研 究 代 表 者 (2016 年 3 月 現 在
4
0
0
全文
(2) ※ ホームページ等で公表します。 (様式2-1) 立教SFR-院生-報告. 研究成果の概要(図・グラフ等は使用しないこと。) ●アンケートによる戦時中の教会週報の所在調査について 太平洋戦争中に、日本の教会で行われていた礼拝において、本研究の主たる研究対 象 で あ る 『 興 亜 讃 美 歌 』( 日 本 基 督 教 団 讃 美 歌 委 員 会 1 9 4 3 年 刊 ) が 用 い ら れ て い たか否か、また用いられていたとするならどのような機会に用いられていたのかを 調査する第一段階として、本調査を行った。本調査によって戦時中の週報を所蔵し ていると回答した教会に交渉して、週報の実物を閲覧し、礼拝で用いられた讃美歌 を調査するものである。 調査対象の教会は、以下の条件によって選定した。 ・東京都内(島嶼部を除く)に所在する日本基督教団の教会 ・ 設 立 が 1945 年 8 月 15 日 以 前 の 教 会 こ れ ら の 条 件 に 基 づ き 、 選 定 さ れ た 教 会 は 120 あ る が 、 先 立 っ て 調 査 を 行 っ た 2 教 会 を 除 き 、 11 8 教 会 に 以 下 の 内 容 の ア ン ケ ー ト を 送 付 し た 。 ・教会の名称、住所、設立年、代表教役者などの基本データの確認 ・戦時中の週報について所在の有無と所在の場合の分量ならびに閲覧の可否 ・戦時中の各種教会記録について所在の有無と分量ならびに閲覧の可否 ・閲覧を希望する場合の窓口となる教会担当者 返 送 方 法 は 切 手 貼 付 の 返 信 用 封 筒 を 同 封 し 、 他 に FA X で の 回 答 な ら び に e - m a i l に よる回答とした。 ま た 、2 0 1 6 年 3 月 の 段 階 で 回 収 状 況 が 芳 し く な か っ た 為 、未 回 答 の 教 会 に 対 し て 回 答を促す葉書を送付した。 これに対し、対象教会からの回答状況は以下の通りである。 ・ 返 信 用 封 筒 を 用 い た 回 答 … 35 教 会 ・ FA X に よ り 回 答 … 4 教 会 ・ e-mail に よ り 回 答 … 14 教 会 ・電話により回答…1 教会 ・ 合 計 … 54 教 会 ア ン ケ ー ト 回 収 率 は 約 4 6 % と 芳 し い も の で は な か っ た が 、こ れ に つ い て は 以 下 の 二 点を原因と推察した。 ・戦時中の礼拝というデリケートな側面を強くもつ事項に関する調査であること ・週 報 を 保 管 し て い な い 教 会 に お い て 、 「 保 管 し て い な い 」と い う 情 報 は ど う せ 役 に 立たないだろうと考えて回答に到らなかった また、回答を寄せた教会の回答内容は以下の通りである。 ・ 週 報 、 教 会 記 録 と も に 所 在 無 し … 41 教 会 ・ 週 報 の 所 在 あ り … 10 教 会 ・教会記録の所在あり…2 教会 ・無記入…1 教会 こ れ ら の う ち 、「 週 報 の 所 在 あ り 」 と 回 答 し た 教 会 は 、 1 教 会 を 除 い て 閲 覧 を 許 可 す る旨の回答であり、順次訪問しての閲覧調査を執行中である。 今回のアンケート調査においては、 「 所 蔵 な し 」と の 回 答 の 教 会 で あ っ て も 、他 に 調 査の参考となりそうな情報を寄せる教会がいくつかあった。この場を借りて有益な 情報提供の厚情に感謝の意を表したい。.
(3) ※ ホームページ等で公表します。 (様式2-2) 立教SFR-院生-報告. 研究成果の概要. つづき. ●太平洋戦争中ならびにその前後の共通讃美歌の研究 『興亜讃美歌』の研究を進めるにあたり、太平洋戦争中における同讃美歌の位置付 けを明確にするため、太平洋戦争前後に刊行された共通讃美歌(教派を超えて用い る目的をもって編集された讃美歌集)の比較研究を行った。具体的には、日本基督 教 団 讃 美 歌 委 員 会 と そ の 前 身 の 讃 美 歌 委 員 会 が 『 讃 美 歌 』( 1 9 3 1 年 版 ) と 『 讃 美 歌 』 ( 1954 年 版 ) の 間 に 刊 行 し た 讃 美 歌 集 を 対 象 と し た が 、 こ れ ら は い わ ば 1931 年 版 のバリエーションというべき讃美歌集である。 比較分析の対象とした讃美歌集の概略は以下の通りである。なお、書名に下線を付 したものが本資金によって購入した讃美歌集である。 ・『 讃 美 歌 ( 1 9 3 1 )』 戦 前 最 後 の 一 般 の 用 に 供 す る た め の 共 通 讃 美 歌 。 全 収 載 曲 数 639 曲 。 ・『 青 年 讃 美 歌 ( 1 9 4 1 )』 太 平 洋 戦 争 開 戦 前 の 1 9 4 1 年( 昭 和 1 6 年 )4 月 発 行 。1 9 3 1 年 版 か ら の 抜 粋 1 0 4 曲 と 日 本 人 の 作 詞 作 曲 に よ る 新 曲 53 曲 を 収 載 。 ・『 讃 美 歌 時 局 版 ( 1 9 4 2 )』 戦 時 の 物 資 不 足 に 対 応 す る た め 、1 9 3 1 年 版 の 曲 数 を 半 減 さ せ 、版 型 を B 7 判 と 小 型 化 し た も の 。 1931 年 版 か ら の 抜 粋 232 曲 と 『 青 年 讃 美 歌 』 の 邦 人 新 曲 よ り 39 曲 を 収載。 ・『 讃 美 歌 抄 ( 1 9 4 7 )』 戦 後 発 行 さ れ た 小 型 版 。 1931 年 版 か ら 抜 粋 し た 158 曲 を 収 載 。 ・『 讃 美 歌 ( 1 9 4 9 、 1 9 3 1 年 版 一 部 改 訂 版 )』 戦 後 に 高 ま る 讃 美 歌 集 へ の 需 要 に 応 え る べ く 1931 年 版 を 一 部 改 訂 し て 出 版 。 1931 年 版 の 改 訂 版 と い う 位 置 付 け の た め 収 載 曲 数 は 1931 年 版 と 同 じ 639 曲 で あ る が 、 時局にそぐわない一部の歌詞に変更が見られる。 ・『 讃 美 歌 ( 1 9 5 4 )』 1 9 4 9 年 か ら 5 年 の 編 集 期 間 を 経 て 発 行 さ れ た も の で あ り 、戦 後 の 脱 軍 国 主 義 の 動 き に沿い、徹底的な見直しが行われた。 これらの讃美歌集の収載讃美歌各局の分類、作詞者、作曲者、調、拍子などを巨視 的視点より集計し、讃美歌の抜粋採用状況について比較分析を行ったところ、以下 の二点の特徴が導出された。 ・福音唱歌に由来する「雑」分類の讃美歌は、親しみやすくて平明という特徴があ るものの、戦時中においては特に『青年讃美歌』において低い採用状況であった。 しかし、戦後発行された『讃美歌抄』においては多く採用された。これは、戦後急 増したキリスト教徒に親しみやすい讃美歌を配した結果であると考えられるが、戦 中と戦後において求められた讃美歌像の変化を如実に表しているものである。 ・日本人の手による讃美歌は、戦中の讃美歌集においては多く採用されたが、それ で も 1931 年 版 に 掲 載 さ れ た 邦 人 讃 美 歌 が す べ て 採 用 さ れ た わ け で は な か っ た 。 一 方 、そ の 3 6 曲 全 て が 日 本 人 の 作 詞 作 曲 に な る『 興 亜 讃 美 歌 』収 載 の 讃 美 歌 は 同 讃 美 歌集以外には採用されていない。これは同讃美歌集が戦時下においても異質と認識 されるほどに特異な讃美歌集であったことを表している。. ※この(様式2)に記入の成果の公表を見合わせる必要がある場合は、その理由及び差し控え期間等 を記入した調書(A4縦型横書き1枚・自由様式)を添付すること。.
(4) ※ ホームページ等で公表します。 (様式3) 立教SFR-院生-報告. 研究発表 (研究によって得られた研究経過・成果を発表した①~④について、該当するものを記入してください。該当するものが多い 場合は主要なものを抜粋してください。 ) ①雑誌論文(著者名、論文標題、雑誌名、巻号、発行年、ページ) ②図書(著者名、出版社、書名、発行年、総ページ数) ③シンポジウム・公開講演会等の開催(会名、開催日、開催場所) ④その他(学会発表、研究報告書の印刷等). ① 川 瀬 麻 衣「 太 平 洋 戦 争 中 な ら び に そ の 前 後 の 共 通 讃 美 歌 集 概 観 ―『 讃 美 歌 1931 年 版 』 と 『 讃 美 歌 1 9 5 4 年 版 』 の 間 を 埋 め る 讃 美 歌 集 に つ い て 」『 立 教 大 学 教 会 音 楽 研 究 所 報 RICM MUSICA SACRA』 第 5 号 、 立 教 大 学 教 会 音 楽 研 究 所 、 2016 年 ② なし ③ なし ④ 「月刊『讃美』紙に見る戦前・戦中の教会音楽事情」川瀬麻衣、キリスト教礼拝音楽 学 会 第 16 回 大 会 ( 2016 年 5 月 28 日 予 定 ).
(5)
関連したドキュメント
研究発表 (研究によって得られた研究経過・成果を発表した①~④について、該当するものを記入してください。該当するものが多い
研究発表 (研究によって得られた研究経過・成果を発表した①~④について、該当するものを記入してください。該当するものが多い
研究発表 (研究によって得られた研究経過・成果を発表した①~④について、該当するものを記入してください。該当するものが多い
研究発表 (研究によって得られた研究経過・成果を発表した①~④について、該当するものを記入してください。該当するものが多い
研究発表 (研究によって得られた研究経過・成果を発表した①~④について、該当するものを記入してください。該当するものが多い
研究発表 (研究によって得られた研究経過・成果を発表した①~④について、該当するものを記入してください。該当するものが多い
研究発表 (研究によって得られた研究経過・成果を発表した①~④について、該当するものを記入してください。該当するものが多い
研究発表 (研究によって得られた研究経過・成果を発表した①~④について、該当するものを記入してください。該当するものが多い