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第 2節 各教科書会社における単元構成
各教科書 にお け る単元構成 は
,表 6‑2の
通 りで あ る。各教 科 書 を比較す る こ とで,割
合 学習 にお け る必修 内容 を明 らか にす る。 教 科 書 の 内容 を精 査 し,課
題 とな ってい る部分 に時 間 をか け る こ とがで きるよ うにす る こ とが 目的で あ る。
時数配 当につ いて は
,グ
ラフの学習 までを含 め 「12時
間ん17時
間」 で あった。「グラフ」につ いての学習 が,「
3時
間〜6時
間」,「割 合」の学 習時 間 は,「9時
間〜12時間」 となつてい る。本研 究 において は,「害1合 とグラ フ」の学習時間 を
15時
間 と設 定す る。詳 細 は,4項
にお いて述 べ る。各教 科 書 で は
,単
元 導入 時 に割合 以外 に よ る くらべ 方 と割 合 に よ る くらべ 方 につ い て話 し合 うよ うになつて い る。 指 導計 画 か らす る と,そ
の扱 い は触れ ら れ る程度 に とどまってい る よ うに思 われ る。 また,「 何 倍 にな ります か」 とい う こ とを重 点的 に復習す る傾 向 にあ り,教
科書 を 目に した児童 に とつて は,意
識 せず に倍 に よつて くらべれ ば よい と考 えるので はない か。第 1用法 にっ いて は,「伸縮型 」 も しくは,「 全体部分型」 になってい る問題 で導入 され
,そ
の後,両
方 の構 造 を図式化 し関係 を捉 え るよ うになってい る。百分率つ いては
,B社
以外 は第1用
法 を学習 した後 に,導
入 され てい る。 百分率 の導入 とともに第2用
法 を学習す るよ うにな ってい るが,第 2用
法 の立式 を考 える と割合 が 「○倍」 で 与 え られ てい る方 が,児
童 に とつては理解 しやすい と思 われ る。第2用
法 につ いては,「 も とにす る量 の○倍 」 だ か ら,「 く らべ る量=も
とにす る量 ×割合 」 と式化す る傾 向 にあ る。 ここで,「10%=0.1倍
」 とい う認識 は,百
分 率 を学習 したばか りの児童 た ち に とつて難 しい と思 われ る。 したが つて,百
分 率 を導 入 す る前 に,比の3用法 を学習 した方 が,児童 に とつて式化 しや す い と思 われ る。第
3用
法 につ いて は,も
とにす る量 を□ とお き,第 2用
法 で立式 を し,□
を 求 め るた めの式 変形 を行 う。3社
の教科 書 は,公
式 と して 「も とにす る量=く ら べ る量 ■割合 」 と明示 してい るが,残
りの3社
は明示 してい ない。 公 式 として 覚 える こ とよ りも,未
知数 を□ とお いて,□
を求 め るた めの式 変形 を重視 して い る と言 え る。 害1合を使 う問題 として は,買
い物場 面 にお け る値 引 きの問題 分 が多 く取 り扱 われ てい る。グラフにつ い て は
,帯
グラフ と円グ ラフの書 き方,グ
ラフの読み と り及 び作 成,項
目の割合 と害1合の比較 が扱 われ てお り,磯
部 (2011)で も述 べ られ ていた, 割合 を用 い てそ の考 えを評価 す る問題 を多 くの教科 書 に取 り上 げ られ ていた。‐110‐
表
6‑2
各教科書会社 にお ける単元構成PHH
教科書会社
A社 B社 C社 D社
E ネ土 F ネ土 共通 している内容単元前 テー プの長 さを くらべ
,何
倍 に なるか。建物 の高 さを く らべ
,何
倍 にな るか。生活の中の割合 ヨ分率
,歩
合ゴムの伸びの くらべかた 論投 げの成績
オセロの自の割合 挙手している人(分布) バスケットボールのシ ュー トの成績
わ り算の計算 テープ長さ比ベ 何倍になるか。
異種の量の割合
可倍 にな るか 生活 の中の割合
専入 事1用法
ドッジボールの試合 わ成績(ある時点)
)〈1
本験学習の希望調査 む員
,希
望者)〉1, P〈1
ベスケ ッ トボール のシュー トの成績
)〈1
論投 げの成 績
P〈1
(全体部 分型)
バスケットボールの シュートの成績
P〈1
