在籍研究科・専攻・学年
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(2) ※ ホームページ等で公表します。 (様式2-1) 立教SFR-院生-報告. 研究成果の概要(図・グラフ等は使用しないこと。) 「 2014 年 度 立 教 SFR( 大 学 院 生 研 究 ) 研 究 経 費 計 画 書 」 に お け る 「 2014 年 度 の 研 究 計 画 ( 変 更 点 )」 欄 記 載 の と お り 、 申 請 時 以 降 に 研 究 課 題 を 変 更 し て い る が 、 そ の 理 由 お よ び経緯を報告したうえで、今年度の研究成果を報告する。 今 年 度 初 頭 の S F R 申 請 当 初 に 調 査 を 予 定 し て い た 研 究 課 題「 組 織 変 更 に 伴 う 異 文 化 適 応 力 の 有 効 性 の 検 討 2」 で は 、 経 営 学 の デ ィ シ プ リ ン に お い て 、 経 営 学 研 究 の 到 達 目 標 と な る「業績向上・改善」と結びつけた論理構築の難しさを認識し たため、本年度の研究内容 が 変 更 さ れ た 。こ の 認 識 に 基 づ き 、採 択 時 ま で に 実 施 し た 学 会 発 表 や 指 導 教 授 と の 調 整 の 結 果 、単 な る 論 文 研 究 に と ど ま ら ず 、経 営 学 に お け る 博 士 論 文 と し て ふ さ わ し い 研 究 に す る観点から、ポジティブ心理学を組織という観点から研究を行うポジティブ組織行動 ( P o s i t i v e O rg a n i z a t i o n a l B e h a v i o r : P O B ) 領 域 に お い て 、 諸 外 国 で は 盛 ん に な り つ つ あ る “ P s yc h o l o g i c a l c a p i t a l ( サ イ コ ロ ジ カ ル ・ キ ャ ピ タ ル : 心 理 資 源 )” を 題 材 の ひ と つ と し て 取 り 上 げ る こ と が 決 定 し 、そ の レ ビ ュ ー か ら 研 究 を 開 始 し た 。こ の よ う に 博 士 研 究 題 目 を変更したため、それに伴い、本年度の研究内容も変更した。 P s yc h o l o g i c a l C a p i t a l ( P s yC a p ) と は 、 心 理 学 の パ ラ ダ イ ム シ フ ト と し て S e l i g m a n が 提 唱 し た ポ ジ テ ィ ブ 心 理 学 運 動 ( P o s i t i v e p s y c h o l o g i c a l mo v e me n t ) の 潮 流 の 一 端 と し て 派 生 し 、組 織 で 働 く 人 間 の 強 み と な る 心 理 的 能 力 を 概 念 化 し た も の で あ る 。ポ ジ テ ィ ブ 心 理 学 は 、こ れ ま で 多 く の 研 究 を 蓄 積 し て き た 問 題 解 決 や 精 神 分 析 、病 理 回 復 な ど に 焦 点 を 当 て た 視 点 を パ ラ ダ イ ム シ フ ト さ せ 、人 間 の 成 長 や 強 み な ど 、ポ ジ テ ィ ブ な 側 面 に 焦 点 を 当 て た研究を目指す。ポジティブ心理学運動は、人間の本来あるべき「よい状態」や生き方に 目を向け 、研究 の新 たな可能 性と方 向性 を 示唆す る、学 問的 運動と捉 えられ てい る。例え ば、これまで追求されてきた人間の「脆弱性」や「病理回復」などといった健康の阻害・ 結 果 要 因 に 関 す る 研 究 は 、「 強 み ・ 耐 性 」 や 「 健 康 促 進 」 の よ う に 、 ポ ジ テ ィ ブ な 視 点 に 目 を 向 け る 。