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神の子らに福音を分かち合えば,日の栄えの王国で 彼らとともに大きな喜びを受ける

 わたしたちの多くは世を去るとき置いていかなければならないこの世の物を求 めて自分の時間のほとんどを費やします。しかし,周りには朽ちることのない魂 を持った人々が大勢いて,わたしたちがそうしようと思うならば,教え,真理を調 べてみるように影響を与え,彼らの心に神が生きておられるという知識を植え付 けることができるのです。この世で彼らに感謝され,来世においても永遠に続く 終わりのない感謝を受けるとしたら,世にそれに勝る宝などあるでしょうか。そ れは最も大切な使命なのです。25

 自分の小さな家族だけを救おうと利己的にならずに,主の福音を受け入れるよ う自分が影響を与えた男女が数十人,数百人もいたらどうでしょうか。わたした ちは真に祝福を感じ,彼らの愛と感謝の思いを永遠に享受できるのです。26  幕の向こう側で,神への責任を果たそうと与えられた光にふさわしく生きる善 良な男女に会うときの喜びはいかに大きいことでしょうか。しかも,わたしたちと 接することにより,彼らと分かち合いたいと思うわたしたちの熱意と意欲の結果,

主の福音についてほかにも知識を受け,主の聖なる宮における儀式を受け入れ,

日の栄えの王国の一員となる備えができたとしたらどうでしょうか。その時が来

第 1 2 章

て,偉大な判事の前に立ち,この世で過ごした数年について報告するとき,御父 がわたしたちと同じように愛しておられるこの子らがわたしたちのそばに立ち,こ う言ったらどうでしょうか。「天の御父よ,あなたの栄光に満ちた真理の知識を 最初にわたしにもたらしてくれたのはこの男性です,この女性です。その真理の おかげで,前より熱心にあなたを求める気持ちになれたのです。このような喜ば しいことをしてくれたのはこの人です。」それだけではありません。

 その時が来て,長い永遠の時を過ごすとき,自分が永遠の幸福をもたらす助け をした男性,女性,子供の一人一人から愛と感謝を受けることになるでしょう。や りがいのあることではありませんか。わたしたちが生涯をかけて数百ドルあるい は数千ドルの財産を築き,羊,牛,家,土地などを手に入れても,幕の向こうには 持って行けません。永遠の命には不必要な物です。必要なのはこの世にいると きだけです。しかし,神のほかの子らの愛と感謝を得たら,それは永遠にわたし たちのものになります。それがどのような意味か考えてください。この世が浄化 され,火によって清められて日の栄えの王国になるとき,不純なものや望ましくな

「福音の御霊があるとき,わたしたちはできるだけ多く の御父の子らに……教えたいと願います。」

第 1 2 章

いものはすべて一掃されてしまいます。この世で仕えた人々と一緒に過ごし,とも に主イエス・キリストの受け継ぎを得,その導きにより永遠に生きるとしたら,ど れほどの喜びを感じるでしょうか。やりがいのあることではありませんか。喜ば しい機会ではありませんか27〔132 ページの提案 6 参照〕。

研究とレッスンのための提案

 この章を研究する際,またはレッスンの準備をする際に,以下の項目について深 く考える。そのほかの提案については,v - vii ページを参照する。

1. 「ジョージ・アルバート・スミスの生涯から」(123 ページ)を読んでくだ さい。スミス大管長がそれほど伝道の業に熱心だったのはなぜだと思 いますか。「何よりまず……教会の宣教師」になるとは,あなたにとって どんな意味がありますか。

2. ほとんどの宗教が提供する「道徳的な教訓」に加え,回復された福音 は世にどのようなものを提供するでしょうか(例については,124 -125 ページを参照)。

3. 125 ページから始まる項を読んでください(教義と聖約 123:12 も参 照)。「きて見る」という招きを受け入れ,教会に関する誤解を克服した 人々について,例を紹介してください。そのように招くのに効果的な方法 には,どのようなものがありますか。

4. 127 ページの 1-2 段落目を読んでください。わたしたちが隣人に福音 を分かち合うことをためらうことがあるのはなぜだと思いますか。 126

-128 ページをよく読み,そのためらいを克服するにはどうしたらよいか 考えてみましょう。

5. 129 ページから始まる項を読み,福音を分かち合うために主が望まれて いることを行っているかどうか深く考えてください。どうしたらこの戒め をより完全に守ることができるか祈りの気持ちで考えましょう。

6. 教えの最後の項(129 -131 ページ)を読み,イエス・キリストの回復さ れた福音をあなた,またはあなたの家族に初めて紹介してくれた人につ

第 1 2 章

いて考えてみましょう。その人に感謝の気持ちを表すにはどうしたらよ いでしょうか。

関連聖句―アモス 8:11-12;モーサヤ 28:1- 3;アルマ 26:28 - 30;教 義と聖約 4:4;18:10 -16

教える際のヒント―「手引きに書かれたことを何から何まで教えようとしてあ わてるよりも,良いアイデアをほんの 2 ,3 採り上げ,十分話し合い,学ぶ方がよい のです。……クラスの中に主の御霊がとどまるようにしたければ,穏やかな雰囲 気が絶対に不可欠です。」(ジェフリー・R・ホランド「教会で教え,学ぶ」『リアホ ナ』2007 年 6 月号,59)

1. プ レストン・ニブ リー,“ Sharing the Gospel with Others,” Improvement Era ,1950 年 4 月号,270

2. メルロ・J・ピュージー,Builders of the Kindom(1981 年),240

3. Conference Report ,1919 年 6 月,43 4. Conference Report ,1922 年 4 月,54

- 55

5. Conference Report ,1922 年 4 月,53 6. Conference Report ,1916 年 4 月,47 7. Conference Report ,1921 年 10 月,38 8. Conference Report ,1922 年 4 月,53 9. Conference Report ,1949 年 10 月,5 10. Conference Report ,1945 年 10 月,

120

11. Conference Report ,1935 年 4 月,

43 - 44

12. Conference Report ,1927 年 10 月,

46 - 47

13. Proceed ings at t he Ded icat ion of the Joseph Smith Memorial Monu-ment ,55

14. Conference Report ,1934 年 4 月,

28

15. Conference Report ,1916 年 10 月,

50

16. Conference Report ,1935 年 4 月,

46

17. “ G r e et i ng , ” M i l l e n n i a l S t a r , 1919 年 7 月 10 日号,441

18. Conference Report ,1927 年 10 月,

49

19. Conference Report ,1922 年 10 月,

98

20. Conference Report ,1922 年 4 月,

53

21. Conference Report ,1916 年 10 月,

50

22. Conference Report ,1916 年 4 月,

48

23. Conference Report ,1948 年 10 月,

7- 8

24. D e s e r et N e w s ,1 9 2 1 年 8 月 2 0 日付,教会欄, 7

25. Conference Report ,1916 年 10 月,

50

26. Conference Report ,1941 年 10 月,

102

27. S h a r i ng t he G o sp el w it h O t h -ers ,プレストン・ニブリー選(1948 年),214 - 216;1945 年 11 月 4 日,ワ シントン D.C. における説教

ジョージ・アルバート・スミスは1919年から1921年,

ヨーロッパ伝道部会長として奉仕した。

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