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在籍研究科・専攻・学年

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Academic year: 2022

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(1)※ ホームページ等で公表します。 (様式1) 立教SFR-院生-報告. 立教大学学術推進特別重点資金(立教SFR) 大学院学生研究 2015年度研究成果報告書. 研究科名 研 究 代 表 者 (2016 年 3 月 現 在 のものを記入). 立教大学大学院. 現代心理学. 研究科. 臨床心理学. 在籍研究科・専攻・学年. 氏 名. 現代心理学研究科 臨床心理学専攻 博士後期課程 5 年. 岩山 孝幸. 所属・職名 指導教員. 自然・人文 ・社会の別 研究課題. ・. 人文. 印. 氏 名. 現代心理学部・准教授 自然. 専攻. 松永 美希 ・. 社会. 個人・共同の別. 個人. 印 ・. 共同. 名. 精 神 科 外 来 に お け る NIRS を 用 い た 前 頭 前 野 機 能 測 定 に よ る 抑 う つ 症 状 評 価 の 有 用 性 に 関 し て ― NIRS デ ー タ の 経 時 的 変 化 と 抑 う つ 症 状 の 関 連 に 着 目 し て― 在籍研究科・専攻・学年 現代心理学研究科 臨床心理学専攻 博士後期課程 5 年. 氏 名 岩山 孝幸. 研 究 組 織 (研究代表者 ・共同研究者) ※ 2016 年 3 月 現 在のものを記入. 研 究 期 間 研 究 経 費 (1 円単位). 2015. 年度. (支出金額)200,000 円/(採択金額)200,000 円. 研究の概要(200~300 字で記入、図・グラフ等は使用しないこと。) 精 神 疾 患 に対 する近 赤 外 分 光 法 (NIRS)は,うつ症 状 の鑑 別 診 断 補 助 として 2014 年 4 月 に保 険 適 用 され,有 用 性 が認 められつつある。NIRS のような簡 易 的 な脳 機 能 測 定 法 の有 用 性 がさらに 確 認 されることで,症 状 評 価 法 として広 く活 用 されることが期 待 される。 従 前 の研 究 では精 神 科 外 来 における通 院 患 者 を対 象 とし,簡 易 型 NIRS 機 器 を用 いた測 定 を 行 い,先 行 研 究 と同 等 の結 果 を得 ていた。本 研 究 では, NIRS 測 定 の結 果 と抑 うつ症 状 の経 時 的 変 化 について十 分 に検 討 されていない点 に着 目 し,縦 断 的 に NIRS 測 定 を行 うことで,NIRS 測 定 の 結 果 と抑 うつ症 状 の経 時 的 変 化 について検 討 することを目 的 とする。また,抑 うつ症 状 と前 頭 前 野 領 域 との関 連 についても詳 細 に検 討 する。. キーワード(研究内容をよく表しているものを3項目以内で記入。) 〔. 近赤外分光法(NIRS). 〕 〔. 抑うつ. 〕〔. 前頭前野. 〕.

