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ています。新約聖書には,その救い主であり贖い主であるイエス・キリストの 生涯と,その時代に主の教会が設立されたことについて述べられています。
「わたしたちは,正確に翻訳されているかぎり,『聖書』は神の言葉であると信 じる。」(信仰箇条 1:8)
預言者ジョセフ・スミスを通して,主は聖書の幾つかの箇所についてわたし たちの理解を広げてくださっています。主は預言者ジョセフに,書かれた後 に失われたり,書き変えられたりした聖書の原文について,真理を回復するよ うに霊感をお与えになりました。こうして霊感により訂正されたものは,聖書 のジョセフ・スミス訳と呼ばれています。欽定訳聖書の末日聖徒版(英語)に は,ジョセフ・スミス訳の抜粋が 797 - 813 ページおよび多くの脚注に載って います。
モルモン書
モルモン書は,およそ紀元前 2000 年から紀元 400 年にかけてアメリカ大 陸に住んでいたある民族の神聖な記録です。イエス・キリストの完全な福音 が載っています(教義と聖約 20:9;42:12;135:3 参照)。イエス・キリス トが復活後間もなく,アメリカ大陸の民のもとを訪れられたことが記されてい ます。
ジョセフ・スミスは神の賜たま物ものと力により,モルモン書を英語に翻訳し,次の ように語りました。「〔モルモン書〕はこの世で最も正確な書物であり,わた したちの宗教のかなめ石である。そして,人はその教えを守ることにより,ほ かのどの書物にも増して神に近づくことができる。」(モルモン書,序文)
エズラ・タフト・ベンソン大管長の解説で,モルモン書がどのような理由で わたしたちの宗教のかなめ石なのか,理解できるでしょう。ベンソン大管長 は次のように語っています。
「モルモン書は 3 つの点でわたしたちの宗教のかなめ石です。それはキリ ストに対する証あかしのかなめ石であり,わたしたちの教義のかなめ石であり,証の かなめ石です。
モルモン書はイエス・キリストに対するわたしたちの証のかなめ石であり,
キリスト御自身はわたしたちが行うすべてのことの隅石となる御方です。モ ルモン書は力強く,しかも明快にイエスが実在の御方であることを証してい ます。……
〔モルモン書〕は救いの教義に関するわたしたちの理解を広げてくれます。
モルモン書はこの時代のために書かれたもので,……主の再臨に備える方法 が書かれています。……
第 10 章
モルモン書は真理を教え,イエス・キリストについて証をしています。……し かし,それ以上のものがあるのです。モルモン書には力があって,真剣に読 み始めるやいなやその力は読む者の人生に流れ込み,誘惑に打ち勝つ力とな ります。欺きを避ける力となり,狭くて細い道にとどまる力となります。聖文は
『命の言葉』と呼ばれていますが,モルモン書ほどその言葉にふさわしいもの はありません。……『末日聖徒はすべて,生涯この書物を学び続けるべきなの です。』」(「モルモン経 ― 私たちの宗教のかなめ石」『聖徒の道』1987 年 1 月号,5 - 7 参照。同説教中でマリオン・G・ロムニー「モルモン経」『聖徒 の道』1980 年 9 月号,102 を引用)
教義と聖約
教義と聖約は,現代の啓示を集めた書物です。教義と聖約第 1 章で,この 書物が世に出たのは,地上に住む人々を主の再臨に備えさせるためである,
と主は啓示されています。
「それゆえ,主の声は,聞こうとするすべての人が聞けるように地の果てにま で及ぶ。
あなたがたは備えなさい。来るべきことのために備えなさい。主は近いか らである。」(教義と聖約 1:11 - 12 )
この書物には,終わりの時に回復されたイエス・キリスト教会に関する啓示 が収められています。数章にわたり教会の組織が説明され,神権の職とその 職務が定義されています。ほかにも,第 76 章や 88 章のように何百年もこの 世から失われていた栄えある真理の記された章や,第 29 章や 93 章のように 聖書の教えを説いた章,さらに第 133 章のように将来の出来事を預言した章 などもあります。神はこの書物に収められた啓示を研究するように命じてお られます。「これらの戒めを調べなさい。これらは真実であり,確かであっ て,これらの中にある預言と約束はすべて成就するからである。」(教義と聖 約 1:37 )