こ の 視 点 の 職 場 へ の 適 用 が P O B で あ り 、組 織 に お け る 前 向 き 指 向 の 人 材 の 強 み と し て の 心 理 的 能 力 ( p s y c h o l o g i c a l c a p a c i t i e s a s h u ma n r e s o u r c e s t r e n g t h s ) に 関 す る 研 究 と 応 用 が 範 疇 で あ る 。 POB は 「 強 み 」 と し て の 心 理 的 能 力 を 通 じ て 、 組 織 の 人 材 管 理 や 人 材 育 成 に パ ラ ダ イ ム シ フ ト を 提 唱 し 、 そ の 範 疇 で 提 唱 さ れ た 心 理 的 能 力 の 一 つ が P s yC a p である。 POB に お い て 研 究 さ れ る 心 理 的 能 力 に は 、 基 準 が あ る 。 ポ ジ テ ィ ブ ( 前 向 き ) で 、 理 論と研究に基づき、固定的な特性ではなく測定可能な「状態のようなもの」であり、企業 や 個 人 の 業 績 と の 関 連 を 実 証 可 能 で あ る 、 と い う 基 準 で あ る ( Luthans, 2002a, 2002b; L u t h a n s , Yo u s s e f , & Av o l i o , 2 0 0 7 )。 ポ ジ テ ィ ブ 心 理 学 を 礎 と す る 「 組 織 」 の コ ン テ ク ス ト に お け る POB は 、 学 術 的 理 論 と 研 究 に 基 づ く 知 見 の 積 み 重 ね に よ り 発 展 し て き た こ と か ら、自己啓発や成功哲学とは一線を画す。 心 理 的 能 力 は 属 性 的 な 個 人 特 性 を み な さ れ が ち だ が 、P O B に お け る 心 理 的 能 力 は 、属 性 的 な 「 特 性 」 と 「 状 態 」 の 違 い を 区 別 し て い る 。 個 人 特 性 ( trait) と 状 態 ( states) は 、 よ り固定的な「個人特性」と、職場で管理され開発(成長)と変化可能な「状態」は、一本 の 連 続 体 あ る い は 延 長 線 上 に 位 置 す る も の と し て 、 そ の 特 徴 が 認 識 さ れ て い る 。「 状 態 の ような」と表現を用いるのは、固定的で変化のない「特性」とは異なり、時間の経過とと も に 適 応 性 と 安 定 性 が 増 し て い く こ と を 意 味 す る 。( L u t h a n s , Yo u s s e f , Av o l i o , 2 0 0 7 )。 「 状 態 」の よ う な 心 理 的 能 力 の 開 発 は 、タ ー ゲ ッ ト を 絞 っ た ト レ ー ニ ン グ プ ロ グ ラ ム お よ び 専 門 能 力 開 発 に 焦 点 を あ て 、短 期 間 で の 開 発 が 可 能 で あ る( L u t h a n s , Av o l i o , N o r m a n , & C o m b s , 2 0 0 6 )。 彼 ら は 、 学 生 と 管 理 職 を 対 象 に 、 そ れ ぞ れ ト レ ー ニ ン グ 開 発 を 続 け 、 短時間のトレーニング形式での「ミクロ介入」の方法を開発した。 具体的な方法は、次のとおりである。 そ れ ぞ れ の ケ ー ス で は 、ト レ ー ニ ン グ 前 後 に 個 人 の 心 理 的 能 力 を 測 定 し 、ト レ ー ニ ン グ で は 、 1)目 標 設 定 と 問 題 識 別 、 2)ネ ガ テ ィ ブ ト ー ク の 排 除 、 3)資 源 の 強 化 と 積 極 的 に 不 利 な 事 象 を 回 避 す る た め の 手 段 の 識 別 、 4)代 理 学 習 、 社 会 的 説 得 、 ポ ジ テ ィ ブ フ ィ ー ド バ ッ クを通じて課題をマスターすること、課題を実施した。.
