第 5
第 3節 割合に関する実態調査 (I)
第
6学
年 を対象 とした割合 の授 業 を実施す るにあた り,実
態調査(I)の
中で も,特
に問題Aの
⑤,⑥
つ いて授 業 の実施 前後 で調 査 をす る こ とに よつて,以
下 の
2点
か ら授 業実践 の成果 を考察す るこ とに した。1,実
態 調査(I)の
目的及 び概 要(1)目
的授 業実践 の成果 を授業 実施前後 の児童 の変容 か ら検討 す るこ と
(2)期
日事前調査 :平成
25年
5月 29日,事
後調 査 :平成25年
6月 13日(3)対
象国立大学附属小 学校
第
6学
年2学
級 (68名)(4)方
法2学
級,共
通 問題 を実施2.実
態調査(I)の
問題えたのかが分かるよ うに書 きま しょうハ
ア
健二君 の学級 は
,男
子 が18人,女
子が22人です。男子 の人数 は,学
級全体 の人数 の どれ だ けの割合 にあた りますか。(第
1用法,全
体部分型,Pく1) イ科学 クラブの希 望者 は
,定
員20人に対 して,30人
です。 家庭科 クラブの希望者 は, 定員25人に対 して,35人です。どち らの クラブが,定 員 に対 して希望者が多いですか。(第 1用 法
,伸
縮型,P〉1,比較)ウ
1年
生 の児童数 は,30人
で, 5人欠席 しま した。6年生 の児童数 は,30人
で6人欠 席 しま した。 どち らの学年 が欠席 した人が多い と言 えます か。(第 1用法,全体部分型
,P<1,比
較)工
かずお さん
,み
ゆき さん,ひ
ろ しさんの中で,シ
ュー トの成績が1番よいのはだれ です か。 右 下 の表 を見 て考 えま しょ う。 (第 1用 法,全
体部分型,P<1,比
較)下の表標,かずおさんたちの1試含でのシュートの記録です。
Φ
X tt X拳OX0
◇
C X kttX O Xヽも Кфф◇五 X10ヽ 0
(C社
,20H,小
学5年下,p.82) (C社,20H,小
学5年下,p.82)オ
青 い ゴム と赤 い ゴムが あ ります。それぞれ 引っ張 る と,下の図の よ うに伸びま した。
青い ゴム と赤 い ゴムでは, どち らが よく伸 びた とい えるで しよ うか。
(第 1用法
,伸
縮型,P>1,比
較)【青 い ゴ ム 】 も と の 長 さ の び た 長 さ
【赤 ヽヽゴ ム 】 も と の 長 さ の び た 長 さ
96 5
毎 一鉾
¨札
F﹂LLL貯
むは 入った 。
Xiよ
入ら なかっ た
t‐88‐
3.実
態調査(I)の
調査結果及び考察実態調査(Ⅱ)の結果 は
,下
の表5‑2の通 りである。表
5‑2
実態調査(Ⅱ)の結果式 の構 造 問題 の型 割合
(=P) 正答数 正答率
(%) ア 第 1用法 全体部分型 P〈1 32 47.0
イ 第 1用法 伸縮 型 比較 P〉 1 32 47.0
ウ 第 1用法 全体部分型 比較,差 P〈1 55 80.9
エ 第 1用法 全体部分型 比較, P〈 1 34 50.0
オ 第1用法 伸縮型 タヒ重交 P〉1 13 19.1
(1)割
合 以外 に よる くらべ 方 と割合 に よる くらべ方 の使 い分 け調査 ウの結果 か ら,「 基準 量 が同 じ」場合 に
,41.2%の
児童 は,「 Ⅲ‑1 1つ
の数量 で判 断上す る こ とを意識 して選択 す る こ とが で きた。 ま た
,割
合 に よつ て く らべ た児童 は,27.9%で
あった。 この こ とか ら,正
答 した児童 の 中には比 較的 「Ⅲ‑1 1っ
の数 量 で判 断」す るこ とと割合 に よる くらべ方 の使 い分 けが で きてい る児童 の割合 が多 い とい える。(2)割
合 の適 用範 囲が題材 の違 いに よ り影響 を受 けるか ど うか調査 工
,オ
の結果 か ら,害1合学習 の 中で触れ る機会 の なか つた文脈 において, 割合 の考 えを適 用 して回答す るこ とは,児
童 に とつて難 しい こ とが分 か る。 つま り
,割
合 では な く,差
の考 えを適 用す る児童 が半数 以上い る こ とか ら,使
い分 けにつ いての吟 味が必要 で ある。
実態調 査(Ⅱ)の 結 果 よ り
,割
合 以外 に よる くらべ方 と割 合 に よる く らべ方 の 使 い分 けに課題 が あ る と言 える。 そ こで,現
行 の教科 書 で多 く取 り扱 われ て い る 「全 体部 分型 (成績)」 と 「伸縮型(ゴムの伸 び)」 の題材 を用 いて導入 の授 業 を行 うこ とに した。 害J合以外 に よる く らべ方 と割合 に よる く らべ方 を吟味す る こ とで,児
童 の割合概 念 の形成 を促 す導入授 業 の在 り方 につ いて考 察 してい き たい。詳 しくは,次
節 にお いて述べ る こ とにす る。本節 にお いて明 らか になった こ とは
,以
下の通 りで あ る。。「基準量 が同 じ」場合 に
,約 4割
の児童 は,「 Ⅲ‑1 1つ
の数 量 で判 断」す る こ とを意識 して選択 す る こ とがで きた。・割合学習 の中で触れ る機会 のなか つた題材 において
,割
合 に よる く らべ方 を 適 用 して回答 す る こ とは,児
童 に とつて難 しく割合 以外 に よる く らべ方 を して しま う。
第 4節 全体部分型
(野球 の順位)の 授業
ドキュメント内
算数科における割合の概念形成に関する研究
(ページ 91-94)