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⑷ 不 当

ドキュメント内 優越的地位の濫用︵一︶ (ページ 146-150)

な給 付内 容の 変更 およ び不 当な やり 直し の禁 止 下請 法は

、下 請事 業者 に責 任が ない のに

、発 注内 容の 変更 を行 い、 また は下 請事 業者 から 物品 等を 受領 した 後

︵役 務提 供委 託の 場合 は役 務の 提供 後︶ にや り直 しを させ るこ とに より

、下 請事 業者 の利 益を 不当 に害 する こと を禁

止し てい る︵ 四条 二項 四号

︶。 下請 法四 条一 項四 号の

﹁返 品﹂ は、 親事 業者 がい った ん受 領し た後 で、 同じ 物品 等を 引き 取ら せる こと であ るか ら、 給付 内容 の変 更・ やり 直し とは 明ら かに 異な る。 下請 事業 者が 契約 内容 に即 した 給付 をし たに もか かわ らず

、親 事業 者が 増加 費用 の負 担も なし に給 付内 容を 変更 し、 また はや り直 しを させ るこ とは 下請 事業 者の 利益 を害 する ので

、こ れを 防止 する 趣旨 の規 定で ある

。 給付 の受 領後 であ って も、 注文 内容 と異 なる 場合 や給 付に 瑕疵 があ る場 合に は、

﹁下 請事 業者 の責 めに 帰す べき 理由

﹂に 当た る。 受領 前の 場合 も、 注文 内容 と異 なる こと や給 付に 瑕疵 があ るこ とが

、合 理的 に判 断さ れる 場合 に、 給付 内容 の変 更あ るい はや り直 しを させ るこ とは 本号 違反 では ない

。 通常 の検 査で は注 文内 容と 異な るこ とま たは 給付 に瑕 疵が ある こと を発 見で きな かっ た場 合で も、 受領 後一 年を 経過 すれ ば、 給付 内容 の変 更お よび やり 直し をさ せる こと はで きず

、本 号該 当と なる と解 され てい る︵ 運用 基準 第

エ︶

。た だし

、親 事業 者が ユー ザに 対し

、一 年を 超え る保 証期 間を 設定 した 場合 にお いて

、下 請事 業者 と の間 でも 受領 前に 同じ 期間 の瑕 疵担 保期 間を 設定 した 場合 には

、当 該期 間内 にお いて 給付 内容 の変 更お よび やり 直 しを させ るこ とは 違反 では ない

。 また

、発 注後 に当 初の 発注 数量 を増 加さ せた 場合 には

、給 付内 容の 変更 では なく

、新 たな 発注 とな るの で、 別途 三条 書面 の交 付が 必要 であ る。 例え ば、 木箱 の製 造を 下請 事業 者に 委託 して いる T社 が、 一部 の下 請事 業者 に対 し、 下請 事業 者の 責め に帰 すべ き理 由が なく 発注 内容 を変 更し たに もか かわ らず

、そ れに よっ て生 じた 費用 の全 額を 負担 させ たこ とは

、本 号該 当 とな る︵ 二〇

〇八 年度 警告 事例

︶。

三 資本 金に よる 親事 業者 の定 義

概 観 下請 法二 条七 項は

、親 事業 者と 下請 事業 者を

、次 のよ うに 資本 金を 基準 とし て定 義し てい る。 第一 に、 業務 が製 造委 託、 修理 委託 の他

、プ ログ ラム の作 成に 係る 情報 成果 物作 成委 託、 運送

、物 品の 倉庫 にお ける 保管 およ び情 報処 理に 係る 役務 提供 委託 につ いて は、 親事 業者 が資 本金 三億 円超 で、 下請 事業 者が 資本 金三 億 円以 下︵ 個人 を含 む︶ の場 合、 およ び親 事業 者が 資本 金一

