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今後の課題

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第8章 結論

8.2 今後の課題

る。

③ 概念メタファーの導入順序の一案として、その基本義が先に学習過程に出る単語に 関わるメタファー、日中両言語間で共有のメタファー、及びメタファー・システム の下位の具体的なメタファーを優先的に導入することが考えられる。

④ MC養成のプロセスは「気付き」、「理解力養成と付随的な識別力養成」、「産出力養 成と付随的な識別力養成」、「創造力養成」の4段階に分けられる。

⑤ MC養成のための日本語教材作りに関しては、既存の英語教育関連の教材が有益な 参考となる。

以上の内容をまとめてみれば、第 3 章と第 4 章の結論からは、中国人日本語学習者の MCはまだ十分に発達しておらず、それを更に向上させる必要があることが示されている。

次に、第5章と第6章の結論からは、中国人日本語学習者のメタファー表現理解力の効果 的な養成法が窺える。即ち、認知法を用いながら、日中両言語間で言語的に非共有の日本 語メタファー表現や、隠喩基盤のメタファーに基づく日本語メタファー表現に対する理解 を重要視し、母語に基づく概念・言語の知識及び文化知識を学習者に活用させるという方 法である。また、第7章の検討からは、中国人日本語学習者の総合的なMCの養成に向け て更なる理論的な検討と実証的な研究が必要であることが分かる。

の理解と密接な関係にある、母語における概念メタファーの知識、言語知識及び文化知識 などをどのように生かせばメタファー表現の理解を促進させるのかを考察するのは有意義 なことであろう。また、本研究の延長線として、認知法による中国人日本語学習者のメタ ファー表現理解力の養成や変化に関する長期間の考察、具体的な授業活動によるメタファ ー表現産出力の養成についての実証研究、更に、学習者の総合的なMCの養成に関する理 論的・実証的な研究などが期待されるだろう。それと同時に、日本語学習者のMC養成の ための日本語教材を作成することも重要な課題となるのではないかと考えられる。最後に、

中国人日本語学習者のMC発達における日本留学経験や日本滞在歴などの影響についての 考察や、MCと言語能力、コミュニケーション能力、認知スタイル、性別などとの相関研 究なども望まれるだろう。

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究代表者:森山新.

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表者:森山新.

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