(2) ※ ホームページ等で公表します。 (様式2-1) 立教SFR-院生-報告. 研究成果の概要(図・グラフ等は使用しないこと。) 本研究の目的は,精神科領域における臨床群を対象として,NIRS 測定を縦断的に行い,NIRS 測定の結果と抑うつ症状 との経時的な関連を検討することであった。 2012 年 4 月~2014 年 3 月までの期間,関東圏 A 精神科クリニックにおいて,臨床歴 20 年以上の精神科医 1 名の診断 によりうつ病またはうつ状態とされた通院患者の内,口頭と書面にて説明と同意の手続きを行い,同意が得られた者を対象 に調査を行った。1 回目の NIRS 測定後,平均 63,19 日(SD =11.43)の間隔を開けて,2 回目の NIRS 測定を行った。症状測 定も 1 回目と 2 回目で行った。 簡易抑うつ症状尺度(QIDS-J)の得点が Time1 から Time2 の 2 ヶ月間で変動があった 26 名(男性 15 名,女性 11 名)を 最終的な分析対象者とした。平均 41.62 歳(SD =13.01, 範囲 18~65),平均罹病期間 52.65 ヶ月(SD =53.01, 範囲 1~174), すべて右利きであった。また,QIDS-J 得点は 1 回目平均 10.81 点(SD =5.08, 範囲 4~23),2 回目平均 9.38 点(SD =4.13, 範 囲 3~18)であった。言語流暢性課題の平均語産出数は,1 回目平均 16.42 語(SD =4.03,範囲 11~24),2 回目平均 15.00 語(SD =3.99,範囲 8~25)であった。賦活指標には,言語流暢性課題 60 秒間中の[oxy-Hb]の“平均賦活量(mMmm)”を用 いた。 分析に際して,ch1-4 を右側部(right inferior frontal gryus:以下,RIFG),ch13-16 を左側部(left inferior frontal gryus:以 下,LIFG)とし,加えて ch7-10 を中央部(central inferior frontal gryus:以下,CIFG)として関心領域に設定した。また,Time1 に比べ Time2 の QIDS-J の得点が変化がないあるいは増悪していた群を維持・増悪群(n=9),減っていた群を低減群(n=17) とし,Time2 から Time1 の QIDS-J 得点を引いた値を“抑うつ変化量”として,抑うつ症状の経時的変化の指標とした。また, 各平均賦活量も Time2 から Time1 から引いた値を,“平均賦活変化量[ΔoxyHb:Time2-Time1](mMmm)”として,前頭前野 機能の経時的変化の指標とした。分析には SPSS Statistics19 を用いた。 まず,維持・増悪群と低減群ごとに,年齢,罹病期間,平均語産出数,抑うつ変化量と Time1 の平均賦活変化量との関連 を検討した。その結果,維持・増悪群では年齢と罹病期間,Time1 の平均語産出数には有意な正の相関が見られた(r =.68, p =.04; r =.68, p =.04)。また,年齢と Time1 の CIFG の平均賦活量に有意傾向ではあるが負の相関が見られた(r =-.63, p =.07)。一方で低減群では,年齢と Time1 の CIFG の平均賦活量に有意傾向ではあるが負の相関が(r =-.63, p =.07),Time1 の LIFG の平均賦活量に有意な負の相関がそれぞれ見られた(r =-.53, p =.03)。また,Time1 の平均語産出数と Time1 の CIFG の平均賦活量に有意傾向ではあるが負の相関が見られた(r =-.44, p =.08)。 次に,Time1 の平均賦活量の程度が,抑うつ症状の変化に及ぼす影響を検討するため,Time1 の各関心領域の平均賦 活量と抑うつ変化量の関連を見たところ,低減群では LIFG の平均賦活量には負の相関が,CIFG の平均賦活量には正の相 関が見られたがどちらも有意ではなかった(r =-.32, p =.21; r =.33, p =.20)。一方で,維持・増悪群では抑うつ変化量と RIFG の 平均賦活量に有意な負の関連が見られた(r =-.72, p =.03)。