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小学校学習指導要領 2年生 小学生向け手作り問題集 -パパしゅく-

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小 学 校 学 習 指 導 要 領

平成 20年 3 月

文 部 科 学 省

(2)

教 育 基 本 法

平成十八年十二月 二十二日法律第百 二十号

我 々日本国民は、 たゆまぬ努力によ って築いてきた民 主的で文化的な国 家を更 に発 展させるととも に、世界の平和と 人類の福祉の向上 に貢献することを 願うも ので ある。

我 々は、この理想を 実現するため、個 人の尊厳を重んじ 、真理と正義を希 求し、 公共 の精神を尊び、豊 かな人間性と創造 性を備えた人間の 育成を期するとと もに、 伝統 を継承し、新し い文化の創造を目 指す教育を推進す る。

こ こに、我々は、 日本国憲法の精神 にのっとり、我が 国の未来を切り拓 く教育

ひら

の基 本を確立し、そ の振興を図るため 、この法律を制定 する。

第一章 教育 の目的及び理念

( 教育の目的)

第一 条 教育は、人 格の完成を目指し 、平和で民主的な 国家及び社会の形 成者と し て必要な資質を 備えた心身ともに 健康な国民の育成 を期して行われな ければ な らない。

( 教育の目標)

第二 条 教育は、そ の目的を実現する ため、学問の自由 を尊重しつつ、次 に掲げ る 目標を達成する よう行われるもの とする。

一 幅広い知識と 教養を身に付け、 真理を求める態度 を養い、豊かな情 操と道 徳心を培うとと もに、健やかな身 体を養うこと。

二 個人の価値を 尊重して、その能 力を伸ばし、創造 性を培い、自主及 び自律 の精神を養うと ともに、職業及び 生活との関連を重 視し、勤労を重ん ずる態 度を養うこと。

三 正義と責任、 男女の平等、自他 の敬愛と協力を重 んずるとともに、 公共の 精神に基づき、 主体的に社会の形 成に参画し、その 発展に寄与する態 度を養 うこと。

四 生命を尊び、 自然を大切にし、 環境の保全に寄与 する態度を養うこ と。 五 伝統と文化を 尊重し、それらを はぐくんできた我 が国と郷土を愛す るとと

もに、他国を尊 重し、国際社会の 平和と発展に寄与 する態度を養うこ と。

( 生涯学習の理念 )

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第三 条 国民一人一 人が、自己の人格 を磨き、豊かな人 生を送ることがで きるよ う 、その生涯にわ たって、あらゆる 機会に、あらゆる 場所において学習 するこ と ができ、その成 果を適切に生かす ことのできる社会 の実現が図られな ければ な らない。

( 教育の機会均等 )

第四 条 すべて国民 は、ひとしく、そ の能力に応じた教 育を受ける機会を 与えら れ なければならず 、人種、信条、性 別、社会的身分、 経済的地位又は門 地によ っ て、教育上差別 されない。

2 国及び地方公共 団体は、障害のあ る者が、その障害 の状態に応じ、十 分な教 育 を受けられるよ う、教育上必要な 支援を講じなけれ ばならない。

3 国及び地方公共 団体は、能力があ るにもかかわらず 、経済的理由によ って修 学 が困難な者に対 して、奨学の措置 を講じなければな らない。

第二章 教育 の実施に関する基 本

( 義務教育)

第五 条 国民は、そ の保護する子に、 別に法律で定める ところにより、普 通教育 を 受けさせる義務 を負う。

2 義務教育として 行われる普通教育 は、各個人の有す る能力を伸ばしつ つ社会 に おいて自立的に 生きる基礎を培い 、また、国家及び 社会の形成者とし て必要 と される基本的な 資質を養うことを 目的として行われ るものとする。

3 国及び地方公共 団体は、義務教育の 機会を保障し、そ の水準を確保する ため、 適 切な役割分担及 び相互の協力の下 、その実施に責任 を負う。

4 国又は地方公共 団体の設置する学 校における義務教 育については、授 業料を 徴 収しない。

( 学校教育)

第六 条 法律に定め る学校は、公の性 質を有するもので あって、国、地方 公共団 体 及び法律に定め る法人のみが、こ れを設置すること ができる。

2 前項の学校にお いては、教育の目 標が達成されるよ う、教育を受ける 者の心 身 の発達に応じて 、体系的な教育が 組織的に行われな ければならない。 この場 合 において、教育 を受ける者が、学 校生活を営む上で 必要な規律を重ん ずると と もに、自ら進ん で学習に取り組む 意欲を高めること を重視して行われ なけれ ば ならない。

( 大学)

第七 条 大学は、学 術の中心として、 高い教養と専門的 能力を培うととも に、深

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く 真理を探究して 新たな知見を創造 し、これらの成果 を広く社会に提供 するこ と により、社会の 発展に寄与するも のとする。

2 大学については 、自主性、自律性 その他の大学にお ける教育及び研究 の特性 が 尊重されなけれ ばならない。

( 私立学校)

第八 条 私立学校の 有する公の性質及 び学校教育におい て果たす重要な役 割にか ん がみ、国及び地 方公共団体は、そ の自主性を尊重し つつ、助成その他 の適当 な 方法によって私 立学校教育の振興 に努めなければな らない。

( 教員)

第九 条 法律に定め る学校の教員は、 自己の崇高な使命 を深く自覚し、絶 えず研 究 と修養に励み、 その職責の遂行に 努めなければなら ない。

2 前項の教員につ いては、その使命 と職責の重要性に かんがみ、その身 分は尊 重 され、待遇の適 正が期せられると ともに、養成と研 修の充実が図られ なけれ ば ならない。

( 家庭教育)

第十 条 父母その他 の保護者は、子の 教育について第一 義的責任を有する もので あ って、生活のため に必要な習慣を身 に付けさせるとと もに、自立心を育 成し、 心 身の調和のとれ た発達を図るよう 努めるものとする 。

2 国及び地方公共 団体は、家庭教育 の自主性を尊重し つつ、保護者に対 する学 習 の機会及び情報 の提供その他の家 庭教育を支援する ために必要な施策 を講ず る よう努めなけれ ばならない。

( 幼児期の教育)

第十 一条 幼児期の 教育は、生涯にわ たる人格形成の基 礎を培う重要なも のであ る ことにかんがみ 、国及び地方公共 団体は、幼児の健 やかな成長に資す る良好 な 環境の整備その 他適当な方法によ って、その振興に 努めなければなら ない。

( 社会教育)

第十 二条 個人の要 望や社会の要請に こたえ、社会にお いて行われる教育 は、国 及 び地方公共団体 によって奨励され なければならない 。

2 国及び地方公共 団体は、図書館、 博物館、公民館そ の他の社会教育施 設の設 置 、学校の施設の 利用、学習の機会 及び情報の提供そ の他の適当な方法 によっ て 社会教育の振興 に努めなければな らない。

( 学校、家庭及び 地域住民等の相互 の連携協力)

第十 三条 学校、家 庭及び地域住民そ の他の関係者は、 教育におけるそれ ぞれの 役 割と責任を自覚 するとともに、相 互の連携及び協力 に努めるものとす る。

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第十 四条 良識ある 公民として必要な 政治的教養は、教 育上尊重されなけ ればな ら ない。

2 法律に定める学 校は、特定の政党 を支持し、又はこ れに反対するため の政治 教 育その他政治的 活動をしてはなら ない。

( 宗教教育)

第十 五条 宗教に関 する寛容の態度、 宗教に関する一般 的な教養及び宗教 の社会 生 活における地位 は、教育上尊重さ れなければならな い。

2 国及び地方公共 団体が設置する学 校は、特定の宗教 のための宗教教育 その他 宗 教的活動をして はならない。

第三章 教育 行政

( 教育行政)

