第5章 計画の推進と進行管理
基本的方向性 2 多様な学びを支える環境の充実
●安全・安心な学校給食の提供
• 学校給食は子どもの健康を支える上で重要な役割を担うものであり、何より安全で安心できる ものでなくてはなりません。そのため、文部科学省において学校給食法に「学校給食衛生管理基 準」を位置付けており、札幌市ではそれに基づき衛生管理マニュアルを作成し、衛生管理の徹底 を図っています。
• 今後とも食中毒等の事故を未然に防止し、子どもにより安全な給食を提供するために、給食施 設・設備については、改善を計画的に進め、衛生的な給食調理環境を充実させなければなりません。
また、給食従事者については、衛生管理の知識や技術の向上を図る必要があります。
• さらに、学校給食で使用する食材の安全性の確認と安心を確保するため、給食食材の定期的な 細菌、残留農薬、放射性物質等の検査を行う必要があります。また、生活環境や食生活の変化に 伴い、食物アレルギーのある子どもが増加傾向にある中、安心して楽しく給食を食べられるよう
「食物アレルギー対応の手引き」等に基づいた対応の充実が必要です。
●学校保健活動の充実
• 多様化、深刻化する子どもの健康課題に対応するため、今まで以上に子ども一人一人への丁寧 な観察と指導が重要となってきています。また、学校全体で迅速に対処すべきアレルギー疾患な どの事案も増加傾向にあることから、養護教諭のみならず全教員の学校保健に係る意識向上や理 解の深化により、学校保健活動の充実を図る必要があります。
■主な事業・取組
事業・取組名 事業・取組内容/主な対象範囲
1 安全で良好な学校施設の整 備
老朽化した学校施設の改築や耐震性能の低い学校施設の耐震化のほか、バリアフリー化 や教育環境の質的な改善を進めます。
就学前教育段階 義務教育段階 高等学校教育段階 生涯学習段階 2 学校施設の長寿命化 学校施設環境の維持と安全性を確保するため、学校施設の保全を計画的に進めるととも
に、長寿命化を図り今後の建替え需要を平準化します。
就学前教育段階 義務教育段階 高等学校教育段階 生涯学習段階 3 環境に配慮した施設整備 太陽光パネルや木質バイオマス55による暖房設備等を設置するなど環境に配慮した施設
整備を行うとともに、これらを環境教育等の教材として活用します。
就学前教育段階 義務教育段階 高等学校教育段階 生涯学習段階
施策 2-1-1 多様なニーズに対応する学校施設の整備
子どもの学習・生活の場として安全性を備えた安心感のある環境とするとともに、多様化する教 育内容や方法に即した学校施設の整備を進めます。
また、学校施設は地域の避難場所であるという側面も考慮し、子ども及び地域住民の安全に配慮 した非構造部材も含めた耐震対策や防災機能の強化を進めます。
さらに、地球温暖化などの環境問題への対応や子ども等への環境教育に活用する観点から、環境 に配慮した施設整備を行います。
55・【木質バイオマス】植物・動物の細胞組織、動物の排泄物など、生物由来の有機物をエネルギーとして利用する、バイオマスエ ネルギーの一つ。チップや製材端材、樹皮や間伐材、木質ペレットなどのこと。
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第 5 章 資 料 編
基本 施策
基本 施策
■主な事業・取組
事業・取組名 事業・取組内容/主な対象範囲
1 学校給食施設・設備の改善 食中毒の発生を防止し、児童生徒により安全・安心な給食を提供するため、計画的に施設・
設備の改善を行い、衛生管理の充実、向上を図り、給食調理環境を整えます。
就学前教育段階 義務教育段階 高等学校教育段階 生涯学習段階 2 給食従事者への衛生管理の
徹底
食中毒等の事故を未然に防止し、衛生的で安全な学校給食の提供を行うため、栄養教諭・
学校栄養職員・調理員等を対象に、衛生管理の研修を充実させ、知識や技術の向上を図 ります。
就学前教育段階 義務教育段階 高等学校教育段階 生涯学習段階 3 学校給食食材の安全・安心
の確保
給食食材の細菌、残留農薬、放射性物質等の検査を実施し、学校給食食材の安全・安心 の確保を図ります。また、「食物アレルギー対応の手引き」に基づき、食物アレルギー対 応を行い、児童生徒が安心して給食を食べられる環境づくりを進めます。
就学前教育段階 義務教育段階 高等学校教育段階 生涯学習段階
施策 2-1-2 安全・安心な学校給食の提供
衛生的な給食施設を整備するとともに、安心して給食を食べることができる環境づくりを行い、
安全・安心な学校給食を提供します。
■主な事業・取組
事業・取組名 事業・取組内容/主な対象範囲
1 学校保健計画に基づく健康 づくりの推進