ナッカー の シ ュ ー トの成 績
)〈1
第
1用調
書1合=く らべられる量
÷もとにする量 百分率・
歩合
人数 の割合
疋 貝
シュァ トの成績 百分率 ⇔ ガヽ数
%の書 き方 歩合 に触れ る
買い物場面 百分率 ⇔ 月ヽ数
D/0の書 き方 身の回 りの物調ベ 歩合 に触れ る 米比の3用法学習後
ヾスの混み具合 卓数が好 きな人 むし歯のある人 人数の割合 百分率 ⇔ 刀ヽ数
%の書き方 歩合に触れ る
ヨ分率 ⇔ ガヽ数 るの書き方 歩合 に触れ る FT率
百分 率 ⇔ ノJ`数 るの書 き方 歩合 に触 れ る
)>1
ものの値段 昆み具合 百分率 ⇔ 月ヽ数
%の書 き方 歩合 に触れ る
ものの値段 百分率 ⇔ 月ヽ数
3/。の書き方
第2用法 果汁 の量 くらべ る量
=も とにす る量
×害1合
クラブの希望者 ものの値段 面積
くらべ る量
=も とにす る量
×害J合
ベンキを塗る面積 尺数の割合 七べられる量
=も とにする量
×割合
コン ビニの売上 釆汁の量 比べられる量
=も とにする量
×割合
第
2用調
くらべ る量
=も とにす る量
×害J合
品物の値 引き くらべられる量
=も とにする量
×割合
比べ る量
=も とにする量
×割合
︲HHN︲
教科書会社 A ネ土 B ネ土
C社
D ttL E 社F社
共通 している内容第3用法 直の り
∃を用いて式変形
クラブの希望者,市の畑の面積
□を用いて式変形 くらべられる量÷割合
=もとにする量
児童数
]を用いて式変 形
来店者数 ]を用いて式変形
もとにする量
=比 べる量■割合
hこの体重 ヨを用いて式変形
第3用法
│
もとにす る量
=く らべ る量÷割合
※□を用いて式変形 人口,ものの値段
もとにする量
=く らべる量÷割合 書1合を使 う
現題
1直引 き (どの割引
碁を使うか)
直引 き ど ち らの 店 で
買 うと得 か
直引き マジ ックペ ンの 直引き問題 直引き
グラフ グラフの読みとり 書1合と割合の比較 既数
しヒベ る量 表⇔ グラフ 帯グラフのかき方 円グラフのかき方 グラフの よ さ 作成 す る上 で の グラフの選択
グラフの読みとり 書1合と割合の比較 既数
表⇔ グラフ 詩グラフのかき方 円グラフのかき方 資料選択 グラフ作成 グラフの よさ
グラフの読みと グラフの作成 既数
表⇔ グラフ 寺グラフのかき方 円グラフのかき方 斤れ線 グラフ 寧1合を用 い て評 価す る
グラフの読みとり グラフの よさ 書1合と割合の比較 帯グラフのかき方 円グラフのかき方
グラフの読みとり グラフの よさ グラフの作成 帯グラフのかき方 円グラフのかき方
グラフの読みとり グラフの よさ 帯グラフのかき方 円グラフのかき方 作成 す る上 で の グラフの選択
帯 グラフの か き方 円 グラフの か き方 グ ラフの読 み と り 害1合と割 合 の比較
その他 問題作 り 衣告で問題作 り 身の回 りの割合
歩合 に触れ る 算数新 聞
業数新聞
さ らに
,表 6‑2に
お ける各教科書 にお け る共通 の学習 内容 だ けを抜 き出 した ものが,表 6‑3で
あ る。したが つて,これ らの学習 内容 は,必
修 であ る と捉 え, それ 以外 の内容 におい て,現
在課題 とされ てい るもの を選択 し,指
導 計画 を立 て るこ ととす る。,
そ こで
,次
節 にお い て,実
態調 査 の結果 お よび これ まで の先 行研 究 の成果 等 をふ ま え,割
合 学習 の指導計画 を提案 す る。表
6‑3
各教科書 における共通 の学習 内容 単元前 何倍 にな るか,生
活 の 中の割合第
1用
法 もとにす る量 を1と み る害1合
=比
べ る量 ÷もとにす る量害1合=く らべ られ る量÷もとにす る量 全体部分型
,伸
縮型百分率 。歩合 百分 率 ⇔ 月ヽ数
%の
書 き方 歩合 に触れ る第
2用
法 くく
らべ る量
=も
とにす る量 ×割 合 らべ られ る=も
とにす る量 ×割 合 第3用法 も とにす る量=く らべ る量 ■割 合も とにす る量=く らべ られ る量 ÷害1合
※□を用 いた式変形 に よ る立式 割合 を使 う問題 値 引 き問題 (割合 の増減)
グラフ 帯 グ ラフのか き方 円 グ ラフのか き方 グラフの読 み と り作成 割合 と割合 の比較