第十 六条 教育は、 不当な支配に服す ることなく、この 法律及び他の法律 の定め る ところにより行 われるべきもので あり、教育行政は 、国と地方公共団 体との 適 切な役割分担及 び相互の協力の下、公正かつ適正に行 われなければなら ない。 2 国は、全国的な 教育の機会均等と 教育水準の維持向 上を図るため、教 育に関

す る施策を総合的 に策定し、実施し なければならない 。

3 地方公共団体は 、その地域におけ る教育の振興を図 るため、その実情 に応じ た 教育に関する施 策を策定し、実施 しなければならな い。

4 国及び地方公共 団体は、教育が円 滑かつ継続的に実 施されるよう、必 要な財 政 上の措置を講じ なければならない 。

( 教育振興基本計 画)

第十 七条 政府は、 教育の振興に関す る施策の総合的か つ計画的な推進を 図るた め 、教育の振興に 関する施策につい ての基本的な方針 及び講ずべき施策 その他 必 要な事項につい て、基本的な計画 を定め、これを国 会に報告するとと もに、 公 表しなければな らない。

2 地方公共団体は 、前項の計画を参 酌し、その地域の 実情に応じ、当該 地方公 共 団体における教 育の振興のための 施策に関する基本 的な計画を定める よう努 め なければならな い。

第四章 法令 の制定

第十 八条 この法律 に規定する諸条項 を実施するため、 必要な法令が制定 されな け ればならない。

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学 校 教 育 法(抄)

昭和二十二年三月 三十一日法律第二 十六号 一部改正:平成十九年六月二十七日法律第 九十六号

第二章 義務 教育

第二 十一条 義務教 育として行われる 普通教育は、教育 基本法(平成十八 年法律 第 百二十号)第五 条第二項に規定す る目的を実現する ため、次に掲げる 目標を 達 成するよう行わ れるものとする。

一 学校内外にお ける社会的活動を 促進し、自主、自 律及び協同の精神 、規範 意識、公正な判断 力並びに公共の精 神に基づき主体的 に社会の形成に参 画し、 その発展に寄与 する態度を養うこ と。

二 学校内外にお ける自然体験活動 を促進し、生命及 び自然を尊重する 精神並 びに環境の保全 に寄与する態度を 養うこと。

三 我が国と郷土 の現状と歴史につ いて、正しい理解 に導き、伝統と文 化を尊 重し、それらを はぐくんできた我 が国と郷土を愛す る態度を養うとと もに、 進んで外国の文 化の理解を通じて 、他国を尊重し、 国際社会の平和と 発展に 寄与する態度を 養うこと。

四 家族と家庭の 役割、生活に必要 な衣、食、住、情 報、産業その他の 事項に ついて基礎的な 理解と技能を養う こと。

五 読書に親しま せ、生活に必要な 国語を正しく理解 し、使用する基礎 的な能 力を養うこと。

六 生活に必要な 数量的な関係を正 しく理解し、処理 する基礎的な能力 を養う こと。

七 生活にかかわ る自然現象につい て、観察及び実験 を通じて、科学的 に理解 し、処理する基 礎的な能力を養う こと。

八 健康、安全で 幸福な生活のため に必要な習慣を養 うとともに、運動 を通じ て体力を養い、 心身の調和的発達 を図ること。

九 生活を明るく 豊かにする音楽、 美術、文芸その他 の芸術について基 礎的な 理解と技能を養 うこと。

十 職業について の基礎的な知識と 技能、勤労を重ん ずる態度及び個性 に応じ て将来の進路を 選択する能力を養 うこと。

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第四章 小学 校

第二 十九条 小学校 は、心身の発達に 応じて、義務教育 として行われる普 通教育 の うち基礎的なも のを施すことを目 的とする。

第三 十条 小学校に おける教育は、前 条に規定する目的 を実現するために 必要な 程 度 にお いて 第二 十一条 各号 に掲 げる 目標 を達 成す るよ う行 われ るも のと す る 。

② 前項の場合にお いては、生涯にわ たり学習する基盤 が培われるよう、 基礎的 な 知識及び技能を 習得させるととも に、これらを活用 して課題を解決す るため に 必要な思考力、 判断力、表現力そ の他の能力をはぐ くみ、主体的に学 習に取 り 組む態度を養う ことに、特に意を 用いなければなら ない。

第三 十一条 小学校 においては、前条 第一項の規定によ る目標の達成に資 するよ う 、教育指導を行 うに当たり、児童 の体験的な学習活 動、特にボランテ ィア活 動 など社会奉仕体 験活動、自然体験 活動その他の体験 活動の充実に努め るもの と する。この場合 において、社会教 育関係団体その他 の関係団体及び関 係機関 と の連携に十分配 慮しなければなら ない。

第三 十二条 小学校 の修業年限は、六 年とする。

第三 十三条 小学校 の教育課程に関す る事項は、第二十 九条及び第三十条 の規定 に 従い、文部科学 大臣が定める。

第八章 特別 支援教育

第八 十一条 幼稚園 、小学校、中学校 、高等学校及び中 等教育学校におい ては、 次 項各号のいずれ かに該当する幼児 、児童及び生徒そ の他教育上特別の 支援を 必 要とする幼児、 児童及び生徒に対 し、文部科学大臣 の定めるところに より、 障 害による学習上 又は生活上の困難 を克服するための 教育を行うものと する。

② 小学校、中学校 、高等学校及び中 等教育学校には、 次の各号のいずれ かに該 当 する児童及び生 徒のために、特別 支援学級を置くこ とができる。

一 知的障害者 二 肢体不自由者 三 身体虚弱者 四 弱視者 五 難聴者

六 その他障害の ある者で、特別支 援学級において教 育を行うことが適 当なも の

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③ 前項に規定する 学校においては、疾 病により療養中の 児童及び生徒に対 して、 特 別支援学級を設 け、又は教員を派 遣して、教育を行 うことができる。

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学 校 教 育 法 施 行 規 則 (抄)

昭 和二十二年五月二 十三日文部省令第 十一号 一部改正:平 成二十年三月二十 八日文部科学省令 第五号

第四章 小学 校

第二節 教 育課程

第五 十条 小学校の 教育課程は、国語 、社会、算数、理 科、生活、音楽、 図画工 作 、家庭及び体育 の各教科(以下本 節中「各教科」と いう。)、道徳、外 国語活 動 、総合的な学習 の時間並びに特別 活動によつて編成 するものとする。

② 私立の小学校の 教育課程を編成す る場合は、前項の 規定にかかわらず 、宗教 を 加えることがで きる。この場合に おいては、宗教を もつて前項の道徳 に代え る ことができる。

第五 十一条 小学校 の各学年における 各教科、道徳、外 国語活動、総合的 な学習 の 時間及び特別活 動のそれぞれの授 業時数並びに各学 年におけるこれら の総授 業 時数は、別表第 一に定める授業時 数を標準とする。

第五 十二条 小学校 の教育課程につい ては、この節に定 めるもののほか、 教育課 程 の基準として文 部科学大臣が別に 公示する小学校学 習指導要領による ものと す る。

第五 十三条 小学校 においては、必要 がある場合には、 一部の各教科につ いて、 こ れらを合わせて 授業を行うことが できる。

第五 十四条 児童が 心身の状況によつ て履修することが 困難な各教科は、 その児 童 の心身の状況に 適合するように課 さなければならな い。

第五 十五条 小学校 の教育課程に関し 、その改善に資す る研究を行うため 特に必 要 があり、かつ、 児童の教育上適切 な配慮がなされて いると文部科学大 臣が認 め る場合において は、文部科学大臣 が別に定めるとこ ろにより、第五十 条第一 項 、第五十一条又 は第五十二条の規 定によらないこと ができる。

