Margaret K. Hofer, The Games We Played (2003) ○ゲームと子ども
数世紀にわたって、子ども時代は大人への見習い期間と見なされていた。少なくとも、貴族で ない子どもたちにとっては、ゲームを遊ぶことよりも仕事の勉強をする方が、時間の使いみち の大部分を占めた。いつの時代の子どもたちも玩具やゲームを持っていたが、ほとんどは自家 製であり、数も少なかった。中産階級の成長は新たな子どもの階級を生み出した。工場や畑に 行く必要がない、貴族でない子どもたちである。彼らは教育の力を信じる家庭に生まれた。重 要なのは、こうした子どもの精神が、校舎のなかと余暇の時間の両方で培われたことだ。初期 のボードゲームの大部分は、文学的・歴史的テーマを採用している。最初期のジグゾーパズル は大抵が、硬いボードに地図を貼り付けたものを国境で切り抜いたもので、地理を教えるため に用いられた。
人数も増加し(Society of the Ancients のメンバー数は 73 年には 890 人を数えた)、むしろ制御の難しさが問題となった。 ・Bath はハイボリア・キャンペーンのプレイ記録を編年体やキャラクターの日記や新聞といった凝った形で残していた。 (1973-4 年に A History of Hyboria としてまとめられている)
ハイボリアは結局のところ D&D のようなセンセーションにはならなかったのだが、著者は主な理由として以下を挙げている。 ・メールでの遣り取りが主体だった