第4章 特定環境保全公共下水道事業計画
第7節 事業推進と下水道関連団体
第1章第7節
が、山形市の場合は昭和56年度は初めて前年度割れとなった。同時に国から の下水道事業に対する補助金も伸び悩み、県内の市町村への影響も大きく、
事業費確保が大きな優先課題となった。山形県支部では、昭和56年(1971)
から毎年、県選出の国会議員へ陳情を行うなど、景気後退期の事業費確保に 向けて精力的に活動を行っている。(表1−7−1)
一方で毎年、下水道事業を担う各市町村職員の技術や知識の向上を目的と した担当者講習会の開催や、各会員が行う普及啓発活動や研修会等の参加を 支える補助事業を行うなど、更なる下水道事業の発展に寄与している。
また、県協会の事業の一つに排水設備工事責任技術者登録制度の管理運営 がある。排水設備工事を行うためには市町村への申請が必要であり、指定工 事店(それぞれの市町村で定める条例等により指定する基準・要件を満たし た工事店)でないと、申請手続、工事施工ができないため、各自治体では指 定工事店制度を設けているが、山形県の場合は、市町村ごとに資格試験と登 録を行っていた。昭和60年代に入り、下水道の整備が飛躍的に進むと、全国 的に下水道排水設備工事責任技術者の技術向上、事務の省力化が求められる ようなった。
表1−7−1 平成26年度 山形県下水道協会 活動
◯下水道協会事業
開催日 開催地 事業名 主な内容
平成26年 (2014)
4月18日 仙台市 東北地方下水道協会
各県下水道協会会長都市 事務担当者
会議 事業説明
4月21日 山形市 山形県下水道協会 会計監査 前年度歳入歳出に関する監査
4月21日 山形市 山形県下水道協会 総会
前年度会務及び会計決算報告 当年度事業計画及び予算説明 会員提出議題提案
功労者、有功者及び永年勤続者表彰 5月30日 仙台市 東北地方下水道協会 総会 前年度事業報告及び会計監査
当年度事業計画及び予算説明 7月18日 山形市 下水道事業担当者講習会(技術系)
(日本下水道事業団東北総合事務所山
形事務所との共催) 協会会員のみ対象
8月4日 山形県内 提言活動 次年度下水道関係予算の確保に向けた
提言 8月29日 山形市 下水道事業担当者講習会(事務系)
(日本下水道事業団東北総合事務所山
形事務所との共催) 協会会員のみ対象
が、山形市の場合は昭和56年度は初めて前年度割れとなった。同時に国から の下水道事業に対する補助金も伸び悩み、県内の市町村への影響も大きく、
事業費確保が大きな優先課題となった。山形県支部では、昭和56年(1971)
から毎年、県選出の国会議員へ陳情を行うなど、景気後退期の事業費確保に 向けて精力的に活動を行っている。(表1−7−1)
一方で毎年、下水道事業を担う各市町村職員の技術や知識の向上を目的と した担当者講習会の開催や、各会員が行う普及啓発活動や研修会等の参加を 支える補助事業を行うなど、更なる下水道事業の発展に寄与している。
また、県協会の事業の一つに排水設備工事責任技術者登録制度の管理運営 がある。排水設備工事を行うためには市町村への申請が必要であり、指定工 事店(それぞれの市町村で定める条例等により指定する基準・要件を満たし た工事店)でないと、申請手続、工事施工ができないため、各自治体では指 定工事店制度を設けているが、山形県の場合は、市町村ごとに資格試験と登 録を行っていた。昭和60年代に入り、下水道の整備が飛躍的に進むと、全国 的に下水道排水設備工事責任技術者の技術向上、事務の省力化が求められる ようなった。
表1−7−1 平成26年度 山形県下水道協会 活動
◯下水道協会事業
開催日 開催地 事業名 主な内容
平成26年 (2014)
4月18日 仙台市 東北地方下水道協会
各県下水道協会会長都市 事務担当者
会議 事業説明
4月21日 山形市 山形県下水道協会 会計監査 前年度歳入歳出に関する監査
4月21日 山形市 山形県下水道協会 総会
前年度会務及び会計決算報告 当年度事業計画及び予算説明 会員提出議題提案
功労者、有功者及び永年勤続者表彰 5月30日 仙台市 東北地方下水道協会 総会 前年度事業報告及び会計監査
当年度事業計画及び予算説明 7月18日 山形市 下水道事業担当者講習会(技術系)
(日本下水道事業団東北総合事務所山
形事務所との共催) 協会会員のみ対象
8月4日 山形県内 提言活動 次年度下水道関係予算の確保に向けた
提言 8月29日 山形市 下水道事業担当者講習会(事務系)
(日本下水道事業団東北総合事務所山
形事務所との共催) 協会会員のみ対象
11月5日 東京都 提言活動 下水道事業促進全国大会決議に基づく
提言 平成27年
2月17日 山形市 山形県下水道協会幹事会 当年度会務及び予算執行状況報告 次年度事業計画及び予算説明
2月17日 山形市 表彰審査委員会 表彰候補者の審査
通年 山形県内 下水道普及啓発活動
◯排水設備工事責任者登録事業
開催日 開催場所 事業名
平成26年
9月1日〜9月30日 各市町村等窓口 排水設備工事責任技術者試験及び受験講習会受付 10月22日 山形市 排水設備工事責任技術者試験受験講習会
11月16日 山形市 排水設備工事責任技術者試験の実施
11月4日〜11月28日 各市町村等窓口 排水設備工事責任技術者試験及び受験講習会受付 平成27年1月21日 長井市/酒田市 排水設備工事責任技術者登録更新講習会
1月27日 山形市/尾花沢市 排水設備工事責任技術者登録更新講習会
通年 山形市 運営委員会(第1回〜第4回)