第五 十五条の二 文 部科学大臣が、小 学校において、当 該小学校又は当該 小学校 が 設置されている 地域の実態に照ら し、より効果的な 教育を実施するた め、当 該 小学校又は当該 地域の特色を生か した特別の教育課 程を編成して教育 を実施 す る必要があり、 かつ、当該特別の 教育課程について 、教育基本法(平 成十八 年 法律第百二十号 )及び学校教育法 第三十条第一項の 規定等に照らして 適切で

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あ り、児童の教育 上適切な配慮がな されているものと して文部科学大臣 が定め る 基準を満たして いると認める場合 においては、文部 科学大臣が別に定 めると こ ろにより、第五 十条第一項、第五 十一条又は第五十 二条の規定の全部 又は一 部 によらないこと ができる。

第五 十六条 小学校 において、学校生 活への適応が困難 であるため相当の 期間小 学 校を欠席してい ると認められる児 童を対象として、 その実態に配慮し た特別 の 教育課程を編成 して教育を実施す る必要があると文 部科学大臣が認め る場合 に おいては、文部 科学大臣が別に定 めるところにより 、第五十条第一項 、第五 十 一条又は第五十 二条の規定によら ないことができる 。

第八章 特別 支援教育

第百 三十八条 小学 校若しくは中学校 又は中等教育学校 の前期課程におけ る特別 支 援学級に係る教 育課程については、特に必要がある場 合は、第五十条第 一項、 第 五十一条及び第 五十二条の規定並 びに第七十二条か ら第七十四条まで の規定 に かかわらず、特 別の教育課程によ ることができる。

第百 四十条 小学校 若しくは中学校又 は中等教育学校の 前期課程において 、次の 各 号 のい ずれ かに 該当す る児 童又 は生 徒( 特別 支援 学級 の児 童及 び生 徒を 除 く 。)の うち当 該障害 に応じ た特別 の指導を 行う必 要がある ものを 教育す る場 合 には、文部科学 大臣が別に定める ところにより、第 五十条第一項、第 五十一 条 及び第五十二条 の規定並びに第七 十二条から第七十 四条までの規定に かかわ ら ず、特別の教育 課程によることが できる。

一 言語障害者 二 自閉症者 三 情緒障害者 四 弱視者 五 難聴者 六 学習障害者

七 注意欠陥多動 性障害者

八 そ の他障 害のあ る者で 、この 条の規定 により 特別の教 育課程 による 教育 を行うことが適 当なもの

第百 四十一条 前条 の規定により特別 の教育課程による 場合においては、校 長は、 児 童又は生徒が、 当該小学校、中学 校又は中等教育学 校の設置者の定め るとこ ろ により他の小学 校、中学校、中等 教育学校の前期課 程又は特別支援学 校の小

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等 教育学校の前期 課程において受け た当該特別の教育 課程に係る授業と みなす こ とができる。

附 則

こ の省令は、平成 二十年四月一日か ら施行する。ただ し、第五十条、第 五十一 条及 び別表第一の改 正規定は平成二十 三年四月一日から 、第七十二条、第 七十三 条、 第七十六条、第 百七条、別表第二 及び別表第四の改 正規定は平成二十 四年四 月一 日から施行する 。

別表 第一(第五十一 条関係)

区 分 第1学年 第 2学年 第3学年 第 4学年 第5学年 第 6学年 国 語 306 315 245 245 175 175

社 会 70 90 100 105

算 数 136 175 175 175 175 175 各 教 科 の 理 科 90 105 105 105

生 活 102 105

授 業 時 数 音 楽 68 70 60 60 50 50 図画 工作 68 70 60 60 50 50

家 庭 60 55

体 育 102 105 105 105 90 90 道 徳 の 授 業 時 数 34 35 35 35 35 35

外 国 語 活 動 の 授 業 時 数 35 35

総 合 的 な 学 習 の 時 間 70 70 70 70 の 授 業 時 数

特 別 活 動 の 授 業 時 数 34 35 35 35 35 35 総 授 業 時 数 850 910 945 980 980 980

備 考

一 この表の授 業時数の一単位時 間は、四十五分と する。

二 特別活動の 授業時数は、小学 校学習指導要領で 定める学級活動( 学校給 食に係るもの を除く。)に充てる ものとする。

三 第五十条第 二項の場合におい て、道徳のほかに 宗教を加えるとき は、宗 教の授業時数 をもつてこの表の 道徳の授業時数の 一部に代えること ができ る。(別表第二 及び別表第四の場 合においても同様 とする。)

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○ 文 部科学省告示第 二十七号

学 校教育法施行規 則(昭和二十二年 文部省令第十一号 )第五十二条の規 定に基 づき 、小学校学習指 導要領(平成十年 文部省告示第百七 十五号)の全部を 次のよ うに 改正し、平成二 十三年四月一日か ら施行する。平成 二十一年四月一日 から平 成二 十三年三月三十 一日までの間にお ける小学校学習指 導要領の必要な特 例につ いて は、別に定める 。

平成二十年三月二 十八日

文部科学 大臣 渡海 紀三 朗

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小 学 校 学 習 指 導 要 領

目 次

第1 章 総 則 ・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・1

第2 章 各 教 科 ・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・6

第1節 国 語 ・・・・ ・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・ ・・・・6 第2節 社 会 ・・・・・ ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・ ・・・22 第3節 算 数 ・・・・・ ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・ ・・・31 第4節 理 科 ・・・・・ ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・ ・・・49 第5節 生 活 ・・・・・ ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・ ・・・60 第6節 音 楽 ・・・・・ ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・ ・・・63 第7節 図 画 工 作 ・・・・・ ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・ ・・・71 第8節 家 庭 ・・・・・ ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・ ・・・76 第9節 体 育 ・・・・・ ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・ ・・・80

第3 章 道 徳 ・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・90

第4 章 外国語活動 ・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・95

第5 章 総合的な学 習の時間 ・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・98

第6 章 特 別 活 動 ・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・101

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第1章 総 則

第1 教育課程編成 の一般方針

1 各学校におい ては,教育基本法 及び学校教育法そ の他の法令並びに この章 以下に示すとこ ろに従い,児童の 人間として調和の とれた育成を目指 し,地 域や学校の実態 及び児童の心身の 発達の段階や特性 を十分考慮して, 適切な 教育課程を編成 するものとし,こ れらに掲げる目標 を達成するよう教 育を行 うものとする。

学校の教育活 動を進めるに当た っては,各学校に おいて,児童に生 きる力 をはぐくむこと を目指し,創意工 夫を生かした特色 ある教育活動を展 開する 中で,基礎的・ 基本的な知識及び 技能を確実に習得 させ,これらを活 用して 課題を解決する ために必要な思考 力,判断力,表現 力その他の能力を はぐく むとともに,主 体的に学習に取り 組む態度を養い, 個性を生かす教育 の充実 に努めなければ ならない。その際 ,児童の発達の段 階を考慮して,児 童の言 語活動を充実す るとともに,家庭 との連携を図りな がら,児童の学習 習慣が 確立するよう配 慮しなければなら ない。

2 学校 におけ る道徳 教育は ,道徳 の時間 を 要 と して学校 の教育 活動全 体を

かなめ

通じて行うもの であり,道徳の時 間はもとより,各 教科,外国語活動 ,総合 的な学習の時間 及び特別活動のそ れぞれの特質に応 じて,児童の発達 の段階 を考慮して,適 切な指導を行わな ければならない。

