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(2) ※ ホームページ等で公表します。 (様式2-1) 立教SFR-院生-報告. 研究成果の概要(図・グラフ等は使用しないこと。) 【目的】 研 究 の 概 要 で 述 べ た 研 究 目 的 に 対 し て 、 本 研 究 で は 、 (a) 心 理 物 理 学 的 測 定 法 を 用 い た 選 択 課 題 に よ っ て 価 値 割 引 の 個 人 差 を 、個 々 人 の 日 常 生 活 場 面 に お け る 片 づ け の 自 己 管 理 を 単 一 事 例 研 究 法 に よ っ て 測 定 し 、両 者 の 関 係 性 か ら 価 値 割 引 の 指 標 値 で あ る 、 AUC (Myerson et al., 2001) の 意 味 の あ る 差 を 同 定 す る こ と 、 (b) 目 標 設 定 と パ フ ォ ー マ ン ス ・ フ ィ ー ド バ ッ ク と い う 介 入 方 法 (e.g., Alvero et al., 2001) に よ っ て 、 健 康 行 動 の 自 己 管 理 を 促 進 で き る の か ど う か の 2つ を 試 み た 。 【方法】 参加者と場面設定 大 学 学 部 生 3 人 ( 全 員 女 性 ) が 研 究 参 加 者 で あ っ た 。健 康 行 動 の 自 己 管 理に関するデータは参加者任意の生活場面で行われた。そのデータの収集は、参加者の自己 記録と、実験実施者とのメールによるやり取りによって遂行された。データ収集は、単一事 例 研 究 法 の 一 つ で あ る 多 層 ベ ー ス ラ イ ン デ ザ イ ン ( ベ ー ス ラ イ ン (BL) 期 と 目 標 設 定 と パ フ ォ ー マ ン ス ・ フ ィ ー ド バ ッ ク (GS + PF) 期 ) に よ っ て 、 1 日 単 位 で 行 わ れ た 。 価 値 割 引 の 個 人 差の測定は、健康行動の自己管理のデータを収集する前に、本学の心理学実験室において行 われた。なお本研究は、立教大学現代心理学部研究倫理委員会の審査・承認を得た後に実施 された。さらに研究実施に際して、参加者から書面による研究参加の同意と研究成果公表へ の承諾を受けた。 価値割引の測定 恒 常 法 (心 理 物 理 学 的 測 定 法 ) を 用 い た 選 択 課 題 を 実 施 し た 。 選 択 課 題 は 、 M a c L i n e t a l . ( 2 0 0 7 ) を 参 考 に Vi s u a l B a s i c 2 0 1 0 E x p r e s s 上 で 作 成 さ れ た 。 選 択 肢 は 外 部 デ ィスプレイに呈示された。時間・確率・社会的距離による価値割引に関する選択課題は、利 得 条 件 と 損 失 条 件 の 2 種 類 (合 計 6 種 類 ) に 分 か れ て い た 。 遅 延 割 引 で は 、 1,000 円 ― 10,000 円 ま で の 範 囲 で 1 , 0 0 0 円 ず つ 異 な る “ 今 す ぐ も ら え る ( 失 う ) 〜 円 ” と 、“[ D ] 後 に も ら え る ( 失 う ) 1 0 , 0 0 0 円 ” 、 確 率 割 引 で は 、1 , 0 0 0 円 ― 1 0 , 0 0 0 円 ま で の 範 囲 で 1 , 0 0 0 円 ず つ 異 な る “ 確 実 に も ら え る ( 失 う ) 〜 円 ” と 、“[ p ] % で も ら え る ( 失 う ) 1 0 , 0 0 0 円 ” 、 社 会 割 引 で は 、 0 円 ― 11 , 0 0 0 円 ま で の 範 囲 で 1 , 0 0 0 円 ず つ 異 な る “ 自 分 1 人 が も ら え る ( 失 う ) 〜 円 ” と 、“ B . リ ス ト 上 の # [ N] の 人 が も ら え る (失 う ) 10,000 円 ” の 2 つ 一 組 の 選 択 肢 が 横 並 び に (左 右 の 位置はランダマイズして) 同時に呈示され、参加者はどちらか一方の選択肢をクリックした。 