第 9 章 モデルプロジェクト詳細
9.2. 北海道の中小企業における次世代共通 EDI 連携
9.2.5. 普及展開計画
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図 50 02.北海道PJ 連携チャネル
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表 19 02.北海道PJ普及展開計画
(1) 普及に向けた施策・アクションプラン
事業終了後の2018年度からサービスを開始し、サービスモデルの普及に向けて、
次のアクションが計画されている。(表 20)
表 20 02.北海道PJ アクションプラン
年度 実施項目
2018 ・イーセールスサポート(業務管理機能付共通EDI)のクラウドサービス開始
・営業及技術部門強化実施
・行政主催セミナーを通じて当事業成果と今後の活動をPR
2019 ・イーセールスサポートPlus(金融 EDI付加版)のクラウドサービス開始
・ベトナム部門強化実施
・公的な地域内EDI普及制度の事務局受託
・越境EDI稼動開始(ベトナムでの大手書籍企業)
・東北方面への営業開始
2020 ・イーセールスサポート営業強化
・金融機関と連携しイーセールスサポートPlus導入企業への融資優遇施策開始
・ベトナム大手食品企業へのイーセールスサポート営業開始
2021 ・イーセールスサポートからPlusのヴァージョンアップキャンペーン実施
2022 ・イーセールスサポートの新規契約を凍結しPlusをスタンダードに変更
2023 ・イーセールスサポートPlus機能拡充
・ISDN使用システムからの最終乗換促進キャンペーン実施
2024 ・ISDN使用システムからの最終乗換ユーザー取込み
・新たに中期的な普及計画を策定
年度 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024
普及者数 50者 150者 400者 700者 800者 900者 1,000者
アクションプラン
普及サービス
普及ターゲット
連携チャネル
基本EDIサービス
金融EDI連携サービス 越境(国際)EDI連携サービス
北海道地域 食品業界 個人事業者~中小企業
地域行政(北海道、札幌市)
取引先(既存システム導入企業、行政機関、金融機関等)への紹介依頼 当事業結果PR
行政や商工会議所とタイアップしたEDI普及セミナー実施 地域行政EDI導入補助制度の委託先となる
東北地域 食品業界 個人事業者~中小企業 海外(特に東南アジア地域) 流通小売業 個人事業者~中小企業
地域団体(札幌市商工会議所、中小企業家同友会等)
地域金融機関(札幌市商工会議所、中小企業家同友会等)
124 (2) 普及に向けた課題・解決案
本サービスモデルにおける、事業終了後の普及に向けた課題および解決案とし て以下が提示されている。(表 21)
表 21 02.北海道PJ 普及に向けた課題・解決案 要因
区分 課題 解決案
顧客側 ●経営者がEDI導入の判断ができない 大手企業に比較して中小企業の経営者は IT 投資に消極的である。IT を経営資源として 考えていない経営者がまだ多く、かつ社内に 経営的・戦略的にITを活用する提案ができ る従業員も少ない為、新たなIT導入を判断 出来ない。
当社には代表者をはじめ、IT経 営の専門化である複数の IT コ ーディネータ資格取得者が い る。提案段階から、顧客企業の 経営者へ経営革新に通じる IT 利活用の考え方など助言を行 い、信頼を得る活動を行う。
顧客側 ●現状の仕事を変えたくないベテラン社員の 説得
中小企業では従業員ひとり一人の存在が大 きく、特にベテランの従業員の退職で経営が 傾く場合もある。商品の受発注業務に従事す る事務職員は勤続年数が長い傾向である。ま た、ベテランの事務職員は、トップの判断で 今まで慣れている仕事にやり方を変えられ ることに真っ向から反対する事がある。大手 企業であれば「会社が決めた事」で済みます が、中小企業では、経営者が従業員の意見を 尊重しすぎる傾向がある。
上項同様に IT コーディネータ 資格取得者が、顧客企業の経営 者へ IT 利活用のみならず総合 的に経営アドバイスを行い、労 使関係の在り方やトップのリー ダーシップに関して等を指導し 是正を促す。
自社側 ●普及活動に従事させる社員の労働環境 当社も中小企業であり経営資本が潤沢では ない。普及活動の担当社員は、短期で収益を 創出する他の開発案件も兼務する事になる。
業務量の増加による、長時間労働や休日出勤 による労働環境の悪化を防がなければなら ない。
普及業務の標準化(提案マニュ アル作成等)と管理者による業 務管理を強化して、業務の効率 化をはかる。
自社側 ●どの様にEDI導入有益性を効果的に伝える か
普及計画に基づき EDI 導入を実現させる ためには、できる限り多くの企業へ効果的・
効率的に EDI の有益性を理解して頂き、導 入に結び付けねばならない。このような活動 は、当社社員の人員だけでは困難だと思われ る。
中心となる解決方法は2つと考 える。1つは、行政や関係団体 の協力を頂き経営者向けに普及 につながる講習会や説明会を設 ける。2つめは、説明会用動画 等を作成し、分かりやすくてか つ印象深い販売促進媒体を作成 する。
125 自社側 ●最新技術の実装に対する体制作り
金融EDIや越境EDIでは、ブロックチェーン をはじめとするFintechやAI等の最先端技術 を実装する必要がある。当社にとって実装実績 がほとんどない領域となっている。
社員のスキルアップを計画的に 行うことはもとより、実装経験 者の獲得(中途採用)や外部の 専門家との契約で早期に実装レ ベルまで向上させる。
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