高価な真珠
高価な真珠はモーセ書,アブラハム書ならびに,ジョセフ・スミスが霊感 を受けて記した幾つかの書から成っています。モーセ書には,預言者ジョセ フ・スミスに啓示された,モーセの示現と記録が含まれています。聖書から 失われた教義と教えを明らかにし,地球の創造に関してさらに詳しい知識を 与えてくれます。
第 10 章
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アブラハム書はエジプトの地下墓地で発見されたパピルスの巻き物から預 言者ジョセフ・スミスが翻訳したものです。創造,福音,神の性質および神権 に関する重要な事柄が記されています。
ジョセフ・スミスの書いたものは,ジョセフ・スミスの霊感訳聖書の一部,
『教会歴史』(History of the Church)からの抜粋,信仰箇条が収められて います。
• 霊感を与えてくれた聖典の中の物語にどのようなものがありますか。助け となってきた聖典の中の教えに,どのようなものがありますか。
生ける預言者の言葉
この 4 つの聖典に加えて,生ける預言者の霊感された言葉も聖文と見なさ れます。預言者の言葉は,大会や『リアホナ』,『エンサイン』( Ensign),地元 の神権指導者への指示を通して届きます。「わたしたちは,神がこれまでに 啓示されたすべてのこと,神が今啓示されるすべてのことを信じる。またわ たしたちは,神がこの後も,神の王国に関する多くの偉大で重要なことを啓示 されると信じる。」(信仰箇条 1:9 )
• 生ける預言者の言葉はどのようにして得ることができるでしょうか。
聖文の研究
• 聖文を研究するとき,どのような祝福が得られるでしょうか。
わたしたちはそれぞれ毎日聖文を学び,真理を子供に教えなければなりま せん。また,標準聖典をともに読み,そこに記されている真理のゆえに子供 が聖文を愛し,用いるようにすべきです。
この世の悪を避けたいと思うならば,聖文から学ぶ真理と義によって心を 養わなければなりません。一緒に聖文を読んで深く思い巡らすとき,わたし たちは神に近づき,また互いに近づくようになります。
聖文を読んで深く思い巡らし,理解できるように神に祈り求めるとき,聖霊 はそれが真実であることを証してくださるでしょう。わたしたち一人一人は自 分で真実であることを知り,惑わされることがないでしょう(ジョセフ・スミ ス-マタイ 1:37 参照)。ニーファイが述べた次の言葉に共感できるのです。
「わたしは主に関することに喜びを感じる。わたしの心は,これまでに見聞き したことを絶えず深く考えている。」( 2 ニーファイ 4:16)
• 毎日聖文を読む決意を貫くにはどうすればよいでしょうか。毎日聖文を研 究する時間と場所を決めておくことについて考えてみてください。
第 10 章
参照聖句
• 1 ニーファイ 14:20 - 26(記録を書くように命じられた預言者)
• 1 ニーファイ 19:1 - 3,6 - 7;アルマ 37:1 - 8(聖文には大いに価値 がある)
• 2 ニーファイ 33:10(聖文はキリストを証する)
• アルマ 29:8(主は聖文を通してすべての国民に語られる)
• アルマ 31:5;ヒラマン 3:29 - 30(神の言葉には力がある)
• ヒラマン 15:7 - 8(聖文は確固とした信仰に導いてくれる)
• 2 テモテ 3:16 - 17;1 ニーファイ 19:21-24(聖文が与えられる理由と 方法)
• 2 ペテロ 1:20;アルマ 13:20;教義と聖約 10:62(聖文は教義の真の要 点を明るみに出す)
• 教義と聖約 128:18;信仰箇条 1:9;1 ニーファイ 14:25 - 26(将来世 に出る聖文)
• 2 ニーファイ 29:3 - 10(ユダヤ人と異邦人に与えられた聖文)
第 10 章