学校保健計画の様式例や健康づくり推進実践例を学校に示すことで、児童生徒及び職員 の健康診断、環境衛生検査、児童生徒に対する指導等に関するより実効性の高い計画の 策定を促進します。また、養護教諭をはじめとする教職員の学校保健に対する意識や指 導力の向上を図り、健康づくりを推進します。
就学前教育段階 義務教育段階 高等学校教育段階 生涯学習段階 2 学校保健対策の充実 重篤なアレルギー症状の発症などの緊急時対応や心の健康問題への対応などの今日的な
課題について、学校医をはじめとする専門家や関係機関と連携しながら、研修などを強 化することにより、教職員の理解を深め、学校保健対策の充実を図ります。
就学前教育段階 義務教育段階 高等学校教育段階 生涯学習段階
施策 2-1-3 学校保健の充実
子どもの心身の健康課題を解決し、健康を保持増進するために、各学校での学校保健計画56の策 定と、これに基づく保健管理、保健教育及び保健組織活動の推進を支援し、学校保健の充実に取り 組みます。
56【学校保健計画】学校保健安全法において規定されている計画。「学校においては、児童生徒等及び職員の心身の健康の保持増 進を図るため、児童生徒等及び職員の健康診断、環境衛生検査、児童生徒等に対する指導その他保健に関する事項について計画を 策定し、これを実施しなければならない」(学校保健安全法第5条)とされている。
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第 5 章 資 料 編
基本 施策
基本 施策
■主な事業・取組
事業・取組名 事業・取組内容/主な対象範囲
1 登下校時の見守り活動等の 推進
(3-1-2-10に再掲)
地域の子ども見守り活動を推進し、子どもの安全確保を図るため、市立幼稚園・小学校・
特別支援学校を対象に、登下校時の見守り活動、危険個所の巡視等を行うボランティア をスクールガードとして登録し、活動を行います。
就学前教育段階 義務教育段階 高等学校教育段階 生涯学習段階 2 通学路の安全確保 通学路の状況について各学校から情報を収集し、関係機関等に通学路の安全対策等の実
施を働きかけます。
就学前教育段階 義務教育段階 高等学校教育段階 生涯学習段階 3 学校における安全教育等の
充実
各学校・地域の実態に即した学校安全計画57に基づき、実効性のある避難訓練を実施す るとともに、子どもが自ら身を守ろうとする態度や、危険を予測し安全に行動するため の能力を育む防災教育の充実を図ります。
就学前教育段階 義務教育段階 高等学校教育段階 生涯学習段階
施策 2-1-4 学校の安全管理の充実
子どもの登下校時の安全管理の推進や、学校への不審者侵入や緊急避難時等の対応、安全教育等 の充実を図ります。
■主な事業・取組
事業・取組名 事業・取組内容/主な対象範囲
1 緊急時における家庭への迅 速な連絡システムの構築
(3-1-1-4に再掲)
大規模な災害の発生や不審者の出没等、緊急時における家庭への迅速かつ正確な情報提 供を行うため、校務支援システム58による保護者への一斉メール配信など、連絡システ ムの構築と効果的な運用を図ります。また、地域の防犯関係機関にも、必要に応じて情 報提供を行い、連携して対応するなど、効果的な運用も行います。
就学前教育段階 義務教育段階 高等学校教育段階 生涯学習段階 2 避難場所運営に関する研修
の拡充支援
災害時に教職員は児童生徒の安全確保と併せて、避難場所の運営に携わることとなるた め、小中学校を会場として行う「職員非常参集訓練」「避難場所運営実務研修」「基幹避 難場所研修59」を活用して研修を重ねるなどして、災害時の校内体制の充実につなげま す。
就学前教育段階 義務教育段階 高等学校教育段階 生涯学習段階
施策 2-1-5 緊急対応への体制の充実
事故、災害等における危機管理体制の構築を行うとともに、保護者や地域の共通理解を図ります。
57 【学校安全計画】学校保健安全法において規定されている計画。「学校においては、児童生徒等の安全の確保を図るため、当該 学校の施設及び設備の安全点検、児童生徒等に対する通学を含めた学校生活その他の日常生活における安全に関する指導、職員の 研修その他学校における安全に関する事項について計画を策定し、これを実施しなければならない。」(学校保健安全法第 27 条)
とされている。
58【校務支援システム】学校における子どもの情報をデータ化し、成績処理、履修管理、学籍管理、保健管理、学校徴収金管理、
各種名簿の作成、日常生活の把握などの学校業務(校務)を効果的に行うためのシステム。
59【基幹避難場所研修】避難者のカードを避難所となる体育館などの図に並べて、災害時の避難所運営をゲーム感覚で模擬体験 するHUG(Hinanbasyo Unei Game の略)を用いた研修。
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