道徳教育は, 教育基本法及び学 校教育法に定めら れた教育の根本精 神に基 づき,人間尊重 の精神と生命に対 する畏敬の念を家 庭,学校,その他 社会に

おける具体的な 生活の中に生かし ,豊かな心をもち ,伝統と文化を尊 重し, それらをはぐく んできた我が国と 郷土を愛し,個性 豊かな文化の創造 を図る とともに,公共 の精神を尊び,民 主的な社会及び国 家の発展に努め, 他国を 尊重し,国際社 会の平和と発展や 環境の保全に貢献 し未来を拓く主体 性のあ

ひら

る日本人を育成 するため,その基盤 としての道徳性を 養うことを目標と する。 道徳教育を進 めるに当たっては ,教師と児童及び 児童相互の人間関 係を深 めるとともに, 児童が自己の生き 方についての考え を深め,家庭や地 域社会 との連携を図り ながら,集団宿泊 活動やボランティ ア活動,自然体験 活動な どの豊かな体験 を通して児童の内 面に根ざした道徳 性の育成が図られ るよう 配慮しなければ ならない。その際 ,特に児童が基本 的な生活習慣,社 会生活 上のきまりを身 に付け,善悪を判 断し,人間として してはならないこ とをし

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ないようにする ことなどに配慮し なければならない 。

3 学校における 体育・健康に関す る指導は,児童の 発達の段階を考慮 して, 学校の教育活動 全体を通じて適切 に行うものとする 。特に,学校にお ける食 育の推進並びに 体力の向上に関す る指導,安全に関 する指導及び心身 の健康 の保持増進に関 する指導について は,体育科の時間 はもとより,家庭 科,特 別活動などにお いてもそれぞれの 特質に応じて適切 に行うよう努める ことと する。また,それ らの指導を通して ,家庭や地域社会 との連携を図りな がら, 日常生活におい て適切な体育・健 康に関する活動の 実践を促し,生涯 を通じ て健康・安全で 活力ある生活を送 るための基礎が培 われるよう配慮し なけれ ばならない。

第2 内容等の取扱 いに関する共通的 事項

1 第2章以下に 示す各教科,道徳 ,外国語活動及び 特別活動の内容に 関する 事項は,特に示 す場合を除き,い ずれの学校におい ても取り扱わなけ ればな らない。

2 学校において 特に必要がある場 合には,第2章以 下に示していない 内容を 加えて指導する ことができる。ま た,第2章以下に 示す内容の取扱い のうち 内容の範囲や程 度等を示す事項は ,すべての児童に 対して指導するも のとす る内容の範囲や 程度等を示したも のであり,学校に おいて特に必要が ある場 合には,この事 項にかかわらず指 導することができ る。ただし,これ らの場 合には,第2章 以下に示す各教科 ,道徳,外国語活 動及び特別活動並 びに各 学年の目標や内 容の趣旨を逸脱し たり,児童の負担 過重となったりす ること のないようにし なければならない 。

3 第2章以下に 示す各教科,道徳 ,外国語活動及び 特別活動並びに各 学年の 内容に掲げる事 項の順序は,特に 示す場合を除き, 指導の順序を示す もので はないので,学 校においては,そ の取扱いについて 適切な工夫を加え るもの とする。

4 学 年の 目標 及び 内容 を2 学年ま とめ て示 した 教科 及び 外国 語活動 の内 容 は,2学年間か けて指導する事項 を示したものであ る。各学校におい ては, これらの事項を 地域や学校及び児 童の実態に応じ, 2学年間を見通し て計画 的に指導するこ ととし,特に示す 場合を除き,いず れかの学年に分け て,又 はいずれの学年 においても指導す るものとする。

5 学校において 2以上の学年の児 童で編制する学級 について特に必要 がある 場合には,各教 科,道徳,外国語 活動及び特別活動 の目標の達成に支 障のな い範囲内で,各 教科,道徳,外国 語活動及び特別活 動の目標及び内容 につい

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て学年別の順序 によらないことが できる。

第3 授業時数等の 取扱い

1 各教科,道徳 ,外国語活動,総 合的な学習の時間 及び特別活動(以 下「各 教科等」という 。ただし,1及び 3において,特別 活動については学 級活動

(学校 給食に 係るもの を除く 。) に限 る。) の授業は ,年間 35週( 第1学 年に ついては34週) 以上にわたって行 うよう計画し,週 当たりの授業時数 が児童 の負担過重にな らないようにする ものとする。ただ し,各教科等や学 習活動 の特質に応じ効 果的な場合には, 夏季,冬季,学年 末等の休業日の期 間に授 業日を設定する 場合を含め,これら の授業を特定の期 間に行うことがで きる。 なお,給食,休 憩などの時間につ いては,学校にお いて工夫を加え, 適切に 定めるものとす る。

2 特別活動の授 業のうち,児童会活 動,クラブ活動及 び学校行事につい ては, それらの内容に 応じ,年間,学期 ごと,月ごとなど に適切な授業時数 を充て るものとする。

3 各教科等のそ れぞれの授業の1 単位時間は,各学 校において,各教 科等の 年間授業時数を 確保しつつ,児童 の発達の段階及び 各教科等や学習活 動の特 質を考慮して適 切に定めるものと する。

4 各学校におい ては,地域や学校 及び児童の実態, 各教科等や学習活 動の特 質等に応じて, 創意工夫を生かし 時間割を弾力的に 編成することがで きる。 5 総合的な学習 の時間における学 習活動により,特 別活動の学校行事 に掲げ る各行事の実施 と同様の成果が期 待できる場合にお いては,総合的な 学習の 時間における学 習活動をもって相 当する特別活動の 学校行事に掲げる 各行事 の実施に替える ことができる。

第4 指導計画の作 成等に当たって配 慮すべき事項

1 各学校におい ては,次の事項に 配慮しながら,学 校の創意工夫を生 かし, 全体として,調 和のとれた具体的 な指導計画を作成 するものとする。

( 1) 各教科等及 び各学年相互間の 関連を図り,系統 的,発展的な指導 ができ るようにする こと。

( 2) 学年の目標 及び内容を2学年 まとめて示した教 科及び外国語活動 につい ては,当該学 年間を見通して, 地域や学校及び児 童の実態に応じ, 児童の 発達の段階を 考慮しつつ,効果 的,段階的に指導 するようにするこ と。 ( 3) 各教科の各 学年の指導内容に ついては,そのま とめ方や重点の置 き方に

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( 4) 児童の実態 等を考慮し,指導 の効果を高めるた め,合科的・関連 的な指 導を進めるこ と。

2 以上のほか, 次の事項に配慮す るものとする。

( 1) 各教科等の 指導に当たっては ,児童の思考力, 判断力,表現力等 をはぐ くむ観点から ,基礎的・基本的 な知識及び技能の 活用を図る学習活 動を重 視するととも に,言語に対する 関心や理解を深め ,言語に関する能 力の育 成を図る上で 必要な言語環境を 整え,児童の言語 活動を充実するこ と。 ( 2) 各教科等の 指導に当たっては ,体験的な学習や 基礎的・基本的な 知識及

び技能を活用 した問題解決的な 学習を重視すると ともに,児童の興 味・関 心を生かし, 自主的,自発的な 学習が促されるよ う工夫すること。

( 3) 日ごろから 学級経営の充実を 図り,教師と児童 の信頼関係及び児 童相互 の好ましい人 間関係を育てると ともに児童理解を 深め,生徒指導の 充実を 図ること。

