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6回

卒業後 10 年を経ても続くような人間関係をゼミでも築いてもらいたいし、わたし自 身可能なかぎり、そのための場を提供できるようにしたいと考えています。

Ⅱ 井田・田口・植村・河村編『事例研究刑事法Ⅰ刑法』 (日本評論社)

授 業 外 の 学 習 状 況

希望者を対象として、刑務所の参観と、裁判所での傍聴を予定している。また、希望 があれば夏季休暇中の合宿も計画する。

そ の 他 特 記 事 項

ゼミは学修を通じた仲間づくりの場ですから、皆さんの活発な活動を期待します。時

には楽しい「飲み会」もいいですね。

担当者氏名・ゼミ名

鈴 木 博 人 家族法ゼミ

演 習 テ ー マ

家族法の現代的課題の探究

募集年次・人員 募集学科 3年次 開講形態

4年ゼミへの

持ち上がりの可否 テーマの継続

3 年

の み 4 年

の み 3・4年 合 同

法律 国企 政治 可 不可

1年間で 完 結 4年ゼミ に継続

3・4年次 15 名程度 ○ ○ ○ ○ ○ ○

[演習概要]

履 修 条 件

民法1および民法6を履修済み、または並行履修すること。親族法・相続法上の問

題に関心があり、きちんと勉強する意欲のある者。

科 目 目 的 到 達 目 標

家族法・相続法上の知見を深めることを目的とします。将来、法曹や家裁調査官、

公務員、金融機関に勤務する者にとっては、実務上この領域の問題を避けて通ること はできません。また、職業としてはこの領域の問題を扱わないとしても、この領域の 問題に遭遇せずに一生を送ることは不可能です。そのようなときに、理性的な判断を 下せる素養を身につけることも本演習の目的の一つです。なお、この領域での研究者 を目指そうという者には、扱うことのすべてが必要なものとなります。

授 業 概 要

ゼミでの活動には3つの柱があります。1つ目は、参加者全員で取り組む課題を春

学期と秋学期で一つずつ設定して、その理解の深化をめざすことです(授業計画欄参 照。ただし、社会では新しい事件や出来事が次々と発生するので、取り上げるテーマ は臨機応変に対応します) 。各回の授業では、講義が行われるわけではありません。2 ないし3名のグループ分けをして、各グループに各回の報告を順に担当してもらいま す。2つ目は、参加者各自が独自に問題であると考えるこの領域での問題点を探し出 して報告してもらうことです。3つ目は、2つ目に挙げたこととも関連しますが、ゼ ミ論文を全員が執筆することです(2019 年 12 月末日締切) 。この論文は、ゼミ論文集 として刊行します。なお、2019 年度から法学部優秀論文賞の対象がすべての専門演習 に広げられたので、優秀な論文については、優秀論文賞に推薦します。

家族法上の問題を扱う際には、心理学や社会学のような関連諸科学の知見を参照す ることが必要になります。しかし、注意していただきたいのは、それらの研究が主た る目的となるわけではないということです(例をあげれば、心理学の研究成果には着目 するが、心理学研究をするのではないということです)。また、時間的な調整ができる 限り、児童養護施設や乳児院、児童相談所といった児童福祉法関連施設の見学を考え ています。学習上必要があれば、長期休暇中に合宿ゼミを行います。

授 業 計 画

(春学期) (秋学期)

(1)1年間のゼミの進め方と課題の説明 (1)秋学期の展望 2017年度前期のテーマは望まない妊娠とこども (2)ゼミ論文ガイダンス

(2)現場を知る:ドキュメンタリーを視る (3)後期の中心テーマは子どもの保護 (3)ドキュメンタリーをもとにしたレポート (4)児童虐待対応法制①

(4)現場を知る②:0日児死亡とは何か? (5)児童虐待対応法制② (5)虐待死亡事例の分析 (6)平成23年民法改正の評価

(6)特定妊婦の把握と支援 (7)児童福祉法・児童虐待防止法の制度 (7)平成28年児童福祉法改正を追う① (8)諸外国の虐待法制・ドイツ

(8)平成28年児童福祉法改正を追う② (9)諸外国の虐待法制・アメリカ (9)こうのとりのゆりかご:ドキュメンタリーを視る

(10)こうのとりのゆりかご検証報告を読む (10)里親制度とはなにか?