な お 、 記 号 D は 遅 延 時 間 の 値 (1 日 ・ 1 週 間 ・ 1 ヶ 月 ・ 6 ヶ 月 ・ 1 年 ・ 5 年 ) を 、 記 号 p は 確 率 の 値 (90%・ 70%・ 50%・ 30%・ 10%) を 、 記 号 N は 社 会 的 距 離 の 値 (# 1・ # 5・ # 10・ # 20・ # 50・ # 100) を 表 し て お り 、 遅 延 割 引 の 利 得 (損 失 ) 条 件 で は 合 計 60 試 行 (1 水 準 あ た り 10 試 行 ×6 水 準 )、 確 率 割 引 の 利 得 (損 失 ) 条 件 で は 合 計 50 試 行 (1 水 準 あ た り 10 試 行 ×5 水 準 )、 社 会 割 引 の 利 得 (損 失 ) 条 件 で は 合 計 72 試 行 (1 水 準 あ た り 12 試 行 ×6 水 準 ) の 選 択 を 行 っ た 。 デ ー タ の 分 析 は 、 Mitchell (1999) と Reed et al. (2012) を 参 考 に 行 わ れ た 。 標的行動の定義と従属変数 標 的 行 動 の 定 義 は“ 体 重 の 適 切 な 増 減 ・ 維 持 あ る い は 健 康 の 増 進 ・ 維 持 に つ な が る と さ れ る 食 生 活 と 運 動 習 慣 ” で あ っ た 。 池 田 (2012)な ど を 参 考 に 課 題 分 析 を 行 い 、 5 つ の 領 域 か ら 成 る 15 の 遂 行 項 目 に 分 類 し た 。 従 属 変 数 は 、 1 日 ご と の 下 位 項 目 の 全 体 遂 行 率 ( 実 際 に 遂 行 し た 項 目 数 を 1 5 項 目 で 割 っ て 1 0 0 を 掛 け た 値 ) 、前 日 の 記 録 日 と 比 べ て ど う 変 化 し た か の 主 観 的 判 断 で あ る 、 体 重 の 評 価 点 (-3. か な り 減 っ た 、 -2. 減 っ た 、 -1. 少 し 減 っ た 、 0. 変 わ ら な い 、 1. 少 し 増 え た 、 2. 増 え た 、 3. か な り 増 え た ) で あ っ た 。 価 値 割 引 の 変 数 と の 対 応 要 素 を 設 定 し 、 標 的 行 動 の 遂 行 率 と そ の 安 定 水 準 (遅 延 割 引 )、 下 位 項 目 ご と の 遂 行 数 ( 確 率 割 引 ) 、実 験 期 間 中 に 交 流 が あ っ た 人 ( 社 会 割 引 ) を 測 定 し 、実 験 終 了 後 に 、各 下 位 項 目 が 健 康 の 維 持 ・ 促 進 に 寄 与 す る 確 率 ( 判 断 さ れ た 項 目 数 で 割 っ て 相 対 化 し て 分 析 ) と 、 交 流 が あ っ た 人 と の 社 会 的 距 離 の 判 断 (上 述 の 値 で ) を 参 加 者 に 求 め た 。 自己記録システム デ ー タ 収 集 用 に 、“ 健 康 行 動 管 理 シ ス テ ム ” と 称 し た 自 己 記 録 用 ア プ リ ケ ー シ ョ ン を 作 成 し た (M icro so ft O ffi c e E xc el VB A) 。 健 康 行 動 管 理 シ ス テ ム は 、 1 4 の ユ ー ザ ー フ ォ ー ム か ら 構 成 さ れ て い た 。 そ れ ぞ れ 、“ メ ニ ュ ー ”、“ カ レ ン ダ ー ”、“ 手 続 き ”、“ 健 康 行 動 の 定 義 ”、“ 達 成 目 標 ”、“ も た ら さ れ る こ と ”、“ 避 け ら れ る こ と ”、“ 取 り 組 み 状 況 ”、“ 健 康 行 動 ”、“ 不 健 康 行 動 ”、“ 他 者 と の 交 流 な ど ”、“ 体 重 の 変 化 ”、“ 目 標 設 定 ”、 そ し て “ 確 認 事 項 ” と い う 名 称 で あ っ た 。自 己 記 録 用 ア プ リ ケ ー シ ョ ン は 、横 山 ( 2 0 1 2 ) を 参 考 に し て 作 成 さ れ た 。 基 本 手 続 き は 、1 日 単 位 で 、記 録 ア プ リ ケ ー シ ョ ン の 各 フ ォ ー ム に 記 録 、あ る い は 各 フ ォ ー ム の情報の確認を行うことであった。.