( 4) 各教科等の 指導に当たっては ,児童が学習の見 通しを立てたり学 習した ことを振り返 ったりする活動を 計画的に取り入れ るよう工夫するこ と。 ( 5) 各教科等の 指導に当たっては ,児童が学習課題 や活動を選択した り,自

らの将来につ いて考えたりする 機会を設けるなど 工夫すること。

( 6) 各教科等の 指導に当たっては ,児童が学習内容 を確実に身に付け ること ができるよう ,学校や児童の実 態に応じ,個別指 導やグループ別指 導,繰 り返し指導, 学習内容の習熟の 程度に応じた指導 ,児童の興味・関 心等に 応じた課題学 習,補充的な学習 や発展的な学習な どの学習活動を取 り入れ た指導,教師 間の協力的な指導 など指導方法や指 導体制を工夫改善 し,個 に応じた指導 の充実を図ること 。

( 7) 障害のある 児童などについて は,特別支援学校 等の助言又は援助 を活用 しつつ,例え ば指導についての 計画又は家庭や医 療,福祉等の業務 を行う 関係機関と連 携した支援のため の計画を個別に作 成することなどに より, 個々の児童の 障害の状態等に応 じた指導内容や指 導方法の工夫を計 画的, 組織的に行う こと。特に,特別 支援学級又は通級 による指導につい ては, 教師間の連携 に努め,効果的な 指導を行うこと。

( 8) 海外から帰 国した児童などに ついては,学校生 活への適応を図る ととも に,外国にお ける生活経験を生 かすなどの適切な 指導を行うこと。

( 9) 各教科等の 指導に当たっては ,児童がコンピュ ータや情報通信ネ ットワ ークなどの情 報手段に慣れ親し み,コンピュータ で文字を入力する などの 基本的な操作 や情報モラルを身 に付け,適切に活 用できるようにす るため の学習活動を 充実するとともに ,これらの情報手 段に加え視聴覚教 材や教

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育機器などの 教材・教具の適切 な活用を図ること 。

( 10) 学校図書 館を計画的に利用 しその機能の活用 を図り,児童の主 体的, 意欲的な学習 活動や読書活動を 充実すること。

( 11) 児童のよ い点や進歩の状況 などを積極的に評 価するとともに, 指導の 過程や成果を 評価し,指導の改 善を行い学習意欲 の向上に生かすよ うにす ること。

( 12) 学校がそ の目的を達成する ため,地域や学校 の実態等に応じ, 家庭や 地域の人々の 協力を得るなど家 庭や地域社会との 連携を深めること。また, 小学校間,幼 稚園や保育所,中 学校及び特別支援 学校などとの間の 連携や 交流を図ると ともに,障害のあ る幼児児童生徒と の交流及び共同学 習や高 齢者などとの 交流の機会を設け ること。

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第2章 各 教 科

第1節 国 語

第1 目 標

国 語を適切に表現 し正確に理解する 能力を育成し,伝 え合う力を高める ととも に, 思考力や想像力 及び言語感覚を養 い,国語に対する 関心を深め国語を 尊重す る態 度を育てる。

第2 各学年の目標 及び内容

〔第1学年及び 第2学年〕 1 目 標

( 1) 相手に応じ ,身近なことなど について,事柄の 順序を考えながら 話す能 力,大事なこ とを落とさないよ うに聞く能力,話 題に沿って話し合 う能力 を身に付けさ せるとともに,進 んで話したり聞い たりしようとする 態度を 育てる。

( 2) 経験したこ とや想像したこと などについて,順 序を整理し,簡単 な構成 を考えて文や 文章を書く能力を 身に付けさせると ともに,進んで書 こうと する態度を育 てる。

( 3) 書かれてい る事柄の順序や場 面の様子などに気 付いたり,想像を 広げた りしながら読 む能力を身に付け させるとともに, 楽しんで読書しよ うとす る態度を育て る。

2 内 容

A 話すこと・ 聞くこと

( 1) 話すこと ・聞くことの能力 を育てるため,次の 事項について指導 する。 ア 身近な ことや経験したこ となどから話題を 決め,必要な事柄 を思い

出すこと 。

イ 相手に 応じて,話す事柄 を順序立て,丁寧 な言葉と普通の言 葉との 違いに気 を付けて話すこと 。

ウ 姿勢や 口形,声の大きさ や速さなどに注意 して,はっきりし た発音 で話すこ と。

エ 大事な ことを落とさない ようにしながら, 興味をもって聞く こと。 オ 互いの 話を集中して聞き ,話題に沿って話 し合うこと。

( 2) ( 1) に示す事 項につ いては ,例えば ,次の ような言 語活動 を通し て指

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導するもの とする。

ア 事物の 説明や経験の報告 をしたり,それら を聞いて感想を述 べたり すること 。

イ 尋ねた り応答したり,グ ループで話し合っ て考えを一つにま とめた りするこ と。

ウ 場面に 合わせてあいさつ をしたり,必要な ことについて身近 な人と 連絡をし 合ったりすること 。

エ 知らせ たいことなどにつ いて身近な人に紹 介したり,それを 聞いた りするこ と。

B 書くこと

( 1) 書くこと の能力を育てるた め,次の事項につ いて指導する。

ア 経験し たことや想像した ことなどから書く ことを決め,書こ うとす る題材に 必要な事柄を集め ること。

イ 自分の 考えが明確になる ように,事柄の順 序に沿って簡単な 構成を 考えるこ と。

ウ 語と語 や文と文との続き 方に注意しながら ,つながりのある 文や文 章を書く こと。

エ 文章を 読み返す習慣を付 けるとともに,間 違いなどに気付き ,正す こと。

オ 書いた ものを読み合い,よ いところを見付け て感想を伝え合う こと。 ( 2) ( 1) に示す事 項につ いては ,例えば ,次の ような言 語活動 を通し て指

導するもの とする。

ア 想像し たことなどを文章 に書くこと。

イ 経験し たことを報告する 文章や観察したこ とを記録する文章 などを 書くこと 。

ウ 身近な 事物を簡単に説明 する文章などを書 くこと。

エ 紹介し たいことをメモに まとめたり,文章 に書いたりするこ と。 オ 伝えた いことを簡単な手 紙に書くこと。

C 読むこと

( 1) 読むこと の能力を育てるた め,次の事項につ いて指導する。 ア 語のま とまりや言葉の響 きなどに気を付け て音読すること。

イ 時 間的 な順 序や 事柄 の順 序 など を考 えな がら 内容 の大 体を 読む こ と。

ウ 場面の 様子について,登 場人物の行動を中 心に想像を広げな がら読

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エ 文章の 中の大事な言葉や 文を書き抜くこと 。

オ 文章の 内容と自分の経験 とを結び付けて, 自分の思いや考え をまと め,発表 し合うこと。

カ 楽しん だり知識を得たり するために,本や 文章を選んで読む こと。 ( 2) ( 1) に示す事 項につ いては ,例えば ,次の ような言 語活動 を通し て指

導するもの とする。

ア 本や文 章を楽しんだり, 想像を広げたりし ながら読むこと。 イ 物語の 読み聞かせを聞い たり,物語を演じ たりすること。 ウ 事物の 仕組みなどについ て説明した本や文 章を読むこと。