(11)施設訪問を前にしたドキュメンタリー視聴 (11)養子制度の問題点①

(12)乳児院見学 (12)養子制度の問題点②

(13)児童養護施設見学 (13)ゼミ論文の報告①

(14)施設訪問の総括 (14)ゼミ論文の報告② (15)前期の総括 (15)後期の総括

授業計画は、ゼミ員の学習・研究状況、社会状況に応じて、柔軟に運用・対応する。

評 価 方 法

病気の場合は別ですが、ゼミナールなので、出席は大前提になります。ただし、誤

解されては困るのは、出席していれば単位取得が保証されるという意味ではありませ ん。成績は、ゼミでの報告や議論の内容、ゼミ論文の内容等から総合的に判定します。

近年では、プレゼンテーション能力とコミュニケーション能力が重視される傾向があ ります。これらも軽視できないことですが、この二つにのみ気をとられていると、ど うも大したことを考えられないで終わってしまうことがあるように感じます。しっか り考えることを重視します。

テ キ ス ト 参考文献等

統一的なテキストを準備することは難しいので、必要な基本文献は指示します。ま た、導入演習で図書館の文献検索講習を受けているはずなので、与えられるだけでは なく、自ら必要な文献・資料を調べることが求められます。

授 業 外 の 学 習 状 況

グループ報告の場合でも個人報告の場合でも、報告者は、報告の2週間前までに、

必要な参考資料をゼミ参加者に周知することを目指します。必要な場合には、参考資 料を manaba 上にアップします。参加者は事前に指定資料を読んだうえで各回のゼミに 参加してください。文献紹介の報告の時には、単に紹介する文献を要約するだけでは なく、その文献を理解するために必要な関連文献・資料を事前に参加者に周知すると いうやり方は、テーマ報告の場合と同じです。

施設見学、学外研究会への参加、映画・演劇等の推薦等を可能な範囲で実施します。

そ の 他 特 記 事 項

担当者氏名・ゼミ名

髙 田 淳 髙田ゼミ

演 習 テ ー マ

民法財産法の基本問題の研究

募集年次・人員 募集学科 3年次 開講形態

4年ゼミへの

持ち上がりの可否 テーマの継続

3 年

の み 4 年

の み 3・4年 合 同

法律 国企 政治 可 不可

1年間で 完 結 4年ゼミ に継続

3・4年次 10 名程度 ○ ○ ○ ○ ○ ○

[演習概要]

履 修 条 件

なし。

科 目 目 的 到 達 目 標

民法の基本的知識の取得を目指す。すなわち、諸制度のしくみを押さえ、重要判例 を十分に理解していくことを方針とする。ゼミ員の意欲・習得度に応じて、発展的な 問題の検討もしたい。

授 業 概 要

民法財産法の基本問題について、判例に現れた事案を題材にとって、担当者の報告

とそれをめぐる議論によって理解を深める。判例の理解はもちろんのこと、学説の議 論や民法の構造の知識を深めていく。

民法は大きな法典であるので、ゼミで取り組む領域は限定する。ゼミ報告の題材は、

指定したテキストから取り上げる。報告担当者は、事前に教員と最低一回「打ち合わ せ」を行い、報告内容について指導を受けなければならない。報告の際は、レジュメ の作成も求められる。報告の骨子は、問題の所在の指摘、判例の結論、判例の理由づ け、学説の議論、である。場合に応じて、これに、前提知識の整理・解説、判例の過去 の展開、関連問題に関する判例・学説上の解釈等が加わる。

