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導入検討先のエネルギー需要実態調査

第5章 導入検討先のエネルギー需要実態調査

5.1 村内施設等のエネルギー需要量

ここでは、村内の主要施設(公共・民間含む)のエネルギー需要を木質バイオマスエネルギーに代替 した場合の、木質燃料(チップ・薪・ペレット)の必要量を算出しました。

村内施設への新エネルギーの導入は、木質バイオマス導入による直接的なエネルギー確保や二酸 化炭素の排出削減だけでなく、広く村民や観光客に木質バイオマス利用を知らしめる普及啓発効果が あり、檜原村の木質バイオマスへの取組をアピールすることにも繋がるため、率先的な導入が求められ ます。村内の主要な施設のうち、エネルギー需要の高い上位10施設は以下のようになりました。

表 5-1 村内施設におけるエネルギー需要量(上位 10 施設)

灯油 ペレット A重油 LPガス 電気 熱量換算 合計

原油換算 合計 L/年 kg/年 L/年 m3/年 kWh/年 GJ/年 kL/年 民間食品加工施設 0 0 63,760 0 1,466,004 15,687 411 やすらぎの里 128,000 0 0 382 596,616 10,106 265 民間福祉施設A 0 0 96,200 8,112 373,660 7,939 208 民間福祉施設B 39400 0 0 12,813 471,460 6,976 183 檜原温泉センター

「数馬の湯」 55,900 0 0 2,766 304,828 5,073 133 檜原村役場 0 40 0 49 483,786 4,360 114 都民の森森林館 17,186 1,300 0 1,061 259,865 3,099 81 民間宿泊施設A 47,100 0 0 691 20,609 1,983 52 民間宿泊施設B 0 0 0 0 127416 1,147 30 給食共同調理場 0 0 0 0 114,630 1,032 27 合 計 287,586 1,340 159,960 25,874 4,218,874 57,402 1,504 注)1.各施設のエネルギー需要量はアンケート調査票による

15,687 10,106

7,939 6,976 5,073 4,360 3,099 1,983 1,147 1,032

0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000 14,000 16,000 18,000 民間食品加工施設

やすらぎの里 民間福祉施設A 民間福祉施設B 檜原温泉センター「数馬の湯」

檜原村役場 都民の森森林館 民間宿泊施設A 民間宿泊施設B 給食共同調理場

(GJ/年)

熱量換算合計

檜原村新エネルギー詳細ビジョン 第 5 章 導入検討先のエネルギー需要実態調査

村 内 で 最 も エ ネ ル ギ ー 需 要 の 多 い 施 設 は 民 間 食 品 加 工 施 設 で 、 熱 量 に 換 算 す る と 、 年 間 15,687GJ のエネルギーを使用しています。このエネルギー需要を全て木質バイオマスで賄うと想定し た場合、チップに換算すると1,569t/年、薪に換算すると1,307t/年、ペレットに換算すると853t/年が必 要となります。次いでエネルギー需要の多い施設は、やすらぎの里、民間福祉施設、檜原温泉センター

「数馬の湯」、檜原村役場となっています。

しかし、この試算は、電力も全て木質バイオマスで代替するものとなっており、発電規模や資源調達 などを考えた場合、檜原村において電力の木質バイオマス利用は、短期的な構想としては、あまり現実 的とは考えられません。

そこで、熱需要に限って、木質バイオマスへの代替を行う場合を想定し、村内施設の化石燃料(灯 油・A重油・LPガス)需要量のみを算出した結果は、以下のようになりました。

表 5-2 村内施設における化石燃料需要量(上位 10 施設)

灯油 A重油 LPガス 熱量換算 合計

原油換算 合計

チップ 換算

薪 換算

ペレット 換算 L/年 L/年 m3/年 GJ/年 kL/年 t/年 t/年 t/年 やすらぎの里 128,000 0 382 4,736 124 474 395 257 民間福祉施設A 0 96,200 8,112 4,576 120 458 381 249 民間福祉施設B 39,400 0 12,813 2,732 72 273 228 149 民間食品加工施設 0 63,760 0 2,493 65 249 208 135 檜原温泉センター

「数馬の湯」 55,900 0 2,766 2,329 61 233 194 127 民間宿泊施設A 47,100 0 691 1,798 47 180 150 98 都民の森森林館 17,186 0 1,061 737 19 74 61 40 郷土資料館 0 0 5,806 583 15 58 49 32 民間福祉施設C 1,534 0 4,282 486 13 49 41 26 民間工場 10,573 0 44 392 10 39 33 21 合 計 299,693 159,960 35,957 20,862 546 2,087 1,740 1,134

注)1.チップは10GJ/tWB40%)、薪は12GJ/tWB30%)、ペレットは18.4GJ/tWB10%)で換算 2.各施設のエネルギー需要量はアンケート調査票による

392 486

583 737

1,798 2,329

2,493 2,732

4,576 4,736

0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 やすらぎの里

民間福祉施設A 民間福祉施設B 民間食品加工施設 檜原温泉センター「数馬の湯」

民間宿泊施設A 都民の森森林館 郷土資料館 民間福祉施設C 民間工場

(L)

熱量換算合計

図 5-2 村内施設における化石燃料需要量グラフ(上位 10 施設)

檜原村新エネルギー詳細ビジョン

第 5 章 導入検討先のエネルギー需要実態調査 この場合は、やすらぎの里の化石燃料需要が村内で最も多くなります。このエネルギー需要を木質バ イオマスで賄う場合、チップで474t/年、薪で395t/年、ペレットで257t/年が必要となります。

やすらぎの里は、村の施設でもあり、温浴施設や福祉施設、児童館、診療所などの機能も備えている ため、村民への木質バイオマスエネルギーの普及啓発を考える場合、もっとも導入に適した施設と言え ます。

5.2 家庭等のエネルギー需要実態調査

檜原村における1世帯あたりの燃料使用量は、以下のように算出できます。

このうち、灯油とLPGを木質バイオマスに転換した場合の1世帯あたりの木質バイオマス必要量は、

薪換算で3.9t/年、ペレットでは3.4t/年となります。

また、村内の全世帯の灯油、LPGを木質バイオマスに転換する場合は、薪換算で6,254t/年、ペレッ ト換算で4,079t/年が必要となります。

表 5-3 世帯あたりエネルギー使用量

単位 灯油 LPG 電力 合計 世帯あたり使用量 - 278L/年 500m3/年 3,622kWh/年 -

熱量換算値 GJ/年 10.2 50.1 32.6 92.9 薪換算値 t/年 0.7 3.2 - 3.9 世帯

あたり ペレット換算値 t/年 0.6 2.8 - 3.4

世帯数 世帯 1,244 -

熱量換算 GJ/年 12,669 62,383 - 75,052

薪換算 t/年 1,056 5,199 - 6,254

村全体

ペレット換算 t/年 689 3,390 - 4,079

【資料:「灯油消費実態調査(平成18年度版)」石油情報センター、「プロパンガス消費実態調査(平成18年度 版)」石油情報センター、「数表で見る東京電力(平成 19 年度版)」東京電力、檜原村提供データ、「総合エネル ギー統計(平成17年度版)」資源エネルギー庁】

注)1.薪は12GJ/t(WB30%)、ペレットは18.4GJ/t(WB10%)で換算

2.灯油及び電力は、東京都の平均使用量を採用。LPGは、東京都の平均使用量及び関東地域における都市 ガス・LPG使用割合より、LPG100%使用することとして算出。

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