エ 物語や ,科学的なことに ついて書いた本や 文章を読んで,感 想を書 くこと。

オ 読んだ 本について,好き なところを紹介す ること。

〔伝統的な言語 文化と国語の特質 に関する事項〕

( 1) 「A話す こと・聞くこと」,「B書くこと」及 び「C読むこと」 の指導 を通して, 次の事項について 指導する。

ア 伝統的 な言語文化に関す る事項

( ア) 昔話 や神話・伝承など の本や文章の読み 聞かせを聞いたり ,発表 し合っ たりすること。

イ 言葉の 特徴やきまりに関 する事項

( ア) 言葉 には,事物の内容 を表す働きや,経 験したことを伝え る働き がある ことに気付くこと 。

( イ) 音節 と文字との関係や ,アクセントによ る語の意味の違い などに 気付く こと。

( ウ) 言葉 には,意味による 語句のまとまりが あることに気付く こと。 ( エ) 長音 ,拗音,促音,撥 音などの表記がで き,助詞の「は」,「へ」

よう はつ

及び「 を」を文の中で正 しく使うこと。

( オ) 句読 点の打ち方や,か ぎ(「 」)の使い 方を理解して文章 の中で 使うこ と。

( カ) 文の 中における主語と 述語との関係に注 意すること。 ( キ) 敬体 で書かれた文章に 慣れること。

ウ 文字に 関する事項

( ア) 平仮 名及び片仮名を読 み,書くこと。ま た,片仮名で書く 語の種 類を知 り,文や文章の中 で使うこと。

( イ) 第1 学年においては, 別表の学年別漢字 配当表(以下「学 年別漢 字配 当表 」とい う。) の第1 学年に 配当さ れてい る漢字 を読み ,漸

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次書き ,文や文章の中で 使うこと。

( ウ) 第2 学年においては, 学年別漢字配当表 の第2学年までに 配当さ れてい る漢字を読むこと 。また,第1学年 に配当されている 漢字を 書き, 文や文章の中で使 うとともに,第2 学年に配当されて いる漢 字を漸 次書き,文や文章 の中で使うこと。

( 2) 書写に関 する次の事項につ いて指導する。

ア 姿勢や 筆記具の持ち方を 正しくし,文字の 形に注意しながら ,丁寧 に書くこ と。

イ 点画の 長短や方向,接し 方や交わり方など に注意して,筆順 に従っ て文字を 正しく書くこと。

〔第3学年及び 第4学年〕 1 目 標

( 1) 相手や目的 に応じ,調べたこ となどについて, 筋道を立てて話す 能力, 話の中心に気 を付けて聞く能力 ,進行に沿って話 し合う能力を身に 付けさ せるとともに ,工夫をしながら 話したり聞いたり しようとする態度 を育て る。

( 2) 相手や目的 に応じ,調べたこ となどが伝わるよ うに,段落相互の 関係な どに注意して 文章を書く能力を 身に付けさせると ともに,工夫をし ながら 書こうとする 態度を育てる。

( 3) 目的に応じ ,内容の中心をと らえたり段落相互 の関係を考えたり しなが ら読む能力を 身に付けさせると ともに,幅広く読 書しようとする態 度を育 てる。

2 内 容

A 話すこと・ 聞くこと

( 1) 話すこと ・聞くことの能力 を育てるため,次の 事項について指導 する。 ア 関心の あることなどから 話題を決め,必要 な事柄について調 べ,要

点をメモ すること。

イ 相手や 目的に応じて,理 由や事例などを挙 げながら筋道を立 て,丁 寧な言葉 を用いるなど適切 な言葉遣いで話す こと。

ウ 相手を 見たり,言葉の抑 揚や強弱,間の取 り方などに注意し たりし て話すこ と。

エ 話の中 心に気を付けて聞 き,質問をしたり感 想を述べたりする こと。 オ 互いの 考えの共通点や相 違点を考え,司会 や提案などの役割 を果た

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( 2) ( 1) に示す事 項につ いては ,例えば ,次の ような言 語活動 を通し て指 導するもの とする。

ア 出来事 の説明や調査の報 告をしたり,それ らを聞いて意見を 述べた りするこ と。

イ 学級全 体で話し合って考 えをまとめたり, 意見を述べ合った りする こと。

ウ 図表や 絵,写真などから 読み取ったことを 基に話したり,聞 いたり すること 。

B 書くこと

( 1) 書くこと の能力を育てるた め,次の事項につ いて指導する。

ア 関心の あることなどから 書くことを決め, 相手や目的に応じ て,書 く上で必 要な事柄を調べる こと。

イ 文章全 体における段落の 役割を理解し,自 分の考えが明確に なるよ うに,段 落相互の関係など に注意して文章を 構成すること。

ウ 書こう とすることの中心 を明確にし,目的 や必要に応じて理 由や事 例を挙げ て書くこと。

エ 文章の 敬体と常体との違 いに注意しながら 書くこと。

オ 文章の 間違いを正したり ,よりよい表現に 書き直したりする こと。 カ 書いた ものを発表し合い ,書き手の考えの 明確さなどについ て意見

を述べ合 うこと。

( 2) ( 1) に示す事 項につ いては ,例えば ,次の ような言 語活動 を通し て指 導するもの とする。

ア 身近な こと,想像したこ となどを基に,詩 をつくったり,物 語を書 いたりす ること。

イ 疑問に 思ったことを調べ て,報告する文章 を書いたり,学級 新聞な どに表し たりすること。

ウ 収集し た資料を効果的に 使い,説明する文 章などを書くこと 。 エ 目的に 合わせて依頼状, 案内状,礼状など の手紙を書くこと 。 C 読むこと

( 1) 読むこと の能力を育てるた め,次の事項につ いて指導する。 ア 内容の 中心や場面の様子 がよく分かるよう に音読すること。

イ 目的に 応じて,中心とな る語や文をとらえ て段落相互の関係 や事実 と意見と の関係を考え,文 章を読むこと。

ウ 場面の 移り変わりに注意 しながら,登場人物 の性格や気持ちの 変化, 情景など について,叙述を 基に想像して読む こと。

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エ 目的や 必要に応じて,文 章の要点や細かい 点に注意しながら 読み, 文章など を引用したり要約 したりすること。

オ 文章を 読んで考えたこと を発表し合い,一 人一人の感じ方に ついて 違いのあ ることに気付くこ と。

カ 目的に 応じて,いろいろ な本や文章を選ん で読むこと。

( 2) ( 1) に示す事 項につ いては ,例えば ,次の ような言 語活動 を通し て指 導するもの とする。

ア 物語や 詩を読み,感想を 述べ合うこと。

イ 記録や 報告の文章,図鑑 や事典などを読ん で利用すること。 ウ 記録や 報告の文章を読ん でまとめたものを 読み合うこと。 エ 紹介し たい本を取り上げ て説明すること。

オ 必要な 情報を得るために ,読んだ内容に関 連した他の本や文 章など を読むこ と。

〔伝統的な言語 文化と国語の特質 に関する事項〕

( 1) 「A話す こと・聞くこと」,「B書くこと」及 び「C読むこと」 の指導 を通して, 次の事項について 指導する。

ア 伝統的 な言語文化に関す る事項

( ア) 易し い文語調の短歌や 俳句について,情 景を思い浮かべた り,リ ズムを 感じ取りながら音 読や暗唱をしたり すること。

( イ) 長い 間使われてきたこ とわざや慣用句, 故事成語などの意 味を知 り,使 うこと。

イ 言葉の 特徴やきまりに関 する事項

( ア) 言葉 には,考えたこと や思ったことを表 す働きがあること に気付 くこと 。

( イ) 漢字 と仮名を用いた表 記などに関心をも つこと。

( ウ) 送り 仮名に注意して書 き,また,活用につ いての意識をもつ こと。 ( エ) 句読 点を適切に打ち, また,段落の始め ,会話の部分など の必要

な箇所 は行を改めて書く こと。

( オ) 表現 したり理解したり するために必要な 語句を増し,また ,語句 には性 質や役割の上で類 別があることを理 解すること。

( カ) 表現 したり理解したり するために必要な 文字や語句につい て,辞 書を利 用して調べる方法 を理解し,調べる 習慣を付けること 。 ( キ) 修飾 と被修飾との関係 など,文の構成に ついて初歩的な理 解をも