通常の報告のほか、ディベートや最新判例研究なども行いたい。

ゼミの意義は、参加者全員が議論に参加し、意見を交換し知識を補完しあうことに ある。その意義を十分にいかせるゼミにしていきたい。

授 業 計 画

第一回 ガイダンス 第二回 第一回個別報告 第三回 第二回個別報告 第四回 第三回個別報告 第五回 第一回ディベート 第六回 第四回個別報告 第七回 第五回個別報告 第八回 第一回最新判例研究 第九回 第六回個別報告 第一〇回 第七回個別報告 第一一回 第二回ディベート 第一二回 第八回個別報告 第一三回 第九回個別報告 第一四回 第二回最新判例研究 第一五回 第十回個別報告

第一六回 第三回ディベート

第一七回 第一回グループ報告(1)

第一八回 第一回グループ報告(2)

第二〇回 第二回グループ報告(1)

第二一回 第二回グループ報告(2)

第二二回 第三回グループ報告(1)

第二三回 第三回グループ報告(2)

第二四回 第四回グループ報告(1)

第二五回 第四回グループ報告(2)

第二六回 第五回グループ報告(1)

第二七回 第五回グループ報告(2)

第二八回 第六回グループ報告(1)

第二九回 第六回グループ報告(2)

第三〇回 総括

評 価 方 法

出席回数、発言の多寡、報告内容、学習意欲、ゼミへの貢献度を総合的に勘案する。

とりわけ、出席回数・発言、学習意欲を重視する。

テ キ ス ト 参考文献等

ゼミ員との相談で決定する。なお、2018 年度は、ゼミで用意した重要判例ケース集、

『Law Practice』を用いた。

授 業 外 の 学 習 状 況

予習・復習を十分にして授業に臨むこと。

そ の 他 特 記 事 項

担当者氏名・ゼミ名

髙 橋 紀 夫 髙橋(商法)ゼミ

演 習 テ ー マ

会社法に関する研究

募集年次・人員 募集学科 3年次 開講形態

4年ゼミへの

持ち上がりの可否 テーマの継続

3 年

の み 4 年

の み 3・4年 合 同

法律 国企 政治 可 不可

1年間で 完 結 4年ゼミ に継続

3年次 20 名 ○ ○ ○ ○ ○ ○

[演習概要]

履 修 条 件

特に履修条件はありませんが、民法・商法の関連科目については履修するとよいでし

ょう。

法学部卒業生の多様な進路にできる限り対応していくつもりです。

科 目 目 的 到 達 目 標

会社法の体系的理解を目標とします。

ゼミ員相互の信頼関係のもとでの議論・対話を通して、リーガルマインドおよびコミ ュニケーション能力を身に付け、社会に貢献できる有為の人材として育ってもらいた いです。

授 業 概 要

会社企業、とりわけ株式会社は、現代の経済社会において重要な地位を占め、また

重要な機能を果たしています。本演習では、企業活動および企業組織のルールブック ともいえる会社法の種々の規定や制度について、具体的事例および裁判例を中心に、

企業実務にも配慮しながら、理解していきます。また、株式会社にかかわる時事問題 および会社法の立法上の問題点についても学んでいきます。

個別報告やグループ学習・発表を基礎にして、全員が積極的に議論に参加する方式 をとりますが、ゼミ生の自主性を尊重しますので、勉強以外の面を含めて、主体的に 取り組んでください。ゼミ生が自分で演じ習うことを基本にします。

授 業 計 画

前期(春学期)15回

会社法上の重要な問題・論点・争点について個別ないしグループごとに報告・発表をして もらい、それをもとに全員で議論を展開していくなかで、会社法を体系的に理解できるよう にしていきます。

1.年間スケジュール、前期ガイダンス、担当レポーターの決定 2.会社法の全体像の理解

3.会社法総論 4.会社法総則 5.株式会社の設立 6.株式(1)

7.株式(2)

8.株式会社の機関構成

9.取締役・取締役会、業務執行・代表機関、監督機関 10.取締役の義務・責任

11.取締役と株主との関係

12.株式会社の資金調達

13.会社の基礎の変更(1)