また,平 均 賦 活 量 の 経 時 的 変 化 と 抑 う つ 症 状 の 変 化 に つ い て 検 討 す る た め , 各 関 心 領 域 に お け る T i m e 2 か ら T i m e 1 を引 い た 平 均 賦 活 量 の 経 時 的 変 化 を維 持 ・増 悪 群 ,低 減 群 のそれぞれで比 較 した。結 果 , RIFG と LIFG においては,維 持 ・増 悪 群 と 低 減 群 とで平 均 賦 活 変 化 量 に差 はなかったが( t =-.88, p =.39; t =-.74, p =.47),CIFG で低 減 群 は 維 持 群 に対 して平 均 賦 活 変 化 量 が有 意 に低 かった。 本 研 究 の目 的 は,精 神 科 領 域 における臨 床 群 を対 象 として, NIRS 測 定 を縦 断 的 に行 い,NIRS 測 定 の結 果 と抑 うつ症 状 との経 時 的 な関 連 を検 討 することであった。その際 に,約 2 ヶ月 の間 隔 を置 いて,同 一 対 象 者 に NIRS 測 定 と抑 うつ症 状 測 定 を 2 回 行 った。 2 回 の縦 断 調 査 における抑 うつ症 状 の変 化 と,前 頭 前 野 機 能 の変 化 を検 討 した結 果 ,右 前 頭 前 野 の賦 活 抑 制 が 2 ヶ月 後 の症 状 の増 悪 を予 測 する可 能 性 が示 唆 された。これは, NIRS の予 後 予 測 性 を検 討 した先 行 研 究 の結 果 とも一 致 する。うつ病 患 者 では長 期 的 な予 測 に基 づく行 動 選 択 システ ムが機 能 的 に障 害 されていると考 えられ,本 研 究 のように Time1 での右 前 頭 前 野 の低 活 性 化 によっ て適 切 な行 動 制 御 が行 えず,Time2 時 点 での抑 うつ症 状 の増 悪 に結 びついていると考 えられる。 また,抑 うつ症 状 が維 持 あるいは増 悪 していた群 に比 べ,低 減 していた群 では内 側 前 頭 前 野 にあた る中 央 部 分 の活 動 が低 減 していた。これは,前 頭 前 野 機 能 が低 下 していたことを指 すものではなく, 過 活 動 を起 こしていた内 側 前 頭 前 野 ( MPFC)機 能 が正 常 化 することで,症 状 の低 減 につながったこ とを意 味 すると思 われる。MPFC は否 定 的 な自 己 関 連 づけなどに関 わり,MPFC の過 活 動 が情 動 障 害 と関 連 することが知 られている。実 際 に,QIDS-J 項 目 の内 ,情 動 障 害 にあたると思 われる「5.悲 し い気 持 ち」(抑 うつ気 分 ),否 定 的 自 己 関 連 づけにあたると思 われる「 11.自 己 についての見 方 」(罪 責 感 )の Time2 から Time1 の得 点 を引 いた症 状 変 化 得 点 を維 持 ・増 悪 群 と抑 う つ低 減 群 とで比 較 する と,抑 うつ気 分 は低 減 群 が有 意 に低 減 しており,罪 責 感 も有 意 傾 向 ではあるが低 減 していた (t =-3.15, p =.00; t =-1.89, p =.07)。つまり,低 減 群 の方 が抑 うつ気 分 ,罪 責 感 の症 状 が Time1 から Time2 にかけて改 善 していたということを意 味 し,MPFC の過 活 動 が正 常 化 したことを示 唆 する。.

(3) ※ ホームページ等で公表します。 (様式2-2) 立教SFR-院生-報告. 研究成果の概要 つ づ き 以 上 の通 り,本 研 究 では精 神 科 外 来 領 域 における NIRS を用 いた前 頭 前 野 機 能 測 定 を行 い, NIRS データと抑 うつ症 状 の経 時 的 変 化 の関 連 を検 討 した。その結 果 ,先 行 研 究 と同 様 に,右 前 頭 前 野 の予 後 予 測 性 が示 唆 され,また内 側 前 頭 前 野 の過 活 動 の正 常 化 が抑 うつ症 状 低 減 と関 連 していることも示 唆 された。