つこと 。

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し,使 うこと。 ウ 文字に 関する事項

( ア) 第3 学年においては, 日常使われている 簡単な単語につい て,ロ ーマ字 で表記されたもの を読み,また,ロ ーマ字で書くこと 。 ( イ) 第3 学年及び第4学年 の各学年において は,学年別漢字配 当表の

当該学 年までに配当され ている漢字を読む こと。また,当該 学年の 前の学 年までに配当され ている漢字を書き ,文や文章の中で 使うと ともに ,当該学年に配当 されている漢字を 漸次書き,文や文 章の中 で使う こと。

( ウ) 漢字 のへん,つくりな どの構成について の知識をもつこと 。 ( 2) 書写に関 する次の事項につ いて指導する。

ア 文字の 組立て方を理解し ,形を整えて書く こと。 イ 漢字や 仮名の大きさ,配 列に注意して書く こと。

ウ 点画の 種類を理解すると ともに,毛筆を使 用して筆圧などに 注意し て書くこ と。

〔第5学年及び 第6学年〕 1 目 標

( 1) 目的や意図 に応じ,考えたこ とや伝えたいこと などについて,的 確に話 す能力,相手 の意図をつかみな がら聞く能力,計 画的に話し合う能 力を身 に付けさせる とともに,適切に 話したり聞いたり しようとする態度 を育て る。

( 2) 目的や意図 に応じ,考えたこ となどを文章全体 の構成の効果を考 えて文 章に書く能力 を身に付けさせる とともに,適切に 書こうとする態度 を育て る。

( 3) 目的に応じ ,内容や要旨をと らえながら読む能 力を身に付けさせ るとと もに,読書を 通して考えを広げ たり深めたりしよ うとする態度を育 てる。 2 内 容

A 話すこと・ 聞くこと

( 1) 話すこと ・聞くことの能力 を育てるため,次の 事項について指導 する。 ア 考えた ことや伝えたいこ となどから話題を 決め,収集した知 識や情

報を関係 付けること。

イ 目的や 意図に応じて,事 柄が明確に伝わる ように話の構成を 工夫し ながら, 場に応じた適切な 言葉遣いで話すこ と。

ウ 共通語 と方言との違いを 理解し,また,必 要に応じて共通語 で話す

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こと。

エ 話し手 の意図をとらえな がら聞き,自分の 意見と比べるなど して考 えをまと めること。

オ 互いの 立場や意図をはっ きりさせながら, 計画的に話し合う こと。 ( 2) ( 1) に示す事 項につ いては ,例えば ,次の ような言 語活動 を通し て指

導するもの とする。

ア 資料を 提示しながら説明 や報告をしたり, それらを聞いて助 言や提 案をした りすること。

イ 調べた ことやまとめたこ とについて,討論 などをすること。 ウ 事物や 人物を推薦したり ,それを聞いたり すること。

B 書くこと

( 1) 書くこと の能力を育てるた め,次の事項につ いて指導する。

ア 考えた ことなどから書く ことを決め,目的 や意図に応じて, 書く事 柄を収集 し,全体を見通し て事柄を整理する こと。

イ 自分の 考えを明確に表現 するため,文章全 体の構成の効果を 考える こと。

ウ 事実と 感想,意見などと を区別するととも に,目的や意図に 応じて 簡単に書 いたり詳しく書い たりすること。

エ 引用し たり,図表やグラ フなどを用いたり して,自分の考え が伝わ るように 書くこと。

オ 表現の 効果などについて 確かめたり工夫し たりすること。

カ 書いた ものを発表し合い ,表現の仕方に着 目して助言し合う こと。 ( 2) ( 1) に示す事 項につ いては ,例えば ,次の ような言 語活動 を通し て指

導するもの とする。

ア 経験し たこと,想像した ことなどを基に, 詩や短歌,俳句を つくっ たり,物 語や随筆などを書 いたりすること。

イ 自分の 課題について調べ ,意見を記述した 文章や活動を報告 した文 章などを 書いたり編集した りすること。

ウ 事物の よさを多くの人に 伝えるための文章 を書くこと。 C 読むこと

( 1) 読むこと の能力を育てるた め,次の事項につ いて指導する。 ア 自分の 思いや考えが伝わ るように音読や朗 読をすること。

イ 目的に 応じて,本や文章 を比べて読むなど 効果的な読み方を 工夫す ること。

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実と感想 ,意見などとの関 係を押さえ,自分 の考えを明確にし ながら 読んだり すること。

エ 登場人 物の相互関係や心 情,場面について の描写をとらえ, 優れた 叙述につ いて自分の考えを まとめること。

オ 本や文 章を読んで考えた ことを発表し合い ,自分の考えを広 げたり 深めたり すること。

カ 目的に 応じて,複数の本 や文章などを選ん で比べて読むこと 。 ( 2) ( 1) に示す事 項につ いては ,例えば ,次の ような言 語活動 を通し て指

導するもの とする。

ア 伝記を 読み,自分の生き 方について考える こと。

イ 自分の 課題を解決するた めに,意見を述べ た文章や解説の文 章など を利用す ること。

ウ 編集の 仕方や記事の書き 方に注意して新聞 を読むこと。 エ 本を読 んで推薦の文章を 書くこと。

〔伝統的な言語 文化と国語の特質 に関する事項〕

( 1) 「A話す こと・聞くこと」,「B書くこと」及 び「C読むこと」 の指導 を通して, 次の事項について 指導する。

ア 伝統的 な言語文化に関す る事項

( ア) 親し みやすい古文や漢 文,近代以降の文 語調の文章につい て,内 容の大 体を知り,音読す ること。

( イ) 古典 について解説した 文章を読み,昔の 人のものの見方や 感じ方 を知る こと。

イ 言葉の 特徴やきまりに関 する事項

( ア) 話し 言葉と書き言葉と の違いに気付くこ と。

( イ) 時間 の経過による言葉 の変化や世代によ る言葉の違いに気 付くこ と。

( ウ) 送り 仮名や仮名遣いに 注意して正しく書 くこと。

( エ) 語句 の構成,変化など についての理解を 深め,また,語句 の由来 などに 関心をもつこと。

( オ) 文章 の中での語句と語 句との関係を理解 すること。

( カ) 語感 ,言葉の使い方に 対する感覚などに ついて関心をもつ こと。 ( キ) 文や 文章にはいろいろ な構成があること について理解する こと。 ( ク) 日常 よく使われる敬語 の使い方に慣れる こと。

( ケ) 比喩 や反復などの表現 の工夫に気付くこ と。

ウ 文字に 関する事項

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( ア) 第5 学年及び第6学年 の各学年において は,学年別漢字配 当表の 当該学 年までに配当され ている漢字を読む こと。また,当該 学年の 前の学 年までに配当され ている漢字を書き ,文や文章の中で 使うと ともに ,当該学年に配当 されている漢字を 漸次書き,文や文 章の中 で使う こと。

