7 トランザクション LAB-4:ワークオーダ管理
7.5 メッセージの静的定義
7.5.1 ラボオーダメッセージ( OML^O21, ORL^O22 )
次のメッセージは、検体/検体採取管情報がセグメントグループ ORC/OBR内にあることが要求さ れる分析に関するメッセージに使用される。
7.5.1.1
トリガイベント2550
OML(O21):オーダ実施者が送信するワークオーダ
ORL (O22) :オートメーションマネージャが送信するワークオーダの受信報告
7.5.1.2
メッセージセマンティックスHL7 v2.5 第4章のOMLメッセージと一般メッセージについては、HL7標準を参照すること。
さらに、オーダ実施者がオートメーションマネージャに新規ワークオーダを送信する際、ORC-1
「オーダ制御コード」の値は「NW」である。ワークオーダが取り消しの際、ORC-1 の値は「CA」
である。ワークオーダの修正には、値「PR」を使用する。
セグメント OBXは患者の過去の結果やオーダ依頼者またはオーダ実施者が提供する血圧、患者体温、
検体採取量などの検査結果を伝達するために使用される。
2560
表7.5-1 : OML^021 Message
セグメント 意味 使用法 基数 HL7章番号
MSH メッセージヘッダ R [1..1] 2
[ --- PATIENT開始 O [0..1]
PID 患者ID R [1..1] 3
[ PV1 ] 患者来院 RE [0..1] 3
] PATIENT終了
{ --- ORDER開始 R [1..*]
ORC 一般オーダ(バッテリ1件) R [1..1] 4
[{TQ1}] タイミング/量 RE [0..1] 4
[ --- OBSERVATION REQUEST開始 O [0..1]
OBR 検査要求 R [1..1] 4
[TCD] 検査コード詳細 O [0..1] 13
[{ --- OBSERVATION 開始 O [0..*]
OBX 検査結果 R [1..1] 7
[{NTE}] 結果のコメント C [0..*] 2
}] --- OBSERVATION終了
[{ --- SPECIMEN開始 C [0..*]
SPM 検体 R [1..1] 7
[{ --- CONTAINER開始 C [0..*]
SAC 検体採取管 R [1..1] 13
[{OBX}] そのほかの検体特性 O [0..*] 7
}] --- CONTAINER終了 }] --- SPECIMEN終了
[{ --- PRIOR_RESULT開始 O [0..*]
PV1 患者来院 – 過去の結果 R [1..1] 3
{ --- ORDER_PRIOR 開始 R [1..*]
[ORC] 一般オーダ – 過去の結果 R [1..1] 4
OBR オーダ詳細 - 過去の結果 R [1..1] 4
{[NTE]}
注とコメント ‐過去の結果 O [0..*] 2
{ --- OBSERVATION_PRIOR開始 R [1..*]
OBX 検査/結果 – 過去の結果 R [1..1] 7
{[NTE]}
注とコメント ‐ 過去の結果 O [0..*] 2
} --- OBSERVATION_PRIOR終了 } --- ORDER_PRIOR終了
]} --- PRIOR_RESULT終了
] --- OBSERVATION REQUEST終了 } --- ORDER終了
PRIOR RESULT(過去の結果)セグメントグループは、同一患者の過去の結果を示す。患者が同一 なので、このセグメントグループにはセグメント PIDは提示されない。当該患者のIDが過去の結果 の時点で異なっていても、ラボは関与しない。
セグメントグループ過去の結果の第 1 セグメントである、セグメント PV1は必須である。メッセー ジ構造のこの時点でこのセグメントがあることにより、過去のオーダと対応する過去の検査との組 み合わせが明確に示される。セグメント PV1 はこれら過去の検査データを作成した患者来院時(診 察時)を示す。セグメント PV1 の必須フィールドは PV1-2「Patient Class(患者クラス)」(3.4 章 に示す)のみである。このメッセージ送信者に患者クラスがわからない場合は、フィールド PV1-2 に「患者クラス不明」を表す「U」を記入すること。
2570
PRIOR RESULTセグメントグループにはORCが必須であり、その最初のフィールド「Order Control
(オーダ制御)」には「PR」(過去の結果)と入力しなければならない。
フィールドMSH-9 - メッセージタイプの3要素は値OML^O21^OML_O21をもつ必要がある。
LAB-4、LAB-5 では、オートメーションマネージャと分析装置は通常外来患者情報を必要としない
ため、PV1はオプショナルである。
SPECIMEN(検体)グループは、検体採取と準備ができており、オーダ実施者アプリケーションに 登録してある場合、必須である。この場合、このグループには少なくとも 1つの SPMセグメントが 存在する。各 SPMセグメントの下のSACセグメントの使用条件は3.10節のSACセグメントの説明 のとおりである。
2580
オートメーションマネージャも分析装置も検査結果を過去の結果と比較しない場合、過去の結果の ORC、OBR、OBXは不要である。
OBSERVATION(検査)グループのセグメントOBXは技術的承認に必要な場合はバイタルサイン用
に使用される。
CONTAINER(採取管)グループのセグメントOBXは再検査オーダ時に使用される。
.