〇〇

〇万 円超 三億 円以 下で

、下 請事 業者 が資 本金 一〇

〇万 円以 下︵ 個人 を含 む︶ の場 合に 適用 され る。 第二 に、 情報 成果 物作 成・ 役務 提供 委託

︵プ ログ ラム 作成

、運 送、 物品 の倉 庫に おけ る保 管お よび 情報 処理 に係 るも のを 除く

︶の 場合 には

、親 事業 者が 資本 金五

〇〇

〇万 円超 で下 請事 業者 が資 本金 五〇

〇〇 万円 以下

︵個 人を 含む

︶ の場 合、 およ び親 事業 者が 資本 金一

〇〇

〇万 円超 五〇

〇〇 万円 以下 で下 請事 業者 が資 本金 一〇

〇〇 万円 以下

︵個 人 を含 む︶ の場 合に 適用 され る。 下請 法の 親事 業者 およ び下 請事 業者 の定 義は

、中 小企 業基 本法 等に よる 中小 企業 者の 定義 に準 じて 行わ れて い る。 その ため

、中 小企 業基 本法 にお ける 中小 企業 の定 義が 変わ るご とに 下請 法に おけ る親 事業 者と 下請 事業 者の 定 義が 変わ って きた

。す なわ ち、 昭和 三八 年に は、 中小 企業 者の 定義 が、 従来 の﹁ 個人 およ び資 本金 また は出 資金 の 総額 一〇

〇〇 万円 以下 の会 社﹂ から

﹁個 人お よび 資本 金ま たは 出資 金の 総額 五〇

〇〇 万円 以下 の会 社﹂ に変 更さ れ たこ とに 伴い

、親 事業 者お よび 下請 事業 者に 該当 する 会社 の資 本金 規模 が五

〇〇

〇万 円以 下に 引き 上げ られ た。 こ のよ うな 中小 企業 の定 義が 昭和 四八 年に は資 本金 規模 が一 億円 以下 へ、 平成 一一 年に は三 億円 以下 へと

、そ れぞ れ 引き 上げ られ てい る。 そし て、 それ に伴 って

、下 請法 にお ける 親事 業者 と下 請事 業者 の定 義も 変更 され た。

しか し、 昭和 三八 年改 正の 際に

、親 事業 者の 定義 が資 本金 一〇

〇〇 万円 超か ら五

〇〇

〇万 円超 に引 き上 げら れる こと によ って

、次 のよ うな 懸念 が生 じた

。す なわ ち、 親事 業者 と下 請事 業者 を、 資本 金五

〇〇

〇万 円を 基準 とす る 一本 だけ にし てし まう とそ の時 まで

、資 本金 一〇

〇〇 万円 超か ら五

〇〇

〇万 円以 下の 事業 者と 取引 して いた 一〇

〇万 円以 下の 事業 者が 下請 法の 保護 対象 から 外れ るこ とに なっ てし まう

。こ の問 題を 解消 する ため に、 資本 金規 模 が一

〇〇

〇万 円超 五〇

〇〇 万円 以下 の法 人た る事 業者 は、 個人 また は資 本金 一〇

〇〇 万円 以下 の事 業者 に製 造委 託 また は修 理委 託を する 場合 には 親事 業者 とな り、 また

、資 本金 規模 五〇

〇〇 万円 を超 える もの から 製造 委託 また は 修理 委託 を受 ける とき は下 請事 業者 にな るこ とと され た。 その 結果

、昭 和三 八年 の法 改正 以降

、親 事業 者お よび 下 請事 業者 の定 義は

、前 記の よう に二 段階 にな って いる ので

( )

ある

154

図示 する と以 下の よう に

( )

なる

155

① 物品 の製 造・ 修理 委託 およ び政 令で 定め る情 報成 果物 作成

・役 務提 供委 託を 行う 場合 親事 業者

下請 事業 者 資本 金三 億円 超

資本 金三 億円 以下

︵個 人を 含む

︶ 資本 金一

〇〇

〇万 円超 三億 円以 下

↓ 資本 金一

〇〇

〇万 円以 下︵ 個人 を含 む︶

② 情報 成果 物作 成・ 役務 提供 委託 を行 う場 合︵

①の 情報 成果 物作 成・ 役務 提供 委託 を除 く。

︶ 親事 業者

下請 事業 者 資本 金五

〇〇

〇万 円超

↓ 資本 金五

〇〇

〇万 円以 下︵ 個人 を含 む︶ 資本 金一

〇〇

〇万 円超 五〇

〇〇 万円 以下

↓ 資本 金一

〇〇

〇万 円以 下︵ 個人 を含 む︶

ドキュメント内 優越的地位の濫用︵一︶ (ページ 146-150)