( イ) 仮名 及び漢字の由来, 特質などについて 理解すること。 ( 2) 書写に関 する次の事項につ いて指導する。

ア 用紙全 体との関係に注意 し,文字の大きさ や配列などを決め るとと もに,書 く速さを意識して 書くこと。

イ 目的に 応じて使用する筆 記具を選び,その特 徴を生かして書く こと。 ウ 毛筆を 使用して,穂先の動 きと点画のつなが りを意識して書く こと。

第3 指導計画の作 成と内容の取扱い

1 指導計画の作 成に当たっては, 次の事項に配慮す るものとする。

( 1) 第2の各学 年の内容の指導に ついては,必要に 応じて当該学年よ り前の 学年において 初歩的な形で取り 上げたり,その後 の学年で程度を高 めて取 り上げたりし て,弾力的に指導 することができる ようにすること。

( 2) 第 2の 各学 年の内 容の 「A 話す こと ・聞 くこ と」,「B 書く こと 」,「 C 読むこと」及 び〔伝統的な言語 文化と国語の特質 に関する事項〕に 示す事 項については ,相互に密接に関 連付けて指導する ようにするととも に,そ れぞれの能力 が偏りなく養われ るようにすること 。その際,学校図 書館な どを計画的に 利用しその機能の 活用を図るように すること。また, 児童が 情報機器を活 用する機会を設け るなどして,指導 の効果を高めるよ う工夫 すること。

( 3) 第2の各学 年の内容の「A話 すこと・聞くこと 」に関する指導に ついて は,意図的, 計画的に指導する 機会が得られるよ うに,第1学年及 び第2 学年では年間 35単位時間程度, 第3学年及び第4 学年では年間30単 位時間 程度,第5学 年及び第6学年で は年間25単位時間 程度を配当するこ と。そ の際,音声言 語のための教材を 活用するなどして 指導の効果を高め るよう 工夫すること 。

( 4) 第2の各学 年の内容の「B書 くこと」に関する 指導については, 第1学 年及び 第2学 年では 年間100単位 時間程 度,第 3学年及 び第4 学年で は年 間85単位時間 程度,第5学年及 び第6学年では年 間55単位時間程度 を配当 すること。そ の際,実際に文章 を書く活動をなる べく多くすること 。

(29)

欲を高め,日 常生活において読 書活動を活発に行 うようにするとと もに, 他の教科にお ける読書の指導や 学校図書館におけ る指導との関連を 考えて 行うこと。学 校図書館の利用に 際しては,本の題 名や種類などに注 目した り,索引を利 用して検索をした りするなどにより ,必要な本や資料 を選ぶ ことができる ように指導するこ と。なお,児童の 読む図書について は,人 間形成のため 幅広く,偏りがな いように配慮して 選定すること。

( 6) 低学年にお いては,生活科な どとの関連を積極 的に図り,指導の 効果を 高めるように すること。特に第 1学年においては ,幼稚園教育にお ける言 葉に関する内 容などとの関連を 考慮すること。

( 7) 第1章総則 の第1の2及び第 3章道徳の第1に 示す道徳教育の目 標に基 づき,道徳の 時間などとの関連 を考慮しながら, 第3章道徳の第2 に示す 内容について ,国語科の特質に 応じて適切な指導 をすること。

2 第2の各学年 の内容の〔伝統的 な言語文化と国語 の特質に関する事 項〕に ついては,次の とおり取り扱うも のとする。

( 1) 〔伝統的 な言語 文化と 国語の特 質に関 する事項 〕の( 1) に示 す事項 につ いては,次の とおり取り扱うこ と。

ア 特定の事 項をまとめて指導 したり,繰り返し て指導したりする ことが 必要な場合 については,特に それだけを取り上 げて学習させるよ う配慮 すること。

イ 伝統的な 言語文化に関する 指導については, 各学年で行い,古 典に親 しめるよう 配慮すること。

ウ 漢字の指 導については,第 2の内容に定める ほか,次のとおり 取り扱 うこと。

( ア) 学年ご とに配当されてい る漢字は,児童の 学習負担に配慮し つつ, 必要に応 じて,当該学年以 前の学年又は当該 学年以降の学年に おいて 指導する こともできること 。

( イ) 当該学 年より後の学年に 配当されている漢 字及びそれ以外の 漢字に ついては ,振り仮名を付け るなど,児童の学 習負担に配慮しつ つ提示 すること ができること。

( ウ) 漢字の 指導においては, 学年別漢字配当表 に示す漢字の字体 を標準 とするこ と。

( 2) 硬筆を使用 する書写の指導は 各学年で行い,毛 筆を使用する書写 の指導 は第3学年以 上の各学年で行う こと。また,毛筆 を使用する書写の 指導は 硬筆による書 写の能力の基礎を 養うよう指導し, 文字を正しく整え て書く ことができる ようにするととも に,各学年年間30単位時間程度を配 当する

(30)

こと。

3 教材について は,次の事項に留 意するものとする 。

( 1) 教材は,話 すこと・聞くこと の能力,書くこと の能力及び読むこ との能 力などを偏り なく養うことや読 書に親しむ態度の 育成を通して読書 習慣を 形成すること をねらいとし,児 童の発達の段階に 即して適切な話題 や題材 を精選して調 和的に取り上げる こと。また,第2 の各学年の内容の 「A話 すこと ・聞く こと」,「B書 くこと 」及び 「C読む こと」 のそれ ぞれの( 2) に掲げる言語 活動が十分行われ るよう教材を選定 すること。

( 2) 教材は,次 のような観点に配 慮して取り上げる こと。

ア 国語に対 する関心を高め, 国語を尊重する態 度を育てるのに役 立つこ と。

イ 伝え合う 力,思考力や想像 力及び言語感覚を 養うのに役立つこ と。 ウ 公正かつ 適切に判断する能 力や態度を育てる のに役立つこと。

エ 科学的, 論理的な見方や考 え方をする態度を 育て,視野を広げ るのに 役立つこと 。

オ 生活を明 るくし,強く正し く生きる意志を育 てるのに役立つこ と。 カ 生命を尊 重し,他人を思い やる心を育てるの に役立つこと。

キ 自然を愛 し,美しいものに 感動する心を育て るのに役立つこと 。 ク 我が国の 伝統と文化に対す る理解と愛情を育 てるのに役立つこ と。 ケ 日本人と しての自覚をもっ て国を愛し,国家 ,社会の発展を願 う態度

を育てるの に役立つこと。

コ 世界の風 土や文化などを理 解し,国際協調の 精神を養うのに役 立つこ と。

( 3) 第2の各学 年の内容の「C読 むこと」の教材に ついては,説明的 な文章 や文学的な文 章などの文章形態 を調和的に取り扱 うこと。

(31)

別 表

学 年 別 漢 字 配 当 表

一 右 雨 円 王 音 下 火 花 貝 学 気 九 休 玉 金 空 月 犬 見 第

五 口 校 左 三 山 子 四 糸 字 耳 七 車 手 十 出 女 小 上 森 一

人 水 正 生 青 夕 石 赤 千 川 先 早 草 足 村 大 男 竹 中 虫 学

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(80字 )

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(160字 )

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(32)

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(200字 )

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(200字 )

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(33)

年 造 像 増 則 測 属 率 損 退 貸 態 団 断 築 張 提 程 適 敵 統 銅 導 徳 独 任 燃 能 破 犯 判 版 比 肥 非 備 俵 評 貧 布 婦 富 武 復 複 仏 編 弁 保 墓 報 豊 防 貿 暴 務 夢 迷 綿 輸 余

預 容 略 留 領 (185字 )

異 遺 域 宇 映 延 沿 我 灰 拡 革 閣 割 株 干 巻 看 簡 危 机 揮 貴 疑 吸 供 胸 郷 勤 筋 系 敬 警 劇 激 穴 絹 権 憲 源 厳 己 呼 誤 后 孝 皇 紅 降 鋼 刻 穀 骨 困 砂 座 済 裁 策 冊 蚕 第

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論 (181字 )

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参照

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