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家族と聖文を読むことによって家族の信仰を強める

 皆さんの中で,これらの聖典から時々家族に何かを読み聞かせたり,家族を呼 び集めて彼らが知らなければならない事柄を教えたことのある人がどれだけいる

第 1 0 章

でしょうか。自問自答していただきたいと思います。残念ながら,わたしたちの多 くが,忙しくてできなかったと答えるのではないでしょうか。12

 現代まで保存されてきたこれらの神聖な記録の中で主がわたしたちに与えてく ださった多くの祝福について,また知恵にあふれた御父の助言と勧告が収められ ていることについて,わたしたちはこれまで耳にしてきたはずです。そのような機 会を与えられているにもかかわらず,わたしたちの多くがこの神聖な記録の内容 について精通していないというのは不思議に思えます。13

 これらの神聖な記録の大切さを子供たちに教えることを怠っても,御父はみも とに戻るわたしたちを罪のない者と認めてくださるでしょうか。……わたしはそう は思いません。……主がすばらしい教えを収めたこのような神聖な記録をわたし たちの手の届く所に置いてくださったのに,わたしたちがそれを家族に教えず,会 う人々に印象づける努力を怠るなら,主はわたしたちがそれらを感謝していると 思ってくださるでしょうか。

 兄弟姉妹の皆さん,「聖文を調べなさい」と言われた主の教えをもう一度強調 したいと思います。祈りの気持ちで忠実に聖文を読んでください。家庭で教えて ください。家族を周りに呼び集め,啓示された事柄を読むことによって,生きてお られる神を信じる信仰を強めるよう励ましてください。聖典は世界中のどんな図 書館の蔵書よりも貴重な書物です。14

 皆さんの目につきやすく,子供たちにも見つけやすい場所に聖典を保管してく ださい。そして,家族の永遠の救いに十分な関心を抱いてください。そうすれば 家族が聖典の内容に興味を持ち,自分が天の御父の目にどれほど貴い存在かが 分かる方法や手段を見いだすことができるでしょう。15

  ……子供のとき,暖炉のそばのいすに腰をかけた父と母が,床に座ったわたし たち子供に聖書を読み聞かせてくれたことはほんとうに楽しい思い出です。……

 さて兄弟姉妹の皆さん,「〔聖文を調べなさい。〕……あなたがたは,聖書の中 に永遠の命があると思って調べているが,この聖書は,わたしについてあかしす るものである」とおっしゃったイエス・キリストの勧告は今も有効です〔ヨハネ 5:39〕。古くからある家族用聖書を放置しないでください。棚にしまったまま,

忘れてはいけません。その内容をまだ知らない人は,どんなことが書いてあるか 調べてください。前に読んだことのある人はもう一度読み,子供や孫のために頻 繁に読んであげてください。聖書だけでなく,主がわたしたちの昇栄と平安と祝 福のために下さったほかの聖文も読んでください。16

 ああ,イスラエルの子らよ,わたしは聖文を調べるよう勧告します。家庭で聖 文を読み,主の御言葉を家族に教えてください。そして,大して重要でない,多く

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の場合有害な現代の書物を読むのに費やす時間を減らし,真理の泉に行って主 の御言葉を読もうではありませんか17〔109 ページの提案 4 参照〕。

研究とレッスンのための提案

 この章を研究する際,またはレッスンの準備をする際に,以下の項目について深 く考える。そのほかの提案については,v - vii ページを参照する。

1. 103 ページの第 1 段落を読み,聖句によって同じように霊感を受けたと きのことを思い出してください。どのようにしてその聖句が真実であると

「家族を周りに呼び集め,啓示された事柄を読むことによって,

生きておられる神を信じる信仰を強めるように励ましてください。」

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分かったのでしょうか。最近,その証が強められる経験をしましたか。

それはどんなことでしょうか。

2. 104 ページから始まる項を読み,自分の蔵書の中で(読んだり,見たり,

聞いたりするそのほかのものの中で)聖典がどんな位置を占めているか 考えてください。家庭や生活で聖典をもっと重要な場所に位置づけるに は,どんなことができるでしょうか。

3. 105 ページから始まる項を読んでください。あなたが末日の災難に直面 したとき,聖文はどのような助けになったでしょうか。困難な試練に直 面している知人を助けるのに,どのように聖文を使えるか考えてみてくだ さい。

4. 106 -108 ページに書かれている,家族に向けたスミス大管長の勧告に ついて深く考えてください。ともに聖文を学ぶ家族には,どのような祝福 が与えられるでしょうか。子供(または孫)が聖文に関心を持てるよう 励ます効果的な方法にはどのようなものがあるでしょうか。家族ととも によりいっそう熱心に聖文を学ぶために何ができるか,祈りの気持ちで よく考えてください。

関連聖句―申命 6:6 - 7;ヨシュア 1:8;ローマ 15:4;2 テモテ 3:15 -17;

2 ニーファイ4:15;ヒラマン 3:29 - 30;教義と聖約 33:16

教える際のヒント―「誠実なあらゆる意見に対してあなたが肯定的に対応する ならば,生徒が話し合いに参加する自分の能力について自信を持つように助ける ことになる。例えば,次のように言うとよい。『答えてくださったことを感謝してい ます。とても深く考えられた意見です。』あるいは『すばらしい考えです。わたし はこれまでそのように考えたことがありませんでした。』『良い例ですね。』『今日皆 さんがお話ししてくださったすべてのことに感謝しています。』」(『教師,その大い なる召し』64)

1. Conference Report ,1949 年 4 月,83

- 84

2. Conference Report ,1948 年 10 月,

165 -166

3. Conference Report ,1917 年 10 月,43 4. Conference Report ,1948 年 10 月,

164 -165

5. Conference Report ,1931 年 10 月,

120

6. Conference Report ,1946 年 4 月,

125

7. Conference Report ,1923 年 10 月,70 8. Conference Report ,1942 年 4 月,14

9. Conference Report ,1917 年 10 月,42

- 43

10. Conference Report,1940 年 10 月,107

-109

11. Conference Report ,1948 年 10 月,

164

12. Conference Report ,1950 年 10 月,

179

13. Conference Report ,1929 年 4 月,

30

14. Conference Report ,1917 年 10 月,

43 - 44

15. Conference Report, 1948 年 10 月,

165

16. “ P r e s . S m i t h ’s L e a d e r s h i p Address,” Deseret News ,1946 年 2 月 16 日付,教会欄,6

17. Conference Report ,1917 年 10 月,

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