一定額以上 の場合において、枚方市の特色のある返礼品を用意するなどによ り、枚方市の地域産業を広く知っていただくとともに、ふるさと寄 附金の推進を図る。
【変更(平成 28 年度 9 月補正】平成 29 年度に実施予定であった、
寄附額に応じた返礼品の発送及び返礼品の品目の拡充を実施す る。
平成 29 年度の取り 組み
寄附者に送付する返礼品について、さらなる充実を図るため、公募 による追加を行い、4 月からは 152 品目に拡充を行った。さらに 12 月からは新たに 15 品目を加え、3月末には約 160 品目となった。
また、「枚方市動物愛護基金」を新たな使い道として追加した。ま た、リピーターの増加を目的とし、枚方市へふるさと寄附金をした 方に対して、返礼品や基金の追加の情報提供を行った。その結果、
平成 29 年 4 月から 3 月までの寄付額が 287,041 千円となってい る。
平成 29 年度事業費 86,749 千円
61
(問題点等)
(1)市内居住者への返礼品の送付について
枚方市内居住者の枚方市へのふるさと寄附金額の割合は、平成 29 年度(4月~
3月)における実績が①枚方市内に居住する個人からの寄附額 114,421 千円、②ふ るさと寄附金総計額(枚方市内に居住する個人からの寄附額と枚方市外の個人から の寄附額の合計)287,041 千円であり(出典:寄付の件数及び金額に関する調 平 成 29 年度)、約 40%程度(=①/②)となっている。
①には、9月に実施された多額の個人寄附金が含まれていることから、この影響 を除くと「ふるさと寄附金の推進に係る関係部署会議(平成 29 年7月 11 日)」の 議事録に記載のように、90%超は市外居住者からの寄附となっている。一方で、平 成 29 年4月1日付け総務省通知「総税市第 28 号」において、「ふるさと納税の趣 旨をふまえ、各地方団体は、当該地方団体の住民に対し返礼品を送付しないように すること。」とされた。
これを受けて、市内居住者への返礼品の送付は他の地方自治体でも取りやめが多 くなっている状況(同上の会議資料)から、枚方市においても市内居住者に対する 返礼品の送付について、見直しを検討する必要がある(意見番号7)。
(2)「Z1株式会社」「Z2株式会社」「Z3株式会社」との随意契約について ふるさと寄附金推進事業の実施にあたり、「Z1株式会社」「Z2株式会社」「Z 3株式会社」の3社と随意契約されている。以下が委託の状況である。
ア ふるさと納税支援サービス利用契約
【システム利用契約の概要】
契約名 契約先 平成 29 年度支出額 ふるさと納税支援サービス利用契約 Z1株式会社 49 千円
契約方法 契約額
一者随意契約 月額 3,750 円
予定価格積算方法 一者随意契約の場合の理由
前年度実績及び見積額に基づく。 掲載自治体が他のポータルサイトより多いこ と、契約しているクレジット決済システムとの 連携が容易、運用費用が最も安価。
62
【過去5カ年度における契約先及び手数料の推移】
年度 契約先 手数料
平成 25 年度 - -千円
平成 26 年度 - -千円
平成 27 年度 - -千円
平成 28 年度 Z1株式会社 29 千円
平成 29 年度 Z1株式会社 49 千円
イ 指定代理納付者による歳入の納付に関する契約
【システム利用契約の概要】
契約名 契約先 平成 29 年度支出額 指定代理納付者による歳入の納付に関
する契約
Z2株式会社
317 千円
契約方法 契約額
一者随意契約 寄附金額の1%
予定価格積算方法 一者随意契約の場合の理由
前年度実績及び見積額に基づく。 個人情報の管理ができることと、枚方市が利用 しているポータルサイトと連携しているのがZ 2株式会社のみのため。
【過去5カ年度における契約先及び手数料の推移】
年度 契約先 手数料
平成 25 年度 Z2株式会社 32 千円
平成 26 年度 Z2株式会社 1 千円
平成 27 年度 Z2株式会社 2 千円
平成 28 年度 Z2株式会社 222 千円 平成 29 年度 Z2株式会社 317 千円
ウ 枚方市ふるさと寄附金関係一括処理業務契約
【委託契約の概要】
契約名 契約先 平成 29 年度支出額 枚方市ふるさと寄附金関係一括処理業
務契約
Z3株式会社 83,676 千円
63
契約方法 契約額
一者随意契約 寄附金の 12%及び返礼品代と配送料の実費
予定価格積算方法 一者随意契約の場合の理由
前年度実績及び見積額に基づく。 個人情報保護の観点から、個人情報の管理から 返礼品の発送まで一括して行えるのが対象業者 のみのため。
【過去5カ年度における委託先事業者及び委託料の推移】
年度 委託先事業者 委託料
平成 25 年度 - -千円
平成 26 年度 - -千円
平成 27 年度 - -千円
平成 28 年度 Z3株式会社 58,328 千円 平成 29 年度 Z3株式会社 83,676 千円
ふるさと寄附金の推進に係る関係部署会議での議事録を閲覧したところ、プロ ポーザルの実施や競争入札の実施の可能性について議論され、大手のポータルサイ トとの比較も実施された結果、現時点では掲載自治体数、委託料及び使用料並びに 個人情報の観点から3社に優位性があり随意契約を継続するという結論が得られ ている。
しかし、随意契約であるとしても、経済性の確保が必要であり、毎期委託料等の 引下げの交渉をすべきである。(意見番号8)。
(3)ふるさと納税の使途結果の告知について
ふるさと納税制度では、その使途について、地域の実情に応じた創意工夫を図り、
予め十分な周知を行って募集するとともに、寄附金を充当する事業の成果について 公表を行うことで、当制度の目的が明確に実現されていくものである。
枚方市においては以下の項目を使途目的として明示されている。
選べる使い道
1 (仮称)枚方市総合文化芸術センターの整備の推進 2 NPO活動の活性化と健全発展の支援
3 東部地域の里山保全
4 緑化の推進による良好なまちづくり
64 5 安全・安心施策の推進
6 ごみの減量及び適正なリサイクルの推進 7 福祉施策の充実
8 子どもの夢を育む取り組みの推進 9 子どもの読書活動の推進
10 動物愛護事業の拡充 11 市の施策全般
しかし、現状はふるさと寄附金の使途結果の告知について十分ではなく、ホー ムページ上その使途結果を告知するなど寄附金を充当する事業の成果について適 切に公表を行うべきである(意見番号9)。
65