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真の幸福は人を愛し,奉仕することによって得られるものである

 金銭をどれほど多く人に与えても,この世のものでどれほど幸福になろうと望 んでも,このことは忘れないでください。幸福の度合いはこの地上でかかわりを 持つ人にどれほど慈愛と思いやり,愛を示したかで決まるのです。天の御父は実 にはっきりと言っておられます。神を愛していると言いながら兄弟を愛さない者 は,偽り者です〔1ヨハネ 4:20 参照〕。16

 何かを受けるだけでは幸福になれません。何かを与えることです。そして天の 御父の子供たちを励まし豊かにするものを多く与えれば与えるほど,さらに多くを 与えられるようになります。それは,大きな命の泉のようにわき出で,あふれ出し て永遠の幸福となるのです。17

「光りを放ち,幸福を育み,落胆している人を元気づけ,苦しんでいる人に 喜びと慰めをもたらす機会は,どのワード,支部,伝道地にもあります。」

第 2 章

 この地上での生活が終わりふるさとへ戻るとき,同胞のために地上で行ったす べての善い行い,示したすべての思いやり,払ったすべての努力が認められるこ とを知るでしょう。……

……主がわたしたちに下さったものに対する感謝を,主に仕えることで証明 しましょう。神の子供たちに善を行うとき,主に仕えているのです。ただで受け たのですから,ただで与えてください〔マタイ 10:8 参照〕。同胞に対する愛と優 しさで温まった思いをもって,天から最後のお呼びがかかるまで着実に前進しま しょう。自分の記録を正視する時が必ず来ます。そのとき,わたしたちが才能を 高め,正直で真実,純潔であり,慈善の心に富み,慈愛を示してきたなら,そして かかわったすべての人を励ますことに努め,受けた光にふさわしく生活し,機会あ るごとにその光を放っていたならば,天と地の造り主から次のような願ってもない 称賛を頂いてどれほど幸せであり,また心はどれほど感謝で満たされるでしょう か。「良い忠実な僕しもべよ,よくやった。あなたはわずかなものに忠実であったから,

多くのものを管理させよう。主人と一緒に喜んでくれ。」〔マタイ 25:21〕18〔19 ページの提案 5 参照〕

研究とレッスンのための提案

 この章を研究する際,またはレッスンの準備をする際に,以下の項目について深 く考える。そのほかの提案については,v - vii ページを参照する。

1. スミス大管長のように愛を示す方法について検討してください(11-13 ページ参照)。例えば,家庭における責任や家庭訪問の割り当てを果た す際に,どのように愛を示すことができるでしょうか。

2 . 「教え」の最初の項(13 -14 ページ)を研究し,これらの教えを応用す ることで,隣人,会社の同僚,家族,そのほかの人々との関係がどのよう に改善できるかを考えてください。

3 . 14 ページの最後の段落全部を読んでください。聖典には人々を愛し,仕 えるように鼓舞するどのような教え,あるいは物語があるでしょうか。

4 . 16 ページから始まる項,特に最後の二つの段落を研究してください。

「〔あなたが〕属するグループ」の外にいる人について考えてください。

第 2 章

そのような人に働きかけるために,具体的にどのようなことができるで しょうか。

5 . 17-18 ページのスミス大管長の教えについて深く考えてください。真の 幸福は人を幸せにすることで得られるということを,あなたはどのような 経験から学んだでしょうか。

関連聖句―マタイ 5:43 - 44;25:34 - 40;ルカ10:25 - 37;ヨハネ 13:

34 - 35;1ヨハネ 4:7- 8;1 ニーファイ 11:16 -25;モロナイ 7:44 - 48 教える際のヒント―「教会で行われているレッスンの多くは,堅苦しすぎるよう です。講義のようなレッスンでは受け答えをすることができません。聖せいさん会や大 会では,そのような教え方をしますが,レッスンは質問ができるように双方向でな ければなりません。クラスでは気軽に質問するよう勧めることができます。」(ボイ ド・K・パッカー「教え,学ぶことの原則」『リアホナ』2007 年 6 月号,55)

1. J・ルーベン・クラーク・ジュニア, “ No Man Had Greater Love for Humanity Than He,” Deseret News, 1951 年 4 月 11 日付, 教会欄,10 ,12

2. “ After Eighty Years,” Improvement Era, 1950 年 4 月号,263

3.リチャード・L・エ バンズ , “Anniver-sary,” Improvement Era, 1946 年 4 月 号, 224

4.「兄 弟の守り手」『聖 徒の道』1990 年 7 月号,53 - 54 参照

5. “ Mormon View of Life’s Mission,”

Deseret News, 1908 年 6 月 27 日 付,

教会欄,2

6. “ Pres. Smith ’s Leadership Address,

” Deseret News, 1946 年 2 月 16 日 付,

6

7. Conference Report ,1946 年 10 月,

149.

8. Conference Report ,1922 年 4 月,52

9. Conference Report ,1929 年 10 月,24 10. Conference Report ,1905 年 4 月,

62

11. Conference Report ,1949 年 4 月,

10

12. “ To t he Relief S ociety, ” Relief Society Magazine, Dec. 1932, 704.

13. “ Saints Blessed, ” Deseret News, 1932 年 11 月12 日付, 教会欄,5,8 14.Conference Report ,1914 年 4 月,12

-13

15. Conference Report ,1946 年 4 月,

184 -185

16. “ To the Relief Society,” 709

17. Sharing the Gospel with Others, プレストン・ニブレー選(1948 年), 214;

1945 年 11 月 4 日にワシントン D.C. に おいて行われた説教

18. “ Mormon View of Life ’s Mission,”

2

第 2 章

「わたしは贖あがない主が生きておられ,主の教えを打ち立てるというわたしの ささやかな努力に喜んで報いてくださるということを知っています。」

第 3 章

イエス・キリストについての

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