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団体(須崎市、宇部市)、導入可能性調査を実施してい るのが 7 団体となっている。国内第 1 号案件となる浜松市をモデルとして、今後も各地で

約 1.5 倍

マーケットサウンディング実施が 2 団体(須崎市、宇部市)、導入可能性調査を実施してい るのが 7 団体となっている。国内第 1 号案件となる浜松市をモデルとして、今後も各地で

下水道へのコンセッション導入が広がるものと考えられる。

図表1-4-16 下水道分野の動向

管理者

(所在都道府県) 現在の状況 備考

1 浜松市

(静岡県)

優先交渉権者選定

(2018年4月事業開 始予定)

静岡県から移管された終末処理場とポンプ場に運営権を設 定。2016年2月に実施方針、2016年5月に募集要項を公 表。2017年3月に優先交渉権者を決定。2017年3月に基 本協定が締結され、現在は実施契約締結に向け協議中。運 営期間は20184月から20年間。

2 三浦市

(神奈川県)

実施方針に関する条 例案提出・公表

(2019年~事業開始 予定)

8.5kmの幹線管渠や処理場等が対象。現在の包括業務委託

に代わり、コンセッション方式による運営開始を目指し、コン セッション事業導入のための審議会設置に関する条例を可 決。

3 奈良市

(奈良県)

実施方針に関する条 例案提出・公表(事業 開始時期未定)

市東部の山間地域が対象。当初20174月からの事業開 始を目指していたが、2016年3月の市議会で実施方針の条 例案が否決された。

管理者

(所在都道府県) 現在の状況 備考

4 須崎市

(高知県)

マーケットサウンディ ング(2018年度事業 開始)

内閣府の支援措置(※)を活用してデューディリジェンスを実 施。コンセッションと包括委託を組み合わせたスキームを検討 中。2017年下半期に事業者公募を開始予定(2017年1月現 在)。

5 宇部市

(山口県)

マーケットサウンディ ング(2022年度事業 開始)

内閣府の支援措置(※)を活用して導入可能性調査・デュー ディリジェンスを実施。まずは処理場の運転管理を包括委託 し、その後コンセッションの導入を目指す方針。

6 大阪市

(大阪府)

導入可能性調査(早 ければ2019年度~

事業開始)

20152月に「大阪市下水道事業経営形態見直し基本方 針」を策定し、コンセッションの導入に向けた具体的な検討を 進めている。2016年7月に受け皿会社「クリアウォーター OSAKA」を設立。

7 宮城県

(宮城県)

導入可能性調査

(2020年度事業開始 目標)

2017 年度に導入可能性調査及びデューディリジェンスを実 施(導入可能性調査は日本総合研究所に、デューディリジェ ンスはあずさ監査法人にそれぞれ委託)。

8 大津市

(滋賀県)

導入可能性調査 2014 年度に「下水道事業及び水道事業におけるコンセッショ ンを含めた官民連携事業の有効性検討調査」を実施。DB+

包括的民間委託とコンセッション方式の2手法の比較検討を 行った。

9 大牟田市

(福岡県)

導入可能性調査 内閣府の支援措置(※)を活用して導入可能性調査を実施。

10 小松市

(石川県)

導入可能性調査 内閣府の支援措置(※)を活用して汚泥処理施設へのPFI導 入可能性調査を実施。

11 大分市

(大分県)

導入可能性調査 内閣府の支援措置(※)を活用して汚泥処理事業へのPFI導 入可能性調査を実施。

12 村田町

(宮城県)

導入可能性調査 内閣府の支援措置(※)を活用して導入可能性調査を実施。

(出典)内閣府民間資金等活用事業推進室ウェブサイト<http://www8.cao.go.jp/pfi/index.html>、各地方 公共団体ウェブサイト及び各種報道等を基に当研究所にて作成

(注)※は内閣府「2016年度上下水道コンセッション事業の推進に資する支援措置」

④道路

道路分野におけるコンセッション方式導入事例は、愛知県道路公社が所有する有料道路 のみであり、同事業により目標件数(1 件)を達成したこととなった。このほか、千葉県有 料道路においてコンセッションを含む官民連携事業の導入可能性調査が検討されている。

図表1-4-17 道路分野の動向

管理者

(所在都道府県) 現在の状況 備考

1 愛知県道路公社

(愛知県)

