• 検索結果がありません。

命題「Kelvin の原理の否定を認めるならば, エントロピー増大則が破ら れる」を示せ

ドキュメント内 1.5.1 SI kg, m, s ,, (ページ 173-176)

§ 10.7 不可逆過程のエントロピーの計算法

問題 72. 命題「Kelvin の原理の否定を認めるならば, エントロピー増大則が破ら れる」を示せ

[

解答

]

高温熱源と第二種永久機関を全体系とするとき

,

系と外界は隔離されて いるがゆえに

,

熱の出入りはない

.

したがって

,

右辺はゼロとなり

,

∆S 0 (10.37)

が成立する. 左辺を求めて, ゼロ以上であることを示せばよい.

永久機関は

, 1

周すれば元通りであるがゆえに

,

エントロピーの変化はない

.

し たがって

,

高温熱源のエントロピー変化だけが問題となる

.

高温熱源は

Q

の熱を

835ここでは積分範囲を省略した.

836Qを正値として取り扱う.

837エントロピーは示量変数である. 相加性が成立するともいう. 「変化」がややこしいが,注意せ よ.

167 c 2017 Tetsuya Kanagawa

第二種永久機関に渡すがゆえに

,

高温熱源のエントロピーは減少する

:

∆SH =−Q

T <0 (10.38)

したがって

,

全体系のエントロピーは減少する

:

∆S =∆SH <0 (10.39)

これは増大則に反する

.

よって

,

題意は示された

.

この命題の対偶も正しいことはいうまでもない

.

すなわち

,

対偶は

,

「エント ロピー増大則が正しいならば

,Kelvin

の原理が成立する」である

.

このようにして

,

Kelvin

の原理が正しいことが示された.

期末定期試験実施要項

1)

日時・会場

(

いつもどおり

): 6

27

(

) 8:40–11:25 (12:10

まで延長解答を 許可

)†838, 3A304

教室

(

遅刻者受験不可

†839)

2)

全範囲から出題

840.

持込不可

.

定規使用不可

.

学生証提示

.

不正行為厳禁

841. 3)

学習指針

(

記憶すべき公式など

)

manaba

に掲載する可能性が高い

842. 4)

公式の導出や定理の証明を主題とするが, 手順暗記では対応できない

843. 5)

数式だけの答案には点数を与えない

.

論旨を日本語で説明できること

.

論理的

な答案を作成できること

.

答案の添削依頼は歓迎である

.

理解してもいないこ とを暗記しても

,

得点にはつながらないし

,

たとえば

,

真偽判定問題などで

,

化 けの皮は剥がれる

844.

6)

第一法則をいつも使わねば世界は崩壊する

.

第二法則は

,

なくてもよいと言っ たが, 第二法則のお陰で世界は便利になった.

7)

小テストで不出来な問題の改題を出題する可能性がある

. 8) 1

週間をかけて勉強のこと

.

一夜漬けは不可能である

.

9)

内容に関する質問には

(

試験後でも

)

随時対応する

.

遠慮なく質問のこと

†845. 10)

試験後の救済願や異議申立てには一切対応しない

846.

838延長は, 計算の途中や,終了間際に誤りに気付いたなど,時間があればできる者に対する例外的 措置である. 最後まで残ったからといって評価されることはありえない. 時間があってもでき ない,単に残っているだけの者は退室し,他の試験の学習を推奨する.

839正答な理由で遅刻する場合, 8:40以前に金川までメールで連絡のこと.

840[大前提]解析学I, II, IIIは既習とみなす. ガイダンスで忠告済.

841学群学則で定める厳罰が下される.

842掲載されないかもしれない. また,試験直前期の混乱を防ぐべく, 6月25(日) 23:59以降は更 新しない.

843数値を公式に当てはめるだけの計算問題は出題しない.

844決して暗記が悪いのではない. 理解を伴った暗記ならば価値がある. そして,得点にもつながる のだが, 諸君の大半は,理解を伴った暗記とは何かを,真の意味で理解していない.

845出張のため, 6月25(日)および26(月)以外は対面での質問に対応できません. 申し訳あ りません. メールでの質問は随時歓迎します.

846期末試験得点および総合得点は個別に開示予定. 再試験や救済は一切行わない(進級や卒業に 関するいかなる嘆願にも応じない). 定められた準備期間の中でどれだけ学習できたのかが評価 対象である.

169 c 2017 Tetsuya Kanagawa

ドキュメント内 1.5.1 SI kg, m, s ,, (ページ 173-176)