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就労支援に関する取り組み

ドキュメント内 結果の内容(ファイル名:016.pdf サイズ:3.55MB) (ページ 132-139)

枚方市は、就労支援に関する取り組みは、随意契約によりある特定非営利活動法人 Aと恒常的業務委託契約34を結んで実施されている。

枚方市の就労支援に関する当該業務委託は、①就労相談業務と②就労支援講座等開 催業務の二つの業務から構成されている。

①就労相談業務は、地域就労支援センターにおいて、就労困難者等に対するコー ディネーターによる相談業務の実施であり、②就労支援講座等開催業務は、就労困難 者等に対して職業能力開発に資する講座等を開催する業務である。

委託契約の概要については、以下のとおりである。

【委託契約の概要】

契約名 契約先 平成 29 年度支出額

地域就労支援事業委託 特定非営利活動法人A 7,975 千円

契約方法 契約額

一者随意契約 7,975 千円

34「恒常的業務委託契約」とは、地方自治法施行令(昭和 22 年政令第 16 号)第 167 条の2 第1項第2号又は第3号に掲げる場合に行う恒常的な業務の委託、受託及び請負並びにこ れらに付随する事項に関する随意契約で、次のいずれかに該当するものをいう。

(1) 契約の相手方が、公共団体、公共的団体その他営利を目的としないものであること。

(2) 前号に掲げるもののほか、契約の相手方が法令、契約の性質又は目的等により限定さ れるものとして、市長が特に認めるものであること。

(枚方市 恒常的業務の委託等に関する契約規程第2条より)

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予定価格積算方法 一者随意契約の場合の理由 受託者からの見積もりの

提出を受け、協議の上、

予定価格を積算。

地方自治法施行令第 167 条の2第 1 項第2号(不動産の買入 れ又は借入れ、普通地方公共団体が必要とする物品の製造、修 理、加工又は納入に使用させるため必要な物品の売払いその 他の契約でその性質又は目的が競争入札に適しないものをす るとき)に該当するため。

【過去5カ年度における委託先事業者及び委託料の推移】

年度 委託先事業者 委託料

平成 25 年度 特定非営利活動法人A 7,661 千円 平成 26 年度 特定非営利活動法人A 8,191 千円 平成 27 年度 特定非営利活動法人A 7,922 千円 平成 28 年度 特定非営利活動法人A 7,931 千円 平成 29 年度 特定非営利活動法人A 7,975 千円 また、平成 29 年度における就労困難者等に対するコーディネーター相談業務の実 績は以下のとおりであった。

【地域就労支援事業 相談件数】

( )は前年度の人数。若年者は 35 歳未満で、中高年者は 35 歳以上。

(出典)委託先からの実績報告より。

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 計 5 28 4 2 17 1 1 6 2 35 1 2 104(111)

若年者 0 4 2 0 5 0 0 0 0 14 1 2 28

中高年者 4 20 2 2 8 1 1 3 1 19 0 0 61

母子家庭 0 1 0 0 4 0 0 1 0 1 0 0 7

障がい者 1 2 0 0 0 0 0 1 1 1 0 0 6

その他 0 1 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 2

28 25 22 16 16 16 24 25 14 11 15 35 247(229)

若年者 7 3 2 1 1 0 3 4 1 3 1 12 38

中高年者 11 16 13 14 9 4 9 6 4 2 9 12 109

母子家庭 3 0 0 0 4 1 0 3 1 1 1 1 15

障がい者 7 6 7 1 2 11 12 10 8 5 4 9 82

その他 0 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 1 3

33 53 26 18 33 17 25 31 16 46 16 37 351(340) 面接 28 47 15 12 31 11 10 20 11 42 10 20 257

電話 5 6 11 6 2 6 15 11 5 4 6 17 94

3 1 5 1 1 1 2 5 2 0 1 12 34(35)

合計

就職件数 相談内容 新規相談件数

内 訳

再相談件数

内 訳

形 式

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また、平成 29 年度における就労支援講座等の開催実績は以下のとおりであった。

【地域就労支援事業 講座等の開催】

(出典)委託先からの実績報告より。

(問題点等)

(1)就労支援事業の委託先の選定について

枚方市は、就労支援事業について、随意契約により特定非営利活動法人Aと恒常 的業務委託契約を結んでいる。

当該業務委託は、①就労相談業務と②就労支援講座等開催業務の二つの業務から 構成されている。

①就労相談業務は、地域就労支援センターにおいて、就労困難者等に対するコー ディネーターによる相談業務の実施であり、②就労支援講座等開催業務は、就労困 難者等に対して職業能力開発に資する講座等を開催する業務である。

随意契約理由書を閲覧したところ、随意契約理由は、当該事業の対象となる就労 困難者は様々な人権課題を包含しており、多様かつ深刻な人権課題も含めた総合的

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な相談に対応するためには、人権の観点からアプローチできる団体でなければなら ないとの理由が記載されている。

しかし、平成 29 年度は、②就労支援講座等開催業務による講座は9講座が開催 されており、そのうち北大阪商工会議所と連携して実施した就労支援講座以外の講 座は全て再委託されており、随意契約理由にそぐわない。

また、当該事業の委託仕様書には、①就労相談業務のコーディネーターを週4日 以上地域就労センターに配置すること、当該コーディネーターは、当該特定非営利 活動法人Aにて雇用することが規定されており、実質的に他の団体が受託できない 仕様となっている。