(3) ※ ホームページ等で公表します。 (様式2-2) 立教SFR-院生-報告. 研究成果の概要. つづき. 介入方法 目 標 設 定 と パ フ ォ ー マ ン ス ・ フ ィ ー ド バ ッ ク 期 で は 、取 り 組 み 状 況 フ ォ ー ム の 確 認 と 、目 標 設 定 の フ ォ ー ム の 記 録・確 認 が 手 続 き と し て 追 加 さ れ 、参 加 者 は そ れ ら を 1 日 に 1 回 行 う よ う 求 め ら れ た 。参 加 者 は 、取 り 組 み 状 況 フ ォ ー ム で は 3 つ の グ ラ フ を そ れ ぞ れ ク リ ッ ク し 、 具 体 的 な 数 値 (記 録 日 の 遂 行 数 ・ 全 体 遂 行 率 ・ 累 積 得 点 の ) を 確 認 し た 。 目 標. 設定フォームでは、参加者は記録日の次の日の健康行動の遂行率について目標設定を行 った。さらに、目標設定を行う上で注意すべき事項についても確認を行い、記録を行う 際に表示されている目標設定フォームの画面を携帯電話で写真に撮り、待ち受け画面に 設定した。なお、参加者 A の健康行動の全体遂行率がベースライン期の段階で天井効果を 示 し て い た た め 、参 加 者 A に は 目 標 設 定 と パ フ ォ ー マ ン ス ・ フ ィ ー ド バ ッ ク 期 の 手 続 き は 導 入されなかった。 【結果と考察】 価値割引関連のデータ 参 加 者 そ れ ぞ れ の AUC は 次 の 通 り で あ る 。 遅 延 割 引 (利 得 ・ 損 失 の 順 ) の A U C は 、参 加 者 A で は 0 . 9 7・1 . 0 0 、参 加 者 B で は 0 . 5 1・0 . 4 6 、参 加 者 C で は 0 . 1 5・ 1.00 で あ っ た 。 確 率 割 引 の AUC は そ れ ぞ れ 参 加 者 A で は 0.16・ 0.28、 参 加 者 B で は 0.19・ 0 . 2 5 、 参 加 者 C で は 0 . 1 5・ 0 . 9 9 、 社 会 割 引 の A U C は そ れ ぞ れ 参 加 者 A で は 0 . 0 6・ 0 . 0 6 、 参 加 者 B で は 0.38・ 0.42、 参 加 者 C で は 0.13・ 0.36 で あ っ た 。 標 的 行 動 の 遂 行 率 (平 均 値 )・ 安 定 水 準 は 、 参 加 者 A で は 93.89%・ 7.69%、 参 加 者 B で は 8 7 . 7 2 %・ 2 4 . 0 0 % 、参 加 者 C で は 7 7 . 4 4 %・ 1 3 . 9 1 % の 範 囲 内 で あ っ た 。利 得 条 件 の A U C が 高 い 、 参 加 者 A の 標 的 行 動 の 遂 行 率 は 参 加 者 B・ C よ り も 高 く 、 変 動 性 は 小 さ か っ た 。 よ っ て 、 利 得 条 件 の 遅 延 割 引 に 関 す る 意 味 の あ る AUC 差 は 0.46 以 上 で あ る こ と が 分 か っ た 。 一 方 損 失 条 件 の A U C は 、標 的 行 動 の 遂 行 率 と の 高 さ と は 関 連 が 見 ら れ な か っ た が 、そ れ が と も に 1 . 0 0 で あ る 参 加 者 A・ C の 標 的 行 動 の 変 動 性 は 参 加 者 B の も の よ り も 小 さ か っ た 。 下 位 項 目 の 確 率 別 の 遂 行 数 (1 日 あ た り ) は 、 参 加 者 A (100・ 90・ 70%) で は 1.00・ 0.58・ 0.90 (確 実 な も の 1.00、 不 確 実 な も の 0.94 で そ の 差 は 0.06)、 参 加 者 B (100・ 90・ 70%) で は 0 . 6 3・ 0 . 6 3・ 0 . 5 8 ( 確 実 な も の 0 . 6 3 、不 確 実 な も の 0 . 5 9 で そ の 差 は 0 . 0 4 ) 、参 加 者 C ( 1 0 0・ 9 0 ・ 7 0・ 5 0 % ) で は 0 . 9 7・ 0 . 5 4・ 0 . 8 3・ 0 . 7 5 ( 確 実 な も の 0 . 9 7 、不 確 実 な も の 0 . 7 3 で そ の 差 は 0 . 2 4 ) で あ っ た 。 