表7.5-2 : ORL^O22メッセージ
セグメント 意味 使用法 基数 HL7章番号
MSH メッセージヘッダ R [1..1] 2
MSA メッセージ受信報告 R [1..1] 2
[{ERR}] エラー O [0..*] 2
[ --- RESPONSE開始 X [0..0]
[ --- PATIENT開始 O [0..1]
PID 患者ID R [1..1] 3 { --- ORDER開始 R [1..*]
ORC 一般オーダ R [1..*] 4
[{TQ1}] 時間/数量 RE [0..1] 4
[ --- OBSERVATION REQUEST開始 O [0..1]
OBR 検査要求 R [1..1] 4
[{ --- SPECIMEN開始 C [0..*]
SPM 検体 R [1..1] 7
[{SAC}] 検体採取管詳細 C [0..*] 7
}] --- SPECIMEN終了
] --- OBSERVATION終了
}] --- OBSERVATION REQUEST終了 ] --- ORDER終了
] --- PATIENT終了 ] --- RESPONSE終了
フィールド MSH-9 - メッセージタイプの3要素の値はそれぞれ ORL^O22^ORL_O22である必要が ある。
このメッセージには決して返答セグメントグループはない。したがって、最初の2~3セグメントし
2590
かない。
7.5.2
単一の検体に複数のオーダがある場合(OML^O33, ORL^O34)7.5.2.1
トリガイベントOML(O33):オーダ実施者が送信するワークオーダ
ORL(O34):オートメーションマネージャが送信するワークオーダの受信報告
このメッセージのトリガイベントは「ワークオーダの何らかの変更」である。ここでいう変更には、
新規オーダの送信、取消、更新などがあり、複数のオーダが 1 つの検体に対して行われ、複数の採 取管で行われる可能性がある。
7.5.2.2
メッセージセマンティックスHL7 v2.5 第4章のOMLメッセージと一般メッセージについては、HL7標準を参照すること。
2600
さらに、オーダ実施者がオートメーションマネージャに新規ワークオーダを送信する際、ORC-1
「オーダ制御コード」の値は「NW」である。ワークオーダが取消の際、ORC-1 の値は「CA」であ る。ワークオーダの修正には、値「PR」を使用する。
セグメント OBXは患者の過去の結果やオーダ依頼者またはオーダ実施者が提供する血圧、患者体温、
検体採取量などの検査結果を伝達するために使用される。
表7.5-3 : OML^O33
セグメント 意味 使用法 基数 HL7章番号
MSH メッセージヘッダ R [1..1] 2
[ --- PATIENT開始 O [0..1]
PID 患者ID R [1..1] 3
[ PV1 ] 患者来院 RE [0..1] 3
] --- PATIENT終了
{ --- SPECIMEN開始 R [1..*]
SPM 検体 R [1..1] 7
[{SAC}] 検体採取管 O [0..*]
{ --- ORDER開始 R [1..*]
ORC 一般オーダ(バッテリ1件) R [1..1] 4
[{TQ1}] タイミング/量 RE [0..1] 4
[ --- OBSERVATION REQUEST開始 O [O..1]
OBR 検査要求 R [1..1] 4
[TCD] 検査コード詳細 O [0..1] 13
[{OBX}] 検査結果 C [0..*] 7
{ --- PRIOR RESULT開始 O [0..*]
[PV1] 患者来院 R [1..1] 3
[ORC] 一般オーダ – 以前の結果 R [1..1] 4
OBR オーダ詳細 – 以前の結果 R [1..1] 4
{OBX} 検査/結果 – 以前の結果 R [1..*]
[{NTE}] 結果のコメント C [0..*] 2
} --- PRIOR RESULT終了
] --- OBSERVATION REQUEST終了 } --- ORDER終了
} --- SPECIMEN終了
フィールド
MSH-9
- メッセージタイプの3
要素はそれぞれ、値OML^O33^OML_O33
をも つ必要がある。PRIOR RESULT(過去の結果)セグメントグループは、同一患者の過去の結果を示す。患者
が同一なので、このセグメントグループにはセグメントPID
は提示されない。当該患者の2610
ID
が過去の結果の時点で異なっていても、ラボは関与しない。S
セグメントグループPRIOR RESULT
の第1
セグメントであるPV1
は必須である。この時 点でメッセージ構造にこのセグメントがあることにより、過去のオーダと対応する過去の 検査との組み合わせが明確に示される。セグメントPV1
はこれら過去の検査データを作成 した患者来院時(または診察時)を示す。セグメントPV1
の必須フィールドはPV1-2
「
Patient Class
(患者クラス)」(3.4
章に示す)のみである。このメッセージ送信者に患者クラスがわからない場合は、フィールド
PV1-2
に「患者クラス不明」を表す「U」を記入す ること。PRIOR RESULT
セグメントグループにORC
は必須であり、その最初のフィールド「OrderControl(オーダ制御)」には「PR」(過去の結果)と入力しなければならない。
2620
表7.5-4 : ORL^O34
セグメント 意味 使用法 基数 HL7章番号 MSH メッセージヘッダ R [1..1] 2 MSA メッセージ受信報告 R [1..1] 2 [{ERR}] エラー O [0..*] 2 [ --- RESPONSE開始 X [0..0]
[ --- PATIENT開始 R [1..1]
[PID] 患者ID R [1..1] 3 { --- SPECIMEN開始 R [1..*]
SPM 検体 R [1..1] 7 [{SAC}] 検体採取管 O [0..*] 13 [{ --- ORDER開始 O [0..*]
ORC 一般オーダ R [1..1] 4 [{TQ1}] タイミング/量 RE [0..1] 4 [OBR] 検査要求 R [1..1] 4 }] --- ORDER終了
} --- SPECIMEN終了 ] --- PATIENT終了 ] --- RESPONSE終了
MSH-9 -メッセージタイプ(MSG)の3要素の各値は「ORL」「O34」「ORL_034」とすること。
このメッセージには決してRESPONSE(返答)セグメントグループはない。したがって、最初の2~
3セグメントしかない。