運営事業実 施中

(2016年10 月~)

愛知県内の8有料道路線、計72.5kmが対象。料金徴収期間は路 線ごとに規定されており、最長で 30 年間、運営権対価は全体で 1,377億円。2015年10月に実施方針を、同年11月に募集要項 等を公表。2016 年 6 月に優先交渉権者が選定された。その後 20168月に前田建設工業を中心とするコンソーシアムが設立し た愛知道路コンセッション株式会社と実施契約を締結。同年 101日より運営事業を開始している。

2 千葉県道路公社

(千葉県)

導入可能性 調査

千葉県は 県道 路公社が 管理 ・運営する有 料道路 8 路線、計 75.6km を対象に、コンセッション方式を含む官民連携事業の導入 可能性調査を実施予定。

(出典)愛知県ウェブサイト<http://www.pref.aichi.jp/soshiki/douroiji/concession.html>、株式会社日

BP「日経コンストラクション」(2016年1024日号)及び各種報道を基に当研究所にて作成

⑤文教施設

文教施設分野では、埼玉県嵐山町の国立女性教育会館において運営事業が実施されてい るほか、奈良県の旧奈良少年刑務所においても優先交渉権者が選定され、2020 年よりホテ ル等の複合施設として活用される予定となっている。

文教施設分野の現在の状況は下表のとおりである。

図表1-4-18 文教施設分野の動向

施設等

(所在都道府県) 現在の状況 備考

1 国立女性教育 会館

(埼玉県)

運営事業実 施中(2015年 7月~)

埼玉県嵐山町にある研修・宿泊施設。運営期間は20157月から 10年間。ビル管理を手掛ける戸口工業(埼玉県ときがわ町)が運営 権対価4900万円、維持管理受託費約64,400万円で落札。

2 旧奈良少年刑 務所

(奈良県)

優先交渉権 者選定(2019 年10月~事 業開始予定)

旧奈良少年刑務所は法務省が所管する日本最古の刑務所。文化財 建造物として保存しながら民間転用し有効に活用することで、稼ぐ公 共施設を目指したもの。2016年12月に実施方針が公表され、2017 年5月に清水建設等が優先交渉権者に選定された。優先交渉権者 の提案によると、旧刑務所はホテルや資料館、コミュニティスペース 等を備えた複合施設として活用される予定。

3 横浜市

(神奈川県)

導入可能性 調査

内閣府の支援措置(※)を活用して屋外プール再整備事業計画策定 業務を実施予定。

4 大阪市

(大阪府)

導入可能性 調査

内閣府の支援措置「平成28年度高度専門家による課題検討支援」

を活用して大阪新美術館(仮称)へのコンセッション方式導入の可能 性を2017年度中に調査予定。

5 甲斐市

(山梨県)

導入可能性 調査

内閣府の支援措置(※)を活用して既存公共施設を活用した甲斐ミュ ージアム(仮称)及びフラワーパーク(仮称)整備運営事業のPFI導 入可能性調査を実施予定。

6 富士吉田市外 二ヶ村恩賜県 有財産保護組 合(山梨県)

導入可能性 調査

内閣府の支援措置(※)を活用して森林学習施設事業に係るコンセッ ション等導入可能性調査を実施(予定)。

7 大野市

(福井県)

導入可能性 調査

内閣府の支援措置(※)を活用して(仮称)大野市文化会館整備事業 PFI可能性導入調査を実施(予定)。

8 忠岡町

(大阪府)

導入可能性 調査

内閣府の支援措置(※)を活用して忠岡町スポーツセンター民間資金 等活用事業導入可能性調査を実施(予定)。

9 京都府

(京都府)

導入可能性 調査

内閣府の支援措置(※)を活用して京都スタジアム(仮称)運営権PFI 事業導入可能性調査を実施中(2017年3月現在)。

10 京都市

(京都府)

導入可能性 調査

内閣府の支援措置(※)を活用して水垂運動公園(仮称)PFI導入可 能性調査を実施(予定)。

11 和歌山市

(和歌山県)

導入可能性 調査

内閣府の支援措置(※)を活用して加太地域における文教施設に対 するコンセッション手法の導入調査を実施(予定)。

12 盛岡市

(岩手県)

