6回
卒業後 10 年を経ても続くような人間関係をゼミでも築いてもらいたいし、わたし自 身可能なかぎり、そのための場を提供できるようにしたいと考えています。
6 総括、復習、個別報告(各 1 回で計3回)
評 価 方 法
出席、ゼミにおける報告・貢献、ゼミ論文の内容により、総合的に評価する。
担当者氏名・ゼミ名
野 澤 紀 雅 野澤・家族法ゼミ
演 習 テ ー マ
相続法の主要問題
募集年次・人員 募集学科 3年次 開講形態
4年ゼミへの
持ち上がりの可否 テーマの継続
3 年
の み 4 年
の み 3・4年 合 同
法律 国企 政治 可 不可
1年間で 完 結 4年ゼミ に継続3・4年次 計 20 名程度 ○ ○ ○ 〇 ○ ○
[演習概要]
履 修 条 件
「家族法」を履修済み、または同時履修していることが望ましい。なお、4年次生は 前年度からの継続希望者が優先されるため、新規枠は5名程度となる。
科 目 目 的 到 達 目 標
このゼミでは,家族法(親族法・相続法)全般の研究を2年がかりで行う。ただし,
年度ごとに内容を区切り,1年単位での履修も可能とする。2019 年度は相続法を中心 に学修する。相続法の主要問題に関する学説・判例の概要を理解し、実際の相続紛争 についてある程度の応用力を修得することを目標とする。また関連する部分では、
2018(平成 30)年の相続法改正の内容を理解する。
授 業 概 要
下記テキストを主な素材として、個別報告と全体討論を行う。
授 業 計 画
(春学期)
第 1回 春学期の全体スケジュール確認及び報告者決定
第 2回 相続法の基本構造-その1:法定相続(担当教員による概論)
第 3回 相続欠格【52】 (百選事件番号-以下同じ)+
広島家呉支審平成 22・10・5家 月 63 巻5号 62 頁第 4回 生命保険金請求権の相続性【61】
第 5回 慰謝料請求権の相続性【60】
第6・7回 債権の共同相続【65】+預貯金債権の共同相続(最大決平成 28・12・19 民集 70 巻8号 2121 頁+新 909 条の2
第 8回 遺産中の不動産の賃料債権の帰属【64】
第 9回 遺産たる金銭と遺産分割前の相続人の権利【63】
第 10 回 遺産確認の訴え【58】
第 11 回 相続回復請求権とは何か-884 条の意味【59】
第 12 回 遺産分割と登記【72】
第 13 回 相続の承認・放棄の熟慮期間【76】
第 14 回 相続人の不存在【55】【56】
第 15 回 配偶者の居住保護(改正法解説)
-配偶者居住権(新 2028 条~)と配偶者短期居住権(新 1037 条~)
(秋学期)
第 16 回 秋学期の全体スケジュール確認及び報告者決定
第 17 回 相続法の基本構造-その2:遺言と遺留分(担当教員による概論)
第 18 回 自筆証書遺言の方式【79】 【80】+「花押」判決( 最判平成 28 年6月3日民 集 70 巻5号 1263 頁)+新 968 条2項
第 19 回 遺贈と登記【74】【90】判旨(ii)+新 1013 条2項
第 20 回 遺言の解釈【84】+「相続させる」旨の遺言(特定財産承継遺言)の解釈
【87】
第 22 回 「相続させる」旨の遺言と登記【75】+新 899 条の2
第 23 回 「相続させる」旨の遺言と遺言執行者の職務権限【89】+新 1014 条2項 第 24 回 遺留分制度の改正― 遺留分減殺請求権から遺留分侵害額請求権へ 1042 条~1048 条
第 25 回 「相続させる」旨の遺言と債務の承継【88】+新 902 条の2
第 26 回 特別受益者への贈与と遺留分減殺請求の対象【94】+新 1044 条3項
第 27 回 遺留分減殺請求権の性質-形成権【92】
第 29 回 特別の寄与(新 1050 条)
第 30 回 相続法の総復習
注)上記の計画は履修者との協議によって変更されることがある。
評 価 方 法
報告の内容,討論への貢献度および出席状況等の総合評価による。
テ キ ス ト 参 考 文 献 等
『民法法判例百選Ⅲ親族・相続[第2版]』(有斐閣)
授 業 外 の 学 習 状 況
履修者の多くが希望する場合には,夏期休業中に合宿を実施する。
そ の 他 特 記 事 項
なし
担当者氏名・ゼミ名
野 田 博 野田ゼミナール
演 習 テ ー マ
会社法の判例、重要問題の研究
募集年次・人員 募集学科 3年次 開講形態
4年ゼミへの
持ち上がりの可否 テーマの継続
3 年
の み 4 年
の み 3・4年 合 同
法律 国企 政治 可 不可
1年間で 完 結 4年ゼミ に 継 続3年次 9名 ○ ○ ○ ○ ○ ○
[演習概要]
履 修 条 件
会社法や商法の予備的な知識は必要ないが、ゼミと並行して授業を履修するなどして、
必要な知識を身につけること。
科 目 目 的 到 達 目 標
まずは、会社法についての判例や重要問題の検討を通じて、その基礎的な知識・理解 を得ることが目的になるが(その際、自学自習も大事) 、最終的には、その基礎に立っ て、未知の問題に出会った場合も、論理的に考え、さまざまな解決策を模索する力を 身につけられればと考えている。
授 業 概 要
会社法についての基本的判例や最新の判例、および特定のテーマ・領域または演習問
題を考察対象とし、各回の担当者が報告を行い、全員で議論を行うという形で進めて 行く。また、各自が興味を持ったテーマについて考察を深める機会として、4年次秋 学期に「中間報告」を行い、最終的に論文の形にまとめる。
授 業 計 画