第 9 章 檜原村における二酸化炭素排出削減方法の検討
11.3 事業化推進体制の検討
プロジェクト計画を推進するためには、関連事業者を含めた事業化の推進体制づくりが必要となりま す。そこで、実施主体や事務局、協力関係など、本ビジョンの推進体制を検討します。
檜原村においては、森林に関わる施策のほとんどを、産業環境課が担当しています。そこで、産業環 境課が事務局となり、連携を進めていくことが最も効果的であると考えられます。
檜原村新エネルギー詳細ビジョン 第 11 章 木質バイオマス導入推進計画
また、行政・事業者・村民の各主体が、木質バイオマスエネルギー導入にあたって取り組むべき役割 を以下に示します。
11.3.1行政の役割
現在、檜原村において行っている森林に関わる施策と併せた、木質バイオマスエネルギー導入のし くみづくりが必要です。そのためには、公共施設等において率先して木質バイオマスエネルギーを導 入し、村民の目に触れる機会をつくるとともに、広報などにより、木質バイオマスに関わる情報を随時提 供し、また支援策等を講ずる必要があります。
① 公共施設等への率先的導入
村内の温浴施設等に木質バイオマスエネルギーの導入
長期計画に基づく計画的な木質バイオマス導入
村の取り組む事業において、木質バイオマスの活用方策を優先的に検討
② 村民や事業者への普及啓発
村民や事業者に木質バイオマスへの理解を深める情報発信
村の基幹産業である林業や木質バイオマスに関する教育の実施
村民・事業者の取り組みやすい木質バイオマスの導入基盤整備の強化
③ 地域活性化に繋がる木質バイオマスエネルギーの導入
基幹産業である森林産業を生かした、地域課題の解決と地域振興への貢献
村内で行われている森林に関わる取り組みの村内外発信、観光振興への貢献
④ 国・県・周辺自治体への働きかけ
木質バイオマス導入推進に関する国・県へ支援要請
近隣の自治体との森林に関わる協力体制の構築・交流促進
11.3.2 事業者の役割
木質バイオマスビジョン推進のためには、木材の搬出や設備導入などにおいて、地元の事業者が 積極的に関わることが望まれます。地元から発生した木質バイオマス資源を地元の施設においてエネ ルギー利用することで、産業振興や地域経済、林業の活性化にもつなげることができます。
① 事業所への導入
事業所へ木質バイオマス導入
事業所などから排出される未利用エネルギー資源の有効利用
② 木質バイオマス導入に関する活動
木質バイオマス普及のためのシステムの共同設置
観光関連プログラム・商品開発などへの積極的関与
新エネルギー関連機器の積極的取扱い
新エネルギー導入に関する支援策等について行政に要望
檜原村新エネルギー詳細ビジョン
第 11 章 木質バイオマス導入推進計画
11.3.3 村民の役割
村の貴重な資源である、森林資源を次世代へ引き継いでいくために、檜原村においても、村民が日 常生活の中で、木質バイオマスの導入や活用を自らの役割として取組んでいくことが期待されます。
また、村内のみでなく、都市住民や観光客等との橋渡し役となり、村の取り組みを村外へアピールし ていくことも、重要な役割となります。
① 家庭への導入・身近な取り組み
家庭へ木質バイオマスストーブ・ボイラーの導入
自家用車・営業車の購入・更新時にクリーンエネルギー自動車の導入
公共交通機関の積極的利用
家庭における省エネルギー対策の促進
② 地域における木質バイオマスに関する普及・啓発
家庭や地域内での木質バイオマスに関する情報の共有化
木質バイオマスに関する各種セミナー等への積極的参加
③ 木質バイオマスエネルギー導入に関する活動
地域での取組み、村民団体、NPO活動などを通じた木質バイオマスエネルギーの導入を促進
行政に対する新エネルギーに関する事業や施策への提言
事業者 機器導入 原料提供
需要側
・公共施設
・観光施設
・宿泊施設
・キャンプ場 等
村民 機器導入 情報共有
・自治会
・NPO関係者 檜原村役場
産業環境課 行政 地域振興 基盤整備
供給側
・森林組合
・素材生産業者
・製材業者
・薪製造業者 等
都市住民
・NPO関係者
・観光客 普及啓発 導入支援 導入支援
事業支援
事業協力 連携
普及啓発 普及啓発 受入
集客 施設利用
活動支援 情報発信
企画提案 協力 東京都
・産業労働局
・環境局 等 近隣自治体
・西多摩地域
支援要請 情報提供 地域連携
情報交換 支援
普及啓発 集客
普及啓発 受入
檜原村 バイオマス
推進体制
檜原村新エネルギー詳細ビジョン 資料 1 排出権取引・クレジット市場について