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3.5 プロジェクトの変換
WinCC flexible 2008 Compact / Standard / Advanced
システムマニュアル, 07/2008 109
3.5.2 さまざまな WinCC flexible バージョンを持つプロジェクト間の相違点
はじめに
さまざまなバージョンの WinCC flexible のプロジェクトを編集するときには、多数ある特殊 な機能に注意してください。 以前のバージョンの WinCC flexible に保存するプロジェクト には、新しい機能は限られた範囲だけに使用できます。 以前のバージョンの WinCc flexible の設定を実行するときは、希望する対象バージョンがサポートしている機能だけを使用でき ます。 より最新の WinCC flexible バージョンの新しい機能は、以前のバージョンの WinCC flexible ではサポートされていません。
変換したプロジェクトのシステム要件
変換したプロジェクトを編集するには、変換中に選択したバージョンの WinCC flexible が必 要です。 指定したバージョンのサービスパックを、インストールする必要があります。 オ ペレーティングシステムに必要なサービスパックとシステム要件にも注意してください。
システム要件に関する情報については、各バージョンの WinCC flexible の文書を参照してく ださい。 無効となった HMI デバイスに関しては、ハードウェアサポートパッケージが、
WinCC flexible の対応するバージョンに対して利用可能であるかを確認してください。
ライブラリの HMI デバイス
WinCC flexible を使用して現在のバージョン以前のバージョンでプロジェクトを保存する場 合、システムでは、選択した WinCC flexible バージョンに合致する HMI デバイスバージョ ンを自動的に選択します。 ライブラリ内の HMI デバイスが旧型 HMI デバイスバージョンに、
自動的に調整されることはありません。 この種類の HMI デバイスを古い WinCC flexible バ ージョンで使用する場合、デバイス変更のダイアログで HMI デバイスを追加してから、
HMI デバイスのバージョンを合わせる必要があります。
アラームクラス群の表示
WinCC flexible を古いバージョンで保存する場合、古いバージョンの WinCC flexible の"シ ステムイベント"エディタでは、アラームクラスはシステムイベントに割り当てられていま せん。 この問題は、エンジニアリングシステムでの表示に固有のものです。 設定を変更し ないでプロジェクトを Runtime に実行することはできません。
画面ナビゲーション設定
バージョン WinCCflexible 2005 以降から WinCCflexible 2004 SP1 バージョンに
WinCCflexible プロジェクトを保存する場合、画面ナビゲーションにバージョン WinCC flexible 2004 SP1 からのデフォルト設定が使用されます。 それ以前のデフォルト設定を使 用すると、設定された画面ナビゲーションのレイアウトが変更される場合があります。 た とえば、キーボードデバイス用の「ファンクションキーの調整」の設定と追加する行や列の 設定がなくなりました。
プロジェクトをバージョン WinCC flexible 2005 またはそれ以前の WinCC flexible のバージ ョンで保存すると、ナビゲーションバーで画面オブジェクトの背面色が使用されません。
変換したプロジェクトのスクリプト
プロジェクトを異なるバージョンの WinCC flexible で保存する場合、その異なるバージョン での機能範囲の違いにより、スクリプトに矛盾が生じる可能性があります。
スクリプトの矛盾を取り除くには、"スクリプト"エディタで変換したバージョンのスクリプ トを開いてから、"Check syntax"ファンクションを実行します。
変換したプロジェクトでの OPC 接続
変換したプロジェクトでは、OPC XML ラッパーを用いて、OPC サーバー名と OPC 接続の アイテム名を手動で合わせる必要があります。
バージョン OPC Server 名 アイテム名
WinCC flexible 2004 SP1 n_OPC.Siemens.Xml
1_OPC.Siemens.XML など Win CC Flexible RT<@>[タグ名]
Win CC Flexible RT<@>S7_Bool_Tag_out など WinCC flexible 2005 の場合 OPC.Siemens.XML [プレフィックス]:Win CC Flexible RT<@>[タグ名]
1:Win CC Flexible RT<@>S7_Bool_Tag_out など
ユーザーパスワード
WinCC flexible 2007 以降では特殊文字を含むユーザーパスワード設定オプションに対応し ています。 特殊文字を含むパスワードはそれ以前の WinCC flexible では対応していません。
WinCC flexible 2007 以降のバージョンのプロジェクトをそれより古いバージョンに変換す ると、特殊文字を含むパスワードは、デフォルト値"100"にリセットされます。 変換の完了 後に特殊文字なしの新しいパスワードを定義します。
機能の違い
WinCC flexible プロジェクトを以前のバージョンで保存し、その以前のバージョンで HMI デバイスに転送する場合、機能を完全に固定したり、機能の強化を行うと機能の差異が発生 する可能性があります。
WinCC flexible 2008 Compact / Standard / Advanced
システムマニュアル, 07/2008 111
3.5.3 HMI デバイスバージョンの区別
はじめに
機能が拡張されているため、多数のさまざまな HMI デバイスバージョンが、種々のバージ ョンの WinCC flexible で利用できます。 WinCC flexible プロジェクトを異なるバージョン に変換するときは、使用する HMI デバイスに合った HMI デバイスバージョンを使用してく ださい。
HMI デバイスバージョンの選択
WinCC flexible を使用して現在のバージョン以前のバージョンでプロジェクトを保存する場 合、システムでは、選択した WinCC flexible バージョンに合致する HMI デバイスバージョ ンを自動的に選択します。 新しい HMI デバイスは現在のバージョンの WinCC flexible だけ でサポートされており、以前のバージョンの WinCC flexible プロジェクトでは使用できませ ん。 前のバージョンの WinCC flexible で利用できない HMI デバイスを含む、前のバージョ ンのプロジェクトを保存しようとすると、システムは対応するダイアログボックスを提示し ます。 [OK]を押してこのダイアログを確認すると、[デバイスタイプの変更]ダイアログボッ クスが開きます。 ダイアログボックスには、選択した WinCC flexible のバージョンでサポ ートされているすべての HMI デバイスを、表示します。 適切な HMI デバイスを選択します。
プロジェクトを選択した HMI デバイスに変換し、保存します。 ダイアログで[キャンセル]
を選択すると、保存操作がキャンセルされて変換は実行されません。
現在のバージョンの WinCC flexible で以前のバージョンのプロジェクトを変換すると、変換 している間に HMI デバイスのバージョンは自動的に現在のバージョンに変換されます。 プ ロジェクトを転送する前に、現在のオペレーティングシステムのバージョンを、HMI デバイ スにインストールする必要があります。 詳細については、「Operating System Transfer (オ ペレーティングシステム転送)」章を参照してください。
現在のバージョンの WinCC flexible を使用すると、様々な HMI デバイス バージョンを設定 できます。 既存のプロジェクトを変更する前に、HMI デバイスのバージョンを選択します。
HMI デバイスのバージョンを変換しても、既存の設定データはすべてプロジェクトファイル 内に含まれています。 エンジニアリングシステムでは、ファンクションだけはまだ使用で きるため、現在の HMI デバイスの選択したバージョンでサポートされている設定データに 限り表示されます。 詳細については、「Project HMI device dependency (プロジェクト HMI デバイス依存)」章を参照してください。