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割の水準に戻ったものの、年収ベースでは製造業よりも約 1 割低い 水準にとどまるなど、喫緊の課題である担い手の確保に関しては、賃金水準は未だ不十分と言わ

ざるを得ない状況にあることから、賃金面でも魅力ある産業にするため、更なる改善が必要だと 考えている。

生産性向上に関しては

ICT

工事に関する会員企業の施工実績を調査し、内容を整理のうえ会員

企業間で情報共有を図る予定である。また、ICT の普及を検討するため、6 月

21

日に「ICT 普

及検討ワーキング」を新たに設置し、課題の整理にあたっているところである。

③社会資本の整備・維持、地方創生等に関して今後に期待するプロジェクト (a)

交通インフラ整備関係

・日本海東北自動車道(朝日まほろば

IC~あつみ温泉IC

間)整備

・上信越自動車道

4

車線化(信濃町

IC~上越JCT

間)

・磐越自動車道の

4

車線化(会津若松

IC~新潟中央JCT

間)

・上越魚沼地域振興快速道路・新潟山形南部連絡道路の整備

・松本糸魚川連絡道路の整備(事業化)

・新潟中央環状線の整備

・その他の地域高規格道路の事業化、国道バイパスの整備

・新潟駅周辺連続立体交差事業

・新潟空港アクセス機能強化の具体化、羽越本線の高速化

・新潟港浚渫土砂処分場整備(早期完成)

・新潟空港の機能強化(耐震化の早期完成等)

(b)

防災機能強化のインフラ整備関係

・信濃川大河津分水路改修事業(早期完成)

・信濃川下流部(中ノ口川含む)の治水機能強化(堤防強化、河積拡幅等)

・地震時緊急輸送道路の耐震化、無電柱化等による防災ネットワーク強化

・新潟港等、主要港湾の耐震化・津波対策

(2) 富山県

富山県における地域建設業の現状と課題等について、 (一社)富山県建設業協会会長の竹内茂氏 にお話を伺った。ここではその概要を記載する。

①現状及び将来の見通しについて

公共工事については、東日本建設業保証株式会社の資料(前払金保証取扱高)によると、2015 年

3

月の北陸新幹線開業後となる

2015

年度は、新幹線関連工事の終了などもあり、前年度比

32.4%減と全国一の落込みとなった。2016

年度は

18.9%増となったものの、2014

年度と比べま

2

割減で、今年度第

1

四半期も前年度比

6.1%減となっており依然として厳しい状況にある。

また、担い手の確保については、労働人口の減少により全産業において若者の確保が難しい中、

建設業への入職者は近年増えつつあるもののまだまだ十分とは言えず、入職しても

3

年以内の離 職率も高いため、担い手の確保・育成は依然として大変難しい状況にある。

こうしたことから、われわれ地域建設業が担うべき使命を全うすることが難しくなっている企 業が増えつつある。

公共工事については、北陸新幹線関連工事に匹敵する大きなプロジェクトがないこと、国の公

共事業関係費は下げ止まったものの大きく伸びる可能性が低いこと、大都市偏重の予算配分にな

ってきていること、また民間工事についても、アベノミクスの効果が特に地方経済に対する効果

としてあまり表れていないことなどを考えると、地方における今後の建設投資は一層厳しくなる ものと考えられる。

②課題および取組について

担い手の確保は難しく、また離職者も多いため、慢性的な担い手不足となっている。協会会員

446

社へのアンケート調査結果によると、

2016

年度の採用予定者の

2割弱しか採用できておらず、

大変厳しい状況にある。

協会では、高校生に対する現場見学会や出前講座、親御さんとの意見交換会などにおいて建設 業の魅力ややりがいなどを

PR

している。また、入職後は仕事に早く慣れて自信を持って取り組 めるよう、新入社員合同研修会や施工管理技術検定試験の直前対策講座なども開催している。

各会員企業に対しても労働環境や処遇の改善などにより新しい3K「休日」「給料」「希望」の 職場への転換を図っていただきたいと考えており、若者にとって夢と希望の抱ける産業として発 展していくよう、協会として全力を挙げて取り組んでいきたい。

ICT

技術の活用については、これに適する工事が富山県にはあまりないため、近県に比べやや 遅れているように思われる。しかし、いずれは本格的に導入されると考えており、それに向けた

「ICT 活用工事講習会」などに多くの技術者が参加し、ICT 施工に関する基礎知識や技術の習得 に努めている。ICT 建機などの購入には多額の費用が嵩み、また技術者の育成には時間がかかる ことから、国や県に指導や支援をお願いしていくこととしている。

発注の平準化については、これまでも年間を通した平準化と天候の良い第

1

四半期の施工量の 増大をお願いしてきている。近年はかなり平準化が進んだが、第

1

四半期の施工量についてはま だ少ないので、ゼロ県債や繰越し制度などを活用した施工量の確保を県などに要望していきたい。

③社会資本の整備・維持、地方創生等に関して今後に期待するプロジェクト

・富山高山連絡道路(一般国道

41

号猪谷楡原道路、大沢野南道路)

・富山外郭環状道路(一般国道

8

号豊田新屋立体)

・高岡環状道路(主要地方道高岡環状線)

・神通川や黒部川、庄川などにおける水害対策事業

・立山砂防の湯川などにおける土砂災害対策事業等

・富山海岸などにおける海岸浸食対策事業

(3) 石川県

石川県における地域建設業の現状と課題等について、 (一社)石川県建設業協会会長の吉光武志

氏にお話を伺った。ここではその概要を記載する。

①現状及び将来の見通しについて

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