日本下水道協会から、各県支部内の統一試験を図るような呼びかけもあっ たことから、山形県支部においてもこれに取り組み、平成3年(1991)4月 1日に独自に細則を制定した。同年11月17日に第1回の県内統一試験を県内 4ブロックにおいて実施している。これにより認定・登録の統一化による資 格の適正化を図り、現在に至っている。
このように下水道事業の円滑執行に先導的な役割を果たしてきた社団法人 日本下水道協会は、公益法人制度改革により公益社団法人へと移行し、これ に伴い、日本下水道協会山形県支部は、平成23年(2011)7月1日より山形 県下水道協会と名称を変更している。この制度改革により、各地方支部、各 県支部は独立した組織になり、より強化された連携団体の位置付けとなって いる。
2 水とくらしを考える会(前・水とくらしを考える下水道の会)
「水とくらしを考える下水道の会」が設立されたのは、昭和63年(1988)
2月16日であった。女性で構成される下水道に関する組織であり、日本下水 道協会山形県支部が事務局となっていた。この会が設立されたきっかけは、
昭和61年(1986)9月に開催された山形市下水道事業施行25周年記念式典で
第1章第7節
あった。
記念式典では、「下水道を語るつどい〜下水道を求める婦人の声〜」が開 催され、山形市内の6名の女性がパネラーとなり、4つのテーマについてディ スカッションを行った。この後昭和61年(1986)11月に開催された「第2回 関東下水道婦人会議」や昭和62年(1987)7月に仙台市で開催された「下水 道について考える婦人のつどい」に参加し、女性がもっと下水道に関心を持 つ必要性を痛切に感じ、会の結成を決意した。会の設立のために準備会議等 を4回開き、県内23名の女性が集まって設立した。
会の事業は
・水とくらしに関する学習会
・下水道事業の推進
・利用促進の活動
を柱とし、昭和63年(1968)5月の第1回総会時に次の標語を決めた。
「水はいのち 汚すのも きれいにするのも わたしたち」
以後、県下に山形支部、酒田支部、鶴岡支部の3支部が設立された。
平成元年(1989)5月に第2回総会が開かれた際、下水道PR映画制作に 参加することを決定し、翌年の平成2年(1990)3月に撮影会を実施した。
このPR映画のタイトルは「水とくらしと下水道」で、同年9月5日に開催 された「水とくらしの女性会議Ⅱ〜水はいのち汚すのもわたしたち〜」で上 映された。会議は山形市中央公民館で開催され、参加者は200名という大規 模な会議になった。また、平成3年(1991)8月には、下水道普及のための チラシを作成し、今ではよく見かける「再生紙使用」という文字を初めて取
平成3年(1991)8月に配布したチラシ PR映画「水とくらしと下水道」
あった。
記念式典では、「下水道を語るつどい〜下水道を求める婦人の声〜」が開 催され、山形市内の6名の女性がパネラーとなり、4つのテーマについてディ スカッションを行った。この後昭和61年(1986)11月に開催された「第2回 関東下水道婦人会議」や昭和62年(1987)7月に仙台市で開催された「下水 道について考える婦人のつどい」に参加し、女性がもっと下水道に関心を持 つ必要性を痛切に感じ、会の結成を決意した。会の設立のために準備会議等 を4回開き、県内23名の女性が集まって設立した。
会の事業は
・水とくらしに関する学習会
・下水道事業の推進
・利用促進の活動
を柱とし、昭和63年(1968)5月の第1回総会時に次の標語を決めた。
「水はいのち 汚すのも きれいにするのも わたしたち」
以後、県下に山形支部、酒田支部、鶴岡支部の3支部が設立された。
平成元年(1989)5月に第2回総会が開かれた際、下水道PR映画制作に 参加することを決定し、翌年の平成2年(1990)3月に撮影会を実施した。
このPR映画のタイトルは「水とくらしと下水道」で、同年9月5日に開催 された「水とくらしの女性会議Ⅱ〜水はいのち汚すのもわたしたち〜」で上 映された。会議は山形市中央公民館で開催され、参加者は200名という大規 模な会議になった。また、平成3年(1991)8月には、下水道普及のための チラシを作成し、今ではよく見かける「再生紙使用」という文字を初めて取
平成3年(1991)8月に配布したチラシ PR映画「水とくらしと下水道」
り入れたチラシとなった。
平成5年(1993)3月に地域のくらしの中の水にかかわることわざや昔話 を取り入れた『水とくらし』を発行。同年5月に会報「水とくらし」を出し、
それ以降年2回の会報発行を続けてきた。
平成9年(1997)7月30日にはʻ97下水道フォーラムが山形市で開催され、
後援として参加。司会及びパネルディスカッションのコーディネーターを努 め、寒河江市のニノ堰親水公園や山形市浄化センターの施設見学を行った。
そうした女性目線の下水道の促進活動は、より生活に密着したもので、説得 力のある活動として受け入れられ、下水道普及率に大きく貢献した。その活 動が認められ平成12年(2000)9月27日に「近代下水道制度100年記念建設 大臣表彰を受けた。
会では、さらに下水道を身近に感じてもらおうと平成16年(2004)11月に 山形市役所で、一般参加者も交えた研修会を開催し、「わが家も晴れて下水 道」と題した寸劇を披露し、女性ながらの笑いのなかに下水道の大切さを交 えたものであった。
平成12年(2000)に建設大臣からの感謝状と盾
平成16年(2004)に山形市より表彰される
第1章第7節