(3) ※ ホームページ等で公表します。 (様式2-2) 立教SFR-院生-報告. 研究成果の概要 つ づ き そ の 結 果 、ト レ ー ニ ン グ 後 の ス コ ア は 、ト レ ー ニ ン グ を 実 施 し な か っ た 群 と 比 較 し て 、3 % も高い結果を示した。固定的な個人特性ではなく「状態のような」心理的能力は、人間 内部にある資源を鍛えることで、その能力を成長させることを示した。この心理資源が 本 研 究 で 用 い る PsyCap で あ る 。 P s yC a p は 、 人 間 の 強 み と さ れ る 4 つ の 心 理 資 源 の 総 称 で あ る 。 心 理 資 源 は 、 ス ト レ ス コ ー ピ ン グ 理 論 か ら 発 展 し て き た H o b f o l l の C O R 理 論( C o n s e r v a t i o n o f R e s o u r c e T h e o r y ) を 経 て 発 展 し て き た 。 COR 理 論 は 、 人 間 が ス ト レ ス を 受 け た 際 、 コ ー ピ ン グ に 必 要 な 心 理資源を数多く持っていれば、ストレスを受けた際に失われる資源を補強・補完すると 唱 え た 仮 説 で あ る( 1 9 8 9 )。人 間 は 心 理 資 源 を 蓄 積 し て お く 資 源 の プ ー ル( R e s o u r c e P o o l ) を備え持ち、ある資源がプールから失われると心身への影響を受けるが、この資源が多 くあれば、一つの資源が別の資源と協同し、共に醸成されていく。このような資源とし て 、 自 己 効 力 感 、 オ プ テ ィ ミ ズ ム 、 自 尊 心 、 目 標 追 求 す る 気 持 ち ( Goal Pursuit) と い う 個 人 的 資 源 と 、社 会 環 境 か ら 出 現 し た ソ ー シ ャ ル サ ポ ー ト を 挙 げ て い る( H o b f o l l , 2 0 0 2 )。 P s yC a p は 、 個 人 的 資 源 に 着 目 し 精 査 し 、 さ ら に は ポ ジ テ ィ ブ 心 理 学 の 影 響 を 受 け て 、 現 在 は 4 つ の 心 理 資 源 を 挙 げ て い る 。 P s y C a p に 含 ま れ る 心 理 資 源 は 、 効 力 感 ( 自 信 )、 ホ ー プ ( H o p e )、 オ プ テ ィ ミ ズ ム 、 レ ジ リ エ ン ス の 4 つ で あ る 。 P s yC a p は 、 効 力 感 、 ホ ー プ 、 オ プ テ ィ ミ ズ 、 レ ジ リ エ ン ス の 4 つ を 人 間 の 持 つ 強 み を 心 理 資 源 と し て 取 り 上 げ 、そ の 総 称 を P s y C a p と 呼 称 す る 。4 つ の 心 理 資 源 が 統 合 さ れ る と、より高次の(レベルの高い)資源として構築され、成果を発揮することが可能にな る 。2000 年 代 半 ば か ら ア メ リ カ に て 開 発 さ れ 、近 年 で は 諸 外 国 に お い て 研 究 が 盛 ん に な りつつあるが、日本での研究論文はまだない。 現 在 、ア メ リ カ で 開 発 さ れ た P s y C a p 概 念 の 日 本 へ の 有 用 性 の 検 討( P s y C a p の 日 本 文 化 適 用 へ の 妥 当 性 )、 P s y C a p 関 連 用 語 の 日 本 語 化 、 P s y C a p 国 際 文 化 比 較 を 可 能 と す る ための日本語版尺度の開発に着手している。それぞれ進捗中につき、成果としてまとめ られる範囲が限られているため、上記を今年度の報告とする。. ※この(様式2)に記入の成果の公表を見合わせる必要がある場合は、その理由及び差し控え期間等 を記入した調書(A4縦型横書き1枚・自由様式)を添付すること。.
(4) ※ ホームページ等で公表します。 (様式3) 立教SFR-院生-報告. 研究発表 (研究によって得られた研究経過・成果を発表した①~④について、該当するものを記入してください。該当するものが多い 場合は主要なものを抜粋してください。 ) ①雑誌論文(著者名、論文標題、雑誌名、巻号、発行年、ページ) ②図書(著者名、出版社、書名、発行年、総ページ数) ③シンポジウム・公開講演会等の開催(会名、開催日、開催場所) ④その他(学会発表、研究報告書の印刷等).
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