確 率 割 引 の 利 得 条 件 の AUC が 最 も 大 き い (つ ま り 確 実 性 と 不 確 実 性 に 対 す る 弁 別 感 度 が 低 い ) 参 加 者 B で 、 確 実 な も の と 不 確 実 な も の と の 差 が 最 も 小 さ く 、 参 加 者 A、 参 加 者 C の 順 で そ れ ぞ れ に 次 い だ 。 利 得 条 件 の 意 味 の あ る AUC 差 は 0.01― 0.04 以 上 で あ る こ と が 分 か っ た 。 一 方 損 失 条 件 の AUC は 参 加 者 C、 参 加 者 A、 参 加 者 C の 順 で 大 き い が 、 確 実なものと不確実なものとの差は逆の結果になった。 交 流 し た 他 者 の 人 数 の 平 均 値 (1 日 あ た り ) (# 1・ # 5・ # 10・ # 20・ # 50・ # 100) は 、 参 加 者 A で は 4.50 (1.33・ 0.67・ 0.75・ 1.75・ 0・ 0)、 参 加 者 B で は 19.74 (3.95・ 13.63・ 2.05・ 0 . 11 ・ 0 ・ 0 ) 、 参 加 者 C で は 1 4 . 3 1 ( 3 . 1 5 ・ 1 . 3 8 ・ 1 . 6 9 ・ 1 . 0 8 ・ 6 . 3 8 ・ 0 . 6 2 ) で あ っ た 。 社 会 割 引 の 両 条 件 の AUC が 最 も 大 き い 参 加 者 B で 、 交 流 し た 他 者 の 人 数 が 最 も 多 く 、 参 加 者 C、 参 加 者 A の 順 で そ れ ぞ れ に 次 い だ 。 利 得 ・ 損 失 条 件 の 意 味 の あ る AUC 差 は 、 そ れ ぞ れ 0.07― 0.32・ 0.06― 0.36 以 上 で あ る こ と が 分 か っ た 。 健康行動の自己管理のデータ 各 参 加 者 の 標 的 行 動 の 遂 行 率 の 平 均 値 は 、ベ ー ス ラ イ ン 期 に お い て 、 参 加 者 A で は 93.89% (範 囲 は 86.67― 100.00%)、 参 加 者 B で は 79.05% (範 囲 は 6 6 . 6 7 ― 9 3 . 3 3 % ) 、参 加 者 C で は 7 3 . 3 3 % ( 範 囲 は 6 6 . 6 7 ― 8 0 . 0 0 % ) 、目 標 設 定 と パ フ ォ ー マ ン ス ・ フ ィ ー ド バ ッ ク 期 に お い て は 、 参 加 者 B で は 92.78% (範 囲 は 66.67― 100.00%)、 参 加 者 C で は 80.95% (範 囲 は 73.33― 86.67%) で あ っ た 。 空 間 の 整 理 具 合 の 評 価 得 点 の 平 均 値 は 、 ベ ー ス ラ イ ン 期 に お い て は 、 参 加 者 A で は -0.42 点 (範 囲 は -2― 1 点 )、 参 加 者 B で は 0.14 点 (範 囲 は -1― 1 点 )、 参 加 者 C で は 0 点 (範 囲 は -1― 2 点 )、 目 標 設 定 と パ フ ォ ー マ ン ス ・ フ ィ ー ド バ ッ ク 期 に お い て は 、参 加 者 B で は - 0 . 0 8 点 ( 範 囲 は - 2 ― 2 点 ) 、参 加 者 C で は 0 点 ( 範 囲 は - 2 ― 2 点) であった。目標設定とパフォーマンス・フィードバックは健康行動の自己管理に効果を 持つことが分かった。 ※この(様式2)に記入の成果の公表を見合わせる必要がある場合は、その理由及び差し控え期間等を 記入した調書(A4縦型横書き1枚・自由様式)を添付すること。.
(4) ※ ホームページ等で公表します。 (様式3) 立教SFR-院生-報告. 研究発表 (研究によって得られた研究経過・成果を発表した①~④について、該当するものを記入してください。該当するものが多い 場合は主要なものを抜粋してください。 ) ①雑誌論文(著者名、論文標題、雑誌名、巻号、発行年、ページ) ②図書(著者名、出版社、書名、発行年、総ページ数) ③シンポジウム・公開講演会等の開催(会名、開催日、開催場所) ④その他(学会発表、研究報告書の印刷等). ①雑誌論文 なし ②図書 なし ③シンポジウム・公開講演会等の開催 なし ④その他 なし.
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