以 上 の結 果 は, NIRS による前 頭 前 野 機 能 測 定 が抑 うつ症 状 の横 断 的 評 価 だけでなく,予 後 の予 測 や症 状 の変 化 といった縦 断 的 評 価 にも応 用 できる可 能 性 を示 唆 す るもので,臨 床 的 に非 常 に意 義 があるものと考 えられる。 さらに,Time1 時 点 のみデータが得 られた対 象 者 32 名 (男 性 16 名 ,女 性 16 名 )を対 象 に, QIDS-J 得 点 区 分 により,軽 症 ・中 等 症 ・重 症 に分 けて前 頭 前 野 機 能 との関 連 を検 討 したところ, 重 症 度 と左 前 頭 前 野 機 能 低 下 の関 連 が示 唆 された。特 に軽 症 群 に比 べ,重 症 群 で左 前 頭 前 野 機 能 が低 下 していることが示 された。 しかしながら,調 査 対 象 者 の選 定 基 準 が厳 格 ではなく,薬 剤 による影 響 も統 制 できていないなど の限 界 がある。今 後 は,調 査 対 象 者 を増 やすだけでなく,併 存 疾 患 や病 相 期 などの統 制 も行 った 上 でデータを収 集 していくことが求 められる。また,今 回 抑 うつ症 状 の内 , 抑 うつ気 分 や,罪 責 感 な どの各 症 状 ごとの変 化 と前 頭 前 野 機 能 の変 化 の関 連 が示 唆 されたが,これは治 療 的 介 入 の効 果 指 標 としての活 用 を期 待 させるものであるが,本 研 究 は観 察 研 究 であり,介 入 を行 っていないため 明 確 なことは言 えない。 したがって,今 後 は言 語 流 暢 性 課 題 以 外 の感 情 関 連 ,意 志 決 定 関 連 などの認 知 課 題 も含 めた 検 討 を行 い,NIRS と前 頭 前 野 機 能 の関 連 を明 らかにし,効 果 指 標 としての有 用 性 を検 討 すること で,NIRS の応 用 可 能 性 を検 討 し,臨 床 的 意 義 を高 めていくことが求 められる。 NIRS は非 侵 襲 的 な 脳 機 能 測 定 法 の中 でも簡 便 で忍 容 性 が高 いため,治 療 効 果 の確 認 など繰 り返 し測 定 が求 められ る際 に有 力 なツールとなり,ますます臨 床 上 の必 要 性 が高 まっていくと考 えられる。. ※この(様式2)に記入の成果の公表を見合わせる必要がある場合は、その理由及び差し控え期間等 を記入した調書(A4縦型横書き1枚・自由様式)を添付すること。.

(4) ※ ホームページ等で公表します。 (様式3) 立教SFR-院生-報告. 研究発表 (研究によって得られた研究経過・成果を発表した①~④について、該当するものを記入してください。該当するものが多い 場合は主要なものを抜粋してください。 ) ①雑誌論文(著者名、論文標題、雑誌名、巻号、発行年、ページ) ②図書(著者名、出版社、書名、発行年、総ページ数) ③シンポジウム・公開講演会等の開催(会名、開催日、開催場所) ④その他(学会発表、研究報告書の印刷等). ① 岩 山 孝 幸 ・松 永 美 希 ・鍋 田 恭 孝 ・片 山 信 吾 (投 稿 中 ).近 赤 外 分 光 法 を用 いた抑 うつ症 状 の重 症 度 と前 頭 前 野 機 能 低 下 の関 連 について.認 知 神 経 科 学. ④ 岩 山 孝 幸 ,松 永 美 希 (2015).精 神 科 外 来 患 者 における抑 うつ症 状 と前 頭 前 野 活 動 の関 連 (3) ―近 赤 外 分 光 法 (NIRS)を用 いた予 備 的 研 究 ― 第 79 回 日 本 心 理 学 会 大 会 一 般 研 究 発 表 ポ スター発 表 ,2015 年 9 月 22-24 日 :愛 知 県 名 古 屋 市 . 岩 山 孝 幸 ( 2 0 1 6 ) . 近 赤 外 分 光 法 ( N I R S ) を 用 い た 前 頭 前 野 機 能 測 定 の 臨 床 的 有 用 性 に 関 して ―抑 うつ症 状 評 価 評 価 及 び抑 うつ的 認 知 処 理 過 程 に着 目 して― 立 教 大 学 大 学 院 現 代 心 理 学 研 究 科 2015 年 度 博 士 論 文 中 間 報 告 書 (未 公 刊 ).

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