当該事業の趣旨に鑑みると、専門性を有したコーディネーターを地域就労セン ターに配置すればよく、また、講座等開催業務についてもほとんどを再委託してお り、専門性が必要な業務でないことから、当該特定非営利活動法人Aと恒常的業務 委託契約を結ぶ必要はない。

なお、就労困難者や障がい者の就労支援についての課題に取り組む福祉部では、

民間の事業者やその他の一般社団法人に対して委託を行っており、特定の相手方に 絞ることなく間口を広げて委託先の選定を行っている。

当該地域就労支援事業の業務委託については、委託先の選定方法を改めるべきで ある(意見番号 34)。

(2)委託料の前払いの妥当性について

地域就労支援事業は、地域就労支援センターにおける就労支援コーディネーター による就労支援、求職者のニーズに合わせた能力開発研修・講座の開催を特定非営 利活動法人Aに委託しているものである。地域就労支援委託料の支払いは、年2回

(4月、10 月)に分けて行われる。

この点について同じ産業文化部内の別の課で同様の形態での支払いがあったこ とから、当初監査人は本件の支払いも枚方市契約規則第 63 条の規定に基づく部分 払いであると理解したが、担当課へのヒアリングによれば、部分払いではなく地方 自治法第 232 条の5第2項の規定に基づき前金払いとして支払っているとの回答 であった。

前払いは担保がない支出形態であることから、限定的にその支出を認めるべきと ころ、本件前払いの根拠は地方自治法にあることが事後のヒアリングにおいて明ら かとなったものの、そもそも前払いとすることについて回議書において地方自治法 第 232 条の5第2項の規定をその根拠とすることが明示されておらず、契約により 所与とするものとして前払いとする必要性について十分に議論されていない(意見 番号 35)。

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その結果として、本件がそもそも前払いとして適格かどうか疑念がある。前払い として適格かどうか疑念があることから、担当課は、改めて支出にあたってその根 拠を明らかにするとともに、支出の形態として前払いがふさわしいか、検討すべき である(意見番号 36)。

(9)市内企業若者雇用促進事業

① 事業の概要

事業名 市内企業若者雇用促進事業 担当部・課 産業文化部 商工振興課

事業形式 委託

事業概要 市内中小企業の若者人材確保及び雇用促進を図るため、企業向け 及び求職者向けに各種支援セミナーを開催するとともに、各種会 場等で使用する市内企業PRを目的としたプロモーションビデオ を制作し、それらの取り組みをマッチングの場である合同企業就 職面接会に繋げる。さらに新規採用を行った企業の人事担当者及 び新規採用者に対し、早期離職防止・定着支援のための研修を実施 するなど、市内中小企業と求職者の双方に向けて求職前段階から 就職、就職後の定着支援まで一貫とする産業人材の育成確保支援 を実施する。

平成 29 年度の取り 組み

①市内中小企業に対し若年者の採用に向けたノウハウ等を学ぶ

「若年人材採用セミナー」を平成 29 年 8 月 31 日に開催した。

②求職者意識向上や市内中小企業PRも含め「枚方市若者就職活 動応援セミナー」を平成 29 年 11 月 25 日に開催した。

③市内中小企業と若者求職者のマッチングの場として、合同企業 就職面接会「枚方市若者しごとマッチングフェスタ」を平成 29 年 12 月 2 日に開催した。

④面接会参加企業に対し企業 PR、情報発信のための「求職者向け プロモーションビデオ」を制作しホームページをはじめ、②③の会 場にて放映した。

⑤面接会に参加した企業の人事担当者や入社 3 年までの社員を対 象に早期離職防止・定着支援のための「定着支援セミナー」を平成 30 年3月2日に実施した。②③では新たに履歴書用写真撮影を行 い、集客に取組んだ。また②では市内企業で働く先輩社員によるパ ネルディスカッションを行い、中小企業で働く魅力を伝えた。

平成 29 年度事業費 5,918 千円

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② 雇用対策に関する取り組み

枚方市は平成 28 年度から、市内中小企業の若者人材確保及び雇用促進を図るため、

市内企業若者雇用促進事業を新設した。具体的には、市内企業若者雇用推進事業をあ る民間事業者S1株式会社に委託しており、市としての目標数値も仕様書に記載して いる。

③ 委託事業について

市内企業若者雇用推進事業では、市内企業若者雇用推進事業をある民間事業者S1 株式会社に委託している。

委託の内容については、以下のとおりである。

(1)若者求職者(概ね 40 歳未満・平成 30 年大学等卒業予定の学生含む)の募集 (2)枚方市市内で事業活動を行っている市内中小企業のうち、市内企業若者雇用推進事

業に参加する企業の募集、選定等

(3)「若年者採用企業向けセミナー」の開催(企業対象)

(4)「求職者向けセミナー」「市内中小企業の PR 等」のイベント開催(求職者等対象)

(5)「合同企業就職面接会」の開催(企業・求職者対象)

(6)「プロモーションビデオ」の作成(企業対象)

(7)「定着支援研修」の開催(企業・求職者対象)

(資料)平成 29 年度市内企業若者雇用推進事業委託仕様書に基づき作成。

また、委託契約の概要については、以下のとおりである。

【委託契約の概要】

契約名 契約先 平成 29 年度支出額

平成 29 年度 市内企業若者雇用推進事業委託 S1株式会社 5,918 千円

契約方法 契約額

制限付き一般競争入札(業務希望型) 5,918 千円

予定価格積算方法 一者随意契約の場合の理由 類似事業の予算を参考に積算

ドキュメント内 結果の内容(ファイル名:016.pdf サイズ:3.55MB) (ページ 132-139)