導入可能性 調査

内閣府の支援措置(※)を活用して盛岡南公園野球場(仮称)整備事 業民間活力導入可能性調査を実施(予定)。

13 二戸市

(岩手県)

導入可能性 調査

内閣府の支援措置(※)を活用して二戸市カーリング施設民間資金 等活用事業導入可能性調査を実施(予定)。

14 志木市

(埼玉県)

導入可能性 調査

内閣府の支援措置(※)を活用して志木市民会館・志木市民体育館 整備手法比較検討調査を実施(予定)。

15 福生市

(東京都)

導入可能性 調査

内閣府の支援措置(※)を活用して複数運動施設一体型コンセッショ ン導入可能性調査を実施(予定)。

16 甲府市

(山梨県)

導入可能性 調査

内閣府の支援措置(※)を活用して甲府市遊亀公園・附属動物園整 備に関わる民間資金活用事業調査を実施(予定)。

施設等

(所在都道府県) 現在の状況 備考

17 島田市

(静岡県)

導入可能性 調査

内閣府の支援措置(※)を活用して島田市民会館機能再生に係る民 間資金等活用事業基本調査を実施(予定)。

18 伊豆の国市

(静岡県)

導入可能性 調査

内閣府の支援措置(※)を活用して歴史・文化資源活用に係る PPP/PFI手法導入可能性調査を実施(予定)。

19 名古屋市

(愛知県)

導入可能性 調査

内閣府の支援措置(※)を活用して国際会議場の整備に関する調査 を実施(予定)。

20 春日井市

(愛知県)

導入可能性 調査

内閣府の支援措置(※)を活用して朝宮公園(運動公園)に係るコン セッション等導入可能性調査を実施(予定)。

21 神河町

(兵庫県)

導入可能性 調査

内閣府の支援措置(※)を活用してかみかわ文化会館(仮称)整備運 営事業可能性調査を実施(予定)。

22 大牟田市

(福岡県)

導入可能性 調査

内閣府の支援措置(※)を活用して(仮称)大牟田市総合体育館民間 資金等活用事業導入可能性調査を実施(予定)。

23 沖縄市

(沖縄県)

導入可能性 調査

内閣府の支援措置(※)を活用して沖縄こどもの国への公共施設等 運営権導入事業等の導入可能性調査を実施(予定)。

24 北中城村

(沖縄県)

導入可能性 調査

内閣府の支援措置(※)を活用してアワセ土地区画整理地内におけ るアリーナにおけるコンセッション手法の導入調査を実施(予定)。

25 宗像市

(福岡県)

導入可能性 調査

沖ノ島と関連遺産群が世界遺産に登録されたことを踏まえ、2017年 度に文部科学省の先導的開発事業に採択された。宗像市では同事 業の支援措置を活用してコンセッションを含む手法による世界遺産 群の保存と活用のあり方について検討予定。

26 東京都

(東京都)

導入可能性 調査

2020年東京オリンピック・パラリンピックにおけるバレーボールと車 いすバスケットボール会場として建設中の「有明アリーナ」(江東区有 明)の管理・運営にコンセッション方式を導入することを念頭に現在導 入可能性調査を実施中。2017年度中に実施方針を策定し、2018年 度に事業者の公募・選定手続きを行う予定。

(出典)内閣府民間資金等活用事業推進室ウェブサイト<http://www8.cao.go.jp/pfi/index.html>、株式会

社日経BP「日経コンストラクション」(2016年1024日号)、各地方公共団体ウェブサイト及

び各種報道を基に当研究所にて作成

(注)※は内閣府「2016年度上下水道コンセッション事業の推進に資する支援措置」

⑥公営住宅その他

公営住宅は「PPP/PFI 推進アクションプラン」におけるコンセッション事業等の重点分 野に位置づけられているが、コンセッション事業以外にも収益型事業や公的不動産利活用 事業を含むものであることに留意が必要である。

また、アクションプランにおける重点分野以外にも、複数の分野でコンセッションの導

入が検討されている。最近では横浜市の

MICE

施設や福岡市のクルーズ船旅客ターミナル

MICE

の複合施設、鳥取県の県営発電所や滋賀県大津市の都市ガスなどで検討が進めら

れており、今後のコンセッション導入分野の広がりがうかがえる。

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