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業務部門

ドキュメント内 第1章 (ページ 88-91)

第 3 章 2030 年までの省エネルギーポテンシャルおよび費用対効果分析

3.1. 省エネルギーポテンシャルの試算方法

3.1.6. 業務部門

67

分析にあたっては、米国東海岸地域におけるエネルギー供給者義務制度で電力事業者が 達成する省エネルギーの電力販売に占める割合の平均値である1.3%を活用、2017年の導入 から2030年までの効果を検討した。

図3-11 が示す通り、エネルギー供給者義務制度の家庭部門における省エネルギーポテン シャルは、2.8 Mtoeであり、前項でのMEPS導入による省エネルギー効果とほぼ同水準の省 エネルギー効果に上る。

68 出典:日本エネルギー経済研究所

3-12 業務部門のエネルギー需要見通し(BaU)(Mtoe)

出典:日本エネルギー経済研究所

3-13 業務部門の省エネルギーポテンシャル(2030年, Mtoe)

0 2 4 6 8 10 12 14

2000 2010 2015 2020 2030

電力 天然ガス 石炭 再生可能エネルギー

予測 Mtoe

実績

1,595 580

387

341

234

52

0 500 1,000 1,500

省エネ量 換気 冷蔵 機器 冷房 照明

Mtoe

69

図が示す通り、上記技術を対象としたインドネシアの業務部門の2030年における省エネ ルギーポテンシャルは1.6Mtoeに上り、これは2030年の業務部門におけるエネルギー需要

の12%に相当する。技術別では、照明の省エネルギーポテンシャルが最大で、0.58Mtoe、こ

れに冷房の0.39Mtoe、OA機器の0.34Mtoe、冷蔵の0.23Mtoe、換気の0.052Mtoeが続く。特 に家庭部門とは対照的に照明や冷房の省エネルギーポテンシャルが相対的に大きいのは、

普及率とともに事務所ビル等でのこうした技術の稼働時間が長いことを要因としている。

3. 省エネルギー政策の効果

家庭部門と同様に、政策効果を分析するためにエネルギー供給者義務制度の業務部門に おける省エネルギー効果を試算した。前項と同様に、米国東海岸地域でのエネルギー供給 者義務制度の実施による電力の販売に占める省エネルギーの割合を1.3%と想定、2017年か ら2030年の累積分をエネルギー供給者義務制度の省エネルギー効果として試算した。結果 として、エネルギー供給者義務制度の省エネルギー効果は2030年で2.1Mtoeと業務部門の エネルギー需要の16%に上る。

前項でも記した通り、エネルギー供給者義務制度の実施にあたっては、原資の確保や目 標設定、省エネルギー効果の検証に関する詳細なシステムの構築が必要である点には留意 が必要である。他方、業務部門の消費者に対して電力販売により直接のコンタクトを有す るPLNによる需要家における省エネルギーの推進を考慮することは、将来的なインドネシ アにおける電力需要の拡大と供給インフラ形成ニーズを考慮した際、需要サイドにおける 省エネルギーがこうしたインフラ形成を回避しうるオプションを提示することから、検討 の余地を有すると考えられる。

70 出典:日本エネルギー経済研究所

3-14 業務部門のエネルギー需要見通し(BaUケースとALTケース比較)

ドキュメント内 第1章 (ページ 88-91)